2024年に制作された映画『パディントン 消えた黄金郷の秘密』(原題:Paddington in Peru)は、パディントンが南米ペルーの故郷で新たな冒険に挑むファミリー向けアドベンチャーコメディです。映画『パディントン』シリーズの第3作目になります。
オリヴィア・コールマン、アントニオ・バンデラスらが出演しています。
- 『パディントン 消えた黄金郷の秘密』の挿入曲
- 老グマホームの院長がパディントンを待ち構え、弾む心を歌にする
- パディントン達がアマゾン川を下るボートを探していると、ハンター・カボットが観光船に乗って現れる(船の甲板に置かれた蓄音機から流れる曲)
- カボット船長がブラウン一家を船室に案内する(自動演奏ピアノから流れる曲)
- パディントンが脚で船の舵取りをするハメになる(自動演奏ピアノから流れる曲)
- ジーナが黄金にとりつかれた先祖の死にざまをブラウン一家に話す(牧師をしていた先祖が讃美歌を歌いながら沼地に沈んでいくシーン)
- パディントンがラマの鼻先にマーマレードサンドをぶらさげて走らせ、カボットから逃げる
- 院長が飛行機の着陸時に讃美歌を歌い出す
- 飛行機から飛び出したリスクマニュアルのファイルがカボットに直撃し、パディントンが解放される
- バード夫人が “やることリスト17番目” の「ディスコパーティ」を老グマホームで開き、DJをする
- 『パディントン 消えた黄金郷の秘密』のサントラ
- 『パディントン 消えた黄金郷の秘密』キャスト・スタッフ
『パディントン 消えた黄金郷の秘密』の挿入曲
『パディントン 消えた黄金郷の秘密』の挿入曲を流れた順番に紹介していきます。(ネタバレにご注意ください)
老グマホームの院長がパディントンを待ち構え、弾む心を歌にする
(パディントンとブラウン一家がルーシーおばさんに会うため、パディントンの故郷ペルーにやってくるシーン)
リリース | 2024年:Soundtrack『パディントン 消えた黄金郷の秘密』 |
作曲者 | ドゥーガル・ウィルソン(Dougal Wilson) イギリスの映画監督、1971年生まれ。 |
ニール・ハノン(Neil Hannon) 北アイルランド出身のシンガーソングライター、1970年生まれ。 ポップバンド「ディヴァイン・コメディ」(Divine Comedy) のフロントマン。 | |
マーク・バートン(Mark Burton) イギリスのテレビ作家/脚本家/テレビプロデューサー/映画プロデューサー/映画監督、1960年生まれ。 |
パディントン達がアマゾン川を下るボートを探していると、ハンター・カボットが観光船に乗って現れる(船の甲板に置かれた蓄音機から流れる曲)
歌劇《マノン》- 第2幕 夢の歌「目を閉じれば」
作曲者 | ジュール・マスネ(Jules Massenet, 1842-1912) フランスの作曲家。 叙情性に富むオペラを多く作曲し、19世紀のフランス・オペラの発展に大きく貢献した。 |
初演 | 1884年、オペラ=コミック座(パリ) |
Artist | エンリコ・カルーソー(Enrico Caruso, 1873-1921) イタリア出身のテノール歌手。20世紀前半に200回以上のレコーディングを行い、円盤型蓄音機の普及を助けた。音楽業界が生んだ最初の国際的スター歌手として知られる。 |
カボット船長がブラウン一家を船室に案内する(自動演奏ピアノから流れる曲)
ジ・エンターテイナー
作曲者 | スコット・ジョプリン(Scott Joplin, 1868-1917) アメリカの作曲家/ピアニスト。 19世紀末から20世紀初頭に掛けてアメリカで流行したラグタイムという音楽ジャンルで大成功を収め「ラグタイム王」と呼ばれた。 |
作曲年 | 1902年 |
『The Entertainer』は、1902年に作曲されたピアノのためのラグタイム曲です。
1973年の犯罪コメディ映画『スティング』(The Sting)でテーマ曲として使われ、より広く知られるようになりました。
パディントンが脚で船の舵取りをするハメになる(自動演奏ピアノから流れる曲)
(サントラ曲『Rapids Waltz』に引用されている曲)
ワルツ「美しく青きドナウ」 Op.314
作曲者 | ヨハン・シュトラウス2世(Johann Strauss II. 1825-1899) 19世紀にウィーンを中心に活躍したオーストリアの作曲家/指揮者。 初代「ワルツ王」ヨハン・シュトラウス1世の息子。 ワルツ、ポルカをはじめとする舞踊音楽の名曲を数多く残し、ワルツの人気と発展に多大な貢献を果たした。父親の死後「ワルツ王」の名を継承しヨーロッパ中で絶大な支持を獲得した。 |
作曲年 | 1867年 |
『美しき青きドナウ』は、ヨハン・シュトラウス2世が1867年に作曲した合唱用のウィンナ・ワルツです。
『皇帝円舞曲』『ウィーンの森の物語』とともにシュトラウス2世の「三大ワルツ」の一つに数えられる人気のある曲です。
この後「飛行機から飛び出したリスクマニュアルのファイルがカボットに直撃し、パディントンが解放される」でもこの曲が使われています。
ジーナが黄金にとりつかれた先祖の死にざまをブラウン一家に話す(牧師をしていた先祖が讃美歌を歌いながら沼地に沈んでいくシーン)
讃美歌『見よや十字架の』
作曲者 | サビーン・バリング=グールド(Sabine Baring-Gould, 1834-1924) イギリスの牧師/考古学者/民俗学者/聖書学者。 |
アーサー・サリヴァン(Arthur Sullivan, 1842-1900) イギリスの作曲家。 オペラ台本作家ウィリアム・S・ギルバート(William Schwenck Gilbert, 1836-1911)とパートナーシップを結び、14作品のコミック・オペラを製作した。 |
『Onward Christian Soldiers』は、隣町の祝賀行事に招待された日曜学校の生徒達が十字架と旗を掲げて行進する際に歌う“行列用の讃美歌” として作られました。
この後「院長が飛行機の着陸時に讃美歌を歌い出す」でもこの曲が使われています。
パディントンがラマの鼻先にマーマレードサンドをぶらさげて走らせ、カボットから逃げる
歌劇《ウィリアム・テル》- 序曲「スイス軍隊の行進」
作曲者 | ジョアキーノ・ロッシーニ(Gioachino Rossini, 1792-1868) イタリアのロマン派を代表するオペラ作曲家。 18歳の時にオペラ作曲家としてデビューし人気のあるイタリアオペラの作曲家としてヨーロッパ中にその名を轟かせたが、37歳の時『ウィリアム・テル』を作曲しオペラ界から事実上の引退。その後30年以上にわたる引退生活では、宗教音楽/サロン向けの歌曲/ピアノ曲/室内楽を中心に作曲を行った。 また「ロッシーニ風」という料理名の由来にもなり、美食家としても知られている。 |
作曲年 | 1829年 |
院長が飛行機の着陸時に讃美歌を歌い出す
讃美歌『見よや十字架の』
作曲者 | サビーン・バリング=グールド(Sabine Baring-Gould, 1834-1924) アーサー・サリヴァン(Arthur Sullivan, 1842-1900) |
「ジーナが黄金にとりつかれた先祖の死にざまをブラウン一家に話す(牧師をしていた先祖が讃美歌を歌いながら沼地に沈んでいくシーン)」でもこの曲が使われていました。
飛行機から飛び出したリスクマニュアルのファイルがカボットに直撃し、パディントンが解放される
ワルツ「美しく青きドナウ」 Op.314
作曲者 | ヨハン・シュトラウス2世(Johann Strauss II. 1825-1899) 19世紀にウィーンを中心に活躍したオーストリアの作曲家/指揮者。 |
作曲年 | 1867年 |
「パディントンが脚で船の舵取りをするハメになる(自動演奏ピアノから流れる曲)」でもこの曲が使われていました。
バード夫人が “やることリスト17番目” の「ディスコパーティ」を老グマホームで開き、DJをする
インクレディブル
Artist | M-Beat(エム・ビート) ジャマイカ系イギリス人のミュージシャン/音楽プロデューサー、1975年ロンドン生まれ。 |
Feat. ジェネラル・リーヴィ(General Levy) イギリスのラガマフィンDJ/歌手、1971年ロンドン生まれ。 | |
リリース | 1994年 |
作曲者 | M-Beat and General Levy |
『パディントン 消えた黄金郷の秘密』のサントラ
『パディントン 消えた黄金郷の秘密』はダリオ・マリアネッリ(Dario Marianelli)が音楽を担当しました。
ダリオ・マリアネッリは、イタリア出身の映画音楽作曲家です。『プライドと偏見』や『食べて、祈って、恋をして』の音楽を手掛け、『つぐない』でアカデミー作曲賞を受賞しています。

『パディントン 消えた黄金郷の秘密』キャスト・スタッフ
監督 | ドゥーガル・ウィルソン(Dougal Wilson) |
脚本 | マーク・バートン(Mark Burton) |
ジョン・フォスター(Jon Foster) | |
ジェームズ・ラモント(James Lamont) | |
原作 | マイケル・ボンド(Michael Bond) |
製作 | デヴィッド・ハイマン(David Heyman) |
音楽 | ダリオ・マリアネッリ(Dario Marianelli) |
配給 | キノフィルムズ |
公開 | 2024年11月8日 |
2025年5月9日 | |
上映時間 | 106分 |
パディントン(声):ベン・ウィショー(Ben Whishaw)
ルーシー叔母さん(声):イメルダ・スタウントン(Imelda Staunton)
ヘンリー・ブラウン:ヒュー・ボネヴィル(Hugh Bonneville)
メアリー・ブラウン:エミリー・モーティマー(Emily Mortimer)
ジュディ・ブラウン:マデリン・ハリス(Madeleine Harris)
ジョナサン・ブラウン:サミュエル・ジョスリン(Samuel Joslin)
バード夫人:ジュリー・ウォルターズ(Dame Julie Walters)
サミュエル・グルーバー:ジム・ブロードベント(Jim Broadbent)
ジーナ・カボット:カルラ・トウス
クラリッサ / 老グマホーム院長:オリヴィア・コールマン(Olivia Colman)
ハンター・カボット:アントニオ・バンデラス(Antonio Banderas)
マディソン:ヘイリー・アトウェル(Hayley Atwell)
フェニックス・ブキャナン:ヒュー・グラント(Hugh Grant)
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