1996年にアメリカで制作された映画『マーズ・アタック!』(原題:Mars Attacks!)は、ティム・バートン監督によるSFコメディ映画です。トップス社が1962年に発売したトレーディングカードを原案とし、ジャック・ニコルソンやピアース・ブロスナン、アネット・ベニングらが出演しています。
- 『マーズ・アタック!』の挿入曲
- 不動産王のランドと妻バーバラがカジノのバーで話をする(バーで流れる曲)
- リムジンに乗るロス広報官が街角に立つ女3人に声をかける(街で流れる曲)
- リッチーの祖母(フローレンス)が部屋のレコードで流す曲
- ビリーの葬儀でトランペットで演奏される
- ラスベガスのステージで人気歌手トム・ジョーンズが歌う
- 火星人が窓から中を覗くラブホテル風トレーラハウスで流れる曲
- 火星人の襲撃中、リッチーの祖母が部屋でヘッドフォンをつけ聞いている曲
- 祖母を隣に乗せてリッチーが運転するピックアップトラックから流れる曲
- リッチーがラジオ局で発信する “火星人の頭を破裂させる曲”
- 廃墟となったホワイトハウスでの表彰式でマリアッチバンドが演奏する曲
- エンディング&エンドクレジット 1曲目
- 『マーズ・アタック!』のサントラ
- 『マーズ・アタック!』キャスト・スタッフ
『マーズ・アタック!』の挿入曲
『マーズ・アタック!』の挿入曲を流れた順番に紹介していきます。(ネタバレにご注意ください)
不動産王のランドと妻バーバラがカジノのバーで話をする(バーで流れる曲)
@ラスベガス、「ギャラクシーホテル」
エスケイプ(ピニャ・コラーダ・ソング)
Artist | ルパート・ホルムズ(Rupert Holmes) イギリス系アメリカ人の作曲家/シンガーソングライター/劇作家/作家、1947年生まれ。 |
リリース | 1979年 |
作曲者 | ルパート・ホルムズ(Rupert Holmes) |
リムジンに乗るロス広報官が街角に立つ女3人に声をかける(街で流れる曲)
Artist | エリザベス・トロイ(Elisabeth Troy) イギリスの歌手/ソングライター。 |
リリース | 1996年 |
作曲者 | Elisabeth Troy and Filo |
リッチーの祖母(フローレンス)が部屋のレコードで流す曲
入隊するビリーの見送りを終え、リッチーが祖母を施設に送り届け部屋を出て行くシーン
インディアン・ラブ・コール
Artist cover ver. | スリム・ホイットマン(Slim Whitman, 1924-2013) アメリカのカントリーミュージック歌手/ギタリスト/ソングライター。 ヨーデルのスキルと3オクターブの高音域での流麗なファルセット・ボイスで知られ、ウェスタン・ヨーデルの分野で世界的な名声を得た。 |
リリース | 1952年 |
作曲者 | オットー・ハルバック(Otto A. Harbach, 1873-1963) アメリカの作詞家/台本作家。 20世紀初頭の主要なブロードウェイ作曲家のジェローム・カーン、ジョージ・ガーシュウィンらと作詞家として協力し数多くの作品を作った。またオスカー・ハマースタイン2世の師としても知られる。 |
オスカー・ハマースタイン2世(Oscar Hammerstein II, 1895-1960) アメリカのミュージカル作詞家/脚本家/演劇プロデューサー。 『レディ・ビー・グッド』(1941)、『ステート・フェア』(1945) の主題歌を書きアカデミー作曲賞を2度受賞した。 | |
ルドルフ・フリムル(Rudolf Friml, 1879-1972) チェコ出身のオペレッタ作曲家。 映画『蒲田行進曲』(1982) の同名挿入歌の原曲『Song of the Vagabond』を作ったことでも知られる。 | |
Original ver. | 1924年:ブロードウェイミュージカル『ローズマリー』 メアリー・エリス(Mary Ellis, 1897-2003)アメリカの女優/歌手。 デニス・キング(Dennis King, 1897-1971)イギリスの俳優/歌手。 |
『Indian Love Call』は、1924年初演のブロードウェイミュージカル『ローズマリー』のショーチューンです。
この後、以下のシーンでもこの曲が使われています。
「火星人の襲撃中、リッチーの祖母が部屋でヘッドフォンをつけ聞いている曲」
「リッチーがラジオ局で発信する “火星人の頭を破裂させる曲” 」
「エンドクレジット 3曲目」
ビリーの葬儀でトランペットで演奏される
タップス
作曲者 | ダニエル・バターフィールド(Daniel Butterfield, 1831-1901) ニューヨークの実業家/南北戦争の北軍将軍/米国の財務補佐。 アメリカン・エキスプレスの創設者の一人であるジョン・バターフィールド(John Butterfield, 1801-1869)の息子。 |
『Taps』は、アメリカ軍の追悼式や葬儀で演奏されるビューグル・コール(Bugle call)と呼ばれるものです。
南北戦争時の北軍将軍ダニエル・バターフィールドによって作られ、『バターフィールドの子守唄』『Day Is Done』のタイトルでも知られています。
ラスベガスのステージで人気歌手トム・ジョーンズが歌う
火星人がバックコーラスの女性三人に変わりステージに立ち、ホテルで銃撃を始めるシーン
邦題『よくあることさ』
Artist | トム・ジョーンズ(Tom Jones) 本人役で出演するロサンゼルス在住のイギリスの歌手、1940年ウェールズ生まれ。 ダイナミックでソウルフルな歌唱で「ザ・ヴォイス」「タイガー」と呼ばれ、1960年代半ばから1970年代前半にかけてヒット曲を多数出す。 1967年からアメリカのラスベガスで定期的にショーを開催するようになり、自身の冠番組「This Is Tom Jones」(1969-1971) が英米両国で放送され国際的な成功を収める。 |
リリース | 1965年 |
作曲者 | ゴードン・ミルズ(Gordon Mills) イギリスの音楽業界マネージャー/ソングライター。 トム・ジョーンズ(Tom Jones)、エンゲルベルト・フンパーディンク(Engelbert Humperdinck)、ギルバート・オサリバン(Gilbert O’Sullivan)のマネジメントを担当して成功に導いたことで知られる。 |
レス・リード(Les Reed, 1935-2019) イギリスのソングライター/アレンジャー/ミュージシャン。 |
この後「エンディング&エンドクレジット 1曲目」でもこの曲が使われています。
火星人が窓から中を覗くラブホテル風トレーラハウスで流れる曲
ステイン・アライヴ
Artist | ビージーズ(Bee Gees) ギブ三兄弟を中心に結成された男性ボーカルグループ。 1963年にオーストラリアでデビューし、半世紀にわたる息の長い活動を続け数々の名曲を残す。 |
リリース | 1977年:Soundtrack『サタデー・ナイト・フィーバー』 |
作曲者 | ビージーズ バリー・ギブ(Barry Gibb) ロビン・ギブ(Robin Gibb, 1949-2012) モーリス・ギブ(Maurice Gibb, 1949-2003) |
『ステイン・アライヴ』は、1977年のアメリカ映画『サタデー・ナイト・フィーバー』のオリジナル・サウンドトラックです。
火星人の襲撃中、リッチーの祖母が部屋でヘッドフォンをつけ聞いている曲
プラグが外れてスピーカーから流れ出る音を聞いた火星人がその場で倒れるシーン
インディアン・ラブ・コール
Artist cover ver. | スリム・ホイットマン(Slim Whitman, 1924-2013) アメリカのカントリーミュージック歌手/ギタリスト/ソングライター。 ヨーデルのスキルと3オクターブの高音域での流麗なファルセット・ボイスで知られ、ウェスタン・ヨーデルの分野で世界的な名声を得た。 |
リリース | 1952年 |
作曲者 | オットー・ハルバック(Otto A. Harbach, 1873-1963) |
オスカー・ハマースタイン2世(Oscar Hammerstein II, 1895-1960) | |
ルドルフ・フリムル(Rudolf Friml, 1879-1972) | |
Original ver. | 1924年:ブロードウェイミュージカル『ローズマリー』 メアリー・エリス(Mary Ellis, 1897-2003)アメリカの女優/歌手。 デニス・キング(Dennis King, 1897-1971)イギリスの俳優/歌手。 |
「リッチーの祖母(フローレンス)が部屋のレコードで流す曲」でもこの曲が使われていました。
祖母を隣に乗せてリッチーが運転するピックアップトラックから流れる曲
ラジオ局に向かうシーン(トラックの荷台に積んだスピーカーから流れる)
Artist | スリム・ホイットマン(Slim Whitman, 1924-2013) アメリカのカントリーミュージック歌手/ギタリスト/ソングライター。 ヨーデルのスキルとファルセット・ボイスで知られる。 |
リリース | 1949年 |
作曲者 | ジミー・ウェイクリー(Jimmy Wakely, 1914-1982) アメリカのカントリー&ウエスタンの歌手/ソングライター。 |
リー・ラセス・ホワイト(Lee “Lasses” White, 1888-1949) アメリカのヴォードヴィル・ピアニスト/作詞家/エンターテイナー。 |
リッチーがラジオ局で発信する “火星人の頭を破裂させる曲”
インディアン・ラブ・コール
Artist cover ver. | スリム・ホイットマン(Slim Whitman, 1924-2013) アメリカのカントリーミュージック歌手/ギタリスト/ソングライター。 ヨーデルのスキルと3オクターブの高音域での流麗なファルセット・ボイスで知られ、ウェスタン・ヨーデルの分野で世界的な名声を得た。 |
リリース | 1952年 |
作曲者 | オットー・ハルバック(Otto A. Harbach, 1873-1963) |
オスカー・ハマースタイン2世(Oscar Hammerstein II, 1895-1960) | |
ルドルフ・フリムル(Rudolf Friml, 1879-1972) | |
Original ver. | 1924年:ブロードウェイミュージカル『ローズマリー』 メアリー・エリス(Mary Ellis, 1897-2003)アメリカの女優/歌手。 デニス・キング(Dennis King, 1897-1971)イギリスの俳優/歌手。 |
「リッチーの祖母(フローレンス)が部屋のレコードで流す曲」でもこの曲が使われていました。
廃墟となったホワイトハウスでの表彰式でマリアッチバンドが演奏する曲
タフィ(大統領の娘)がリッチーと祖母を表彰するシーン
邦題『星条旗』
作曲者 | フランシス・スコット・キー(Francis Scott Key, 1779-1843) アメリカの弁護士/作家/アマチュア詩人。 |
ジョン・スタフォード・スミス(John Stafford Smith, 1750-1836) イギリスの作曲家/教会オルガン奏者/音楽学者。 | |
作曲年 | 1814年 |
『星条旗』は、アメリカ合衆国の国歌です。
エンディング&エンドクレジット 1曲目
邦題『よくあることさ』
Artist | トム・ジョーンズ(Tom Jones) 本人役で出演するロサンゼルス在住のイギリスの歌手、1940年ウェールズ生まれ。 ダイナミックでソウルフルな歌唱で「ザ・ヴォイス」「タイガー」と呼ばれ、1960年代半ばから1970年代前半にかけてヒット曲を多数出す。 1967年からアメリカのラスベガスで定期的にショーを開催するようになり、自身の冠番組「This Is Tom Jones」(1969-1971) が英米両国で放送され国際的な成功を収める。 |
リリース | 1965年 |
作曲者 | ゴードン・ミルズ(Gordon Mills) イギリスの音楽業界マネージャー/ソングライター。 トム・ジョーンズ(Tom Jones)、エンゲルベルト・フンパーディンク(Engelbert Humperdinck)、ギルバート・オサリバン(Gilbert O’Sullivan)のマネジメントを担当して成功に導いたことで知られる。 |
レス・リード(Les Reed, 1935-2019) イギリスのソングライター/アレンジャー/ミュージシャン。 |
「ラスベガスのステージで人気歌手トム・ジョーンズが歌う」でもこの曲が使われていました。
『マーズ・アタック!』のサントラ
『マーズ・アタック!』はダニー・エルフマン(Danny Elfman)が音楽を担当しました。
ダニー・エルフマンは、オインゴ・ボインゴの創設者/元リーダーとしても知られるアメリカ・カリフォルニア出身の作曲家です。『チャーリーとチョコレート工場』や『ビートルジュース』などティム・バートン作品のほとんどで音楽を担当しています。
『マーズ・アタック!』キャスト・スタッフ
監督 | ティム・バートン(Tim Burton) |
脚本 | ジョナサン・ジェムズ(Jonathan Gems) |
製作 | ティム・バートン(Tim Burton) |
ラリー・J・フランコ(Larry J. Franco) | |
音楽 | ダニー・エルフマン(Danny Elfman) |
配給 | ワーナー・ブラザース |
公開 | 1996年12月13日 |
1997年3月20日 | |
上映時間 | 106分 |
ジェームズ・デイル大統領/アート・ランド(二役):ジャック・ニコルソン(Jack Nicholson)
マーシャ・デイル:グレン・クローズ(Glenn Close)
バーバラ・ランド:アネット・ベニング(Annette Bening)
ドナルド・ケスラー教授 :ピアース・ブロスナン(Pierce Brosnan)
ギャンブラー:ダニー・デヴィート(Danny DeVito)
ジェリー・ロス広報官:マーティン・ショート(Martin Short)
ナタリー・レイク:サラ・ジェシカ・パーカー(Sarah Jessica Parker)
ジェーソン・ストーン:マイケル・J・フォックス(Michael J. Fox)
デッカー将軍:ロッド・スタイガー(Rod Steiger)
トム・ジョーンズ:トム・ジョーンズ(Tom Jones)
リッチー・ノリス:ルーカス・ハース(Lukas Haas)
タフィ・デイル:ナタリー・ポートマン(Natalie Portman)
バイロン・ウィリアムス:ジム・ブラウン(Jim Brown)
火星ガール:リサ・マリー(Lisa Marie)
フローレンス・ノリス(リッチーの祖母):シルヴィア・シドニー(Sylvia Sidney)
ケイシー将軍:ポール・ウィンフィールド(Paul Winfield)
ルイーズ・ウィリアムス:パム・グリア(Pam Grier)
ビリー・グレン・ノリス:ジャック・ブラック(Jack Black)
リッチーの父:ジョー・ドン・ベイカー(Joe Don Baker)
リッチーの母:オーラン・ジョーンズ(O-Lan Jones)
シャローナ(ビリーの恋人):クリスティナ・アップルゲイト(Christina Applegate)
大統領護衛官ミッチ:ブライアン・ヘイリー(Brian Haley)
フランス大統領:バーベット・シュローダー(Barbet Schroeder)
ツィーグラー教授:イエジー・スコリモフスキー(Jerzy Skolimowski)
セドリック:レイ・ジェイ(Ray J)
投資家:ランス・ハワード(Rance Howard)
デコレイター:ジョゼフ・メイハー(Joseph Maher)
局プロデューサー:ウィリー・ガーソン(Willie Garson)
火星人(声):フランク・ウェルカー(Frank Welker)
翻訳機(声):ロジャー・L・ジャクソン(Roger L. Jackson)
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