2023年にアメリカで制作された映画『ザ・クリエイター/創造者』(原題:The Creator)は、AIと人間の戦いを描いたSFアクション・スリラー映画です。
VFXアーティストで監督の『ギャレス・エドワーズ』が監督をつとめ、ジョン・デヴィッド・ワシントンや渡辺謙が出演しています。
第96回アカデミー賞では、視覚効果賞と音響賞にノミネートされています。
- 『ザ・クリエイター/創造者』の挿入曲
- 2065年、ベッドルームのレコードから流れる曲(ジョシュアとマヤが話をする)
- 2070年、ジョシュアの起床時間に部屋で流れる曲
- ジョシュアが病院で検診を受ける
- ノマドのニュース映像を見たジョシュアがマヤを思い涙を流す
- ニューアジアに向かう機の中でハウエル大佐がジョシュアに亡くなった息子達の話をする
- 兵士たちがニューアジアに降り立ちクリエイターの潜伏先にむかう
- AIの少女がエンジンを始動させるトラックで流れる曲
- ハウエル大佐と部下が乗っ取る警察車両から流れる曲
- トラックで流れる曲(AIの少女がチャット機器を操作する)
- 通りすがりのワゴン車から聞こえる曲(ジョシュア達が乗せてもらう)
- 繁華街にある大型ビジョン付近で聞こえる曲
- ジョシュアとアルフィーが話をするバスターミナルで流れる曲
- ジョシュアの親友ドリューが高性能AIアルフィーを調べる
- AI警察とジョシュアとの銃撃シーン(アルフィーを救い出す)
- ドリューが運転する車で流れる曲(ジョシュアとアルフィーを乗せマヤを探しにむかう)
- ジョシュアが廃屋のスイッチを押すと流れる曲
- ハルンがアルフィーを保護し、ジョシュアを捕え移送する
- AIが休息をとる部屋で流れる曲(襲撃の知らせが入るシーン)
- エンドクレジット
- 『ザ・クリエイター/創造者』のサントラ
- 『ザ・クリエイター/創造者』キャスト・スタッフ
『ザ・クリエイター/創造者』の挿入曲
『ザ・クリエイター/創造者』の挿入曲を流れた順番に紹介していきます。(ネタバレにご注意ください)
2065年、ベッドルームのレコードから流れる曲(ジョシュアとマヤが話をする)
フライ・ミー・トゥー・ザ・ムーン
Artist cover ver. | アストラッド・ジルベルト(Astrud Gilberto, 1940-2023) ブラジル出身のボサノヴァ/ジャズ/ポピュラー音楽歌手。 代表曲『イパネマの娘』『おいしい水』 |
リリース | 1965年 |
作曲者 | バート・ハワード(Bart Howard, 1915-2004) アメリカの作曲家/ソングライター。 |
Original ver. | 1954年:ケイ・バラード(Kaye Ballard) |
『フライ・ミー・トゥー・ザ・ムーン』は、ジャズのスタンダードナンバーです。
1964年「アポロ計画」真っ只中にリリースされたシナトラのバージョンがテーマソングのように扱われたことで、世界中に広く知られるようになりました。
この曲は、作曲当初『In Other Words』というタイトル名でしたが、出版社の意向で冒頭部分の歌詞を引用し『Fly Me to the Moon』に変更されました。
もとのタイトル「In Other Words」は、直訳すると「言い換えると」といった意味を持ちます。
この後「ジョシュアが廃屋の中に入りスイッチを押すと流れる曲」でもこの曲が使われています。
2070年、ジョシュアの起床時間に部屋で流れる曲
Artist | ベルル・オルスワンガー(Berl Olswanger) テネシー州メンフィス出身のピアニスト/起業家。 |
作曲者 | ベルル・オルスワンガー(Berl Olswanger) |
ジョシュアが病院で検診を受ける
Artist | Nora Orlandi and Franco Tonani |
ノーラ・オルランディ(Nora Orlandi) イタリアのピアニスト/ヴァイオリニスト/ソプラノ歌手/作曲家/女優。イタリア映画初の女性映画音楽作曲家として知られる。 代表作『デボラの甘い肉体』『ウォード夫人の奇妙な悪徳』 | |
フランコ・トナーニ(Franco Tonani) イタリアのジャズドラマー。 | |
リリース | 1970年 |
作曲者 | ノーラ・オルランディ(Nora Orlandi) |
ノマドのニュース映像を見たジョシュアがマヤを思い涙を流す
『ベルガマスク組曲』- 第3曲「月の光」
作曲者 | クロード・ドビュッシー(Claude Debussy, 1862-1918) フランス印象派を代表する作曲家。 |
出版年 | 1905年 |
Artist | エリック V. ハチキン(Eric V. Hachikian) アルメニア系アメリカ人の作曲家 |
『ベルガマスク組曲』は、フランスの作曲家ドビュッシーによるピアノのための組曲です。ドビュッシーの初期における最高のピアノ曲とみなされています。
映画ではエリック V. ハチキン(Eric V. Hachikian)の演奏が使われていました。
この後「エンドクレジット」でもこの曲が使われています。
ニューアジアに向かう機の中でハウエル大佐がジョシュアに亡くなった息子達の話をする
Artist | ザ・ロンデルズ(The Rondels) 1959年ボストンでペッツェ兄弟を中心に結成されたインストゥルメンタル・グループ。 |
作曲者 | Leonard Collins, Lennie Petze, James Petze and Ray Pizzi |
兵士たちがニューアジアに降り立ちクリエイターの潜伏先にむかう
Artist | レディオヘッド(Radiohead) 1985年にイングランド・オックスフォードシャー州で結成されたオルタナティブ・ロックバンド。バンド名は、トーキング・ヘッズのアルバム『True Stories』に収録されている曲『Radio Head』に由来する。 |
リリース | 2000年 |
作曲者 | トム・ヨーク(Thom Yorke) ジョニー・グリーンウッド(Jonny Greenwood) コリン・グリーンウッド(Colin Greenwood) エド・オブライエン(Ed O’Brien) フィル・セルウェイ(Phil Selway) |
AIの少女がエンジンを始動させるトラックで流れる曲
Artist | ディープ・パープル(Deep Purple) 1967年にロンドンで結成されたイギリスのロックバンド。ヘビーメタル/モダンハードロックの先駆者とされる。 |
リリース | 1970年 |
作曲者 | リッチー・ブラックモア(Ritchie Blackmore) イアン・ペイス(Ian Gillan) ロジャー・グローヴァー(Roger Glover) ジョン・ロード(Jon Lord) イアン・ペイス(Ian Paice) |
ハウエル大佐と部下が乗っ取る警察車両から流れる曲
Artist | シャーウィン・リントン(Sherwin Linton) サウスダコタ州ウォータータウン出身のカントリーミュージック・ミュージシャン、1939年生まれ。 |
作曲者 | シャーウィン・リントン(Sherwin Linton) |
トラックで流れる曲(AIの少女がチャット機器を操作する)
Artist | ディープ・パープル(Deep Purple) 1967年にロンドンで結成されたイギリスのロックバンド。ヘビーメタル/モダンハードロックの先駆者とされる。 |
リリース | 1970年 |
作曲者 | リッチー・ブラックモア(Ritchie Blackmore) イアン・ペイス(Ian Gillan) ロジャー・グローヴァー(Roger Glover) ジョン・ロード(Jon Lord) イアン・ペイス(Ian Paice) |
通りすがりのワゴン車から聞こえる曲(ジョシュア達が乗せてもらう)
邦題『愛は輝いてる』
Artist | Aeryth |
作曲者 | Aeryth |
繁華街にある大型ビジョン付近で聞こえる曲
Artist | 新しい学校のリーダーズ(Atarashii Gakko!) 2015年に結成された4人組ダンスボーカルユニット/ダンスパフォーマンスユニット。 |
リリース | 2021年 |
作曲者 | ヨンキー(Yonkey) 日本の音楽プロデューサー/作詞・作曲家/編曲家。 |
ジョシュアとアルフィーが話をするバスターミナルで流れる曲
Artist | ザ・バッツ(The Bats) 1963年に南アフリカの首都ヨハネスブルグで結成されたビートポップロックバンド。 |
リリース | 1972年 |
作曲者 | ロッド・アージェント(Rod Argent) イギリスのミュージシャン。ロックバンド「ゾンビーズ」(The Zombies)のリーダー/キーボーディストとして知られる。 |
クリス・ホワイト(Chris White) イギリスのミュージシャン/ソングライター/レコードプロデューサー。ロックバンド「ゾンビーズ」(The Zombies)のベースギター/リード・ボーカルを務めていたことでも知られる。 | |
Original ver. | 1971年:アージェント(Argent) 1969年に結成されたイギリスのロックバンド。元ゾンビーズのロッド・アージェントによって結成された。 |
ジョシュアの親友ドリューが高性能AIアルフィーを調べる
Artist | ゴールデン・ウィング(Golden Wing) 1969年に南スマトラ州の州都パレンバンで結成されたインドネシアのロックバンド。 |
作曲者 | Carel Simon インドネシアのロックボーカリスト/ヴァイオリン奏者。 |
AI警察とジョシュアとの銃撃シーン(アルフィーを救い出す)
Artist | ゴールデン・ウィング(Golden Wing) 1969年に南スマトラ州の州都パレンバンで結成されたインドネシアのロックバンド。 |
作曲者 | Adhi Mantra インドネシアのアレンジャー/ロックキーボード奏者/シンセサイザー奏者。 |
ドリューが運転する車で流れる曲(ジョシュアとアルフィーを乗せマヤを探しにむかう)
Artist | デール・マクブライド(Dale McBride) テキサス州出身のカントリーミュージック・シンガー/ソングライター/ギタリスト。 |
リリース | 1977年 |
作曲者 | デール・マクブライド(Dale McBride) |
フラン・パワーズ(Fran Powers) アメリカのカントリー/ポップミュージック・ソングライター。 |
ジョシュアが廃屋のスイッチを押すと流れる曲
フライ・ミー・トゥー・ザ・ムーン
Artist cover ver. | アストラッド・ジルベルト(Astrud Gilberto, 1940-2023) ブラジル出身のボサノヴァ/ジャズ/ポピュラー音楽歌手。 代表曲『イパネマの娘』『おいしい水』 |
リリース | 1965年 |
作曲者 | バート・ハワード(Bart Howard, 1915-2004) アメリカの作曲家/ソングライター。 |
Original ver. | 1954年:ケイ・バラード(Kaye Ballard) |
「2065年、ベッドルームのレコードから流れる曲(ジョシュアとマヤが話をする)」でもこの曲が使われていました。
ハルンがアルフィーを保護し、ジョシュアを捕え移送する
Artist | ゴールデン・ウィング(Golden Wing) 1969年に南スマトラ州の州都パレンバンで結成されたインドネシアのロックバンド。 |
リリース | 1975年 |
作曲者 | Adhi Mantra インドネシアのアレンジャー/ロックキーボード奏者/シンセサイザー奏者。 |
AIが休息をとる部屋で流れる曲(襲撃の知らせが入るシーン)
Artist | ボリス・ガーディナー(Boris Gardiner) ジャマイカのレゲエシンガー/ベーシスト/ギタリスト、1943年キングストン生まれ。 |
リリース | 1989年 |
作曲者 | ボリス・ガーディナー(Boris Gardiner) |
エンドクレジット
『ベルガマスク組曲』- 第3曲「月の光」
作曲者 | クロード・ドビュッシー(Claude Debussy, 1862-1918) フランス印象派を代表する作曲家。 |
出版年 | 1905年 |
Artist | エリック V. ハチキン(Eric V. Hachikian) アルメニア系アメリカ人の作曲家 |
「ノマドのニュース映像を見たジョシュアがマヤを思い涙を流す」でもこの曲が使われていました。
『ザ・クリエイター/創造者』のサントラ
『ザ・クリエイター/創造者』はハンス・ジマー(Hans Zimmer)が音楽を担当しました。ハンス・ジマーは、ドイツ出身の作曲家です。
『レインマン』や『テルマ&ルイーズ』、『ドライビング Miss デイジー』などの音楽で知られています。

『ザ・クリエイター/創造者』キャスト・スタッフ
監督 | ギャレス・エドワーズ(Gareth Edwards) |
脚本 | ギャレス・エドワーズ(Gareth Edwards) |
クリス・ワイツ(Chris Weitz) | |
製作 | ギャレス・エドワーズ(Gareth Edwards) |
キリ・ハート(Kiri Hart) | |
ジム・スペンサー(Jim Spencer) | |
アーノン・ミルチャン(Arnon Milchan) | |
音楽 | ハンス・ジマー(Hans Zimmer) |
配給 | ウォルト・ディズニー・ジャパン |
公開 | 2023年9月29日 |
2023年10月20日 | |
上映時間 | 133分 |
ジョシュア・テイラー:ジョン・デヴィッド・ワシントン(John David Washington)
アルファ-O / アルフィー:マデリン・ユナ・ヴォイルズ(Madeleine Yuna Voyles)
マヤ・フェイ=テイラー:ジェンマ・チャン(Gemma Chan)
ハルン:渡辺謙
ドリュー:スタージル・シンプソン(Sturgill Simpson)
マクブライド:マーク・メンチャカ(Marc Menchaca)
ハウエル大佐:アリソン・ジャネイ(Allison Janney)
アンドリュース:ラルフ・アイネソン(Ralph Ineson)
カミ:ヴァン・ヴェロニカ・ンゴー(Veronica Ngo)
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