2020年にアメリカで制作された映画『クリスマス・クロニクル PART2』(原題:The Christmas Chronicles 2)は、兄妹がサンタクロースと冒険を繰り広げた『クリスマス・クロニクル』の続編です。
前作同様、カート・ラッセルがサンタクロースを、ゴールディ・ホーンがミセス・クロースを演じました。
『クリスマス・クロニクル PART2』の挿入曲
『クリスマス・クロニクル PART2』の挿入曲を流れた順番に紹介していきます。(ネタバレにご注意ください)
ピアース家とボブ親子がクリスマス休暇を南の島で過ごす(マリアッチバンドが演奏する)
フェリス・ナビダッド
Artist cover ver. | Mariachi Plata メキシコのマリアッチ・アンサンブル・グループ。 |
作曲者 | ホセ・フェリシアーノ(José Feliciano) プエルトリコ出身の歌手/ギタリスト、1945年生まれ。 |
Original ver. | 1970年:ホセ・フェリシアーノ(José Feliciano) |
『Feliz Navidad』は、世界中で親しまれているクリスマスの定番曲です。
タイトルの「Feliz Navidad」はスペイン語で「メリークリスマス」を意味し、歌詞には英語とスペイン語の両方が含まれています。
プエルトリコ出身の歌手ホセ・フェリシアーノは、一人訪れたロサンゼルスのスタジオでホームシックにかかりながらこの曲をレコーディングしたそうです。
ケイトが聖歌隊でリードボーカルを務めていると聞いたボブが突然歌い出す
(ボブがケイトの父が好きだった曲を知らずに歌い、ケイトがその場を立ち去るシーン)
邦題『もみの木』(英題:O Christmas Tree)
作詞者 | エルンスト・アンシュッツ(Ernst Anschütz, 1780-1861) ドイツの教師/オルガニスト/詩人/作曲家。 |
作曲年 | 1820年頃 |
『O Tannenbaum』(英題:O Christmas Tree)は、世界各国で歌われているドイツ発祥のクリスマス・キャロルです。
もともとはラブソングとして書かれました。不実な女性との対比で、モミの木の常緑性が恒常性と忠実さの象徴として歌われています。
アメリカでは、ドイツ系祖先を持つ住民が多く住むメリーランド州/アイオワ州の州歌としても使用されています。
この後「ケイトの発案で家族皆が砂浜で月を見上げクリスマスキャロルを歌う」でもこの曲が使われています。
ケイトとジャックがサンタクロース夫婦に案内されサンタ・ヴィレッジを見学に訪れる
邦題『ひいらぎ飾ろう』
作曲者 | トーマス・オリファント(Thomas Oliphant,1799-1873) スコットランドの音楽家/芸術家/作家。 |
出版年 | 1862年 |
『Deck the Halls』は、ウェールズ民謡『Nos Galan』をもとにしたクリスマスキャロルです。
ひいらぎ(セイヨウヒイラギ)は、真冬に美しい赤い実をつけることから聖木とされています。「Christmas holly」とも呼ばれ、クリスマスの装飾の定番として使われています。
狂暴化したエルフ達が広場で大騒ぎする(DJエルフが大音量で流す曲)
Artist cover ver. | バハ・メン(Baha Men) 1977年に結成されたバハマの音楽バンド。 ジャンカヌーと呼ばれるバハマ音楽を現代風にアレンジして演奏し人気を博す。 |
リリース | 2000年 |
作曲者 | アンセルム・ダグラス(Anslem Douglas) トリニダードのミュージシャン/作曲家。 |
オズバート・ガーリー(Osbert Gurley) | |
Original ver. | 1998年:アンセルム・ダグラス(Anslem Douglas) |
空港職員のグレースがシャウトし、空港に足止めされ腹を立てる客達を黙らせる
(サンタクロースの魔法で、グレースは「Now wait a minute!」とシャウトしパフォーマンスを始めます。)
Artist cover ver. | ダーレン・ラヴ(Darlene Love) ボストン空港の職員グレースを演じるアメリカの歌手/女優、1941年生まれ。 エルヴィス・プレスリーやフランク・シナトラ、ザ・ビーチ・ボーイズ等の有名ミュージシャンのレコーディングに多数参加したことでも知られる。 |
作曲者 | アイズレー・ブラザーズ オケリー・アイズレー(O’Kelly Isley, 1937-1986) ルドルフ・アイズレー(Rudolph Isley, 1939-2023) ロナルド・アイズレー(Ronald Isley) |
Original ver. | 1959年:アイズレー・ブラザーズ(The Isley Brothers) 1950年代に結成されたアメリカのヴォーカル・グループ。 ゴスペル一家に育ったグループオハイオ州シンシナティのオケリー、ルドルフ、ロナルドのアイズリー三兄弟で構成される。ジミ・ヘンドリックスが無名時代にバックミュージシャンを務めー家に居候するなど深い影響を与え合ったアーティストとしても知られる。 |
空港でサンタクロースとグレースが歌い皆がダンスをする
ザ・スピリット・オブ・クリスマス
Artist | カート・ラッセル(Kurt Russell) サンタクロースを演じるアメリカの俳優、1951年生まれ。 |
ダーレン・ラヴ(Darlene Love) ボストン空港の職員グレースを演じるアメリカの歌手/女優、1941年生まれ。 エルヴィス・プレスリーやフランク・シナトラ、ザ・ビーチ・ボーイズ等の有名ミュージシャンのレコーディングに多数参加したことでも知られる。 | |
リリース | 2020年:Soundtrack『クリスマス・クロニクル PART2』 |
作曲者 | スティーヴ・ヴァン・ザント(Stevie Van Zandt) アメリカのミュージシャン/俳優、1950年生まれ。 ブルース・スプリングスティーンのバックバンド「Eストリート・バンド」(The E Street Band) のギタリストを務める。 |
ケイトの発案で家族皆が砂浜で月を見上げクリスマスキャロルを歌う
(サンタ・ヴィレッジの皆がクリスマスツリーを囲んで歌い、サンタクロースとミセス・クロースがダンスをする)
邦題『もみの木』(英題:O Christmas Tree)
作詞者 | エルンスト・アンシュッツ(Ernst Anschütz, 1780-1861) ドイツの教師/オルガニスト/詩人/作曲家。 |
作曲年 | 1820年頃 |
「ケイトが聖歌隊でリードボーカルを務めていると聞いたボブが突然歌い出す」でもこの曲が使われていました。
『クリスマス・クロニクル PART2』のサントラ
『クリスマス・クロニクル PART2』はクリストフ・ベック(Christophe Beck)が音楽を担当しました。
クリストフ・ベックは、カナダ・モントリオール出身の作曲家です。『バリー・シール/アメリカをはめた男』『バーレスク』『ハングオーバー!』シリーズなどの音楽を手掛けています。

『クリスマス・クロニクル PART2』キャスト・スタッフ
監督 | クレイ・ケイティス(Clay Kaytis) |
脚本 | マット・リーバーマン(Matt Lieberman) |
クリス・コロンバス(Chris Columbus) | |
製作 | クリス・コロンバス(Chris Columbus) |
マーク・ラドクリフ(Mark Radcliffe) | |
マイケル・バーナサン(Michael Barnathan) | |
カート・ラッセル(Kurt Russell) | |
音楽 | クリストフ・ベック(Christophe Beck) |
配給 | Netflix |
公開 | 2020年11月25日 |
上映時間 | 115分 |
サンタクロース:カート・ラッセル(Kurt Russell)
ミセス・クロース:ゴールディ・ホーン(Goldie Hawn)
ケイト・ピアース:ダービー・キャンプ(Darby Camp)
クレア・ピアース:キンバリー・ウィリアムズ=ペイズリー(Darby Camp)
ジャック:ジャジル・ブルーノ(Jahzir Bruno)
ベルスニッケル:ジュリアン・デニソン(Julian Dennison)
ボブ:タイリース・ギブソン(Tyrese Gibson)
テディ・ピアース:ジュダ・ルイス(Judah Lewis)
ダグ:サニー・スリッチ(Sunny Suljic )
グレース:ダーレン・ラヴ(Darlene Love)
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