2019年に制作されたアニメ映画『ペット2』(原題:The Secret Life of Pets 2)は、『怪盗グルー』シリーズや『SING/シング』シリーズを手がけるイルミネーション・エンターテイメント制作のコメディ映画です。
前作に引き続き飼い犬のマックスとデューク、うさぎのスノーボールらの知られざる活躍が描かれています。
- 2016年
- 2019年『ペット2』(現在のページ)
『ペット2』の挿入曲
『ペット2』の挿入曲を流れた順番に紹介していきます。(ネタバレにご注意ください)
オープニング
Artist | ジェイ・Z(Jay-Z) アメリカのラッパー/ソングライター/音楽プロデューサー/起業家、1969年ブルックリン生まれ。 2008年にビヨンセと結婚。2023年3月に公開されたBillboard誌が選ぶ「最も偉大なラッパー」リストで1位に選出される。 |
Feat. アリシア・キーズ(Alicia Keys) アメリカのシンガーソングライター/女優、1981年ニューヨーク生まれ。 | |
リリース | 2009年 |
作曲者 | Jay-Z, Alicia Keys, Angela Hunte, Bert Keyes, Sylvia Robinson, Janet Sewell and Al Shux |
マックス達がリアムと共に過ごし愛情が深まっていくシーン
邦題『愛するあの娘に』
Artist | スティーヴィー・ワンダー(Stevie Wonder) アメリカのミュージシャン/音楽プロデューサー、1950年ミシガン州サギノー生まれ。 11歳でモータウン所属アーテイストとなり、1962年にシングルデビュー。世界でトータル1億枚以上のレコードセールスを記録する史上最も売れている音楽アーティストの一人。 |
リリース | 1967年 |
作曲者 | ヘンリー・コスビー(Henry Cosby, 1928-2002) アメリカのソングライター/プロデューサー。 |
ルーラ・メイ・ハーダウェイ(Lula Mae Hardaway, 1930-2006) アメリカのソングライター。スティービー・ワンダーの母親。 | |
シルビア・モイ(Sylvia Moy, 1938-2017) アメリカのソングライター/音楽プロデューサー。 | |
スティーヴィー・ワンダー |
『I Was Made to Love Her』は、十代のスティービー・ワンダーの代表曲です。スティーヴィーの母親が作曲者に名を連ねています。
スノーボールがベランダの手摺りに乗りパトロールをする
スーパーマン – テーマ曲
作曲者 | ジョン・ウィリアムズ(John Williams) アメリカの作曲家/編曲家/指揮者/ピアニスト、1932年ニューヨーク生まれ。 誰もが口ずさめる印象に残るメロディをロマン派音楽/印象主義音楽/無調音楽と複雑なオーケストレーションを混ぜ合わせた独特のサウンドにのせ、見る人すべての心に残る名曲を多数生み出す。 『屋根の上のバイオリン弾き』(1971)、『ジョーズ』(1975)、『スター・ウォーズ』(1977)、『E.T.』(1982)、『シンドラーのリスト』(1993) のスコアを手掛け、アカデミー作曲賞(編曲賞)を5度受賞した。 |
Original ver. | 1978年:ジョン・ウィリアムズ |
『Superman Theme』は、1978年のアメリカ・イギリス合作のスーパーヒーロー映画『スーパーマン』のテーマ曲です。
動物病院で流れる曲
ケイティがマックスを動物病院に連れて行くシーン
邦題『イパネマの娘』
作曲者 | アントニオ・カルロス・ジョビン(Antonio Carlos Jobim, 1927-1994) ブラジル出身の作曲家/ミュージシャン。 代表作『イパネマの娘』『おいしい水』 |
ヴィニシウス・ヂ・モライス(Vinicius de Moraes, 1913-1980) ブラジル出身の詩人/作家/作詞家/作曲家/翻訳家/外交官/ジャーナリスト。 | |
Original ver. | 1963年:オス・カリオカス(Os Cariocas) |
『イパネマの娘』は、ボサノバのスタンダードナンバーとして世界中で愛されている曲です。
マックスとデューイが車に乗り家族で旅行に出かけるシーン
邦題『僕とフリオと校庭で』
Artist Cover ver. | ブリーチャーズ(Bleachers) アメリカの歌手/ソングライター/音楽プロデューサー、ジャック・アントノフ(Jack Antonoff)のソロプロジェクト。 |
リリース | 2020年:Soundtrack『ペット2』 |
作曲者 | ポール・サイモン(Paul Simon) アメリカのシンガーソングライター、1941年ニュージャージー州ニューアーク生まれ。アート・ガーファンクルとの音楽ユニット「サイモン&ガーファンクル」として1960年代に活躍し一世を風靡した。 |
Original ver. | 1972年:ポール・サイモン |
『Me And Julio Down By The Schoolyard』は、60年代に活躍したフォークデュオ、サイモン&ガーファンクルのポール・サイモンが作った曲です。二人の少年(Me and Julio)の法律違反行為がまきおこす不思議なストーリーが描かれています。
映画では、ブリーチャーズ(Bleachers)によるカバーバージョンが使われていました。
マックスが農場で七面鳥に追いかけられるシーン
フォギー・マウンテン・ブレイクダウン
Artist Cover ver. | ビリー・ボブ・バンジョー・バンド(The Billy Bob Banjo Band) |
作曲者 | アール・スクラッグス(Earl Scruggs, 1924-2012) バンジョーにおけるスリーフィンガー・ピッキング奏法を普及させたことで知られるアメリカのミュージシャン。 |
Original ver. | 1950年:レスター・フラット、アール・スクラッグス(Lester Flatt, Earl Scruggs and The Foggy Mountain Boys) |
『Foggy Mountain Breakdown』は、ブルーグラスのインストゥルメンタル曲です。
1967年のアメリカ犯罪映画『俺たちに明日はない』のカーチェイス・シーンで使われ人気となり、映画やテレビ番組での同様のシーンで使われる定番曲となりました。
またたびでご機嫌のクロエの部屋で流れる曲
ギジェットがクロエの家を訪れ、自分を猫にしてほいしと頼みに行くシーン
ホワイト・ラビット
Artist | ジェファーソン・エアプレイン(Jefferson Airplane) 1965年にサンフランシスコで結成されたアメリカのロックバンド。 |
リリース | 1967年 |
作曲者 | グレイス・スリック(Grace Slick) アメリカのシンガーソングライター/画家、1939年生まれ。ジェファーソン・エアプレイン、スターシップの元メンバー。 |
『White Rabbit』は、『不思議の国のアリス』をモチーフに使い、ドラックの幻覚作用を比喩的に表現した曲だと言われています。
スノーボールとデイジーがホワイトタイガーのフーを連れて路地裏を歩く
Artist | クーリオ(Coolio, 1963-2022) アメリカのラッパー/ヒップホップミュージシャン/俳優。 |
リリース | 1994年 |
作曲者 | Fred Alexander, Norman Beavers, Marvin Craig, Coolio, Fred Lewis, Tiemeyer McCain, Thomas Shelby, Stephen Shockley, Otis Stokes, Mark Wood |
猫屋敷でギジェットがロボット掃除機に乗り移動するシーン
猫達が「女王陛下万歳」とひれ伏し道を開けるシーン
ラ・マルセイエーズ
作曲者 | クロード=ジョゼフ・ルジェ・ド・リール(Claude Joseph Rouget de Lisle, 1760-1836) フランスの軍人/作曲家/作詞家。 『ラ・マルセイエーズ』を作曲したことで、ルイ・フィリップ1世から名誉軍団国家勲章を授与された。 |
作曲年 | 1792年 |
『ラ・マルセイエーズ』は、フランスの国歌です。
1792年、フランス革命政府がオーストリアへ宣戦布告したという一報をきいたストラスブール市長は、フランスに国家がないことを嘆き、当時ストラスブール(ドイツ国境近くに位置するアルザス州の州都)のライン方面軍に配属されていたリール大尉に曲の制作を依頼しました。
初めは『ライン軍のための軍歌』(Chant de guerre pour l’armée du Rhin) と題されましたが、後にマルセイユの義勇軍がパリ入城の際に歌ったことで一躍有名となったことで1795年に『ラ・マルセイエーズ』(La Marseillaise) のタイトルで国歌に制定されました。
日本では『マルセイユの歌』のタイトルでも知られています。
猫屋敷の猫おばさんと猫達がキャットフードを買いに車で外出する
スノーボールの要請を受けたギジェットが猫おばさんの運転する車に乗り援護に向かうシーン
Artist | ZZトップ(ZZ Top) 1969年にテキサス州ヒューストンで結成されたアメリカのスリーピース・ロックバンド。 |
リリース | 1973年 |
作曲者 | ZZ Top フランク・ベアード(Frank Beard) ビリー・ギボンズ(Billy Gibbons) ダスティ・ヒル(Dusty Hill, 1949-2021) |
悪徳サーカス団の団長を撥ね飛ばす猫おばさんの車で流れる曲
Artist | エム・オー・ピー(M.O.P.) 1993年にデビューしたアメリカのヒップホップデュオ。 |
リリース | 2000年 |
作曲者 | M.O.P. ジャマル・グリネージ(Jamal Grinnage) エリック・マレー(Eric Murry) |
ダリル・ピットマン(Darryl Pittman) アメリカのヒップホッププロデューサー/DJ/ラッパー。 |
ペット達がいつもの日常へ戻るシーン
(ペット達が乗り街に帰る猫おばさんの車のラジオから流れる曲)
Artist | ランチマネー・ルイス(LunchMoney Lewis) アメリカのR&B/ヒップホップレコーディングアーティスト、1988年フロリダ州マイアミ生まれ |
Feat. アミーネ(Aminé) アメリカのラッパー/歌手/ソングライター、1994年オレゴン州ポートランド生まれ。 | |
リリース | 2019年:Soundtrack『ペット2』 |
作曲者 | Bill Withers, Skip Scarborough, LunchMoney Lewis, Marc Sibley, Nathan Cunningham, Brandon Hamlin, Aminé |
スノーボールが歌う曲
パンダ
Artist | デザイナー(Desiigner) アメリカのラッパー/歌手/ソングライター、1997年ブルックリン生まれ。 |
リリース | 2015年 |
作曲者 | アドナン・カーン(Adnan Khan) デザイナー(Desiigner) |
『ペット2』のサントラ
『ペット2』は前作に引き続きアレクサンドル・デスプラ(Alexandre Desplat)が音楽を担当しました。
アレクサンドル・デスプラは、フランス・パリ出身の映画音楽作曲家です。『グランド・ブダペスト・ホテル』『シェイプ・オブ・ウォーター』でアカデミー作曲賞を受賞しています。
『ペット2』キャスト・スタッフ
監督 | クリス・ルノー(Chris Renaud) |
脚本 | ブライアン・リンチ(Brian Lynch) |
製作 | クリス・メレダンドリ(Chris Meledandri) |
ジャネット・ヘーリー(Janet Healy) | |
音楽 | アレクサンドル・デスプラ(Alexandre Desplat) |
配給 | 東宝東和 |
公開 | 2019年5月27日 |
2019年7月26日 | |
上映時間 | 92分 |
マックス:パットン・オズワルト(Patton Oswalt)
デューク:エリック・ストーンストリート(Eric Stonestreet)
ケイティ:エリー・ケンパー(Ellie Kemper)
クロエ:レイク・ベル(Lake Bell)
ルースター:ハリソン・フォード(Harrison Ford)
デイジー:ティファニー・ハディッシュ(Tiffany Haddish)
スノーボール:ケヴィン・ハート(Kevin Hart)
ギジェット:ジェニー・スレイト(Jenny Slate)
ポップス:ダナ・カーヴィ(Dana Carvey)
バディ:ハンニバル・バレス(Hannibal Buress)
メル:ボビー・モイニハン(Bobby Moynihan)
ノーマン:クリス・ルノー(Chris Renaud)
セルゲイ:ニック・クロール(Nick Kroll)
チャック:ピート・ホームズ(Pete Holmes)
リアム:ヘンリー・リンチ(Henry Lynch)
猫おばさん:メレディス・サレンジャー(Meredith Salenger)
モリー:カイリー・ルノー(Kiely Renaud)
首領オオカミ:マイケル・ビーティー(Michael Beattie)
ピクルス:タラ・ストロング(Tara Strong)
スイートピー:タラ・ストロング(Tara Strong)
プリンセス:ジェシカ・ディ・シコ(Jessica DiCicco)
タイニー:ジェシカ・ディ・シコ(Jessica DiCicco)
コットン:ショーン・ジアンブローネ(Sean Giambrone)
ハムスター:ガース・ジェニングス(Garth Jennings)
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