2022年にイギリスで制作された映画『ダウントン・アビー/新たなる時代へ』(原題:Downton Abbey: A New Era)は、人気テレビシリーズの続編にあたる2019年の映画『ダウントン・アビー』の続編です。
1928年、ハリウッドの映画撮影班がダウントンアビーに訪れる様子と、ロバート夫妻が南仏へ訪れる様子が並行して描かれています。
- 『ダウントン・アビー/新たなる時代へ』の挿入曲
- アンディが新聞を読みデイジーがお茶を入れる(ファームハウスのラジオから流れる曲)
- 使用人エリアのダイニングルームでデイジー達がマーナ・ダルグリーシュの噂話をする(ラジオから流れる曲)
- メアリーとバーバー監督がマーナのサイレント映画を映画館で観る(映画の終わりに楽士達が演奏する曲)
- 録音技師がマイクの前に立ってマイクテストをする
- メイソンがデイジーとアンディにパットモアに対する思いを語る(ファームハウスのラジオから流れる曲)
- 別荘でモンミライユ侯爵の友人達を招いたパーティーが開かれる(女性ジャズシンガーが歌う曲)
- 書斎にあった肖像画をヴァイオレットに渡して欲しいとモンミライユ侯爵がイーディスに話す(ジャズシンガーが歌う曲)
- コーラがロバートに病を告白する(女性ジャズシンガーが歌う曲)
- 『ダウントン・アビー/新たなる時代へ』のサントラ
- 『ダウントン・アビー/新たなる時代へ』キャスト・スタッフ
『ダウントン・アビー/新たなる時代へ』の挿入曲
『ダウントン・アビー/新たなる時代へ』の挿入曲を流れた順番に紹介していきます。(ネタバレにご注意ください)
アンディが新聞を読みデイジーがお茶を入れる(ファームハウスのラジオから流れる曲)
作曲者 | ジミー・モナコ(Jimmy Monaco, 1885-1945) イタリア生まれのポピュラーミュージック作曲家。 |
ジョニー・バーク(Johnny Burke, 1908-1964) アメリカの作詞家。映画『我が道を往く』(1944) の主題歌『星にスイング』を作詞し、アカデミー歌曲賞を受賞した。 | |
Original ver. | 1938年:ハル・ケンプ楽団(Hal Kemp and His Orchestra) |
『Don’t Let That Moon Get Away』は、1938年のアメリカミュージカルコメディ映画『Sing You Sinners』で主演のビング・クロスビーによって披露されました。
使用人エリアのダイニングルームでデイジー達がマーナ・ダルグリーシュの噂話をする(ラジオから流れる曲)
Artist | Teddy Joyce & His Orchestra |
テディ・ジョイス(Teddy Joyce, 1904-1941) カナダ生まれの俳優/歌手/指揮者。 “ハリウッドのダンシング・バチェラー” と呼ばれていた。イギリスの人気映画女優チリ・ブシエの夫。 | |
リリース | 1935年 |
メアリーとバーバー監督がマーナのサイレント映画を映画館で観る(映画の終わりに楽士達が演奏する曲)
邦題『国王陛下万歳』
『God Save the King』(God Save the Queen)は、イギリスにおいて一般に国歌として広く認知されている(法律では制定されていない)王を称える歌です。
邦題『神よ王を守り給え』『国王陛下万歳』として知られています。
録音技師がマイクの前に立ってマイクテストをする
邦題『メリーさんのひつじ』
作曲者 | サラ・ジョセファ・ヘイル(Sarah Josepha Hale, 1788-1879) アメリカの詩人/小説家/編集者。 |
作曲年 | 1830年 |
『メリーさんのひつじ』は、19世紀のアメリカに起源を持つ英語の童謡です。
トーマス・エジソンが新しく発明した蓄音機で録音した最初の曲としても知られています。
メイソンがデイジーとアンディにパットモアに対する思いを語る(ファームハウスのラジオから流れる曲)
作曲者 | ジミー・モナコ(Jimmy Monaco, 1885-1945) イタリア生まれのアメリカ人作曲家。 |
ジョニー・バーク(Johnny Burke, 1908-1964) アメリカの作詞家。映画『我が道を往く』(1944) の主題歌『星にスイング』を作詞し、アカデミー歌曲賞を受賞した。 | |
Original ver. | 1939年:ビング・クロスビー(Bing Crosby, 1903-1977) アメリカの歌手/俳優/テレビプロデューサー/ラジオ&テレビパーソナリティ/実業家。 20世紀を代表する世界的な人気と影響力を持つ音楽家。世界初のマルチメディア・スターとも言われた。 |
『A Man and His Dream』は、1939年のミュージカル映画『The Star Maker』のために作られた曲です。
別荘でモンミライユ侯爵の友人達を招いたパーティーが開かれる(女性ジャズシンガーが歌う曲)
クレイジー・リズム
作曲者 | ジョセフ・マイヤー(Joseph Meyer, 1894-1987) アメリカのソングライター。 20世紀前半にブロードウェイミュージカルの曲を数多く書いたことで知られる。 |
ロジャー・ウルフ・カーン(Roger Wolfe Kahn) アメリカのミュージシャン/作曲家/バンドリーダー/飛行士。 1920年代後半から1930年代初頭にジャズミュージシャンとして人気を博した。パトロンとしてメトロポリタン・オペラ、ニューヨーク・フィルハーモニックなどの要職に就き「ニューヨークの王」と呼ばれたドイツ生まれのユダヤ人銀行家オットー・ヘルマン・カーンの息子。 | |
Original ver. | 1928年:ロジャー・ウルフ・カーン楽団(Roger Wolfe Kahn and His Orchestra) |
『Crazy Rhythm』は、1928年初演のミュージカル『Here’s Howe』のために作られた曲です。
書斎にあった肖像画をヴァイオレットに渡して欲しいとモンミライユ侯爵がイーディスに話す(ジャズシンガーが歌う曲)
ブルース・マイ・ノウティ・スウィーティ
作曲者 | チャールズ・マカロン(Charles McCarron, 1891-1919) アメリカの作曲家/作詞家。 |
キャリー・モーガン(Carey Morgan, 1884–1960) アメリカの作曲家/ヴォードヴィルプロデューサー。 | |
アーサー・スワンストロム(Arthur Swanstrom, 1888-1940) アメリカの劇作家/プロデューサー/ダンサー。サンドストロム(Sandstrom)のペンネームでも知られる。 | |
Original ver. | 1919年:アーヴィング・カウフマン(Irving Kaufman, 1890-1976) アメリカの歌手/レコーディングアーティスト/ボードビルパフォーマー。 |
コーラがロバートに病を告白する(女性ジャズシンガーが歌う曲)
アム・アイ・ブルー
作曲者 | ハリー・アクスト(Harry Akst, 1894-1963) アメリカのソングライター。 ヴォードヴィルの伴奏ピアニストとしてキャリアをスタートさせ、後にブロードウェイミュージカルの曲を数多く手掛けた。 代表曲『ダイナ』『ベイビー・フェイス』 |
グラント・クラーク(Grant Clarke, 1891-1931) アメリカのソングライター。 | |
Original ver. | 1929年:エセル・ウォーターズ(Ethel Waters, 1896-1977) アメリカの歌手/女優。自身の冠番組を持った最初のアフリカ系アメリカ人パフォーマーとして知られる。 |
『Am I Blue』は、1929年のミュージカル映画『On with the Show!』のために作られた曲です。
『ダウントン・アビー/新たなる時代へ』のサントラ
『ダウントン・アビー/新たなる時代へ』は前作に引き続きジョン・ラン(John Lunn)が音楽を担当しました。
ジョン・ランは、スコットランド出身の作曲家です。ドラマ『ダウントン・アビー』をはじめ、BBCスコットランドのテレビシリーズを中心に多数の音楽を提供しています

『ダウントン・アビー/新たなる時代へ』キャスト・スタッフ
監督 | サイモン・カーティス(Simon Curtis) |
脚本 | ジュリアン・フェロウズ(Julian Fellowes) |
原作 | ジュリアン・フェロウズ(Julian Fellowes) |
製作 | ギャレス・ニーム(Gareth Neame) |
リズ・トラブリッジ(Liz Trubridge) | |
ジュリアン・フェロウズ(Julian Fellowes) | |
音楽 | ジョン・ラン(John Lunn) |
配給 | 東宝東和 |
公開 | 2022年4月29日 |
2022年9月30日 | |
上映時間 | 125分 |
ロバート・クローリー〈グランサム伯爵〉:ヒュー・ボネヴィル(Hugh Bonneville)
コーラ・クローリー〈グランサム伯爵夫人〉:エリザベス・マクガヴァン(Elizabeth McGovern)
ヴァイオレット・クローリー〈先代グランサム伯爵夫人〉:マギー・スミス(Maggie Smith)
ロザムンド・ペインズウィック:サマンサ・ボンド(Samantha Bond)
メアリー・タルボット:ミシェル・ドッカリー(Michelle Dockery)
ジョージ・クローリー:オリヴァー・バーカー(Oliver Parker)
ジョージ・クローリー:ザック・バーカー(Zach Parker)
キャロライン・タルボット:ビビ・バー(Bibi Burr)
キャロライン・タルボット:オリーヴ・バー(Olive Burr)
イーディス・ペラム〈ヘクサム侯爵夫人〉:ローラ・カーマイケル(Laura Carmichael)
バーティ・ペラム〈ヘクサム侯爵〉:ハリー・ハデン=ペイトン(Harry Hadden-Paton)
マリゴールド:エヴァ・サムズ(Eva Samms)
マリゴールド:カリーナ・サムズ(Karina Samms)
トム・ブランソン:アレン・リーチ(Allen Leech)
ルーシー・ブランソン(旧姓スミス):タペンス・ミドルトン(Tuppence Middleton)
シビル・“シビー”・ブランソン:フィフィ・ハート(Fifi Hart)
モード・バグショー:イメルダ・スタウントン(Imelda Staunton)
イザベル・グレイ〈マートン男爵夫人〉:ペネロープ・ウィルトン(Penelope Wilton)
リチャード・“ディッキー”・グレイ〈マートン男爵〉:ダグラス・リース(Douglas Reith)
トーマス・バロー:ロバート・ジェームズ=コリアー(Robert James-Collier)
エルシー・カーソン(旧姓ヒューズ):フィリス・ローガン(Phyllis Logan)
ジョン・ベイツ:ブレンダン・コイル(Brendan Coyle)
フィリス・バクスター:ラクエル・キャシディ(Raquel Cassidy)
グラディス・デンカー:スー・ジョンストン(Sue Johnston)
アンナ・ベイツ:ジョアン・フロガット(Joanne Froggatt)
アンディ・パーカー:マイケル・C・フォックス(Michael Colin Fox)
アルバート:チャーリー・ワトソン(Charlie Watson)
ベリル・パットモア:レズリー・ニコル(Lesley Nicol)
デイジー・パーカー(旧姓ロビンソン/メイソン):ソフィー・マクシェラ(Sophie McShera)
チャールズ・カーソン:ジム・カーター(Jim Carter)
ジョセフ・モールズリー:ケヴィン・ドイル(Kevin Doyle)
ジョニー・ベイツ:アーチャー・ロビンズ(Archer Robbins)
ジョージ・マレー:ジョナサン・コイ(Jonathan Coy)
リチャード・クラークソン:デイヴィッド・ロブ(David Robb)
アルバート・メイソン:ポール・コープリー(Paul Copley)
ブロンプトンの教会の司祭:アラステア・ブルース(Alastair Bruce)
ジャック・バーバー:ヒュー・ダンシー(Hugh Dancy)
マーナ・ダルグリーシュ:ローラ・ハドック(Laura Haddock)
ガイ・デクスター:ドミニク・ウェスト(Dominic West)
スタビンズ:アレックス・マックイーン(Alex Macqueen)
ディーラー役の俳優:ロス・グリーン(Ross Green)
モンミライユ侯爵:ジョナサン・ザッカイ(Jonathan Zaccaï)
先代モンミライユ侯爵夫人:ナタリー・バイ(Nathalie Baye)
使用人:デイヴィッド・オリヴァー・フィシャー(David Olivier Fischer)
ローセル:アレックス・スカーベック(Alex Skarbek)
歌手:シャリース(Cherise)
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