2022年にアメリカで制作された映画『バッドガイズ』(原題:The Bad Guys)は、カリフォルニア州ロサンゼルスで悪事をはたらく怪盗集団「バッドガイズ」の活躍を描いたアニメ映画です。
アーロン・ブレイビーによる同名の人気コミックが原作となっています。
- 『バッドガイズ』の挿入曲
- オープニング(ウルフとスネークが話をするダイナーで流れる曲)
- 警察署長を先頭とするパトカー隊とのカーチェイス(バッドガイズの車で流れる曲)
- スネークがバースデーケーキのろうとくを吹き消す前にピラニアが歌う
- ウルフが「金色のイルカ奪還計画」を説明する
- ウルフが国立美術館の彫刻について語り、知事(ダイアン)と知り合いになる
- シャークが「赤ちゃんが産まれる」と騒ぎ出す(コンベンションホールBGM)
- 実験動物研究所のモルモットを救うミッションで通気口を通るスネークが歌詞を変えて歌う
- バッドガイズを乗せたリムジンが「善の祝祭」会場に到着する(会場で流れる曲)
- バッドガイズ達がゲストに話しかけられる(祝祭のステージで歌手が歌う曲)
- 観衆の注目を集める為にピラニアがステージで突然歌い出す
- ダイアンとタランチュラがバイクでトラックに接近し妨害機をつけてナビを無効化する
- エンドクレジット 1曲目
- エンドクレジット 2曲目
- 『バッドガイズ』のサントラ
- 『バッドガイズ』キャスト・スタッフ
『バッドガイズ』の挿入曲
『バッドガイズ』の挿入曲を流れた順番に紹介していきます。(ネタバレにご注意ください)
オープニング(ウルフとスネークが話をするダイナーで流れる曲)
Artist | ブラック・プーマズ(Black Pumas) 2018年に結成されたアメリカのサイケデリック・ソウル・グループ。 |
リリース | 2018年 |
作曲者 | ブラック・プーマズ エリック・バートン(Eric Burton) エイドリアン・ケサダ(Adrian Quesada) |
警察署長を先頭とするパトカー隊とのカーチェイス(バッドガイズの車で流れる曲)
Artist | Can’t Stop Won’t Stop 2009年に結成されたアメリカのラップグループ。略称CSWS。 |
リリース | 2013年 |
作曲者 | Can’t Stop Won’t Stop アーロン・ハッチ(Aaron Hatch) デビッド・ホーキンス(David Hawkins) デビッド・ピーターソン(David Peterson) |
スネークがバースデーケーキのろうとくを吹き消す前にピラニアが歌う
ハッピーバースデートゥーユー
作曲者 | マイルドレッド・J・ヒル(Mildred J. Hill, 1859-1916) アメリカのソングライター/音楽学者。 |
パティ・J・ヒル(Patty S. Hill, 1868-1946) アメリカの保育園/幼稚園教諭。アメリカの非営利団体「全米幼児教育協会」の創設者。 | |
出版年 | 1917年 |
『Happy Birthday to You』は、アメリカ人のヒル姉妹が作詞作曲した誕生日をお祝いする曲です。
この曲は、世界で最も歌われている英語の曲としてギネス世界記録に認定されています。
ウルフが「金色のイルカ奪還計画」を説明する
Artist | ザ・ブラック・キーズ(The Black Keys) 2001年にオハイオ州アクロンで結成されたアメリカのブルースロックデュオ。 |
リリース | 2010年 |
作曲者 | ザ・ブラック・キーズ ダン・オーバック(Dan Auerbach) パトリック・カーニー(Patrick Carney) |
ウルフが国立美術館の彫刻について語り、知事(ダイアン)と知り合いになる
枯葉(原題:Les Feuilles mortes)
Artist cover ver. | ハンク・ガーランド(Hank Garland, 1930-2004) アメリカのギタリスト/ソングライター。 |
リリース | 1960年 |
作曲者 | ジョゼフ・コズマ(Joseph Kosma, 1905-1969) ハンガリー出身のユダヤ系フランス人作曲家。 |
ジャック・プレヴェール(Jacques Prévert, 1900-1977) フランスの詩人/脚本家。 | |
ジョニー・マーサー(Johnny Mercer, 1909-1976) クロアチア/アイルランド系アメリカ人作詞者。 キャピトル・レコードの共同創設者の一人。映画『ハーヴェイ・ガールズ』(1946)、『花婿来たる』(1951)、『ティファニーで朝食を』(1961)、『酒とバラの日々』(1962) の劇中歌の作詞を手掛け、アカデミー歌曲賞を4回受賞した。 | |
Original ver. | 1948年:コラ・ヴォケール(Cora Vaucaire, 1918-2011) |
『枯葉』は、シャンソンの代表的なスタンダードナンバーです。
シャークが「赤ちゃんが産まれる」と騒ぎ出す(コンベンションホールBGM)
ワルツ《南国のバラ》Op.388
作曲者 | ヨハン・シュトラウス2世(Johann Strauss II. 1825-1899) 19世紀にウィーンを中心に活躍したオーストリアの作曲家/指揮者。 初代「ワルツ王」ヨハン・シュトラウス1世の息子。 ワルツ、ポルカをはじめとする舞踊音楽の名曲を数多く残しワルツの人気と発展に多大な貢献を果たす。父親の死後「ワルツ王」の名を継承しヨーロッパ中で絶大な支持を獲得した。 |
作曲年 | 1880年 |
『南国のバラ』は、ヨハン・シュトラウス2世が1880年に作曲したメドレー形式のウィンナ・ワルツです。
ワルツの主題は、自作のオペレッタ『女王のレースのハンカチーフ』から引用されています。
実験動物研究所のモルモットを救うミッションで通気口を通るスネークが歌詞を変えて歌う
作詞 | リディア・マリア・チャイルド(Lydia Maria Child, 1802-1880) アメリカの奴隷解放論者/女性解放論者/小説家。 |
『Over the River and Through the Wood』は、19世紀に作られたアメリカ民謡です。
リディア・マリア・チャイルド(Lydia Maria Child)が書いた詩が使われており、感謝祭に祖父母の家を訪れた幼少期の思い出が綴られています。
バッドガイズを乗せたリムジンが「善の祝祭」会場に到着する(会場で流れる曲)
Artist | Anita O’Day & The Three Sounds |
アニタ・オデイ(Anita O’Day, 1919-2006) アメリカのジャズ歌手。 ハスキーボイスとメリハリの効いたスウィング感を特徴に持ち1950年代から1960年代に成功を収めた。 | |
ザ・スリー・サウンズ(The Three Sounds) 1956年にミシガン州ベントンハーバーで結成されたジャズピアノトリオ。 | |
リリース | 1962年 |
作曲者 | レナード・フェザー(Leonard Feather, 1914-1994) アメリカで活躍したイギリス生まれのジャズピアニスト/作曲家/作家/評論家/プロデューサー。 |
ベニー・ゴルソン(Benny Golson, 1929-2024) アメリカのジャズ・サクソフォーン奏者/作曲家/編曲家。 |
バッドガイズ達がゲストに話しかけられる(祝祭のステージで歌手が歌う曲)
フライ・ミー・トゥー・ザ・ムーン
Artist cover ver. | ジュリー・ロンドン(Julie London, 1926-2000) アメリカの女優/歌手。 可憐な美貌と “スモーキー・ボイス” と呼ばれたハスキーボイスで人気を博し、女優としても歌手としても活躍した。 |
リリース | 1969年 |
作曲者 | バート・ハワード(Bart Howard, 1915-2004) アメリカの作曲家/ソングライター。 |
Original ver. | 1954年:ケイ・バラード(Kaye Ballard) |
観衆の注目を集める為にピラニアがステージで突然歌い出す
Artist | アンソニー・ラモス(Anthony Ramos) ピラニアを演じるプエルトリコ系アメリカ人俳優、1991年生まれ。 |
リリース | 2022年:Soundtrack『バッドガイズ』 |
作曲者 | ダニエル・ペンバートン(Daniel Pemberton) イギリスの映画音楽作曲家、1977年生まれ。 |
ゲイリー・ゴー(Gary Go) イギリスのソングライター/音楽プロデューサー/作曲家、マルチメディアアーティスト、1985年生まれ。 |
ダイアンとタランチュラがバイクでトラックに接近し妨害機をつけてナビを無効化する
Artist | ケミカル・ブラザーズ(The Chemical Brothers) 1992年にマンチェスターで結成されたイギリスの電子音楽デュオ。 |
Feat. Qティップ(Q-Tip) アメリカのラッパー/音楽プロデューサー、1970年生まれ。 ヒップホップグループ「ア・トライブ・コールド・クエスト」(A Tribe Called Quest) のメンバー。 | |
リリース | 2015年 |
作曲者 | Qティップ(Q-Tip) |
ケミカル・ブラザーズ トム・ローランズ(Tom Rowlands) エド・シモンズ(Ed Simons) |
エンドクレジット 1曲目
フィーリン・オールライト
Artist cover ver. | エル・キング(Elle King) アメリカの歌手/ミュージシャン/ソングライター/女優、1989年ロサンゼルス生まれ。 俳優としても活動するコメディアン、ロブ・シュナイダー(Rob Schneider)の娘。 |
リリース | 2022年:Soundtrack『バッドガイズ』 |
作曲者 | デイヴ・メイスン(Dave Mason) イギリスのシンガーソングライター/ギタリスト、1946年生まれ。 ロックバンド「トラフィック」(Traffic)、「フリートウッド・マック」(Fleetwood Mac) のメンバーとして知られる。 |
Original ver. | 1968年:トラフィック(Traffic) 1967年にバーミンガムで結成されたイギリスのロックバンド。 |
エンドクレジット 2曲目
Artist | ザ・ヘヴィー(The Heavy) 2007年にサマセット州バースで結成されたイギリスのロックバンド。 |
リリース | 2022年:Soundtrack『バッドガイズ』 |
作曲者 | ダニエル・ペンバートン(Daniel Pemberton) イギリスの映画音楽作曲家、1977年生まれ。 |
ザ・ヘヴィー ケルビン・スワビー(Kelvin Swaby) ダニエル・テイラー(Daniel Taylor) |
『バッドガイズ』のサントラ
『バッドガイズ』はダニエル・ペンバートン(Daniel Pemberton)が音楽を担当しました。
ダニエル・ペンバートンは1977年イギリス生まれのTV・映画音楽作曲家です。『スティーブ・ジョブズ』や『イエスタデイ』、『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』の音楽も手掛けています。

『バッドガイズ』キャスト・スタッフ
監督 | ピエール・ペリフィル(Pierre Perifel) |
脚本 | イータン・コーエン(Etan Cohen) |
ヒラリー・ウィンストン(Hilary Winston) | |
原作 | アーロン・ブレイビー(Aaron Blabey) |
製作 | デイモン・ロス(Damon Ross) |
レベッカ・ハントリー(Rebecca Huntley) | |
音楽 | ダニエル・ペンバートン(Daniel Pemberton) |
配給 | 東宝東和/ギャガ |
公開 | 2022年4月22日 |
2022年10月7日 | |
上映時間 | 100分 |
ウルフ:サム・ロックウェル(Sam Rockwell)
スネーク:マーク・マロン(Marc Maron)
タランチュラ:オークワフィナ(Awkwafina)
シャーク:クレイグ・ロビンソン(Craig Robinson)
ピラニア:アンソニー・ラモス(Anthony Ramos)
ルパート・マーマレード4世教授:リチャード・アイオアディ(Richard Ayoade)
老婦人:バーバラ・グッドソン(Barbara Goodson)
ミスティー・ラギンズ署長:アレックス・ボースタイン(Alex Borstein)
ティファニー・フラフィット:リリー・シン(Lilly Singh)
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