- 『ブラック・レイン』の挿入曲
- オープニングタイトル
- 警察署のロッカールームでニックがスーツに着替える(どこからか聞こえてくる曲
- ニックとチャーリーが昼食をとる(「スカラリス」で流れる曲)
- ニックとチャーリーが護送車に乗り警察署に移動するシーン(大阪の街で流れる曲)
- 「クラブ・みやこ」で流れる曲(ニックと松本警部補が口論をする)
- 「クラブ・みやこ」カラオケで日本人男性が歌う曲
- 「クラブ・みやこ」カラオケでチャーリーと松本警部補が歌う曲
- 「クラブ・みやこ」で護衛に囲まれ歩く菅井をニックが見つめるシーン
- 市場で流れる曲(ニックと松本警部補がうどんを食べるシーン)
- 「クラブ・みやこ」で流れる曲(飛行機を降りたニックがジョイスから菅井の情報を得るシーン)
- エンドクレジット
- 『ブラック・レイン』のサントラ
- 『ブラック・レイン』キャスト・スタッフ
『ブラック・レイン』の挿入曲
『ブラック・レイン』の挿入曲を流れた順番に紹介していきます。(ネタバレにご注意ください)
オープニングタイトル
Artist | グレッグ・オールマン(Gregg Allman, 1947-2017) テネシー州ナッシュビル出身のアメリカのミュージシャン/シンガー/ソングライター。 サザン・ロックの代表的バンドとして知られる「オールマン・ブラザーズ・バンド」(The Allman Brothers Band)のボーカリスト/オルガンプレイヤー。 |
リリース | 1989年 |
作曲者 | ハンス・ジマー(Hans Zimmer) ドイツ出身の作曲家、1957年フランクフルト生まれ。 |
ウィル・ジェニングス(Will Jennings) アメリカのソングライター/プロデューサー、1944年テキサス州キルゴア生まれ。 |
この後「エンドクレジット」でもこの曲が使われています。
警察署のロッカールームでニックがスーツに着替える(どこからか聞こえてくる曲
リヴィン・オン・ジ・エッジ・オブ・ザ・ナイト
Artist | イギー・ポップ(Iggy Pop) アメリカのロックミュージシャン/ボーカリスト/作曲家/音楽プロデューサー/俳優、1947年ミシガン州マスキーゴン生まれ。ロックバンド「ストゥージズ」(The Stooges) での活躍でも知られる。 |
リリース | 1990年 |
作曲者 | ジェイ・リフキン(Jay Rifkin) アメリカのレコードプロデューサー/映画プロデューサー。 1989年に幼なじみのハンス・ジマーと映画音楽会社「リモート・コントロール・プロダクション」を共同設立した。 |
エリック・ラッキン(Eric Rackin) アメリカのソングライター。 | |
『Living on the Edge of the Night』は、イギー・ポップの9枚目のスタジオアルバム『Brick By Brick』に収録されている曲です。
ニックとチャーリーが昼食をとる(「スカラリス」で流れる曲)
(佐藤が殺人事件を起こす店)
邦題『海の彼方に』
Artist cover ver. | ボビー・ダーリン(Bobby Darin, 1936-1973) アメリカの歌手/作曲家/俳優。コニー・フランシスのソングライターとしてキャリアをスタートさせ、歌手として『Dream Lover』『Mack the Knife』『Beyond the Sea』のカバーバージョンなどをヒットさせ世界的名声を手にする。60年代からは積極的に政治に関わるようになり、1968年大統領選挙運動ではロバート・F・ケネディを支援し、ケネディ暗殺時にも同じロサンゼルスのアンバサダーホテルにいた。 ボビー・ダーリンの祖父は、ニューヨーク・マフィアの五大ファミリーの1つ「ジェノヴェーゼ一家」の構成員で、秘密結社的犯罪集団「コーサ・ノストラ」のボスであるフランク・コステロの側近としても知られる。 |
リリース | 1959年 |
作曲者 | シャルル・トレネ(Charles Trenet, 1913-2001) フランスのシャンソン歌手/作詞家/作曲家。優しく軽やかな歌声とパフォーマンスで「歌う狂人」(Fou Chantant)と称され、多くのアーティストにカバーされる名曲を数多く残した。 |
ジャック・ローレンス(Jack Lawrence, 1912-2009) ブルックリン出身のユダヤ系アメリカ人作詞家。 | |
Original ver. | 1946年:ローラン・ジェルボー(Roland Gerbeau – Orchestre Pierre Guillermin) |
『Beyond the Sea』は、シャンソン歌手のシャルル・トレネが作った『ラ・メール』(La Mer)に英語の歌詞をつけて作られたものです。現在では、『ラ・メール』『ビヨンド・ザ・シー』の両方が、シャンソン/ジャズのスタンダードナンバーとして世界中で親しまれています。
ニックとチャーリーが護送車に乗り警察署に移動するシーン(大阪の街で流れる曲)
Ogi No Mato (“The Folding Fan As A Target”)
Artist | 半田淳子(はんだじゅんこ) 琵琶奏者/作曲家。1972年~1992年まで日本音楽集団(Ensemble Nipponia)のメンバーとして活躍。 |
リリース | 1976年 |
Original | 『平曲』より《那須与一》 |
『平曲』とは、日本の古典文学『平家物語』に盲目の琵琶法師が節を付け各地で歌い継いだ日本の伝統芸能です。《那須与一》は、平家物語 巻第十一に収録されている『扇の的』を詞章とし歌いあげています。弓の名手として知られる那須与一(なすのよいち)が船の上に掲げられた扇を弓で射る様子が歌われています。
ここでは、半田淳子による「創作琵琶曲」バージョンが使われています。
「クラブ・みやこ」で流れる曲(ニックと松本警部補が口論をする)
Artist | Les Rita Mitsouko and Sparks |
レ・リタ・ミツコ(Les Rita Mitsouko) 1980年にパリで結成されたフランスのポップロックグループ。 グループ名は、1940年代に一世を風靡したアメリカの女優リタ・ヘイワースと、老舗香水ブランド、ゲランを代表する香水「ミツコ 」から採られた。 | |
スパークス(Sparks) 1970年にロサンゼルスで結成されたアメリカのロック/ポップ兄弟デュオ。 | |
リリース | 1989年 |
作曲者 | Sparks ロン・メール(Ron Mael) ラッセル・メール(Russell Mael) |
「クラブ・みやこ」カラオケで日本人男性が歌う曲
Artist original ver. | ディーン・マーティン(Dean Martin, 1917-1995) アメリカの歌手/俳優/コメディアン/テレビ司会者。 1946年にコメディアンのジェリー・ルイスと「底抜けコンビ」(Martin and Lewis)を結成、コンビ解消後はフランク・シナトラらと組んだエンターテイナー集団「ラット・パック」のメンバーとしてテレビ・映画で活躍し人気を博した。 |
リリース | 1953年 |
作曲者 | ジャック・ブルックス(Jack Brooks, 1912-1971) イギリス系アメリカ人の作詞家/ソングライター/作家。 |
ハリー・ウォーレン(Harry Warren, 1893-1981) ニューヨーク出身のイタリア系アメリカ人作曲家。60年にわたるキャリアの中で800曲以上の曲を書き、それらは300本以上の映画で使われた。『ブロードウェイの子守歌』『You’ll Never Know』『On the Atchison, Topeka and the Santa Fe』でアカデミー歌曲賞を3度受賞。 |
『That’s Amore 』は、1953年のアメリカ・コメディスポーツ映画『底抜けやぶれかぶれ』(原題:The Caddy)のオリジナル・サウンドトラックです。ディーン・マーティン(Dean Martin)演じるプロゴルファーによって披露され、その後はディーン・マーティンのシグネチャー・ソングとして知られるようになりました。
ナポリで発祥したとされるピザ、舞曲のタランテラ、パスタ料理のパスタ・エ・ファジョーリなどイタリアの伝統とされるものに言及しながら、愛(Amore)を語る一曲です。
「クラブ・みやこ」カラオケでチャーリーと松本警部補が歌う曲
ホワッド・アイ・セイ
Artist | レイ・チャールズ(Ray Charles, 1930-2004) アメリカの歌手/作曲家/ピアニスト。 盲目というハンディを乗り越え歌手として成功を収め、天才ミュージシャンとして世界にその名を知らしめた。R&B/ソウルのパイオニアとして知られる。 |
リリース | 1959年 |
作曲者 | レイ・チャールズ |
「クラブ・みやこ」で護衛に囲まれ歩く菅井をニックが見つめるシーン
レーザー・マン
Artist | 坂本龍一(Ryūichi Sakamoto, 1952年1月17日 – 2023年3月28日) 日本の作曲家/編曲家/ピアニスト/俳優/音楽プロデューサー。 |
リリース | 1989年 |
作曲者 | 坂本龍一 |
『レーザー・マン』は、坂本龍一の8枚目スタジオアルバム『ビューティ』(BEAUTY)に収録された『CALLING FROM TOKYO』の原曲です。
1988年のアメリカ/香港映画『激光人・レーザーマン』のテーマ曲として作られました。
市場で流れる曲(ニックと松本警部補がうどんを食べるシーン)
ラデツキー行進曲
作曲者 | ヨハン・シュトラウス1世(Johann Strauss I. 1804-1849) オーストリアの作曲家/指揮者/ヴァイオリニスト。 ウィーンで絶大な人気を誇り「ワルツ王」と呼ばれたが、死後その名は長男ヨハン・シュトラウス2世に継承され「ワルツの父」と呼ばれるようになった。 |
作曲年 | 1848年 |
「クラブ・みやこ」で流れる曲(飛行機を降りたニックがジョイスから菅井の情報を得るシーン)
Artist | ソウル・II・ソウル(Soul II Soul) 1988年ロンドンで、ジャジー・B(Jazzie B)を中心に結成されたイギリスの音楽グループ。 |
Feat. キャロン・ウィーラー(Caron Wheeler) イギリスのR&B女性歌手、1963年ロンドン生まれ。 1980年代末に「ソウル・II・ソウル」(Soul II Soul)に在籍、1990年ソロデビュー。 | |
リリース | 1989年 |
作曲者 | ジャジー・B(Jazzie B) アンティグア・バーブーダ系イギリス人のDJ/音楽プロデューサー、1963年ロンドン生まれ。 ソウル・II・ソウル(Soul II Soul)の創設者。 |
サイモン・ロウ(Simon Law) トロントを拠点に活動するプロデューサー/キーボーディスト/ソングライター。 ソウル・II・ソウル(Soul II Soul)のオリジナルメンバー。 | |
ネリー ・フーパー(Nellee Hooper) イギリスのプロデューサー/リミキサー。 ソウル・II・ソウル(Soul II Soul)のオリジナルメンバー。 | |
キャロン・ウィーラー(Caron Wheeler) |
エンドクレジット
Artist | グレッグ・オールマン(Gregg Allman, 1947-2017) テネシー州ナッシュビル出身のアメリカのミュージシャン/シンガー/ソングライター。 |
リリース | 1989年 |
作曲者 | ハンス・ジマー(Hans Zimmer) ウィル・ジェニングス(Will Jennings) |
「オープニングタイトル」でもこの曲が使われていました。
『ブラック・レイン』のサントラ

『ブラック・レイン』はハンス・ジマー(Hans Zimmer)が音楽を担当しました。ハンス・ジマーは、ドイツ出身の映画音楽作曲家です。『レインマン』の音楽でアカデミー作曲賞にノミネートされ、一躍注目を集めました。
リドリー・スコット監督とは、『テルマ&ルイーズ』や『グラディエイター』など、多くの作品でタッグを組んでいます。
『ブラック・レイン』キャスト・スタッフ
監督 | リドリー・スコット(Ridley Scott) |
脚本 | クレイグ・ボロティン(Craig Bolotin) |
ウォーレン・ルイス(Warren Lewis) | |
製作 | スタンリー・R・ジャッフェ(Stanley R. Jaffe) |
シェリー・ランシング(Sherry Lansing) | |
音楽 | ハンス・ジマー(Hans Zimmer) |
配給 | UIP |
公開 | 1989年9月22日 |
1989年10月7日 | |
上映時間 | 125分 |
ニック・コンクリン:マイケル・ダグラス(Michael Douglas)
チャーリー・ビンセント:アンディ・ガルシア(Andy García)
松本正博:高倉健
ジョイス:ケイト・キャプショー(Kate Capshaw)
佐藤浩史:松田優作
大橋:神山繁
オリヴァー:ジョン・スペンサー(John Spencer)
片山:ガッツ石松
梨田:内田裕也
吉本:國村隼
菅井国雄:若山富三郎
みゆき:小野みゆき
フランキー:ルイス・ガスマン(Luis Guzmán)
バーグ:スティーヴン・ルート(Stephen Root)
クラウン:リチャード・リール(Richard Riehle)
菅井の部下:プロフェッサー・タナカ(Professor Tanaka)
菅井の部下:安岡力也
菅井の部下:島木譲二
大橋の部下:佐々五郎
大橋の部下:伊吹太郎
大橋の部下:阿波地大輔
カラオケ客:キーオン・ヤング(Keone Young)
護衛する警察官:ジム・イシダ(Jim Ishida)
手打ちの場のヤクザの組長:林彰太郎
指詰めの刀を持ってくる組長:小幡利城
ニックにうどんの食べ方を教える女性:津島道子
ペギー:リンダ・ギレン(Linda Gillen)
松本の息子:ケン・ケンセイ
農夫に変装した刺客:アル・レオン(Al Leong)
橋の上のホームレス:田口哲
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