『アステロイド・シティ』の挿入曲とサントラ | 挿入曲を全曲紹介Filmmusik
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映画×音楽
ウェス・アンダーソン(Wes Anderson)
音楽担当:アレクサンドル・デスプラ(Alexandre Desplat)
ウィレム・デフォー(Willem Dafoe)スカーレット・ヨハンソン(Scarlett Johansson)トム・ハンクス(Tom Hanks)マーゴット・ロビー(Margot Robbie)

『アステロイド・シティ』の挿入曲とサントラ

2022年、アメリカで制作された映画『アステロイド・シティ』(原題:Asteroid City)は、1955年のアメリカ南西部が舞台とされる架空の演劇がベースになっているコメディ映画です。監督はウェス・アンダーソン、脚本はウェス・アンダーソンとロマン・コッポラが共同で執筆しました。

当初、モーテルの支配人役にビル・マーレーがキャスティングされていましたが、新型コロナウイルスに感染した影響で降板となりました。

『アステロイド・シティ』の挿入曲

『アステロイド・シティ』の挿入曲を流れた順番に紹介していきます。(ネタバレにご注意ください)

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オープニングクレジット

Last Train to San Fernando
作曲:Sylvester DeVere, Randolph Padmore, Kenneth St. Bernard
オリジナル版:Mighty Dictator(1950)
アーティスト:Johnny Duncan and the Blue Grass Boys(1957)

『Last Train to San Fernando』は、トリニダード・トバゴ共和国のカリプソ歌手マイティ・ディクテーター(Mighty Dictator)の曲です。

ここでは、テキサス州出身のカントリー歌手、ジョニー・ダンカン(Johnny Duncan)のカバーバージョンが使われています。

ダイナーのBGM(核実験の写真を撮る)

Island of Dreams
作曲:Tom Springfield
アーティスト:The Springfields
リリース年:1962年

『Island of Dreams』は、ザ・スプリングフィールズ(The Springfields)の曲です。
ザ・スプリングフィールズは、英国が誇る女性ブルー・アイド・ソウル・シンガー、ダスティ・スプリングフィールドが1960年に兄弟と結成したフォークポップボーカルトリオです。1963年に解散することとなりましたが、それまでの短期間でヒット曲を出し人気を博しました。


ウェイトレスにお姫様と呼ばれた三姉妹が、それぞれ「ミイラ」「吸血鬼」「妖精」と自己紹介します。
1955年9月

スタンリーの自宅で流れている曲(オーギーと電話で話す)

April in Portugal
作曲:Raul Ferrão and José Maria Galhardo
オリジナル版:Alberto Ribeiro e Seu Conjunto(1947)
アーティスト:Les Baxter

『April in Portugal』は、1947年にポルトガル語で書かれた曲です。ポルトガルの歌手/映画俳優アルベルト・リベイロがレコーディングを行い、1947年にタイトル名『Coimbra』でリリースされました。

ここでは、テキサス州生まれのアメリカの作曲家レス・バクスター(Les Baxter)によるインストゥルメンタルバージョンが使われています。
レス・バクスターは、スウィング・バンドの編曲家/作曲家として働いた後、エキゾチカ(エキゾチック・サウンド)として知られる独自のスタイルの音楽ジャンルをつくり、ラジオ、テレビ、映画などの音楽を数多く残しました。


オーギーが娘達を迎えに来てもらいたいとスタンリーに電話をかけるシーン

【第1幕】校外学習の生徒達や天才児達が街に到着する

Ida Red
作曲:Bob Wills
アーティスト:Bob Wills and His Texas Playboys
リリース年:1939年

『Ida Red』は、アメリカに古くから伝わるフォークソングです。
ウェスタン・スウィングのシンガーソングライター/バンドリーダー、ボブ・ウィルズ(Bob Wills)がダンスビートにアレンジして録音した版がヒットし、広く知られるようになりました。

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コンラッドの自宅のプレーヤーから流れる曲(オーギーとキスをする)

Pachelbel’s Canon
Canon and Gigue in D Major, P. 37 – I. Canon
作曲:Johann Pachelbel

ヨハン・パッヘルベル作曲の『3つのヴァイオリンと通奏低音のためのカノンとジーグ ニ長調』。通称『パッヘルベルのカノン』。
この曲は、バロック時代のドイツの作曲家ヨハン・パッヘルベルが作った室内楽曲で、ヨーロッパでは結婚式や葬儀などでよく演奏されます。

ダイナーのBGM(オーギーがミッジの写真を撮る)

No Help Wanted
作曲:Bill Carlisle
オリジナル版:The Carlisles(1952)
アーティスト:Les Anderson(1953)

『No Help Wanted』は、40年代後半から50年代に人気を博したアメリカのカントリーミュージック歌手/コメディアン、ビル・カーライル(Bill Carlisle)が作った曲です。
当時カーライルが所属していたバンド、カーライルズの最大のヒット曲となりました。

映画では、「キャロットトップ」の愛称で知られたカントリー&ウェスタンのアーティスト、レス・アンダーソン(Les Anderson)のカバーバージョンが使われていました。

ランチタイム

(I Got Spurs) Jingle Jangle Jingle
作曲:Joseph J. Lilley, Frank Loesser
アーティスト:Tex Ritter and His Texans

『(I Got Spurs) Jingle Jangle Jingle』は、1942年のアメリカ冒険映画『The Forest Rangers 』で「歌うカウボーイ」ディック・トーマス(Dick Thomas)が披露した曲です。
ここでは、テキサス州出身のアメリカの俳優テックス・リッター(Tex Ritter)によるカバーバージョンが使われています。

ウッドロウが、死んだ母親の写真を天才児達に見せる

Orange Blossom Special
作曲:Ervin T. Rouse
オリジナル版:Walter Hurdt and His Singing Cowboys(1939)
アーティスト:Bill Monroe and His Blue Grass Boys(1942)

『オレンジブロッサムスペシャル』(Orange Blossom Special)は、同名の豪華旅客列車を題材にして1938年に作られたフィドル曲です。

オレンジブロッサムスペシャルは、ニューヨークとマイアミとを結ぶシーボード・エア・ライン鉄道のデラックス旅客列車です。フロリダへの観光客の流入を目的とし、1925年から冬の間だけ運行されていたそうです。

ここでは、「ブルーグラスの父」と称されるアメリカのマンドリン奏者ビル・モンロー(Bill Monroe)のカバーバージョンが使われています。

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天才児の親達が他の子の発明についてあれこれ言う

Steel Guitar Rag
作曲:Leon McAuliffe, Cliffie Stone, Merle Travis
オリジナル版:Bob Wills and His Texas Playboys(1936)
アーティスト:Spade Cooley & His Orchestra(1948)

『Steel Guitar Rag』は、ウェスタン・スウィングのシンガーソングライター、ボブ・ウィルズが率いるバンド、ボブ・ウィルズ&テキサス・プレイボーイズ(Bob Wills and His Texas Playboys)の曲です。バンドのギタリスト、レオン・マコーリフ(Leon McAuliffe)が作りました。

ここでは、ウェスタン・スウィングミュージシャン/テレビパーソナリティ、スペード・クーリーが率いる楽団の演奏が使われています。スペード・クーリーは、1961年、2番目の妻を殺害した容疑で有罪判決を受けました。

天才児達が偉人の名前を挙げていくゲームをする

Cowboy Jack
作曲:A.P. Carter
アーティスト:Roy Rogers & Sons of the Pioneers

『Cowboy Jack』は、1945年のアメリカ西部劇『Utah』で、「キング・オブ・カウボーイ」と呼ばれていた俳優ロイ・ロジャース(Roy Rogers)が披露した曲です。

オーギー&ミッジ 窓越しの会話(ワッフルを食べる写真を見せる)

High Noon (Do Not Forsake Me)
作曲:Dimitri Tiomkin, Ned Washington
アーティスト:Tex Ritter
リリース年:1952年

『High Noon (Do Not Forsake Me)』は、1952年の西部劇映画『真昼の決闘』(原題:High Noon)のテーマ曲です。テキサス州出身のアメリカの俳優、テックス・リッター(Tex Ritter)が歌っています。

オーギー&ミッジ 窓越しの会話(シャワールームでのミッジの写真を撮る)

Cowboy’s Lament(Traditional)
アーティスト:Burl Ives(1941)

『Cowboy’s Lament』は、アメリカの有名なカウボーイ・バラードです。
『Streets of Laredo』『The Dying Cowboy』のタイトルでも知られています。

ここでは、20世紀に活躍したアメリカのミュージシャン/俳優バール・アイヴス(Burl Ives)の演奏が使われています。

バール・アイヴスは、1922年〜1964年まで放送されていたBBCの子供向けラジオ放送『Children’s Hour』や、自ら立ち上げたラジオ番組『The Wayfaring Stranger』で活躍し人気歌手となりました。俳優としては、1958年のアメリカ西部劇映画『大いなる西部』に出演しアカデミー助演男優賞を受賞しています。

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ディレクターのシューベルトがセットで流す曲(妻が訪れる)

Rose Marie
作曲:Rudolf Friml, Oscar Hammerstein II, Otto A. Harbach, Herbert Stothart
オリジナル版:Harl Smith and His Orchestra(1924)
アーティスト:Slim Whitman(1954)

『Rose Marie』は、1924年初演のブロードウェイミュージカル『ローズマリー』のショー・チューンです。

カントリー歌手/ギタリスト、スリム・ホイットマン(Slim Whitman)のカバーバージョンがここでも使われています。このバージョンはヒットし、特に英国のシングルチャートではロングランヒットを記録しました。

【第2幕】目撃者の健康診断・心理検査

The Sheik of Araby
作曲:Harry B. Smith, Ted Snyder, Francis Wheeler
オリジナル版:Joseph Knecht’s Waldorf-Astoria Orchestra(1921)
アーティスト:Merle Travis(1956)

『The Sheik of Araby』は、ジャズのスタンダードナンバーです。
1921年の米・ロマンスアクション映画『シーク』の人気に伴い作られました。『アラビアの酋長』の邦題でも知られています。

ここでは、アメリカのカントリー歌手/ギタリスト、メルル・トラヴィス(Merle Travis)のカバーバージョンが使われています。

引率教師デューンによる宇宙の授業

Indian Love Call
作曲:Rudolf Friml, Oscar Hammerstein II, Otto A. Harbach
アーティスト:Slim Whitman
リリース年:1952年

『Indian Love Call』は、1924年初演のブロードウェイミュージカル『ローズマリー』のショー・チューンです。

ここでは、1923年フロリダ州タンパ生まれのカントリー歌手/ギタリスト、スリム・ホイットマン(Slim Whitman)のカバーバージョンが使われています。
スリム・ホイットマンは、70年以上にわたるキャリアのなかで500曲以上を録音し、ウェスタン・ヨーデルの分野で世界的な名声を得た人気のカントリー歌手です。

ウッドロウとダイナが天体望遠鏡を覗く

Smoke Rings
作曲:Gene Gifford, Ned Washington
オリジナル版:Casa Loma Orchestra(1932)
アーティスト:Les Paul & Mary Ford(1952)

『Smoke Rings』は、ラクダのパッケージのタバコメーカー、キャメル(CAMEL)の提供で1933年〜1954年まで放映されていたラジオ番組『Camel Caravan』のテーマ曲です。
アメリカのダンスバンド、カサ・ロマ・オーケストラ(Casa Loma Orchestra)が出演し演奏していました。

ここでは、ギブソン社製エレキギター「レスポール」の生みの親として知られるレス・ポールと妻による夫婦デュオ、レス・ポール&メリー・フォード(Les Paul & Mary Ford)の演奏が使われています。

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オーギー&ミッジ 窓越しの会話(宇宙人の写真を見せる)

Sixteen Tons
作曲:Merle Travis
オリジナル版:Merle Travis(1947)
アーティスト:Tennessee Ernie Ford(1955)

『Sixteen Tons』は、ケンタッキー州ミューレンバーグの鉱山で働く炭鉱夫について書かれた曲で、アメリカのカントリー歌手/ギタリスト、メルル・トラヴィス(Merle Travis)の代表曲といえる作品です。

ここでは、アメリカの歌手/テレビ司会者、テネシー・アーニー・フォード(Tennessee Ernie Ford)のカバーバージョンが使われています。

支配人が天才児の父ケロッグに開発用地の説明をする

Hey, Mr. Cotton Picker
作曲:Robert Mitchum, Dok Stanford
アーティスト:Tennessee Ernie Ford
リリース年:1953年

『Hey, Mr. Cotton Picker』は、アメリカの歌手/テレビ司会者、テネシー・アーニー・フォード(Tennessee Ernie Ford)の曲です。

スタンリーとオーギーが今後の相談をする

The Cattle Call
作曲:Tex Owens
オリジナル版:Tex Owens(1934)
アーティスト:Eddy Arnold with Hugo Winterhalter and His Orchestra and Chorus(1945)

『The Cattle Call』は、アメリカのソングライター/ミュージシャン、テックス・オーウェンズ(Tex Owens)の曲です。

ここでは、アメリカ合衆国のカントリー歌手/司会者エディ・アーノルド(エディ・アーノルド)のヒットバージョンが使われています。

天才児リッキーが友人に電話をかけスクープを漏らす

Blue Skies
作曲:Irving Berlin
オリジナル版:Arthur Fields(1926)
アーティスト:Les Paul & His Trio(1946)

『ブルー・スカイ』(Blue Skies)は、ジャズのスタンダードナンバーです。
アメリカ人作曲家アーヴィング・バーリン(Irving Berlin)が、1926年初演のミュージカル『Betsy』のために作りました。

ここでは、レス・ポール & ヒズ・トリオ(Les Paul & His Trio)によるインストゥルメンタルバージョンが使われています。

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コンラッドを招いての演技講師ソルトツブルクのセミナー

Special Seminar at the Playwright’s Request – Saltzburg Keitel’s Classroom
Soundtrack『Asteroid City』

作曲:Alexandre Desplat

映画の音楽を担当したフランスの作曲家アレクサンドル・デスプラ(Alexandre Desplat)の作品です。

【第3幕】ドゥワイトが作った宇宙人の曲をモンタナ達が演奏

Dear Alien (Who Art in Heaven)
Soundtrack『Asteroid City』

作曲:Wes Anderson, Jarvis Cocker, Richard Hawley

引率教師デューンとカウボーイのモンタナがダンスをする曲

オーギー&ミッジ 窓越しの会話(オーギーが電熱器に手をのせる)

Kaw-Liga
作曲:Fred Rose, Hank Williams
オリジナル版:Hank Williams(1952)
アーティスト:Johnny Duncan and the Blue Grass Boys

『Kaw-Liga』は、アメリカのシンガーソングライター、ハンク・ウィリアムズとライターのフレッド・ローズが作った曲です。1952年にリリースされました。

ここでは、テキサス州出身のカントリー歌手、ジョニー・ダンカン(Johnny Duncan)のカバーバージョンが使われています。

ミッジと夜を過ごすオーギーの部屋で流れる曲(回想)

Out of Nowhere
作曲:Johnny Green, Edward Heyman
オリジナル版:Smith Ballew & His Orchestra(1931)
アーティスト:Franz Waxman

『Out of Nowhere』は、ジャズのスタンダードナンバーです。
アメリカの作曲家ジョニー・グリーン(Johnny Green)と作詞家エドワード・ヘイマン(Edward Heyman)が作りました。
20世紀を代表するアメリカの歌手ビング・クロスビーが1931年のアメリカ映画『Confessions of a Co-Ed』『I Surrender Dear』で歌い人気の曲となりました。

ここでは、1951年のアメリカ映画『陽のあたる場所』のサントラが使われています。


娘ダイナがその様子を目撃したらしいとミッジがオーギーに話すシーン

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天才児たちが宇宙人との交信を試みる

(There’ll Be) Peace in the Valley (For Me)
作曲:Thomas A. Dorsey
オリジナル版:Flying Clouds of Detroit(1947)
アーティスト:Red Foley, The Sunshine Boys(1951)

『(There’ll Be) Peace in the Valley (For Me)』は、「ゴスペル音楽の父」の異名を持つアメリカのミュージシャン/キリスト教伝道者トーマス・A・ドーシー(Thomas A. Dorsey)が作った曲です。

ここでは、第二次世界大戦後のカントリーミュージックに大きな貢献をしたアメリカのミュージシャン、レッド・フォーリー(Red Foley)の演奏が使われています。

【エピローグ】オーギー&支配人 窓越しの会話(隔離解除後)

How High The Moon
作曲:Nancy Hamilton & Morgan Lewis
リリース年:1940年(Frances Comstock & Alfred Drake)
アーティスト:Les Paul & Mary Ford

『ハウ・ハイ・ザ・ムーン』(How High The Moon)は、ジャズのスタンダードナンバーです。1940年初演のブロードウェイミュージカル『Two for the Show』のショー・チューンで、ナンシー・ハミルトンとモーガン・ルイスが作りました。

ここでは、夫婦デュオ、レス・ポール&メリー・フォード(Les Paul & Mary Ford)の演奏が使われています。

遺灰をそのまま埋葬し祈りを捧げる

The Streets of Laredo
作曲:Alan Lomax, John A. Lomax
アーティスト:Bing Crosby

『The Streets of Laredo』は、アメリカの有名なカウボーイ・バラードです。
『Cowboy’s Lament』『The Dying Cowboy』のタイトルでも知られています。

ここでは、20世紀を代表するアメリカの歌手ビング・クロスビー(Bing Crosby)による演奏が使われています。

「オーギー&ミッジ 窓越しの会話(シャワールームでのミッジの写真を撮る)」でもこの曲が使われていました。

ダイナーのBGM(ミッジが残して行った連絡先をオーギーが受け取る)

Cowboy Night Herd Song
作曲:Roy Rogers
アーティスト:Sons of the Pioneers
リリース年:1936年

『Cowboy Night Herd Song』は、サンズ・オブ・ザ・パイオニアズ(Sons of the Pioneers)の曲です。

サンズ・オブ・ザ・パイオニアズは、1933年にロサンゼルスで結成されました。
ボーカルパフォーマンス、曲作り、音楽性等の質の高さで知られ、精緻で革新的な録音を数多く生み出しています。カントリーミュージック界において史上最も長く存続しているボーカルグループの1つです。

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エンディング & エンドクレジット 1曲目

Freight Train
作曲:Elizabeth Cotten
オリジナル版:The Seegers(1957)
アーティスト:The Charles McDevitt Skiffle Group & Nancy Whiskey

『Freight Train』は、アメリカの音楽学者チャールズ・シーガーの娘ペギー・シーガーが1957年に録音した曲です。
当時シーガー家で家政婦として働いていたアメリカのブルースギタリスト/シンガーソングライター、エリザベス・コットン(Elizabeth Cotten)が10代前半の時に書いた曲で、教わったペギーがイギリスのフォーククラブで歌いはじめました。
このことをきっかけにコットンは60代で音楽活動を開始、92歳で亡くなるまで活躍し続け「左利きのギタリスト」として名を残すこととなりました。

エンドクレジット 2曲目

You Can’t Wake Up If You Don’t Fall Asleep
Soundtrack『Asteroid City』

作曲:Jarvis Cocker, Richard Hawley
アーティスト:Jarvis Cocker

ウェス・アンダーソン監督作品『ファンタスティック Mr.FOX』『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』でお馴染みのイギリスのミュージシャン、ジャーヴィス・コッカー(Jarvis Cocker)が歌っています。

『アステロイド・シティ』のサントラ

『アステロイド・シティ』はアレクサンドル・デスプラ(Alexandre Desplat)が音楽を担当しました。アレクサンドル・デスプラは、フランス生まれの作曲家です。『真珠の耳飾りの少女』や『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』などの音楽を手掛けています。『グランド・ブダペスト・ホテル』『シェイプ・オブ・ウォーター』でアカデミー作曲賞を受賞しました。

『ファンタスティック Mr.FOX』以降、全てのウェス・アンダーソン作品の音楽を手掛けています。

『アステロイド・シティ』キャスト・スタッフ

監督ウェス・アンダーソン(Wes Anderson)
脚本ウェス・アンダーソン(Wes Anderson)
原案ウェス・アンダーソン(Wes Anderson)
ロマン・コッポラ(Roman Coppola)
製作ウェス・アンダーソン(Wes Anderson)
スティーヴン・レイルズ(Steven Rales)
ジェレミー・ドーソン(Jeremy Dawson)
音楽アレクサンドル・デスプラ(Alexandre Desplat)
配給 パルコ=ユニバーサル映画
公開 2023年6月23日
2023年9月1日
上映時間104分

オーギー・スティーンベック:ジェイソン・シュワルツマン(Jason Schwartzman)
ミッジ・キャンベル:スカーレット・ヨハンソン(Scarlett Johansson)
スタンリー・ザック:トム・ハンクス(Tom Hanks)
グリフ・ギブソン将軍:ジェフリー・ライト(Jeffrey Wright)
ヒッケンルーパー博士:ティルダ・スウィントン(Tilda Swinton)
テレビ番組の司会者:ブライアン・クランストン(Bryan Cranston)
コンラッド・アープ:エドワード・ノートン(Edward Norton)
シューベルト・グリーン:エイドリアン・ブロディ(Adrien Brody)
J・J・ケロッグ:リーヴ・シュレイバー(Liev Schreiber)
サンディ・ボーデン:ホープ・デイヴィス(Hope Davis)
ロジャー・チョー:スティーヴン・パーク(Steve Park)
モンタナ:ルパート・フレンド(Rupert Friend)
ジューン・ダグラス:マヤ・ホーク(Maya Hawke)
モーテルの支配人:スティーヴ・カレル(Steve Carell)
メカニック:マット・ディロン(Matt Dillon)
ポリー・グリーン:ホン・チャウ(Hong Chau)
ソルトツブルク・キーテル:ウィレム・デフォー(Willem Dafoe)
妻:マーゴット・ロビー(Margot Robbie)
ウッドロウ(オーギーの息子):ジェイク・ライアン(Jake Ryan)
ダイナ・キャンベル:グレース・エドワーズ(Grace Edwards)
エイリアン:ジェフ・ゴールドブラム(Jeff Goldblum)
フィッシャー・スティーヴンス(Fisher Stevens)
シェリー:ソフィア・リリス(Sophia Lillis)
クリフォード:アリストゥ・ミーハン(Aristou Meehan)
リッキー:イーサン・ジョシュ・リー(Ethan Josh Lee)
カウボーイ:ジャーヴィス・コッカー(Jarvis Cocker)

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アニメーション映画『SING/シング: ネクストステージ』は、イルミネーション制作のミュージカル・コメディ映画です。テイラー・スウィフトやアリアナ・グランデ、BTSなどの人気曲が40曲以上使われています。映画のあらすじに沿って全42曲を紹介します。
『SING/シング』の挿入曲とサントラ
アニメーション映画『SING/シング』は、イルミネーション制作のミュージカル・コメディ映画です。テイラー・スウィフトやきゃりーぱみゅぱみゅなどの人気曲が50曲以上使われています。映画のあらすじに沿って全58曲を紹介します。
『アステロイド・シティ』の挿入曲とサントラ
ウェス・アンダーソン作品『アステロイド・シティ』は、1955年のアメリカ南西部の砂漠を舞台に繰り広げられるSF騒動を描いた架空の演劇をもとにしたコメディ映画です。作中で使われた音楽やサントラを流れた順にあらすじに沿って紹介します。
『ザ・キラー』(Netlix)の挿入曲とサントラ
映画『ザ・キラー』(Netflix)はデヴィッド・フィンチャー監督によるサイコサスペンス・スリラーです。マイケル・ファスベンダー演じる殺し屋が聴いているスミスの曲など全19曲の挿入曲とトレント・レズナーによるサントラを流れた順番に紹介します。
『ロスト・イン・トランスレーション』の挿入曲とサントラ
アカデミー脚本賞受賞、ソフィア・コッポラの『ロスト・イン・トランスレーション』は東京を訪れたハリウッドスターとアメリカ人女性の恋愛映画です。ビル・マーレイ、スカーレット・ヨハンソンが出演しています。カラオケで歌う曲など使われた音楽を流れた順に紹介します。
『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』の挿入曲とサントラ
『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』は、ウェス・アンダーソン監督によるオムニバス作品です。クリストフの『Aline』やフランスのカフェで流れていた曲など、使われた音楽を流れた順に紹介します。
『犬ヶ島』の挿入曲とサントラ
近未来の日本を舞台としたウェス・アンダーソン作品『犬ヶ島』は、犬と人間の交流が楽しめるSF映画です。全編ストップモーションで撮影されています。黒澤明の『七人の侍』のサントラなど、使われた音楽を流れた順に紹介します。
『グランド・ブダペスト・ホテル』の挿入曲とサントラ
ウェス・アンダーソン作品『グランド・ブダペスト・ホテル』はホテルのコンシェルジュとベルボーイの交友を描いた作品です。第87回アカデミー賞では作品賞と監督賞を含む9部門にノミネートされ、作曲賞を受賞しました。挿入曲を流れた順番に紹介していきます。
『ムーンライズ・キングダム』の挿入曲とサントラ
ウェス・アンダーソンの映画『ムーンライズ・キングダム』は、12歳の少年・少女の駆け落ちがきっかけで起こる騒動を描いた作品です。ベンジャミン・ブリテンの『青少年のための管弦楽入門』やサンサーンスの『動物の謝肉祭』など、使われた音楽を流れた順に紹介します。
『ジョジョ・ラビット』の挿入曲とサントラ
アカデミー脚色賞受賞作品、タイカ・ワイティティ監督の『ジョジョ・ラビット』は、第二次世界大戦下のドイツを舞台にした作品です。ビートルズの『抱きしめたい』やデヴィッド・ボウイの『ヒーローズ』(Helden)など、使われた音楽を紹介します。
『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』の挿入曲とサントラ
スピルバーグ監督作品、メリル・ストリープとトム・ハンクスが実在の人物を演じた『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』。ジョン・ウィリアムズが音楽を担当しました。ボブ・ディランの曲など、使われた音楽を流れた順番にご紹介します。

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