1996年にアメリカで制作された映画『ロミオ+ジュリエット』(原題:Romeo + Juliet)は、シェイクスピアの悲劇を現代風にアレンジした青春映画です。
バズ・ラーマンが監督を務め、レオナルド・ディカプリオとクレア・デインズがロミオとジュリエットを演じました。
- 『ロミオ+ジュリエット』の挿入曲
- モンタギュー家の郎党たちがガソリンスタンドで性的な言動をして修道女たちをからかう
- 裁判所からの帰りの車でキャロラインが息子(ロミオ)を心配し、テッドが息子の最近の様子を話す
- キャピュレット邸でパーティーの準備が行われている最中にグロリアと乳母がジュリエットを探して屋敷の中を走り回る
- 花火が夜空に舞い上がりキャピュレット家のパーティーが始まる
- シカモア・グローヴに女装したマキューシオが現れ、ダンスをしながら仮想舞踏会の招待状を配る
- ロミオが錠剤を一粒飲みキャピュレット家のパーティーに向かう(マキューシオが仮想舞踏会で踊る曲)
- 熱帯魚の水槽をはさんでロミオとジュリエットが見つめ合う(仮想舞踏会のステージで歌手が歌う曲)
- パーティーの翌朝、ロミオがロレンス神父の教会に車でむかう
- ロミオとジュリエットの結婚をロレンス神父が承諾する(教会で聖歌隊が歌う曲)
- マキューシオ達とビーチで戯れるロミオのもとにジュリエットの使いとして乳母が現れる
- ロミオが「ジュリエットと結婚する」と乳母に伝える
- ロミオとジュリエットがロレンス神父の教会で結婚式を挙げる(教会で聖歌隊が歌う曲)
- マキューシオ達がビーチで拳銃を振り回しふざけているところにティボルト率いるキャピュレット家の郎党たちが現れる
- ジュリエットがベッドに膝を抱えて座り “夜” に語りかける
- ヴェローナを追放処分になったロミオが密かにジュリエットの部屋を訪れる
- 教会でパリスにキスをされたジュリエットが、結婚をとりやめてほしいと神父にうったえる
- ロミオがトレーラーハウスの入り口に腰掛け、ノートに想いを記しながらバルサザーの帰りを待つ
- ジュリエットの死を知ったロミオが車でヴェローナに向かい毒薬を手にいれる
- ジュリエットがこめかみに銃をあてて引き金を引きロミオの隣に倒れる
- エンドクレジット 1曲目
- 『ロミオ+ジュリエット』のサントラ
- 『ロミオ+ジュリエット』キャスト・スタッフ
『ロミオ+ジュリエット』の挿入曲
『ロミオ+ジュリエット』の挿入曲を流れた順番に紹介していきます。(ネタバレにご注意ください)
モンタギュー家の郎党たちがガソリンスタンドで性的な言動をして修道女たちをからかう
プリティ・ピース・オブ・フレッシュ
Artist | ワン・インチ・パンチ(One Inch Punch) カリフォルニア州ロサンゼルス出身のアメリカのオルタナティブ・デュオ。 |
リリース | 1996年:Soundtrack『ロミオ+ジュリエット』 |
作曲者 | ネリー・フーパー(Nellee Hooper) イギリスの音楽プロデューサー/作曲家/リミキサー、1963年生まれ。 |
マリウス・デ・フリース(Marius De Vries) イギリスの音楽プロデューサー/作曲家、1961年生まれ。 | |
ジャスティン・ウォーフィールド(Justin Warfield) アメリカのミュージシャン/ヒップホップMC、1973年生まれ。 |
裁判所からの帰りの車でキャロラインが息子(ロミオ)を心配し、テッドが息子の最近の様子を話す
(ロミオが一人で海辺を散歩する)
トーク・ショウ・ホスト
Artist | レディオヘッド(Radiohead) 1985年にイングランド・オックスフォードシャー州で結成されたオルタナティブ・ロックバンド。バンド名は、トーキング・ヘッズのアルバム『True Stories』に収録されている曲『Radio Head』に由来する。 |
リリース | 1996年:Soundtrack『ロミオ+ジュリエット』 |
作曲者 | Radiohead トム・ヨーク(Thom Yorke) ジョニー・グリーンウッド(Jonny Greenwood) コリン・グリーンウッド(Colin Greenwood) エド・オブライエン(Ed O’Brien) フィル・セルウェイ(Phil Selway) |
キャピュレット邸でパーティーの準備が行われている最中にグロリアと乳母がジュリエットを探して屋敷の中を走り回る
交響曲第25番 ト短調 K. 183 – 第1楽章
作曲者 | ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(Wolfgang Amadeus Mozart, 1756 -1791) 18世紀古典派を代表するオーストリアの作曲家。 幼い頃から並外れた音楽の才能を示し「神童」と呼ばれる。5歳ですでに作曲を始め35歳の若さで亡くなるまで600を超える作品を作る。オペラ、協奏曲、交響曲、室内楽、器楽曲などあらゆるジャンルにわたり名作を残し西洋音楽に大きな影響を与えた。 |
作曲年 | 1773年 |
Artist | カペラ・イストロポリターナ(Capella Istropolitana) スロバキアのブラチスラヴァを拠点とする室内オーケストラ。スロヴァキア・フィルハーモニー管弦楽団のメンバーにより構成される。 |
花火が夜空に舞い上がりキャピュレット家のパーティーが始まる
エンジェル
Artist | ギャビン・フライデー(Gavin Friday) アイルランドのシンガーソングライター/作曲家/俳優/画家、1959年生まれ |
リリース | 1995年 |
作曲者 | ギャビン・フライデー |
モーリス・シーザー(Maurice Seezer) アイルランドのピアニスト、1960年生まれ。 |
シカモア・グローヴに女装したマキューシオが現れ、ダンスをしながら仮想舞踏会の招待状を配る
邦題『ハートのときめき』
Artist cover ver. | キム・マゼル(Kym Mazelle) アメリカの歌手、1960年生まれ。 |
リリース | 1996年:Soundtrack『ロミオ+ジュリエット』 |
作曲者 | デイブ・クロフォード(Dave Crawford, 1943-1988) アメリカのディスクジョッキー/ソングライター/キーボード奏者/歌手/プロデューサー。 |
Original ver. | 1976年:キャンディ・ステイトン(Candi Staton) アメリカのソウル歌手、1940年生まれ。 |
ロミオが錠剤を一粒飲みキャピュレット家のパーティーに向かう(マキューシオが仮想舞踏会で踊る曲)
邦題『ハートのときめき』(ボールルーム・バージョン)
Artist cover ver. | キム・マゼル(Kym Mazelle) アメリカの歌手、1960年生まれ。 |
リリース | 1996年:Soundtrack『ロミオ+ジュリエット』 |
作曲者 | デイブ・クロフォード(Dave Crawford, 1943-1988) アメリカのディスクジョッキー/ソングライター/キーボード奏者/歌手/プロデューサー。 |
Original ver. | 1976年:キャンディ・ステイトン(Candi Staton) アメリカのソウル歌手、1940年生まれ。 |
熱帯魚の水槽をはさんでロミオとジュリエットが見つめ合う(仮想舞踏会のステージで歌手が歌う曲)
(宇宙飛行士の仮装をしたデイヴと踊るジュリエットをロミオが遠くから見つめるシーン)
邦題『キッシング・ユー』(ロミオ&ジュリエット 愛のテーマ)
Artist | デズリー(Des’ree) 歌姫として映画に出演したイギリスのR&Bレコーディングアーティスト、1968年ロンドン生まれ。 |
リリース | 1996年:Soundtrack『ロミオ+ジュリエット』 |
作曲者 | デズリー |
ティム・アタック(Tim Atack) イギリスのシンガーソングライター、1959年生まれ。 |
この後「ヴェローナを追放処分になったロミオが密かにジュリエットの部屋を訪れる」でもこの曲が使われています。
パーティーの翌朝、ロミオがロレンス神父の教会に車でむかう
ユー・アンド・ミー・ソング
Artist | ワナダイズ(The Wannadies) 1988年に結成されたスウェーデンのオルタナティヴ・ロック・バンド。 |
リリース | 1994年 |
作曲者 | The Wannadies パール・ウィクステン(Pär Wiksten) フレドリック・シェーンフェルト(Fredrik Schönfeldt) ステファン・シェーンフェルト(Stefan Schönfeldt) グンナー・カールソン(Gunnar Karlsson) クリスティーナ・ウィクステン(Christina Wiksten) |
ロミオとジュリエットの結婚をロレンス神父が承諾する(教会で聖歌隊が歌う曲)
邦題『ビートに抱かれて』
Artist cover ver. | クインドン・ターバー(Quindon Tarver, 1982-2021) 聖歌隊の少年役で映画『ロミオ+ジュリエット』に出演したアメリカの歌手/ソングライター/俳優。 |
リリース | 1996年:Soundtrack『ロミオ+ジュリエット』 |
作曲者 | プリンス(Prince, 1958-2016) アメリカの歌手/ソングライター/ミュージシャン/音楽プロデューサー/ダンサー/俳優。 ミネアポリス・サウンドの先駆者として注目を集め、その存在は後進のミュージシャンに大きな影響を与えた。 |
Original ver. | 1984年:プリンス |
マキューシオ達とビーチで戯れるロミオのもとにジュリエットの使いとして乳母が現れる
ローカル・ゴッド
Artist | エバークリア(Everclear) 1991年にオレゴン州ポートランドで結成されたアメリカのロックバンド。 |
リリース | 1996年:Soundtrack『ロミオ+ジュリエット』 |
作曲者 | Art Alexakis and Everclear |
ロミオが「ジュリエットと結婚する」と乳母に伝える
ラブフール
Artist | カーディガンズ(The Cardigans) 1992年に結成されたスウェーデンのロックバンド。 |
リリース | 1996年 |
作曲者 | The Cardigans ニーナ・パーション(Nina Persson) ピーター・スヴェンソン(Peter Svensson) |
ロミオとジュリエットがロレンス神父の教会で結婚式を挙げる(教会で聖歌隊が歌う曲)
エブリバディズ・フリー
Artist cover ver. | クインドン・ターバー(Quindon Tarver, 1982-2021) 聖歌隊の少年役で映画『ロミオ+ジュリエット』に出演したアメリカの歌手/ソングライター/俳優。 |
リリース | 1996年:Soundtrack『ロミオ+ジュリエット』 |
作曲者 | ティム・コックス(Tim Cox) イギリスのソングライター/プロデューサー。 |
ナイジェル・スワンストン(Nigel Swanston) イギリスのソングライター/プロデューサー。 | |
Original ver. | 1991年:ロザーラ(Rozalla) イギリスを拠点とするザンビア出身のエレクトロニック/ハウス/ダンスミュージック歌手、1964年生まれ。 |
マキューシオ達がビーチで拳銃を振り回しふざけているところにティボルト率いるキャピュレット家の郎党たちが現れる
ティボルト・アライヴ
Artist | バットホール・サーファーズ(Butthole Surfers) 1981年にテキサス州サンアントニオで結成されたアメリカのロックバンド。 |
リリース | 1996年:Soundtrack『ロミオ+ジュリエット』 |
作曲者 | Butthole Surfers |
ジュリエットがベッドに膝を抱えて座り “夜” に語りかける
リトル・スター
Artist | スティーナ・ノルデンスタム(Stina Nordenstam) スウェーデンのシンガーソングライター/音楽プロデューサー。1969年生まれ。 |
リリース | 1996年:Soundtrack『ロミオ+ジュリエット』 |
作曲者 | スティーナ・ノルデンスタム |
ヴェローナを追放処分になったロミオが密かにジュリエットの部屋を訪れる
邦題『キッシング・ユー』(ロミオ&ジュリエット 愛のテーマ)
Artist | デズリー(Des’ree) 歌姫として映画に出演したイギリスのR&Bレコーディングアーティスト、1968年ロンドン生まれ。 |
リリース | 1996年:Soundtrack『ロミオ+ジュリエット』 |
作曲者 | デズリー |
ティム・アタック(Tim Atack) イギリスのシンガーソングライター、1959年生まれ。 |
「熱帯魚の水槽をはさんでロミオとジュリエットが見つめ合う(仮想舞踏会のステージで歌手が歌う曲)」でもこの曲が使われていました。
教会でパリスにキスをされたジュリエットが、結婚をとりやめてほしいと神父にうったえる
Artist | ガービッジ(Garbage) 1993年にウィスコンシン州マディソンで結成されたアメリカのオルタナティブロックバンド。 |
リリース | 1996年:Soundtrack『ロミオ+ジュリエット』 |
作曲者 | Garbage シャーリー・マンソン(Shirley Manson) デューク・エリクソン(Duke Erikson) スティーブ・マーカー(Steve Marker) ブッチ・ヴィグ(Butch Vig) |
ロミオがトレーラーハウスの入り口に腰掛け、ノートに想いを記しながらバルサザーの帰りを待つ
トーク・ショウ・ホスト
Artist | レディオヘッド(Radiohead) 1985年にイングランド・オックスフォードシャー州で結成されたオルタナティブ・ロックバンド。バンド名は、トーキング・ヘッズのアルバム『True Stories』に収録されている曲『Radio Head』に由来する。 |
リリース | 1996年:Soundtrack『ロミオ+ジュリエット』 |
作曲者 | Radiohead トム・ヨーク(Thom Yorke) ジョニー・グリーンウッド(Jonny Greenwood) コリン・グリーンウッド(Colin Greenwood) エド・オブライエン(Ed O’Brien) フィル・セルウェイ(Phil Selway) |
「裁判所からの帰りの車でキャロラインが息子(ロミオ)を心配し、テッドが息子の最近の様子を話す」でもこの曲が使われていました。
ジュリエットの死を知ったロミオが車でヴェローナに向かい毒薬を手にいれる
トゥ・ユー・アイ・ビストゥ
Artist | マンディ(Mundy) アイルランドのシンガーソングライター、1975年生まれ。 |
リリース | 1996年 |
作曲者 | マンディ |
ジュリエットがこめかみに銃をあてて引き金を引きロミオの隣に倒れる
楽劇《トリスタンとイゾルデ》第3幕 愛の死「おだやかに静かに彼がほほえんで」
作曲者 | リヒャルト・ワーグナー(Richard Wagner, 1813-1883) 19世紀のドイツの作曲家/指揮者/思想家。 ライトモティーフや無限旋律と呼ばれる構成上の手法を巧みに使用することで歌劇の様式を総合芸術へと昇華させた。「楽劇王」と称される。 |
作曲年 | 1857-1859年 |
Artist | レオンティン・プライス(Leontyne Price) アメリカのソプラノ歌手、1927年生まれ。 |
『トリスタンとイゾルデ』は、リヒャルト・ワーグナーが1857年から1859年にかけて作曲した全3幕からなる楽劇です。中世に宮廷詩人たちが広く語り伝えた、ケルトに起源を持つ騎士道ロマンス『トリスタンとイゾルデ』をもとに、台本もワーグナー自身によって書かれました。
第1幕への「前奏曲(Prelude)」と第3幕終結部にイゾルデによって歌われる「愛の死」(Liebestod)は、単独で演奏されたり、管弦楽のみの演奏会形式で取り上げられたりする事が多い人気のある曲です。
エンドクレジット 1曲目
エグジット・ミュージック(フォー・ア・フィルム)
Artist | レディオヘッド(Radiohead) 1985年にイングランド・オックスフォードシャー州で結成されたオルタナティブ・ロックバンド。 |
リリース | 1997年 |
作曲者 | Radiohead トム・ヨーク(Thom Yorke) ジョニー・グリーンウッド(Jonny Greenwood) コリン・グリーンウッド(Colin Greenwood) エド・オブライエン(Ed O’Brien) フィル・セルウェイ(Phil Selway) |
『ロミオ+ジュリエット』のサントラ
『ロミオ+ジュリエット』は、ネリー・フーパー(Nellee Hooper)とクレイグ・アームストロング(Craig Armstrong)が音楽を担当しました。
ネリー・フーパーばイングランドのブリストル出身の音楽プロデューサー/作曲家/リミキサーです。オール・セインツやノー・ダウト、マドンナらの作品を数多くプロデュースしたことで知られています。
クレイグ・アームストロングは、、スコットランド・グラスゴー出身の作曲家です。『Ray/レイ』や『世界一キライなあなたに』の音楽を担当しています。

『ロミオ+ジュリエット』キャスト・スタッフ
監督 | バズ・ラーマン(Baz Luhrmann) |
脚本 | バズ・ラーマン(Baz Luhrmann) |
クレイグ・ピアース(Craig Pearce) | |
製作 | バズ・ラーマン(Baz Luhrmann) |
ガブリエラ・マルチネリ(Gabriella Martinelli) | |
音楽 | ネリー・フーパー(Nellee Hooper) |
クレイグ・アームストロング(Craig Armstrong) | |
配給 | 20世紀フォックス |
公開 | 1996年11月1日 |
1997年4月19日 | |
上映時間 | 120分 |
ロミオ:レオナルド・ディカプリオ(Leonardo DiCaprio)
ジュリエット:クレア・デインズ(Claire Danes)
ティボルト:ジョン・レグイザモ(John Leguizamo)
マキューシオ:ハロルド・ペリノー(Harold Perrineau Jr.)
ロレンス神父:ピート・ポスルスウェイト(Pete Postlethwaite)
フルヘンシオ・キャピュレット:ポール・ソルヴィノ(Paul Sorvino)
グロリア・キャピュレット:ダイアン・ヴェノーラ(Diane Venora)
テッド・モンタギュー:ブライアン・デネヒー(Brian Dennehy)
キャロライン・モンタギュー:クリスティナ・ピックルズ(Christina Pickles)
デイヴ・パリス:ポール・ラッド(Paul Rudd)
プリンス署長:ヴォンディ・カーティス=ホール(Vondie Curtis-Hall)
ベンヴォーリオ:ダッシュ・ミホク(Dashiell Mihok)
バルサザー:ジェシー・ブラッドフォード(Jesse Bradford)
グレゴリー:ザック・オース(Zak Orth)
サンプソン:ジェイミー・ケネディ(Jamie Kennedy)
エイブラ:ヴィンセント・ラレスカ(Vincent Laresca)
ペトルシオ:カルロス・マーティン・マンゾ・オルタロラ(Carlos Martín Manzo Otálora)
乳母:ミリアム・マーゴリーズ(Miriam Margolyes)
薬屋:M・エメット・ウォルシュ(M. Emmet Walsh)
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