『ロボット・ドリームズ』の挿入曲とサントラ | 挿入曲を全曲紹介Filmmusik
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『ロボット・ドリームズ』の挿入曲とサントラ

2023年にスペイン、フランスで制作された映画『ロボット・ドリームズ』(原題:Robot Dreams)は、サラ・ヴァロンによる同名グラフィックノベルが原作に、1980年代のニューヨークを舞台に孤独な犬と心優しいロボットの友情と別れを描いたアニメーション映画です。

第96回アカデミー賞で長編アニメ映画賞にノミネートされました。

『ロボット・ドリームズ』の挿入曲

『ロボット・ドリームズ』の挿入曲を流れた順番に紹介していきます。(ネタバレにご注意ください)

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ドッグが友達ロボットのテレビCMを見る(CMの曲)

The New Explorers
Artistキース・マンスフィールド(Keith Mansfield)
イギリスの作曲家/編曲家/サックス奏者、1943年ロンドン生まれ。
リリース1987年
作曲者キース・マンスフィールド

この後「ドッグがタイムズ・スクエアのロボット店で友達ロボット “ティン” に出会う(店で流れる曲)」でもこの曲が使われています。

ドッグがロボットを連れて街を歩く

A Bailar El Son
Artistカネリータ・メディーナ(Canelita Medina, 1939-2023)
ベネズエラのサルサ歌手。
リリース1980年
作曲者Luis Tata Guerra

この後「ドッグがティンを連れてオーシャンビーチを訪れる(ボートに乗るブタがラジカセで聴く曲)」でもこの曲が使われています。

ドッグがロボットの手をひいて地下鉄の入り口に入る(パンクミュージシャンが路上で流す曲)

I Hate Hate
Artistレーガン・ユース(Reagan Youth)
1980年にニューヨークで結成されたアナーコ・パンク・バンド。
リリース1984年
作曲者Paul Bakija, Al Pike & David Rubinstein

子供達が手を繋いで歩いているのを見たロボットがドッグの手をいきなり強く握りしめる(セントラルパークでミュージシャンが演奏する曲)

Mandolin Concerto in C Major, RV 425 – I. Allegro
マンドリン協奏曲 ハ長調 RV 425 – 第1楽章
作曲者アントニオ・ヴィヴァルディ(Antonio Vivaldi, 1678-1741)
バロック音楽を代表するイタリアの作曲家。
作曲年1725年
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ドッグとロボットがローラーダンスをしたりボートに乗ったりと楽しい時間を共有し絆を深めていく

September
セプテンバー
Artistアース・ウィンド・アンド・ファイアー(Earth, Wind & Fire)
1969年にシカゴで結成されたファンクミュージック・バンド。
ディスコ・シーンで圧倒的な人気を誇り、1970年代を象徴するバンドとして知られる。
リリース1978年
作曲者Earth, Wind & Fire
モーリス・ホワイト(Maurice White, 1941-2016)
アル・マッケイ(Al McKay)
アリー・ウィリス(Allee Willis, 1947-2019)
アメリカのソングライター/マルチメディア・アーティスト/コレクター/アートディレクター。

アース・ウィンド・アンド・ファイアーの曲が使われている映画一覧はコチラ

この後、以下のシーンでもこの曲が使われています。
ドッグとロボットがオーシャンビーチで海水浴を楽しむ
エンディング

ドッグとロボットがオーシャンビーチで海水浴を楽しむ(ピアノ・バージョン)

(この後、ロボットが口笛で吹くのもこの曲です。)

September
セプテンバー
Artistアース・ウィンド・アンド・ファイアー(Earth, Wind & Fire)
1969年にシカゴで結成されたファンクミュージック・バンド。
ディスコ・シーンで圧倒的な人気を誇り、1970年代を象徴するバンドとして知られる。
リリース1978年
作曲者Earth, Wind & Fire
モーリス・ホワイト(Maurice White, 1941-2016)
アル・マッケイ(Al McKay)
アリー・ウィリス(Allee Willis, 1947-2019)
アメリカのソングライター/マルチメディア・アーティスト/コレクター/アートディレクター。

ドッグとロボットがローラーダンスをしたりボートに乗ったりと楽しい時間を共有し絆を深めていく」でもこの曲が使われていました。

ドッグがドラキュラの仮装をしてハロウィンを過ごす(ドッグがレコードで流す曲)

Monster Holiday
Artistバック・オーウェンス(Buck Owens, 1929-2006)
テキサス州シャーマン出身のアメリカの歌手/ミュージシャン/ソングライター。
ベーカーズフィールド・サウンドの創始者として知られる。
リリース1974年
作曲者バック・オーウェンス

ドッグが雪だるまに顔をつけていると、通りにアイスクリーム販売車がやって来る

Mister Softee Jingle
ミスター・ソフティー・ジングル
作曲者レス・ヴァース(Les Waas, 1921-2016)
フィラデルフィア出身のアメリカの広告クリエイター。

『Mister Softee Jingle』は、アメリカ発祥のアイスクリーム専門店「ミスター・ソフティー」のジングル(テレビCMやラジオ広告などで使用される短い音楽やメロディーの総称)です。

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ドッグが雪だるまを尾行する(ヒップホップグループが路上で流す曲)

Breakdown
Artistティー・ラ・ロック(T La Rock)
アメリカのオールドスクールラッパー、1961年生まれ。
リリース1985年
作曲者Clarence Keaton and Kevin Keaton

ドッグがボーリングをする

Easy Money
Artistマストン(Maston)
カリフォルニア州ロサンゼルス出身のアメリカのマルチ楽器奏者。
リリース2022年
作曲者マストン

鳥達が歌うようにさえずりロボットのもとを巣立って行く

Danny Boy(Traditional)
ダニー・ボーイ
作曲者フレデリック・ウェザリー(Frederic Weatherly, 1848-1929)
イギリスの弁護士/作家/作詞家。
Original ver.1918年:エルネスティーネ・シューマン=ハインク(Ernestine Schumann-Heink)

『ダニー・ボーイ』は、アイルランドに古くから伝わる民謡です。
旅立つ愛する人を見送る心情がつづられています。

イギリス領北アイルランドで事実上の国歌とされている『ロンドンデリーの歌』の旋律に、フレデリック・ウェザリーが歌詞をつけ1913年に発表されました。

ドッグがチャイナタウンを訪れる

Bamboo Wok Solo
ArtistAbaji
レバノン出身のマルチ楽器奏者。
作曲者Abaji
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ドッグがチャイナタウンの凧専門店に入る(店で流れる曲)

Beloved Secrets
ArtistE. Dozor
ヨーロッパを拠点とする歌手/作詞家。
リリース2000年
作曲者E. Dozor

ドッグがセントラルパークで知り合ったダックとストーニー・ブルック州立公園で釣りを楽しむ

Let’s Go
Artistフィーリーズ(The Feelies)
1976年にニュージャージー州ヘイルドンで結成されたアメリカのロックバンド。
リリース1986年
作曲者The Feelies
グレン・マーサー(Glenn Mercer)
ビル・ミリオン(Bill Million)

この後「ドッグがダックに電話をかける(レコードで流れる曲)」でもこの曲が使われています。

ドッグがダックに電話をかける(レコードで流れる曲)

Let’s Go
Artistフィーリーズ(The Feelies)
1976年にニュージャージー州ヘイルドンで結成されたアメリカのロックバンド。
リリース1986年
作曲者The Feelies
グレン・マーサー(Glenn Mercer)
ビル・ミリオン(Bill Million)

ドッグがセントラルパークで知り合ったダックとストーニー・ブルック州立公園で釣りを楽しむ」でもこの曲が使われていました。

アライグマのラスカルがスプラップ工場を訪れる(カーラジオから流れる曲)

Happy
Artistウィリアム・ベル(William Bell)
アメリカのソウル・シンガーソングライター/音楽プロデューサー、1939年生まれ。
リリース1969年
作曲者ウィリアム・ベル
ブッカー・T・ジョーンズ(Booker T. Jones)
アメリカのミュージシャン/ソングライター/音楽プロデューサー/アレンジャー、1944年生まれ。インストゥルメンタルグループ「ブッカー・T&ザ・MG’s」(Booker T. & the M.G.’s) のフロントマンとして知られる。

この後「ラスカルがロボットを連れて仕事場に向かい内壁のペンキ塗りを一緒にする(ロボットの体についたラジカセから流れる曲)」でもこの曲が使われています。

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ラスカルがスクラップ工場で集めてきた部品でロボットを作る(ロボットの体についたラジカセから流れる曲)

Hip Hug Her
ヒップ・ハグ・ハー
Artistブッカー・T&ザ・MG’s(Booker T. & the M.G.s)
アメリカのソウル/R&Bインストゥルメンタル・グループ。
テネシー州メンフィスで結成され、1962年にレコードデビュー。
リリース1967年
作曲者Booker T. & the M.G.s
ブッカー・T・ジョーンズ(Booker T. Jones)
スティーヴ・クロッパー(Steve Cropper)
アル・ジャクソン(Al Jackson Jr., 1935-1975)
ドナルド・ダック・ダン(Donald “Duck” Dunn)

ドッグがタイムズ・スクエアのロボット店で友達ロボット “ティン” に出会う(店で流れる曲)

The New Explorers
Artistキース・マンスフィールド(Keith Mansfield)
イギリスの作曲家/編曲家/サックス奏者、1943年ロンドン生まれ。
リリース1987年
作曲者キース・マンスフィールド

ドッグが友達ロボットのテレビCMを見る(CMの曲)」でもこの曲が使われていました。

ラスカルがロボットを連れて仕事場に向かい内壁のペンキ塗りを一緒にする(ロボットの体についたラジカセから流れる曲)

Happy
Artistウィリアム・ベル(William Bell)
アメリカのソウル・シンガーソングライター/音楽プロデューサー、1939年生まれ。
リリース1969年
作曲者ウィリアム・ベル
ブッカー・T・ジョーンズ(Booker T. Jones)
アメリカのミュージシャン/ソングライター/音楽プロデューサー/アレンジャー、1944年生まれ。インストゥルメンタルグループ「ブッカー・T&ザ・MG’s」(Booker T. & the M.G.’s) のフロントマンとして知られる。

アライグマのラスカルがスプラップ工場を訪れる(カーラジオから流れる曲)」でもこの曲が使われていました。

ドッグがティンを連れてオーシャンビーチを訪れる(ボートに乗るブタがラジカセで聴く曲)

A Bailar El Son
Artistカネリータ・メディーナ(Canelita Medina, 1939-2023)
ベネズエラのサルサ歌手。
リリース1980年
作曲者Luis Tata Guerra

ドッグがロボットを連れて街を歩く」でもこの曲が使われていました。

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エンディング

(ドッグとロボットが別々の場所で踊る)

September
セプテンバー
Artistアース・ウィンド・アンド・ファイアー(Earth, Wind & Fire)
1969年にシカゴで結成されたファンクミュージック・バンド。
ディスコ・シーンで圧倒的な人気を誇り、1970年代を象徴するバンドとして知られる。
リリース1978年
作曲者Earth, Wind & Fire
モーリス・ホワイト(Maurice White, 1941-2016)
アル・マッケイ(Al McKay)
アリー・ウィリス(Allee Willis, 1947-2019)
アメリカのソングライター/マルチメディア・アーティスト/コレクター/アートディレクター。

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ドッグとロボットがローラーダンスをしたりボートに乗ったりと楽しい時間を共有し絆を深めていく」でもこの曲が使われていました。

『ロボット・ドリームズ』のサントラ

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『ロボット・ドリームズ』はアルフォンソ・デ・ヴィラジョンガ(Alfonso de Vilallonga)が音楽を担当しました。

『ロボット・ドリームズ』キャスト・スタッフ

監督パブロ・ベルヘル(Pablo Berger)
脚本パブロ・ベルヘル(Pablo Berger)
原作サラ・バロン(Sara Varon)
製作イボン・コルメンツァーナ(Ibon Cormenzana)
イグナシ・エスタペ(Ignasi Estapé)
サンドラ・タピア・ディアス(Sandra Tapia Díaz)
ジェローム・ヴィダル(Jérôme Vidal)
パブロ・ベルガー(Pablo Berger)
音楽アルフォンソ・デ・ヴィラジョンガ(Alfonso de Vilallonga)
配給 クロックワークス
公開 2023年12月6日
2024年11月8日
上映時間102分
『ロボット・ドリームズ』の挿入曲とサントラ
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