2021年にアメリカで制作された映画『ボス・ベイビー ファミリー・ミッション』(原題:The Boss Baby: Family Business)は、リームワークス・アニメーションによる3Dアニメ映画『ボス・ベイビー』の2作目です。ベストセラー絵本『あかちゃん社長がやってきた』を原案とし、トム・マクグラス監督が映画化しました。
- 2017年
- 2021年『ボス・ベイビー ファミリー・ミッション』(現在のページ)
- 『ボス・ベイビー ファミリー・ミッション』の挿入曲
- テッドが自分がボス・ベイビーだった頃の記憶を取り戻す
- ティムとテッドがスーパーミルクを奪い合い幼少時の体に戻っていく(レコードプレーヤーから流れる曲)
- 秘密作戦会議でティムとテッドにミッションに言い渡すティナが歌詞を引用する曲
- ボス・ベイビー(テッド)がてんとう虫型監視装置をティナから受け取りマイクテストをする
- ナビで学校へ向かうプレシャスがスクリーンを突き破る映画館で流れる曲
- ティムが校内に入りタバサを見つける(子供達が歌う曲)
- 校長室送りになればいいと考えたティムが授業の邪魔をする
- ティムがタイムアウトのボックスに隔離される(ボックスで流れる曲)
- ティムがボス・ベイビー(テッド)を探しに休み時間の校庭に出る
- 休み時間に校庭の黄色部隊エリアで男の赤ちゃんがヴァイオリンを演奏する
- 皆が帰った放課後、赤ちゃん集会にむかうボス・ベイビー(テッド)が歌う
- 祖父母達との夕食中、ボス・ベイビー(テッド)がプレシャスに乗って自宅の庭に到着する
- 子供部屋でマルコス(ティム)がギターを弾きタビサが歌を披露する曲
- 緊張し上手く歌えないと言うタビサの様子を見たマルコス(ティム)が歌う曲
- 発表会のステージでタビサが歌う曲
- 博士がアプリで観客席の親達を操って踊らせる曲
- クリスマスにティムのギターでタビサが歌う
- エンドクレジット 1曲目
- 『ボス・ベイビー ファミリー・ミッション』のサントラ
- 『ボス・ベイビー ファミリー・ミッション』キャスト・スタッフ
『ボス・ベイビー ファミリー・ミッション』の挿入曲
『ボス・ベイビー ファミリー・ミッション』の挿入曲を流れた順番に紹介していきます。(ネタバレにご注意ください)
テッドが自分がボス・ベイビーだった頃の記憶を取り戻す
ティナかティムとテッドをベイビー株式会社へ連れて行くシーン
邦題『頬よせて』
作曲者 | アーヴィング・バーリン(Irving Berlin, 1888-1989) ベラルーシ出身のユダヤ系アメリカ人作曲家。 映画『スイング・ホテル』(1942) の劇中歌『ホワイト・クリスマス』を書き、アカデミー歌曲賞を受賞した。 代表曲『ホワイト・クリスマス』『ゴッド・ブレス・アメリカ』 |
Original ver. | 1935年:フレッド・アステア(Fred Astaire, 1899-1987) ネブラスカ州オマハ出身のアメリカの俳優/ダンサー/歌手。 |
『Cheek to Cheek』は、1935年のアメリカ・ミュージカル映画『トップ・ハット』(Top Hat)で、ハリウッド史上最高のダンシング・コンビと謳われた「フレッド・アステア&ジンジャー・ロジャース」によるダンスシーンで披露された曲です。
ここでは、インストゥルメンタル版が使われています。
「ボス・ベイビー」シリーズ第1作『ボス・ベイビー』(2017) でも、 “ボス・ベイビーがティムをベイビー株式会社へ連れて行くシーン” などいくつかの場面でこの曲が使われていました。
ティムとテッドがスーパーミルクを奪い合い幼少時の体に戻っていく(レコードプレーヤーから流れる曲)
タイム・ワープ
作曲者 | リチャード・オブライエン(Richard O’Brien) イギリス系ニュージーランド人の俳優/作家/ミュージシャン/テレビ司会者、1942年生まれ。 |
Original ver. | 1973年:ミュージカル『The Rocky Horror Show』 |
『Time Warp』は、1975年初演のウェスト・エンド・ミュージカル『ロッキー・ホラー・ショー』(原題:The Rocky Horror Picture Show)のミュージカルナンバーです。
秘密作戦会議でティムとテッドにミッションに言い渡すティナが歌詞を引用する曲
ティナの台詞「One is the loneliest number」(字幕:1は寂しい数字)
ワン
作曲者 | ハリー・ニルソン(Harry Nilsson, 1941-1994) アメリカのシンガーソングライター。 甘く哀愁のある歌声から「七色の声を持つヴォーカリスト」と評され、1960年代後半から1970年代にかけて数多くのヒット曲を生み出した。 |
Original ver. | 1968年:ハリー・ニルソン(Harry Nilsson, 1941-1994) |
ボス・ベイビー(テッド)がてんとう虫型監視装置をティナから受け取りマイクテストをする
邦題『夜のストレンジャー』
作曲者 | ベルト・ケンプフェルト(Bert Kaempfert, 1923-1980) ドイツの音楽プロデューサー/オーケストラリーダー/マルチ楽器奏者/アレンジャー/作曲家。 イージーリスニングやジャズの分野で活躍。ハンブルクでのビートルズのプロモーションを行った音楽プロデューサーとしても知られる。 |
チャールズ・シングルトン(Charles Singleton, 1913-1985) アメリカのソングライター。 | |
エディー・スナイダー(Eddie Snyder, 1919-2011) アメリカの作曲家/ソングライター。 | |
Original ver. | 1966年:フランク・シナトラ(Frank Sinatra, 1915-1998) イタリア系アメリカ人のエンターテイナー/歌手/俳優。 クルーナーヴォイスと呼ばれた歌声で多くのファンを獲得し、映画俳優としても数多くの映画に出演。1953年のアメリカ映画『地上より永遠に』ではアカデミー助演男優賞を受賞した。 |
『Strangers in the Night』は、1966年のアメリカ・アドベンチャー映画『ダイヤモンド作戦』(原題:A Man Could Get Killed)のオリジナル・サウンドトラックです。
この後「皆が帰った放課後、赤ちゃん集会にむかうボス・ベイビー(テッド)が歌う」でもこの曲が使われています。
ナビで学校へ向かうプレシャスがスクリーンを突き破る映画館で流れる曲
ラン・フリー
リリース | 2002年:Soundtrack『スピリット: スタリオン・オブ・ザ・シマロン』 |
作曲者 | ハンス・ジマー(Hans Zimmer) ドイツ出身の作曲家、1957年フランクフルト生まれ。 |
『Run Free』は、2002年のアメリカ・アニメーション映画『スピリット: スタリオン・オブ・ザ・シマロン』(原題: Spirit: Stallion of the Cimarron)のオリジナル・サウンドトラックです。
ティムが校内に入りタバサを見つける(子供達が歌う曲)
邦題『バスのうた』
作曲者 | ヴァーナ・ヒルズ(Verna Hills, 1898-1990) ボストン出身のアメリカのソングライター。 |
『The Wheels on the Bus』は、20世紀前半にイギリスの童謡『Here We Go Round the Mulberry Bush』をもとにして作られたアメリカの民謡です。リズムに合わせて体を動かし歌う人気の遊び歌で、英語圏の子供を中心に世界中で親しまれています。
校長室送りになればいいと考えたティムが授業の邪魔をする
イッツ・トリッキー
Artist | Run-D.M.C.(ラン・ディーエムシー) 1983年にデビューしたニューヨーク出身のヒップホップグループ。 ラップとロックを融合した先駆け的存在として知られる。 |
リリース | 1986年 |
作曲者 | Run-D.M.C. ダリル “D.M.C.” マクダニエルズ (Darryl McDaniels) ジョゼフ “Run” シモンズ (Joseph Simmons) ジェイソン・ミゼル(Jason Mizell, 1965-2002) |
リック・ルービン(Rick Rubin) アメリカの音楽プロデューサー/レコードレーベル経営者、1963年ニューヨーク生まれ。 |
ティムがタイムアウトのボックスに隔離される(ボックスで流れる曲)
オリノコ・フロウ
Artist | エンヤ(Enya) アイルランドの歌手/作曲家/音楽プロデューサー/音楽家、1961年生まれ。 |
リリース | 1988年 |
作曲者 | エンヤ(Enya) |
ローマ・ライアン(Roma Ryan) アイルランドの作詞家/作家/詩人/ビジュアルアーティスト、1950年ベルファスト生まれ。 | |
ニッキー・ライアン(Nicky Ryan) アイルランドの音楽プロデューサー/レコーディングエンジニア/マネージャー、1949年ダブリン生まれ。 ローマ・ライアンの夫。 | |
ティムがボス・ベイビー(テッド)を探しに休み時間の校庭に出る
リリース | 2005年:Soundtrack『マダガスカル』 |
作曲者 | ハンス・ジマー(Hans Zimmer) ドイツ出身の作曲家、1957年フランクフルト生まれ。 |
『Zoosters Breakout』は、2005年のアメリカ・アニメーション映画『マダガスカル』(Madagascar)のオリジナル・サウンドトラックです。
休み時間に校庭の黄色部隊エリアで男の赤ちゃんがヴァイオリンを演奏する
5月
リリース | 1994年:Soundtrack『ショーシャンクの空に』 |
作曲者 | トーマス・ニューマン(Thomas Newman) アメリカの作曲家、1955年カリフォルニア州ロサンゼルス生まれ。 ニューマン・ファミリーの一員として知られる。 代表作『セント・オブ・ウーマン/夢の香り』『ショーシャンクの空に』『ブリッジ・オブ・スパイ』 |
『May』は、1994年のアメリカ・刑務所ドラマ映画『ショーシャンクの空に』のオリジナル・サウンドトラックです。
皆が帰った放課後、赤ちゃん集会にむかうボス・ベイビー(テッド)が歌う
ボス・ベイビー(テッド)が地下要塞に落ちるシーン
邦題『夜のストレンジャー』
作曲者 | ベルト・ケンプフェルト(Bert Kaempfert, 1923-1980) ドイツの音楽プロデューサー/オーケストラリーダー/マルチ楽器奏者/アレンジャー/作曲家。 イージーリスニングやジャズの分野で活躍。ハンブルクでのビートルズのプロモーションを行った音楽プロデューサーとしても知られる。 |
チャールズ・シングルトン(Charles Singleton, 1913-1985) アメリカのソングライター。 | |
エディー・スナイダー(Eddie Snyder, 1919-2011) アメリカの作曲家/ソングライター。 | |
Original ver. | 1966年:フランク・シナトラ(Frank Sinatra, 1915-1998) イタリア系アメリカ人のエンターテイナー/歌手/俳優。 クルーナーヴォイスと呼ばれた歌声で多くのファンを獲得し、映画俳優としても数多くの映画に出演。1953年のアメリカ映画『地上より永遠に』ではアカデミー助演男優賞を受賞した。 |
「ボス・ベイビー(テッド)がてんとう虫型監視装置をティナから受け取りマイクテストをする」でもこの曲が使われていました。
祖父母達との夕食中、ボス・ベイビー(テッド)がプレシャスに乗って自宅の庭に到着する
歌劇《ウィリアム・テル》- 序曲「スイス軍隊の行進」
作曲者 | ジョアキーノ・ロッシーニ(Gioachino Rossini, 1792-1868) イタリアのロマン派を代表するオペラ作曲家。 18歳の時にオペラ作曲家としてデビューし人気のあるイタリアオペラの作曲家としてヨーロッパ中にその名を轟かせたが、37歳の時『ウィリアム・テル』を作曲しオペラ界から事実上の引退。その後30年以上にわたる引退生活では、宗教音楽/サロン向けの歌曲/ピアノ曲/室内楽を中心に作曲を行った。 また「ロッシーニ風」という料理名の由来にもなり、美食家としても知られている。 |
作曲年 | 1829年 |
子供部屋でマルコス(ティム)がギターを弾きタビサが歌を披露する曲
ホーム・フォー・ザ・ホリディズ
作曲者 | ロバート・アレン(Robert Allen, 1927-2000) アメリカのピアニスト/編曲者/作家。 |
アル・スティルマン(Al Stillman, 1901-1979) ユダヤ系アメリカ人の作詞家。 | |
Original ver. | 1954年:ペリー・コモ(Perry Como, 1912-2001) イタリア系アメリカ人歌手/俳優/テレビパーソナリティ。 |
緊張し上手く歌えないと言うタビサの様子を見たマルコス(ティム)が歌う曲
マルコス(ティム)は、歌の世界に入った自分を想像すると音符が見えるようになるとティムに話しこの曲を歌います。
作曲者 | キャット・スティーヴンス(Cat Stevens) イギリスのシンガーソングライター/ミュージシャン、1948年ロンドン生まれ。 60年代後半から70年代にかけて活躍し世界中で6000万枚以上のアルバムを売り上げる。1977年にイスラム教に改宗し、翌年ユスフ・イスラム(Yusuf Islam)に改名。 |
Original ver. | 1984年:キャット・スティーヴンス(Cat Stevens) |
『If You Want to Sign out, Sing Out』は、1971年のアメリカ映画『ハロルドとモード 少年は虹を渡る』(Harold and Maude)のオリジナル・サウンドトラックです。
発表会のステージでタビサが歌う曲
(ボックスに入れられたティムとテッドが気持ちを伝え合うシーン)
リリース | 2021年:Soundtrack『ボス・ベイビー ファミリー・ミッション』 |
作曲者 | ゲイリー・バーロウ(Gary Barlow) イギリスのシンガーソングライター/ピアニスト/音楽プロデューサー、1971年チェシャー生まれ。 ポップグループ「テイク・ザット」(Take That) のメインボーカリスト。 |
この後、以下のシーンでもこの曲が使われています。
「クリスマスにティムのギターでタビサが歌う」
「エンドクレジット 1曲目」
博士がアプリで観客席の親達を操って踊らせる曲
プッシュ・イット
Artist | ソルト・ン・ペパ(Salt-N-Pepa) 1985年にニューヨークで結成されたアメリカのヒップホップグループ。 |
リリース | 1987年 |
作曲者 | ハービー・ラブバグ・アゾール(Hurby ‘Luv Bug’ Azor) ハイチのミュージシャン/ヒップホップ音楽プロデューサー、1965年生まれ。 |
レイ・デイヴィス(Ray Davies) イギリスのシンガーソングライター/ミュージシャン、1944年ロンドン生まれ。 ロックバンド「キンクス」(The Kinks) のフロントマンとして知られる。 |
『Push It』は、イギリスのロックバンド、キンクス(The Kinks)の『You Really Got Me』(1964) から歌詞を一部引用して作られています。
クリスマスにティムのギターでタビサが歌う
リリース | 2021年:Soundtrack『ボス・ベイビー ファミリー・ミッション』 |
作曲者 | ゲイリー・バーロウ(Gary Barlow) イギリスのシンガーソングライター/ピアニスト/音楽プロデューサー、1971年チェシャー生まれ。 ポップグループ「テイク・ザット」(Take That) のメインボーカリスト。 |
「発表会のステージでタビサが歌う曲」でもこの曲が使われていました。
エンドクレジット 1曲目
Artist | アリアナ・グリーンブラット(Ariana Greenblatt) タビサ・テンプルトンを演じるアメリカの女優、2007年生まれ。 |
リリース | 2021年:Soundtrack『ボス・ベイビー ファミリー・ミッション』 |
作曲者 | ゲイリー・バーロウ(Gary Barlow) イギリスのシンガーソングライター/ピアニスト/音楽プロデューサー、1971年チェシャー生まれ。 ポップグループ「テイク・ザット」(Take That) のメインボーカリスト。 |
「発表会のステージでタビサが歌う曲」でもこの曲が使われていました。
『ボス・ベイビー ファミリー・ミッション』のサントラ
『ボス・ベイビー ファミリー・ミッション』は前作同様ハンス・ジマー(Hans Zimmer)とスティーヴ・マッツァーロ(Steve Mazzaro)が音楽を担当しました。
ハンス・ジマーは、ドイツ出身の作曲家です。『レインマン』や『テルマ&ルイーズ』、『ドライビング Miss デイジー』などの音楽で知られています。
スティーヴ・マッツァーロは、アメリカ・オハイオ州出身の作曲家です。ハンス・ジマーの映画音楽プロダクション「リモート・コントロール・プロダクション」の一員として活動しています。

『ボス・ベイビー ファミリー・ミッション』キャスト・スタッフ
監督 | トム・マクグラス(Tom McGrath) |
脚本 | マイケル・マッカラーズ(Michael McCullers) |
原作 | マーラ・フレイジー(Marla Frazee) |
製作 | ジェフ・ハーマン(Jeff Hermann) |
音楽 | ハンス・ジマー(Hans Zimmer) |
スティーブ・マッツァーロ(Steve Mazzaro) | |
配給 | 東宝東和/ギャガ |
公開 | 2021年7月2日 |
2021年12月17日 | |
上映時間 | 107分 |
ボス・ベイビー / テッド:アレック・ボールドウィン(Alec Baldwin)
ティム:ジェームズ・マースデン(James Marsden)
ティナ・テンプルトン / ニュー・ボス・ベイビー:エイミー・セダリス(Amy Sedaris)
タビサ・テンプルトン:アリアナ・グリーンブラット(Ariana Greenblatt)
キャロル・テンプルトン:エヴァ・ロンゴリア(Eva Longoria)
テッド・テンプルトン・シニア:ジミー・キンメル(Jimmy Kimmel)
ジャニス・テンプルトン:リサ・クドロー(Lisa Kudrow)
ウィジー:ジェームズ・マクグラス(James McGrath)
アーウィン・アームストロング博士:ジェフ・ゴールドブラム(Jeff Goldblum)
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