1989年にアメリカで制作された映画『カジュアリティーズ』(原題:Casualties of War)は、ベトナム戦争下で起きた192高地虐殺事件を題材とした戦争映画です。
ブライアン・デ・パルマが監督をつとめ、エンニオ・モリコーネが音楽を担当しました。
『カジュアリティーズ』の挿入曲
『カジュアリティーズ』の挿入曲を流れた順番に紹介していきます。(ネタバレにご注意ください)

基地へ帰還した日の夜、ミザーブ軍曹がエリクソン達を引き連れて街へ繰り出そうする(基地内で流れる曲)
邦題『ホールド・オン』
| Artist | サム&デイヴ(Sam & Dave) 1961年にフロリダ州マイアミで結成されたアメリカのソウル/R&Bデュオ。 高音パートをサム・ムーア(Sam Moore)、低音パートをデビッド・プレイター(Dave Prater, 1937-1988)が担当。ゴスペルをベースとしたパフォーマンスで「ダブルダイナマイト」「ダイナミックデュオ」等の愛称で呼ばれ活躍した。 |
| リリース | 1966年 |
| 作曲者 | サム・クック(Sam Cooke, 1931-1964) アメリカの歌手/ソングライター/起業家。 19歳の時にゴスペルグループ「ソウル・スターラーズ」(The Soul Stirrers) でアイドル的な人気を得て、26歳でR&B歌手としてのソロ活動をスタートさせる。50年代後半から60年代前半にかけてヒット曲を連発し、音楽活動以外に公民権運動にも積極的に参加した。ソウルミュージックの創始者の一人として知られる。 |
| アイザック・ヘイズ(Isaac Hayes, 1942-2008) テネシー州出身のアメリカのミュージシャン/シンガーソングライター/俳優。 映画『黒いジャガー』(1971) の音楽を制作しアカデミー歌曲賞、グラミー賞2部門を受賞した。 | |
| デヴィッド・ポーター(David Porter) アメリカのソングライター/プロデューサー/歌手/起業家/慈善家、1941年テネシー州メンフィス生まれ。 アイザック・ヘイズと共作した『Soul Man』『Hold On, I’m Comin’』の作曲者として知られる。 |
ミザーブが補充兵のディアズを伴い兵舎に戻って来る(基地内で流れる曲)
マジック・カーペット・ライド
| Artist | ステッペンウルフ(Steppenwolf) 1967年にロサンゼルスで結成されたロックバンド。 カナダ出身のブルースロックバンド「ザ・スパロウズ」(The Sparrows) を前身とする。『Born To Be Wild』『The Pusher』の2曲が映画『イージー・ライダー』(1969) で使用され、世界的知名度を獲得した。 バンド名はヘルマン・ヘッセの長編小説『荒野のおおかみ』(Der Steppenwolf)に由来する。 |
| リリース | 1968年 |
| 作曲者 | Steppenwolf ジョン・ケイ(John Kay) ラシュトン・モリーブ(Rushton Moreve) |

ジャングルを歩きながら、クラーク伍長が顔を覗き込むようにベトナム人女性に近づき歌を口ずさむ
ハロー・アイ・ラヴ・ユー
| Artist original ver. | ドアーズ(The Doors) 1965年にロサンゼルスで結成されたアメリカのロックバンド。 ボーカルのジム・モリソンが書く哲学的な歌詞とサイケデリックなサウンドが独特の魅力を放ち、唯一無二の存在として高い人気を誇った。 |
| リリース | 1968年 |
| 作曲者 | The Doors ジム・モリソン(Jim Morrison, 1943-1971) レイ・マンザレク(Ray Manzarek, 1939-2013) ジョン・デンスモア(John Densmore) ロビー・クリーガー(Robby Krieger) |
ベトナム人女性の口に猿ぐつわを噛ませた後、クラーク伍長がうすら笑いを浮かべながら歌を口ずさむ
邦題『誰かが誰かを恋してる』
| Artist cover ver. | ディーン・マーティン(Dean Martin, 1917-1995) アメリカの歌手/俳優/コメディアン/テレビ司会者。 1946年にコメディアンのジェリー・ルイスと「底抜けコンビ」(Martin and Lewis)を結成、コンビ解消後はフランク・シナトラらと組んだエンターテイナー集団「ラット・パック」のメンバーとしてテレビ・映画で活躍し人気を博した。 |
| リリース | 1964年 |
| 作曲者 | ケン・レイン(Ken Lane, 1912-1996) ブルックリン出身のアメリカ人ピアニスト/作曲家。 |
| サム・コスロー(Sam Coslow, 1902-1982) アメリカのソングライター/歌手/映画プロデューサー/金融アナリスト。 | |
| アーヴィング・テイラー(Irving Taylor, 1914-1983) アメリカの作曲家/作詞家/脚本家。 | |
| Original ver. | 1948年: フランク・シナトラ(Frank Sinatra, 1915-1998) イタリア系アメリカ人のエンターテイナー/歌手/俳優。 |
『Everybody Loves Somebody』は、ディーン・マーティン(Dean Martin)のシグネチャーソングとして知られています。
基地内のバーで従軍牧師がエリクソンに声をかけてくる(バーで流れる曲)
タイム・ハズ・カム・トゥデイ
| Artist | チェンバース・ブラザーズ(The Chambers Brothers) アメリカのサイケデリック・ソウル・バンド。 |
| リリース | 1967年 |
| 作曲者 | The Chambers Brothers ジョセフ(Joseph Chambers, 1942-2024) ウィリー・チェンバース(Willie Chambers) |
『カジュアリティーズ』のサントラ
『カジュアリティーズ』はエンニオ・モリコーネ(Ennio Morricone)が音楽を担当しました。
エンニオ・モリコーネは、イタリアを代表する映画音楽作曲家です。映画やテレビの400以上のスコアと100以上のクラシック作品を作り、史上最も多作で偉大な映画作曲家の一人として知られています。『ヘイトフル・エイト』でアカデミー作曲賞を受賞しました。
※サントラ収録曲
1. 「カジュアリティーズ」のテーマ(Casualties Of War)
2. トンネルの罠(Trapped In A Tunnel)
3. 絶体絶命(No Escape)
4. 誘拐(The Abduction)
5. 希望を断たれ(No Hope)
6. レイプ(The Rape)
7. オウンの死(The Death Of Oahn)
8. 治療(The Healing)
9. フラッギング(The Fragging)
10. 荒廃(Waste Her)
11. デッド・チェリーのエレジー(Elegy For A Dead Cherry)
12. ブラウンのエレジー(Elegy For Brown)
『カジュアリティーズ』キャスト・スタッフ
| 監督 | ブライアン・デ・パルマ(Brian De Palma) |
| 脚本 | デヴィッド・リーブ(David Rabe) |
| 原作 | ダニエル・ラング(Daniel Lang) |
| 製作 | アート・リンソン(Art Linson) |
| 音楽 | エンニオ・モリコーネ(Ennio Morricone) |
| 配給 | コロンビア ピクチャーズ |
| 公開 | 1989年8月18日 |
| 1990年2月10日 | |
| 上映時間 | 113分 |
マックス・エリクソン上等兵:マイケル・J・フォックス(Michael J. Fox)
トニー・ミザーブ軍曹:ショーン・ペン(Sean Penn)
トーマス・E・クラーク伍長:ドン・ハーヴェイ(Don Patrick Harvey )
ハーバート・ハッチャー上等兵:ジョン・C・ライリー(John C. Reilly)
アントニオ・ディアズ上等兵:ジョン・レグイザモ(John Leguizamo)
オアン / アジア人女子大生:テュイ・テュー・リー(Thuy Thu Le)
ブラウン伍長:エリック・キング(Erik King)
ローワン:ジャック・グワルトニー(Jack Gwaltney)
ライリー中尉:ヴィング・レイムス(Ving Rhames)
ホーソーン軍曹:ダン・マーティン(Dan Martin)
ヒル大尉:デイル・ダイ(Dale Dye)
カーク牧師:サム・ロバーズ(Sam Robards)
マッキンタイア:ウェンデル・ピアース(Wendell Pierce)
クレイマー中尉:ホルト・マッキャラニー(Holt McCallany)
ストライビッグ:マリス・ヴァライニス(Maris Valainis)
新兵の二等兵:ダーレン・E・バロウズ(Darren E. Burrows)
オアンの母:バー・テュアン・T・リー (Ba Thuan T. Le)
オアンの妹:キャディ・トラン(Kady Tran)
MP:ジョン・マーシャル・ジョーンズ(John Marshall Jones)
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