2013年にアメリカで制作された映画『ダイ・ハード/ラスト・デイ』(原題:A Good Day to Die Hard)は、ブルース・ウィリス主演のアクション映画『ダイ・ハード』シリーズの5作目です。
息子ジャックとジョン・マクレーンがモスクワで奮闘する様子が描かれています。
- 1988年
- 1990年
- 1995年
- 2007年
- 2013年『ダイ・ハード/ラスト・デイ』(現在のページ)
『ダイ・ハード/ラスト・デイ』の挿入曲
『ダイ・ハード/ラスト・デイ』の挿入曲を流れた順番に紹介していきます。(ネタバレにご注意ください)
オープニング
交響曲第9番 ニ短調「合唱付き」 Op.125 – 第4楽章
作曲者 | ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(Ludwig van Beethoven, 1770-1827) ドイツの作曲家。ウィーンの古典音楽を最高の発展に導き、ロマン派音楽への道を切り開いた音楽史において極めて重要な作曲家の一人。 聴力を失いながらも音楽への情熱を燃やし続け、数々の名曲を生み出したその偉業から日本では「楽聖」として称えられる。 |
作曲年 | 1824年 |
マクレーンがタクシーを降りて裁判所に歩いて向かう(歌好きなロシア人運転手が歌う曲)
ニューヨーク・ニューヨーク
Artist cover ver. | フランク・シナトラ(Frank Sinatra, 1915-1998) イタリア系アメリカ人のエンターテイナー/ポピュラー歌手/ジャズ歌手/俳優。 クルーナーヴォイスと呼ばれた歌声で世界中に多くのファンを獲得し、映画俳優としても数多くの映画に出演し『地上より永遠に』でアカデミー賞助演男優賞を受賞。 1950年代から60年代にかけては、ディーン・マーティン、サミー・デイヴィスJr.らと「ラット・パック」(The Rat Pack)と呼ばれるエンターテインメントグループを組み、映画に総出演したりラスベガスでショーを行うなどして人気を博した。 |
リリース | 1980年 |
作曲者 | ジョン・カンダー&フレッド・エブ(Kander and Ebb) フレッド・エブ(Fred Ebb, 1928-2004)とジョン・カンダー(John Kander)の二人によるソングライティングチーム。 代表作『キャバレー』『シカゴ』 |
Original ver. | 1977年:ライザ・ミネリ(Liza Minnelli) アメリカの女優/歌手、1946年生まれ。 ヴィンセント・ミネリ(映画監督)とジュディ・ガーランド(女優)の娘。 |
『New York New York』は、マーティン・スコセッシ監督の1977年のアメリカ映画『ニューヨーク・ニューヨーク』のために作られました。主演のライザ・ミネリが劇中歌っています。翌年フランク・シナトラがカバーし人気となり、シナトラの代表曲としても知られるようになりました。
ヤンキー・スタジアムでは、ニューヨーク・ヤンキースの試合終了後にこの曲を流すのが恒例となっています。
1980年から行われていて、ヤンキースの勝利後はフランク・シナトラ版、敗北後にはライザ・ミネリ版が使われていましたが、現在は勝敗に関わらずシナトラ版が流れるそうです。
ロシア市街地でカーチェース中のマクレーンに娘ルーシーから電話がかかってくる(着信メロディ)
邦題『歓喜の歌』
作曲者 | ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(Ludwig van Beethoven, 1770-1827) ドイツの作曲家。ウィーンの古典音楽を最高の発展に導き、ロマン派音楽への道を切り開いた音楽史において極めて重要な作曲家の一人。 聴力を失いながらも音楽への情熱を燃やし続け、数々の名曲を生み出したその偉業から日本では「楽聖」として称えられる。 |
『歓喜の歌』は、ドイツの劇作家フリードリヒ・シラー(Friedrich Schiller, 1759-1805)が1785年に書いた頌歌です。
人類の団結と兄弟愛の理想を讃えるメッセージが込められています。
ドイツの作曲家ベートーヴェンは『交響曲第9番 ニ短調 作品125』の第4楽章の独唱/合唱の歌詞に『歓喜の歌』を引用しました。 “主題と変奏” の形式で書かれた主題は『歓喜の歌』(Ode to Joy)と呼ばれ、欧州連合(EU) の公式賛歌に選ばれるなど世界中で多くの人に親しまれています。
マクレーン親子とコマロフがホテルのエレベータでダンスルームに向かう(エレベーターで流れる曲)
邦題『イパネマの娘』
Artist cover ver. | スタン・ゲッツ(Stan Getz, 1927-1991) アメリカのジャズミュージシャン/テナーサックス奏者。 |
ジョアン・ジルベルト(João Gilberto, 1931-2019) ボサノヴァの創始者の一人とされるブラジルの歌手/ギタリスト。 | |
Feat. アストラッド・ジルベルト(Astrud Gilberto, 1940-2023) ブラジル出身のボサノヴァ/ジャズ/ポピュラー音楽・歌手。 | |
リリース | 1964年 |
作曲者 | アントニオ・カルロス・ジョビン(Antonio Carlos Jobim, 1927-1994) ブラジル出身の作曲家/ミュージシャン。 代表作『イパネマの娘』『おいしい水』 |
ヴィニシウス・ヂ・モライス(Vinicius de Moraes, 1913-1980) ブラジル出身の詩人/作家/作詞家/作曲家/翻訳家/外交官/ジャーナリスト。 | |
ノーマン・ギンベル(Norman Gimbel, 1927-2018) アメリカの作詞家。ブラジル・フランス語の曲に英語の歌詞をつけた作詞家として知られる。 | |
Original ver. | 1963年:オス・カリオカス(Os Cariocas) |
『イパネマの娘』は、ボサノバのスタンダードナンバーとして世界中で愛されている曲です。
ここでは、スタン・ゲッツとジョアン・ジルベルトのコラボレーション・スタジオアルバム『ゲッツ/ジルベルト』(Getz/Gilberto)に収録されているバージョンが使われています。このアルバムは大ヒットしグラミー賞で2部門を受賞しました。
エンドクレジット 1曲目
ドゥーム・アンド・グルーム
Artist | ローリング・ストーンズ(The Rolling Stones) 1962年にロンドンで結成されたイギリスのロックバンド。 バンド名は、シカゴブルースの父、マディー・ウォーターズの名曲『Rollin’ Stone』に由来。結成以降一度も解散することなく第一線で精力的に活動し続け、ロック界の最高峰に君臨する。 |
リリース | 2012年 |
作曲者 | ジャガー/リチャーズ(Jagger–Richards) ミック・ジャガー(Mick Jagger) キース・リチャーズ(Keith Richards) |
『ダイ・ハード/ラスト・デイ』のサントラ
『ダイ・ハード/ラスト・デイ』はマルコ・ベルトラミ(Marco Beltrami)が音楽を担当しました。
マルコ・ベルトラミは、イタリア生まれ、アメリカ・ニューヨーク育ちの作曲家です。『スクリーム』や『キャリー』などホラー映画の音楽を数多く手掛けています。
『ダイ・ハード/ラスト・デイ』キャスト・スタッフ
監督 | ジョン・ムーア(John Moore) |
脚本 | スキップ・ウッズ(Skip Woods) |
原作 | ロデリック・ソープ(Roderick Thorp) |
製作 | アレックス・ヤング(Alex Young) |
音楽 | マルコ・ベルトラミ(Marco Beltrami) |
配給 | 20世紀フォックス |
公開 | 2013年2月14日 |
2013年2月14日 | |
上映時間 | 98分(劇場公開版) |
102分(最強無敵ロング・バージョン) |
ジョン・マクレーン:ブルース・ウィリス(Bruce Willis)
ジャック・マクレーン:ジェイ・コートニー(Jai Courtney)
ユーリ・コマロフ:セバスチャン・コッホ(Sebastian Koch)
ルーシー・マクレーン:メアリー・エリザベス・ウィンステッド(Mary Elizabeth Winstead )
イリーナ:ユーリヤ・スニギル(Yulia Snigir)
アリク:ラシャ・ブコヴィッチ(Rasha Bukvic)
コリンズ:コール・ハウザー(Cole Hauser)
マーフィー:アマウリー・ノラスコ(Amaury Nolasco)
チャガーリン:セルゲイ・コルスニコフ(Sergei Kolesnikov)
タクシー運転手:パシャ・D・リンチニコフ(Pasha D. Lychnikoff)
フォクシー:オルディス・ホッジ(Aldis Hodge)
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