2017年に制作された映画『キングスマン:ゴールデン・サークル』(原題:Kingsman: The Golden Circle)は、イギリスに拠点を置く架空のスパイ組織『キングスマン』の活動を描いたスパイアクション映画です。『キングスマン』シリーズの2作目となります。
前作に引き続きマシュー・ヴォーンが監督をつとめ、タロン・エガートン、マーク・ストロング、コリン・ファース、らが出演しています。
- 2015年公開
- 2018年公開『キングスマン:ゴールデン・サークル』(現在のページ)
- 2021年公開
- 製作中『Kingsman: The Blue Blood』
- 『キングスマン:ゴールデン・サークル』の挿入曲
- カーオーディオから流れる曲(エグジーがチャーリーと車内で格闘する)
- 下水道を通り帰宅したエグジーをティルデ王女が出迎える
- ポピーがアンヘルにお手製のハンバーガーを振る舞う
- スウェーデン国王夫妻との会食BGM(会食スタート)
- 会食BGM(国王がエグジーにインド金融市場についての意見を求める)
- 会食BGM(国王が浴びせる質問にエグジーが次々と答えていく)
- 酔ったマーリンが歌う曲
- グラストンベリー・フェスティバルで演奏される曲(エグジーとウイスキーが会場に到着する)
- グラストンベリー・フェスティバルで演奏される曲(クララがエグジーをテントに誘う)
- ケンタッキーのバーで流れる曲(エグジーが一人でマティーニを飲む)
- 警備員が立つポピーランドのゲート前でマーリンが歌う曲
- 地雷爆発後、エルトン・ジョンがピアノで演奏する曲(エグジーとハリーが攻撃を開始する)
- ポピーランドでの銃撃戦(エントン・ジョンが歌詞をWednesdayに変えて歌う曲)
- ボーリング場にエルトン・ジョンが現れハリーを助ける
- ウイスキー対エグジーとハリー、格闘シーン
- エンドクレジット 1曲目
- 『キングスマン:ゴールデン・サークル』のサントラ
- 『キングスマン:ゴールデン・サークル』キャスト・スタッフ
『キングスマン:ゴールデン・サークル』の挿入曲
『キングスマン:ゴールデン・サークル』の挿入曲を流れた順番に紹介していきます。(ネタバレにご注意ください)
カーオーディオから流れる曲(エグジーがチャーリーと車内で格闘する)
レッツ・ゴー・クレイジー
Artist | プリンス(Prince, 1958-2016) アメリカの歌手/ソングライター/ミュージシャン/音楽プロデューサー/ダンサー/俳優。 ミネアポリス・サウンドの先駆者として注目を集め、その存在は後進のミュージシャンに大きな影響を与えた。 |
ザ・レヴォリューション(The Revolution) 1979年にプリンスによって結成されたアメリカのバンド。 | |
リリース | 1984年 |
作曲者 | プリンス |
『Let’s Go Crazy』は、プリンスが主演した1984年のミュージカル映画『プリンス/パープル・レイン』のサントラに収録されている曲です。
下水道を通り帰宅したエグジーをティルデ王女が出迎える
Artist | ハロルド・メルヴィン&ザ・ブルー・ノーツ(Harold Melvin & The Blue Notes) 1950年代半ばにフィラデルフィアで結成されたアメリカのソウル/R&Bボーカルグループ。 フィラデルフィア・ソウルを代表するグループ。 |
リリース | 1975年 |
作曲者 | ギャンブル&ハフ(Gamble and Huff) ケニー・ギャンブル(Kenneth Gamble)と、レオン・ハフ(Leon Huff)の二人によるアメリカの作曲チーム。 |
ケーリー・ギルバート(Cary Gilbert, 1942-1993) ギャンブル&ハフの二人と曲を書いたことで知られるアメリカの作詞家。 |
『Don’t Leave Me This Way』は、R&B歌手のテディ・ペンダーグラス(Teddy Pendergrass)との共演でレコーディングされ、スタジオアルバム『Wake Up Everybody』に収録されました。
ポピーがアンヘルにお手製のハンバーガーを振る舞う
Artist | バディ・ホリー(Buddy Holly, 1936-1959) アメリカのシンガーソングライター。 1959年、ツアーの移動の為にチャーターした小型機が墜落し22歳の若さで死去。1950年代のロックンロールの創始者の一人として後世のミュージシャンに強い影響を与える。 |
リリース | 1959年 |
作曲者 | ブライアント夫妻(Felice and Boudleaux Bryant) フェリスとダイダリウスのブライアント夫妻による作曲チーム。エヴァリー・ブラザースのヒット曲を多数書いたことで知られる。 |
スウェーデン国王夫妻との会食BGM(会食スタート)
幻想交響曲 Op.14 – 第2楽章 舞踏会(ワルツ)
作曲者 | エクトル・ベルリオーズ(Hector Berlioz, 1803-1869) フランスのロマン派音楽の作曲家/指揮者。 |
作曲年 | 1830年 |
Artist | ジェフリー・サイモン(Geoffrey Simon) オーストラリア出身の指揮者、1946年生まれ。 |
ロンドン・ハープ・サウンド(The London Harp Sound) |
映画では、ハープアンサンブル用に編曲されたものが使われていました。
会食BGM(国王がエグジーにインド金融市場についての意見を求める)
バレエ組曲《シルヴィア》- 第3曲 ピッツィカート
作曲者 | レオ・ドリーブ(Léo Delibes, 1836-1891) フランスのロマン派音楽の作曲家。「フランス・バレエ音楽の父」と呼ばれる。 |
出版年 | 1880年 |
Artist | ネーメ・ヤルヴィ(Neeme Järvi) エストニア出身の指揮者。2015年からNHK交響楽団の初代首席指揮者を務め、現在NHK交響楽団名誉指揮者のパーヴォ・ヤルヴィ(Paavo Järvi)の父。 |
エーテボリ交響楽団(Gothenburg Symphony Orchestra) スウェーデンのイェーテボリに本拠を置くオーケストラ。1905年創立。 |
会食BGM(国王が浴びせる質問にエグジーが次々と答えていく)
春の声 作品410
作曲者 | ヨハン・シュトラウス2世(Johann Strauss II. 1825-1899) 19世紀にウィーンを中心に活躍したオーストリアの作曲家/指揮者。 初代「ワルツ王」ヨハン・シュトラウス1世の息子。 ワルツ、ポルカをはじめとする舞踊音楽の名曲を数多く残しワルツの人気と発展に多大な貢献を果たす。父親の死後「ワルツ王」の名を継承しヨーロッパ中で絶大な支持を獲得した。 |
作曲年 | 1882年 |
Artist | ロリン・マゼール(Lorin Maazel, 1930-2014) アメリカの指揮者/ヴァイオリニスト/作曲家。 |
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(Wiener Philharmoniker) オーストリア・ウィーンに本拠を置くオーケストラ。1842年設立。 |
酔ったマーリンが歌う曲
邦題『故郷へかえりたい』
Artist original ver. | ジョン・デンバー(John Denver, 1943-1997) アメリカのシンガーソングライター。 1970年代のポップ・カントリー界において中心的な役割を果たし世界的人気を博す。航空機の収集家としても知られ、53歳の時自らが操縦するプロペラ機(ホームビルト機)の墜落により命を落とした。 |
リリース | 1971年 |
作曲者 | ビル・ダノフ(Bill Danoff) アメリカのソングライター/歌手、1946年生まれ。 ポップバンド「スターランド・ヴォーカル・バンド」(Starland Vocal Band)のメンバー。当時の妻タフィー・ニヴァートと共同でジョン・デンバーのヒット曲を複数書いたことで知られる。 |
タフィー・ニヴァート(Taffy Nivert) アメリカのソングライター/歌手、1944年生まれ。 ポップバンド「スターランド・ヴォーカル・バンド」(Starland Vocal Band)のメンバー。 | |
ジョン・デンバー |
『Take Me Home, Country Roads』は、ジョン・デンバー(John Denver)の代表曲です。
1971年に発売され全米2位の大ヒットを記録しました。『故郷へ帰りたい』『カントリー・ロード』の邦題で知られています。
歌詞に何度も登場する “ウェストバージニア州” では、観光局のマーケティング活動で使われたり、ウェストバージニア大学のテーマソングとして様々なスポーツシーンで歌われたりと、熱狂的支持を受けました。
2014年、議会により正式にウェストバージニア州の州歌として認定されました。
この後「警備員が立つポピーランドのゲート前でマーリンが歌う曲」でもこの曲が使われています。
グラストンベリー・フェスティバルで演奏される曲(エグジーとウイスキーが会場に到着する)
Artist | エンブレイス(Embrace) 1993年に結成されたイギリスのオルタナティヴ・ロック・バンド。 |
リリース | 2004年 |
作曲者 | Embrace ダニー・マクナマラ(Danny McNamara) リチャード・マクナマラ(Richard McNamara) |
『Ashes』は、エンブレイス(Embrace)の4枚目スタジオアルバム『Out of Nothing』に収録されています。
グラストンベリー・フェスティバルは、イングランドのピルトンで1970年から行われている大規模野外音楽フェスティバルです。初回にヘッドライナーを務めたのは、改名前のティラノザウルス・レックス(Tyrannosaurus Rex)の名で出演したT.レックス(T. Rex)です。
ここで使われたロックバンド、エンブレイス(Embrace)は、2000年に出演しています。
グラストンベリー・フェスティバルで演奏される曲(クララがエグジーをテントに誘う)
Artist | トム・チャップリン(Tom Chaplin) イギリスのミュージシャン、1979年生まれ。 オルタナティブロックバンド「キーン」(Keane) のリードシンガーとして知られている。 |
リリース | 2016年 |
作曲者 | トム・チャップリン(Tom Chaplin) |
マット・ヘイルズ(Matt Hales) イギリスのシンガーソングライター/ミュージシャン/作曲家/音楽プロデューサー、1972年生まれ。 2000年代初頭からアクアラング(Aqualung)の名で活動する。 |
ケンタッキーのバーで流れる曲(エグジーが一人でマティーニを飲む)
邦題『緑の風のアニー』
Artist | ジョン・デンバー(John Denver, 1943-1997) アメリカのシンガーソングライター。 1970年代のポップ・カントリー界において中心的な役割を果たし世界的人気を博す。航空機の収集家としても知られ、53歳の時自らが操縦するプロペラ機(ホームビルト機)の墜落により命を落とした。 |
リリース | 1974年 |
作曲者 | ジョン・デンバー |
『Annie’s Song』は、ジョン・デンバーの8枚目スタジオアルバム『Back Home Again』に収録されている曲です。
この曲は、アメリカだけではなくイギリスでもNO.1ヒットを記録しました。
警備員が立つポピーランドのゲート前でマーリンが歌う曲
邦題『故郷へかえりたい』
Artist original ver. | ジョン・デンバー(John Denver, 1943-1997) アメリカのシンガーソングライター。 1970年代のポップ・カントリー界において中心的な役割を果たし世界的人気を博す。航空機の収集家としても知られ、53歳の時自らが操縦するプロペラ機(ホームビルト機)の墜落により命を落とした。 |
リリース | 1971年 |
作曲者 | ビル・ダノフ(Bill Danoff) タフィー・ニヴァート(Taffy Nivert) ジョン・デンバー(John Denver, 1943-1997) |
「酔ったマーリンが歌う曲」でもこの曲が使われていました。
地雷爆発後、エルトン・ジョンがピアノで演奏する曲(エグジーとハリーが攻撃を開始する)
ダニエル
Artist | エルトン・ジョン(Elton John) イギリスのミュージシャン/歌手/ソングライター、1947年生まれ。 全世界で3億枚以上のレコード・セールスを記録した「史上最も売れている音楽アーティスト」の1人。 |
リリース | 1973年 |
作曲者 | エルトン・ジョン |
バーニー・トーピン(Bernie Taupin) イギリス系アメリカ人の作詞家、1950年生まれ。エルトン・ジョンとの共作で知られる。 | |
『Daniel』は、エルトン・ジョンの6枚目スタジオアルバム『ピアニストを撃つな!』に収録されている曲です。
バーニー・トーピン(Bernie Taupin)がベトナム帰還兵を主人公に書いた歌詞が使われています。
ポピーランドでの銃撃戦(エントン・ジョンが歌詞をWednesdayに変えて歌う曲)
邦題『土曜の夜は僕の生きがい 』
Artist | エルトン・ジョン(Elton John) |
リリース | 1973年 |
作曲者 | エルトン・ジョン(Elton John) バーニー・トーピン(Bernie Taupin) |
ボーリング場にエルトン・ジョンが現れハリーを助ける
ロケット・マン
Artist | エルトン・ジョン(Elton John) |
リリース | 1972年 |
作曲者 | エルトン・ジョン(Elton John) バーニー・トーピン(Bernie Taupin) |
この曲の正式なタイトル名は『Rocket Man (I Think It’s Going to Be a Long, Long Time)』です。
家族と別れ、遠く離れた火星に向け一人で旅立つ宇宙飛行士の複雑な感情が描かれた作品です。
ウイスキー対エグジーとハリー、格闘シーン
Artist cover ver. | ボスホス(The BossHoss) 2004年にベルリンで結成されたカントリー・ロックバンド。 |
リリース | 2008年 |
作曲者 | ラリー・ブラックモン(Larry Blackmon) キャメオ(Cameo)のフロントマンとして知られるアメリカのボーカリスト/ミュージシャン。 |
トミ・ジェンキンズ(Tomi Jenkins) アメリカのミュージシャン。キャメオの元ヴォーカリスト。 | |
Original ver. | 1986年:キャメオ(Cameo) アメリカのR&B/ファンク・バンド。1974年活動開始。 |
エンドクレジット 1曲目
邦題『いたずらジャック』
Artist | エルトン・ジョン(Elton John) |
リリース | 1972年 |
作曲者 | エルトン・ジョン(Elton John) バーニー・トーピン(Bernie Taupin) |
『Jack Rabbit 』は、エルトン・ジョンの6枚目スタジオアルバム『ピアニストを撃つな!』に収録されています。
『キングスマン:ゴールデン・サークル』のサントラ
『キングスマン:ゴールデン・サークル』は、前作に引き続きヘンリー・ジャックマン(Henry Jackman)とマシュー・マージェソン(Matthew Margeson)が音楽を担当しました。
ヘンリー・ジャックマン(Henry Jackman)は、ザ・シンのキーボド、アンドリュー・プライス・ジャックマンを父に持つイギリス・ロンドン出身の映画音楽作曲家です。『ベイマックス』や『シュガー・ラッシュ』の音楽を手がけたことで知られています。
マシュー・マージェソン(Matthew Margeson)はアメリカ出身の作曲家です。ハンス・ジマーのが手がけるリモート・コントロール・プロダクションに所属しており、ヘンリー・ジャックマンと多数の映画で共作しています。
『キングスマン:ゴールデン・サークル』キャスト・スタッフ
監督 | マシュー・ヴォーン(Matthew Vaughn) |
脚本 | ジェーン・ゴールドマン(Jane Goldman) |
マシュー・ヴォーン(Matthew Vaughn) | |
原作 | マーク・ミラー(Mark Millar) |
デイヴ・ギボンズ(Dave Gibbons) | |
製作 | マシュー・ヴォーン(Matthew Vaughn) |
アダム・ボーリング(Adam Bohling) | |
デヴィッド・リード(David Reid) | |
音楽 | ヘンリー・ジャックマン(Henry Jackman) |
マシュー・マージェソン(Matthew Margeson) | |
配給 | 20世紀フォックス |
公開 | 2017年9月22日 |
2018年1月5日 | |
上映時間 | 141分 |
ゲイリー・“エグジー”・アンウィン / ガラハッド:タロン・エガートン(Taron Egerton)
ハリー・ハート / ガラハッド:コリン・ファース(Colin Firth)
ポピー・アダムズ:ジュリアン・ムーア(Julianne Moore)
マーリン:マーク・ストロング(Mark Strong)
ジンジャー:ハル・ベリー(Halle Berry)
テキーラ:チャニング・テイタム(Channing Tatum)
シャンパン:ジェフ・ブリッジス(Jeff Bridges)
ウイスキー:ペドロ・パスカル(Pedro Pascal)
チャーリー・ヘスケス:エドワード・ホルクロフト(Edward Holcroft)
ティルデ王女:ハンナ・アルストロム(Hanna Alström)
クララ:ポピー・デルヴィーニュ(Poppy Delevingne)
アメリカ合衆国大統領:ブルース・グリーンウッド(Bruce Greenwood)
フォックス首席補佐官:エミリー・ワトソン(Emily Watson)
ロクサーヌ・モートン / ランスロット:ソフィー・クックソン(Sophie Cookson)
アーサー:マイケル・ガンボン(Michael Gambon)
エルトン・ジョン:エルトン・ジョン(Elton John)
スウェーデン国王:ビヨルン・グラナート(Björn Granath)
スウェーデン王妃:レナ・エンドレ(Lena Endre)
マッコイ:マーク・アーノルド(Mark Arnold)
ジャマール:トビー・バカレ(Tobi Bakare)
リアム:トーマス・ターグーズ (Thomas Turgoose)
ブランドン:カルバン・デンバ (Calvin Demba)
アンヘル:トム・ベネディクト・ナイト(Tom Benedict Knight)
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