2019年にイギリスで制作された映画『ダウントン・アビー』(原題:Downton Abbey)は、同名の人気テレビドラマシリーズの続編として、貴族クローリー家とその使用人たちが国王夫妻を迎える準備に追われる様子を描いた歴史ドラマ映画です。
ドラマシリーズ同様に『ゴスフォード・パーク』のジュリアン・フェロウズが脚本を担当しました。
- 『ダウントン・アビー』の挿入曲
- 地元の食料品店で、モールズリーがパットモアの手を取って歌いながら踊る
- パレードが始まり沿道に集まった人々から大きな拍手がわき起こる(パレードを先導する楽隊による演奏)
- パレード広場に騎馬砲兵連隊が入場し王室旗が掲揚される(楽隊が演奏する曲)
- パレード広場で国王がヨークシャー軽騎兵隊を視察する(楽隊が演奏する曲)
- 舞踏会 – メアリー王女がラッセルズ卿ともう一度やり直す決心をしたと国王夫妻に語る(室内楽団が演奏する曲)
- 舞踏会 – ルーシーがモードの隠し子であることをヴァイオレットが知る(室内楽団が演奏する曲)
- 舞踏会 – メアリーがヴァイオレットと話をするために二人きりになれる部屋に移動する(室内楽団が演奏する曲)
- 舞踏会 – ジョージ5世とメアリー王女、メアリー王妃とラッセルズ卿がダンスをする(室内楽団が演奏する曲)
- 舞踏会 – それぞれが配偶者とダンスをする(室内楽団が演奏する曲)
- 『ダウントン・アビー』のサントラ
- 『ダウントン・アビー』キャスト・スタッフ
『ダウントン・アビー』の挿入曲
『ダウントン・アビー』の挿入曲を流れた順番に紹介していきます。(ネタバレにご注意ください)
地元の食料品店で、モールズリーがパットモアの手を取って歌いながら踊る
(訳:私は男性と踊った、その男性は女性と踊った、その女性はウェールズ皇太子と踊った)
作曲者 | ハーバート・ファージョン(Herbert Farjeon, 1879-1972) イギリスの作詞家/台本作家/劇作家/劇場管理者/演劇評論家。 児童文学作家エリナー・ファージョンの兄。 |
ハロルド・グレン・スコット(Harold Glenn Scott) | |
作曲年 | 1927年 |
『I’ve danced with a man, who’s danced with a girl, who’s danced with the Prince of Wales』は、1911年にプリンス・オブ・ウェールズの座についたエドワード8世(ジョージ5世とメアリー王妃の長男)の人気絶頂時に作られたポピュラーソングです。
有名人とのつながりを築きたいという一般の人々の願望が歌われています。
パレードが始まり沿道に集まった人々から大きな拍手がわき起こる(パレードを先導する楽隊による演奏)
(メアリーがトムの後をつけるシーン)
『ダウントン・アビー』は、イングランド北東部、ヨークシャーの架空のカントリー・ハウス「Downton Abbey」を舞台に、グランサ伯爵クローリー家とそこで働く使用人たちの生活を歴史上の出来事を織り交ぜながら描いたドラマです。
『On Ilkla Moor Baht ‘at』は、19世紀から歌われているヨークシャー地方の民謡です。
パレード広場に騎馬砲兵連隊が入場し王室旗が掲揚される(楽隊が演奏する曲)
邦題『国王陛下万歳』
『God Save the King』(God Save the Queen)は、イギリスにおいて一般に国歌として広く認知されている(法律では制定されていない)王を称える歌です。
邦題『神よ王を守り給え』『国王陛下万歳』として知られています。
パレード広場で国王がヨークシャー軽騎兵隊を視察する(楽隊が演奏する曲)
フローレンティナー行進曲 Op. 214
作曲者 | ユリウス・フチーク(Julius Fucík, 1872-1916) チェコの作曲家/軍楽隊指揮者。 |
作曲年 | 1907年 |
舞踏会 – メアリー王女がラッセルズ卿ともう一度やり直す決心をしたと国王夫妻に語る(室内楽団が演奏する曲)
アンネン・ポルカ Op. 117
作曲者 | ヨハン・シュトラウス2世(Johann Strauss II. 1825-1899) オーストリアの作曲家/指揮者。初代「ワルツ王」ヨハン・シュトラウス1世の息子。ワルツ、ポルカをはじめとする舞踊音楽の名曲を数多く残しワルツの人気と発展に多大な貢献を果たした。 父親の死後「ワルツ王」の名を継承しヨーロッパ中で絶大な支持を獲得した。 |
作曲年 | 1852年 |
舞踏会 – ルーシーがモードの隠し子であることをヴァイオレットが知る(室内楽団が演奏する曲)
ワルツ「朝刊」 Op. 279
作曲者 | ヨハン・シュトラウス2世(Johann Strauss II. 1825-1899) オーストリアの作曲家/指揮者。初代「ワルツ王」ヨハン・シュトラウス1世の息子。ワルツ、ポルカをはじめとする舞踊音楽の名曲を数多く残しワルツの人気と発展に多大な貢献を果たした。 父親の死後「ワルツ王」の名を継承しヨーロッパ中で絶大な支持を獲得した。 |
作曲年 | 1863年 |
舞踏会 – メアリーがヴァイオレットと話をするために二人きりになれる部屋に移動する(室内楽団が演奏する曲)
ワルツ「ウィーンのボンボン」 Op. 307
作曲者 | ヨハン・シュトラウス2世(Johann Strauss II. 1825-1899) オーストリアの作曲家/指揮者。初代「ワルツ王」ヨハン・シュトラウス1世の息子。ワルツ、ポルカをはじめとする舞踊音楽の名曲を数多く残しワルツの人気と発展に多大な貢献を果たした。 父親の死後「ワルツ王」の名を継承しヨーロッパ中で絶大な支持を獲得した。 |
作曲年 | 1866年 |
舞踏会 – ジョージ5世とメアリー王女、メアリー王妃とラッセルズ卿がダンスをする(室内楽団が演奏する曲)
作曲者 | アーサー・モリス(Arthur Morris, 1859-1938) イギリスのダンス教師/音楽家。 |
出版年 | 1900年 |
『The Veleta』は、ヨークシャーのダンスシーンで精力的に活動していたダンス教師、アーサー・モリスが自ら作曲しステップの解説とともに出版したワルツ曲です。
舞踏会 – それぞれが配偶者とダンスをする(室内楽団が演奏する曲)
ワルツ「春の声」 Op. 410
作曲者 | ヨハン・シュトラウス2世(Johann Strauss II. 1825-1899) オーストリアの作曲家/指揮者。初代「ワルツ王」ヨハン・シュトラウス1世の息子。ワルツ、ポルカをはじめとする舞踊音楽の名曲を数多く残しワルツの人気と発展に多大な貢献を果たした。 父親の死後「ワルツ王」の名を継承しヨーロッパ中で絶大な支持を獲得した。 |
作曲年 | 1882年 |
『ダウントン・アビー』のサントラ
『ダウントン・アビー』はジョン・ラン(John Lunn)が音楽を担当しました。
ジョン・ランは、スコットランド出身の作曲家です。ドラマ『ダウントン・アビー』をはじめ、BBCスコットランドのテレビシリーズを中心に多数の音楽を提供しています。
※サントラ収録曲
1. 国王の命令(A Royal Command)
2. 支配階級を支えるもの(Pillar Of The Establishment)
3. お屋敷をピカピカに(Gleam And Sparkle)
4. 神は君主制支持者(God Is A Monarchist)
5. 付き人2人(Two Households)
6. パレードでの事件(Incident At A Parade)
7. 妨害作戦(Sabotage)
8. モード・バッグショー(Maud)
9. 名誉を回復(Honour Restored)
10. こんな場所があるとは(Never Seen Anything Like It)
11. 悪い夜でもない(Not Entirely A Bad Night)
12. 本当によろしくて?(May I?)
13. 暇乞い(Taking Leave)
14. 決意(Resolution)
15. 私の美徳はあなたの中に(You Are The Best Of Me)
16. 舞踏会のワルツ(Sunset Waltz)
17. 100年後もきっとダウントンは…(One Hundred Years Of Downton)

『ダウントン・アビー』キャスト・スタッフ
監督 | マイケル・エングラー(Michael Engler) |
脚本 | ジュリアン・フェロウズ(Julian Fellowes) |
原作 | ジュリアン・フェロウズ(Julian Fellowes) |
製作 | ジュリアン・フェロウズ(Julian Fellowes) |
ギャレス・ニーム(Gareth Neame) | |
リズ・トラブリッジ(Liz Trubridge) | |
音楽 | ジョン・ラン(John Lunn) |
配給 | 東宝東和 |
公開 | 2019年9月13日 |
2020年1月10日 | |
上映時間 | 122分 |
ロバート・クローリー〈グランサム伯爵〉:ヒュー・ボネヴィル(Hugh Bonneville)
コーラ・クローリー〈グランサム伯爵夫人〉:エリザベス・マクガヴァン(Elizabeth McGovern)
ヴァイオレット・クローリー〈先代グランサム伯爵夫人〉:マギー・スミス(Maggie Smith)
メアリー・タルボット:ミシェル・ドッカリー(Michelle Dockery)
ヘンリー・タルボット:マシュー・グッド(Matthew Goode)
イーディス・ペラム〈ヘクサム侯爵夫人〉:ローラ・カーマイケル(Laura Carmichael)
バーティ・ペラム〈ヘクサム侯爵〉:ハリー・ハデン=ペイトン(Harry Hadden-Paton)
トム・ブランソン:アレン・リーチ(Allen Leech)
イザベル・グレイ〈マートン男爵夫人〉:ペネロープ・ウィルトン(Penelope Wilton)
リチャード・“ディッキー”・グレイ〈マートン男爵〉:ダグラス・リース(Douglas Reith)
トーマス・バロー:ロバート・ジェームズ=コリアー(James-Collier)
エルシー・カーソン(旧姓ヒューズ):フィリス・ローガン(Phyllis Logan)
ジョン・ベイツ:ブレンダン・コイル(Brendan Coyle)
フィリス・バクスター:ラクエル・キャシディ(Raquel Cassidy)
アンナ・ベイツ:ジョアン・フロガット(Joanne Froggatt)
アンディ・パーカー:マイケル・C・フォックス(Michael Fox)
アルバート:チャーリー・ワトソン(Charlie Watson)
ベリル・パットモア:レズリー・ニコル(Lesley Nicol)
デイジー・パーカー(旧姓ロビンソン/メイソン):ソフィー・マクシェラ(Sophie McShera)
チャールズ・カーソン:ジム・カーター(Jim Carter)
ジョセフ・モールズリー :ケヴィン・ドイル(Kevin Doyle)
ジョージ5世:サイモン・ジョーンズ(Simon Jones)
メアリー王妃:ジェラルディン・ジェームズ(Geraldine James)
メアリー王女:ケイト・フィリップス(Kate Phillips)
ヘンリー・ラッセルズ (第6代ヘアウッド伯爵):アンドリュー・ヘイヴィル(Andrew Havill)
リチャード・エリス:マックス・ブラウン(Max Brown)
ウィルソン:デヴィッド・ヘイグ(David Haig)
レディ・モード・バグショー:イメルダ・スタウントン(Imelda Staunton)
ルーシー・スミス:タペンス・ミドルトン(Tuppence Middleton)
チェトウッド少佐:スティーヴン・キャンベル・ムーア(Stephen Campbell Moore)
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