2024年にアメリカで制作された映画『アンジェントルメン』(原題:The Ministry of Ungentlemanly Warfare)は、第二次世界大戦中のイギリスで、チャーチル首相のもと秘密裏に結成された“非公式”特殊部隊の活躍を描いたスパイアクション映画です。
ガイ・リッチーが監督を務め、『コードネーム U.N.C.L.E.』のヘンリー・カヴィルが主役を演じました。
『アンジェントルマン』の挿入曲
『アンジェントルマン』の挿入曲を流れた順番に紹介していきます。(ネタバレにご注意ください)
25日前 – チャーチルがUボートの脅威が報じらるニュース映像をフレミング達に見せる(ニュース映像のBGM)
インペリアル・エコーズ
作曲者 | アーノルド・サフローニ(Arnold Safroni, 1873-1950) イギリスの作曲家/ヴァイオリニスト/ハープ奏者/作家/アマチュア天文学者。 |
作曲年 | 1913年 |
『Imperial Echoes』は、アーノルド・サフローニ(Arnold Safroni)が1913年に作ったピアノ独奏曲です。後に軍隊行進曲にアレンジされました。
1940年からBBCラジオで放送されていたニュース番組「ラジオニュースリール」ではテーマ曲として使われ、第二次世界大戦中に頻繁に流れたことで軍隊行進曲として広く知られるようになりました。
ガス達がラ・パルマ島の駐屯場でドイツ兵を次々と倒しアップルヤードを救出する
(ガスが、始末したゲシュタポのレザーロングコートを着るシーンからこの曲が流れています。)
ザ・スクール・バス
リリース | 1971年:Soundtrack『ダーティハリー』 |
作曲者 | ラロ・シフリン(Lalo Schifrin) アルゼンチン出身の作曲家/ジャズピアニスト、1932年ブエノスアイレス生まれ。 ジャズやラテン音楽の要素を融合させた独自のスタイルで、印象に残る洗練された作品を数多く生み出した。 代表作『スパイ大作戦 – テーマ曲』『暴力脱獄』『燃えよドラゴン』『ダーティハリー』 |
『The School Bus』は、クリント・イーストウッド主演のアクションスリラー映画『ダーティハリー』(Dirty Harry)のオリジナル・サウンドトラックです。
ヘロンがルアー大佐にマージョリーを紹介し、ルアー大佐が二人にスプリッツァを振る舞う(司令官室で流れるレーコードの曲)
三文オペラ – メッキー・メッサーの殺人物語大道歌
作曲者 | クルト・ワイル(Kurt Weill, 1900-1950) ユダヤ系のドイツ人作曲家。 |
ベルトルト・ブレヒト(Bertolt Brecht, 1898-1956) ドイツの劇作家/詩人/演出家。 | |
Artist | ルトルト・ブレヒト |
『Die Moritat von Mackie Messer』は、1928年にベルリンで初演された音楽劇『三文オペラ』(原題:Die Dreigroschenoper)のために作られた “殺人バラード” です。
ロンドンの裏社会で生きる悪名高い犯罪者の物語が語られています。
1955年、ルイ・アームストロングによる英語版『マック・ザ・ナイフ』(Mack the Knife)が大ヒットし、より広く知られるようになりました。
この後「仮装パーティのステージでマージョリーがドイツ語の歌を歌う(ガス達が港の警護兵への攻撃を開始するシーン)」でもこの曲が使われています。
クレオパトラの仮装をしたマージョリーがルアー大佐を迎えに来る(大佐の自宅でピアニストが演奏する)
24の前奏曲 Op.28 – 第15番 変ニ長調「雨だれ」
作曲者 | フレデリック・ショパン(Frédéric Chopin, 1810-1849) ポーランド出身の作曲家/ヴィルトゥオーゾ・ピアニスト。 ピアノ独奏曲を数多く残し「ピアノの詩人」と称される。 |
作曲年 | 1839年 |
Artist | ニコライ・ルガンスキー(Nikolai Lugansky) ロシアのピアニスト、1972年生まれ。 |
仮装パーティのステージでマージョリーがドイツ語の歌を歌う(ガス達が港の警護兵への攻撃を開始するシーン)
三文オペラ – メッキー・メッサーの殺人物語大道歌
作曲者 | クルト・ワイル(Kurt Weill, 1900-1950) ユダヤ系のドイツ人作曲家。 |
ベルトルト・ブレヒト(Bertolt Brecht, 1898-1956) ドイツの劇作家/詩人/演出家。 |
「ヘロンがルアー大佐にマージョリーを紹介し、ルアー大佐が二人にスプリッツァを振る舞う(ルアー大佐の部屋で流れるレーコードの曲)」でもこの曲が使われていました。
『アンジェントルマン』のサントラ

『アンジェントルマン』はクリストファー・ベンステッド(Christopher Benstead)が音楽を担当しました
クリストファー・ベンステッドは、イギリス出身の作曲家です。近年は『キャッシュトラック』や『コヴェナント/約束の救出』などガイ・リッチーの監督作品で音楽を手掛けています。
『アンジェントルマン』キャスト・スタッフ
監督 | ガイ・リッチー(Guy Ritchie) |
脚本 | ガイ・リッチー(Guy Ritchie) |
アラッシュ・アメル(Arash Amel) | |
エリック・ジョンソン(Eric Johnson) | |
ポール・タマシー(Paul Tamasy) | |
原作 | ダミアン・ルイス(Damien Lewis) |
製作 | ジェリー・ブラッカイマー(Jerry Bruckheimer) |
ガイ・リッチー(Guy Ritchie) | |
チャド・オマン(Chad Oman) | |
アイヴァン・アトキンソン(Ivan Atkinson) | |
ジョン・フリードバーグ(John Friedberg) | |
スコット・ラステティ(Scott LaStaiti) | |
配給 | ライオンズゲート |
公開 | 2024年4月19日 |
2025年4月4日 | |
上映時間 | 122分 |
ガス・マーチ=フィリップス:ヘンリー・カヴィル(Henry Cavill)
マージョリー・スチュワート:エイザ・ゴンザレス(Eiza González)
アンダース・ラッセン:アラン・リッチソン(Alan Ritchson)
ジェフリー・アップルヤード:アレックス・ペティファー(Alex Pettyfer)
ヘロン:バブス・オルサンモクン(Babs Olusanmokun)
ガビンズ准将 ‘M’ :ケイリー・エルウェス(Cary Elwes)
ヘンリー・ヘイズ:ヒーロー・ファインズ・ティフィン(Hero Fiennes Tiffin)
フレディ・アルヴァレス:ヘンリー・ゴールディング(Henry Golding)
チャーチル:ロリー・キニア(Rory Kinnear)
ハインリヒ・ルア:ティル・シュヴァイガー(Til Schweiger)
イアン・フレミング:フレディ・フォックス(Freddie Fox)
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