2024年4月12日全国公開の映画『プリシラ』(原題:Priscilla)は、エルヴィス・プレスリーの元妻プリシラ・プレスリーの回想録『私のエルヴィス』を基に作られた映画です。ソフィア・コッポラ8作目の監督作品となります。
ケイリー・スピーニーがプリシラ役を、ジェイコブ・エロルディがエルヴィス役を演じ、ケイリー・スピーニーは第80回ヴェネツィア国際映画祭で女優賞を受賞しました。
- 『プリシラ』の挿入曲
- オープニング
- オープニング・クレジット
- プリシラがテリーに声をかけられ週末のエルヴィスのパーティに誘われる
- エルヴィスのパーティで流れる曲(エルヴィスとプリシラが初めて会う)
- エルヴィスがピアノを演奏し、パーティーを盛り上げる
- プリシラが再びエルヴィス宅を訪れる(祖母に紹介される)
- エルヴィスとプリシラが初めてキスをする
- プリシラがXmasプレゼントにエルヴィスから時計をプレゼントされる
- エルヴィスがアメリカに帰り、2年が経過する
- 航空券が届き、プリシラが一人でグレースランドに向かう
- エルヴィスとプリシラの再会
- ラスベガスでのシーン
- 翌朝、ラスベガスを後にする
- グレースランドでの食事会で流れる曲
- エルヴィスがプリシラをショッピングに連れて行き洋服を選ぶ
- プリシラがエルヴィスの指示通りのスタイルになるためにヘアサロンを訪れる
- エルヴィスがプリシアに銃をプレゼントする
- プリシラが勉強をする(隣の部屋から聞こえる曲)
- プリシラの卒業式
- エルヴィスとプリシラが寝室で二人きりの時間を過ごす
- エルヴィスとプリシラがベッドの上で写真を撮り合う
- プリシラがヘアサロンでパーマをかけ、雑誌を読む
- プールサイド・パーティ(ホームビデオで撮影)
- エルヴィスとプリシラがラリーに勧められLSDを試す
- エルヴィスがスピリチュアル本を燃やす
- エルヴィスがプリシラに結婚指輪をプレゼントする
- エルヴィスとプリシラの結婚式
- 結婚後のプールサイドパーティ(ジュークボックスから流す曲)
- エルヴィスとプリシラの娘リサが生まれる
- 皆でテレビを囲みエルヴィスのパフォーマンスを見る(エルヴィス復活)
- プリシラがエルヴィスの留守を楽しむ
- エルヴィスのショー(ステージでのシルエット)
- エンディング
- エンドクレジット
- 『プリシラ』のサントラ
- 『プリシラ』キャスト・スタッフ
- 『プリシラ』予告編(日本語版)
- 『プリシラ』予告編(A24版)
『プリシラ』の挿入曲
『プリシラ』の挿入曲を流れた順番に紹介していきます。(ネタバレにご注意ください)
現時点では、映画館で鑑賞し聴きとれた32曲のみの紹介になります。配信が開始されたら他の映画同様、全曲を調べて紹介します。
オープニング
邦題『家路』
Artist cover ver. | アリス・コルトレーン(Alice Coltrane, 1937-2007) アメリカのジャズピアニスト/オルガニスト/ハープ奏者。 モダンジャズを代表するサックスプレーヤー、ジョン・コルトレーン(John Coltrane)の妻としても知られる。 |
リリース | 1972年 |
作曲者 | アリス・コルトレーン(Alice Coltrane, 1937-2007) |
カルロス・サンタナ(Carlos Santana) アメリカのギタリスト、1947年メキシコ生まれ。ラテンロックバンド「サンタナ」(Santana)を率いる。 | |
Original ver. | 1923年:レイナルド・ウェレンラス(Reinald Werrenrath, 1883-1953) アメリカのバリトン歌手。 |
『Going Home』は、アメリカの作曲家ウィリアム・アームズ・フィッシャー(William Arms Fisher, 1861-1948)が、自身の師であるドヴォルザーク(チェコの作曲家)の《交響曲第9番 ホ短調 作品95「新世界より」- 第2楽章》のテーマを使い作った曲です。
日本では、1930年代に『家路』として紹介され、以降沢山の日本語歌詞が付けられ『遠き山に日は落ちて』などのタイトルでも親しまれています。
オープニング・クレジット
ベイビー・アイ・ラブ・ユー
Artist cover ver. | ラモーンズ(Ramones) 1974年にニューヨークで結成されたパンクロックバンド。 |
リリース | 1980年 |
作曲者 | エリー・グリニッチ&ジェフ・バリー(Ellie Greenwich & Jeff Barry) エリー・グレニッチ(Ellie Greenwich, 1940-2009)とジェフ・バリー(Jeff Barry)の夫婦によるソングライター・デュオ。 代表作『キッスでダウン』『ビー・マイ・ベイビー』『愛のチャペル』 |
フィル・スペクター(Phil Spector, 1939-2021) アメリカの音楽プロデューサー。ウォール・オブ・サウンド(Wall of Sound)と呼ばれる独自のサウンドで60年代中期から一世を風靡した。 | |
Original ver. | 1963年:ザ・ロネッツ(The Ronettes) アメリカの3人組女性ボーカルグループ。 フィル・スペクターのプロジュースで1960年代前半のガールズポップスを代表する存在として人気を集めた。 |
『ベイビー・アイ・ラブ・ユー』は、ザ・ロネッツ(The Ronettes)の代表曲です。
ここでは、ラモーンズ(Ramones)によるカバー・バージョンが使われています。
プリシラがテリーに声をかけられ週末のエルヴィスのパーティに誘われる
1959年、@西ドイツ・アメリカ空軍基地「イーグルクラブ」で流れる曲
ヴィーナス
Artist | フランキー・アヴァロン(Frankie Avalon) アメリカの歌手/俳優、1940年ペンシルベニア州フィラデルフィア生まれ。 12歳でテレビデビュー。1960年代にビーチパーティー映画で大活躍し、ティーンアイドルとして一世を風靡した。 |
リリース | 1959年 |
作曲者 | エド・マーシャル(Ed Marshall) アメリカのソングライター。 |
「ヴィーナス」(Venus)は、ローマ神話に登場する愛と美と性を司る女神です。
この曲では、理想の女性との出逢いとその恋の成就をヴィーナスに願う男性の思いが歌われています。
この後以下のシーンでもこの曲が使われています。
「結婚後のプールサイドパーティ(ジュークボックスから流す曲)」
エルヴィスのパーティで流れる曲(エルヴィスとプリシラが初めて会う)
Artist | ブレンダ・リー(Brenda Lee) アメリカの女性歌手、1944年ジョージア州アトランタ生まれ。 10歳でデビュー。身体が小柄ながらパンチの効いた歌声を持ち「リトル・ミス・ダイナマイト」と呼ばれ絶大な人気を博した。 |
リリース | 1959年 |
作曲者 | ロニー・セルフ(Ronnie Self, 1938-1981) アメリカのロカビリー・シンガーソングライター。 |
『Sweet Nothin’s』は、ブレンダ・リー(Brenda Lee)のヒット曲です。この曲がリリースされた時、ブレンダ・リーは14歳でした。
エルヴィスがピアノを演奏し、パーティーを盛り上げる
邦題『陽気にやろうぜ』
作曲者 | デイヴ・ウィリアムズ(Dave Williams) アメリカのシンガーソングライター。 |
Original ver. | 1955年:ビッグ・メイベル(Big Maybelle, 1924-1972) テネシー州ジャクソン出身のアメリカのR&Bシンガー。 |
『Whole Lotta Shakin’ Going On』は、アメリカのロカビリー歌手ジェリー・リー・ルイスのヒット曲(1957)として知られています。
ジェリー・リー・ルイスはこのヒットの翌年、3人目の妻が13歳であることが発覚し、論争を巻き起こす事態となりました。
プリシラが再びエルヴィス宅を訪れる(祖母に紹介される)
Artist | レイ・チャールズ(Ray Charles, 1930-2004) アメリカの歌手/作曲家/ピアニスト。 盲目というハンディを乗り越え歌手として成功を収め、天才ミュージシャンとして世界にその名を知らしめた。R&B/ソウルのパイオニアとして知られる。 |
リリース | 1955年 |
作曲者 | レイ・チャールズ |
エルヴィスとプリシラが初めてキスをする
翌日以降、学校に通うプリシラの様子が描かれています。
邦題『クリムズンとクローバー』
Artist | トミー・ジェイムス&ザ・ションデルズ(Tommy James and The Shondells) 1964年にミシガン州ナイルズで結成されたアメリカのロックバンド。 |
リリース | 1968年 |
作曲者 | トミー・ジェームズ(Tommy James) アメリカのミュージシャン、1947年オハイオ州デイトン生まれ。 |
ピーター・ルチア (Peter Lucia, 1947-1987) アメリカのドラマー。 |
プリシラがXmasプレゼントにエルヴィスから時計をプレゼントされる
Artist cover ver. | ライチャス・ブラザーズ(The Righteous Brothers) 1962年にカリフォルニア州で結成されたアメリカのボーカル・デュオ。 ブルー・アイド・ソウルの代表格として知られる。 |
リリース | 1965年 |
作曲者 | パット・ベスト(Pat Best, 1923-2004) アメリカのR&Bシンガー/ギタリスト/ソングライター。「ザ・フォー・チューンズ」のメンバー。 |
ディーク・ワトソン(Deek Watson, 1909-1969) イリノイ州出身のアメリカのシンガー・ソングライター。 | |
Original ver. | 1945年:ディーク・ワトソン&ブラウン・ドッツ(Deek Watson and His Brown Dots) アメリカのヴォーカル・グループ「インク・スポッツ」脱退後のディーク・ワトソンによって結成されたボーカル・グループ。 |
エルヴィスがアメリカに帰り、2年が経過する
プリシラはエルヴィスを想い手紙を書き続けますが連絡はありません。
オーラ・リー
Artist cover ver. | フェニックス(Phoenix) フランスのインディー・ロックバンド。パリ近郊ヴェルサイユで育った幼なじみ4人で結成。ボーカルのトーマス・マーズはソフィア・コッポラ監督の夫。 |
ジャン・マックス・メリー(Jean-Max Méry) パリを拠点とするフランスのキーボード奏者/オルガン奏者/ピアニスト/ソングライター。 | |
作曲者 | ジョージ・R・プールトン(George R. Poulton, 1828-1867) イギリス生まれのアメリカのミュージシャン/作曲家。 |
ウィリアム・ホワイトマン・フォスディック(W.W. Fosdick, 1825-1862) アメリカの弁護士/詩人/作家/作詞家。 | |
出版年 | 1861年 |
『Aura Lea』は、1861年に出版されたバラードです。
当時流行していたミンストレル・ショーで演奏され人気となり、南北戦争時に兵士の間で流行しました。
米陸軍士官学校での卒業生の歌『Army Blue』や、エルヴィス・プレスリーの『ラヴ・ミー・テンダー』では、この曲のメロデイが使われています。
この後「エルヴィスとプリシラの娘リサが生まれる」でもこの曲が使われています。
航空券が届き、プリシラが一人でグレースランドに向かう
(邦訳:どのようにあなたは私を満足させますか)
Artist | スペクトラム(Spectrum) ソニック・ブームの芸名でも知られるイギリスのシンガーソングライター、ピーター・ケンバー(Peter Kember)によるユニット。 |
リリース | 1992年 |
作曲者 | ソニック・ブーム(Sonic Boom) イギリスのシンガーソングライター/作曲家/音楽プロデューサー、1965年生まれ。サイケデリック・ロックバンド「スペースメン3」(Spacemen 3) の創設メンバー。 |
リチャード・フォームビー(Richard Formby) イギリスのミュージシャン/エンジニア/プロデューサー。ソロ活動以外に「ジャズ・ブッチャー」(The JAZZ BUTCHER)、スペクトラム(Spectrum)など様々なバンドで活動するミュージシャン。 |
エルヴィスとプリシラの再会
Artist | センセーション(The Sensations) フィラデルフィア出身のアメリカのドゥーワップ・グループ。 |
リリース | 1961年 |
作曲者 | Yvonne Baker, Alphonso Howell, and George Minor |
ラスベガスでのシーン
エイント・ザット・ペキュリアー
Artist cover ver. | クインシー・ジョーンズ(Quincy Jones, 1933-2024) アメリカのジャズ・ミュージシャン/音楽プロデューサー/作曲家/編曲家。 マイケル・ジャクソンと共同プロデュースしたアルバム『スリラー』で売上世界一のギネス記録を持つ。 |
リリース | 1965年 |
作曲者 | スモーキー・ロビンソン(Smokey Robinson) アメリカの歌手/ソングライター/音楽プロデューサー、1940年ミシガン州デトロイト生まれ。モータウンの創立者の1人。ボーカルグループ「ミラクルズ」(The Miracles) のフロントマンとして活躍し、その後長く副社長を務めた。 |
ウォーレン・ムーア(Warren Moore, 1938-2017) アメリカのシンガーソングライター/レコードプロデューサー。ボーカルグループ「ミラクルズ」の創設メンバー。 | |
ボビー・ロジャーズ(Bobby Rogers, 1940-2013) アメリカのミュージシャン/テナーシンガー。「ミラクルズ」の創設メンバー。 | |
マーヴィン・タープリン(Marvin Tarplin, 1941-2011) アメリカのギタリスト/ソングライター。「ミラクルズ」の創設メンバー。 | |
Original ver. | 1965年:マーヴィン・ゲイ(Marvin Gaye, 1939-1984) モータウン・レコードの創業者ベリー・ゴーディに才能を見出されソロシンガーとしてのキャリアをスタート。「モータウンのプリンス」「ソウルのプリンス」と称され人気を博した。 |
翌朝、ラスベガスを後にする
カントリー
Artist | ポーチーズ(Porches) ニューヨークを拠点とするミュージシャン、アーロン・メイン(Aaron Maine)によるシンセ・ポップ・プロジェクト。 |
リリース | 2017年 |
作曲者 | アーロン・メイン(Aaron Maine) アメリカのインディー・ポップ・アーティスト |
グレースランドでの食事会で流れる曲
メンフィス・マフィアらを連れてエルヴィスが久しぶりに帰宅するシーン
邦題『素晴らしき恋人たち』
Artist cover ver. | ウェイン・ニュートン(Wayne Newton) アメリカのポピュラー音楽歌手/俳優、1942年バージニア州ロアノーク生まれ。 複数のアメリカ先住民族を祖先に持つ。 |
リリース | 1964年 |
作曲者 | バート・バカラック(Burt Bacharach, 1928-2023) アメリカの作曲家/音楽プロデューサー/楽団指揮者。 映画『明日に向って撃て!』(1969) の音楽を手掛け、アカデミー作曲賞、アカデミー歌曲賞の2冠を受賞した。 |
ハル・デヴィッド(Hal David, 1921-2012) バート・バカラックとの共作で知られるアメリカの作詞家。 映画『明日に向って撃て!』(1969) の主題歌『雨にぬれても』の作詞を手掛け、アカデミー歌曲賞を受賞した。 | |
Original ver. | 1963年:ジャック・ジョーンズ(Jack Jones) アメリカの歌手/俳優、1938年ハリウッド生まれ。 |
この曲は、1963年のアメリカ・コメディ映画『Wives & lovers』のプロモーションのために作られました。
「夫が他の女性に興味を持つことを避けるためにどうすべきか」といった既婚女性へのアドバイスが歌われています。
エルヴィスがプリシラをショッピングに連れて行き洋服を選ぶ
Artist | シャドウズ(The Shadows) イギリスのインストゥルメンタル・ロックグループ。 |
リリース | 1961年 |
作曲者 | The Shadows ジェット・ハリス(Jet Harris, 1939-2011) ハンク・マーヴィン(Hank Marvin) トニー・ミーハン(Tony Meehan, 1943-2005) ルース・ウェルチ(Bruce Welch) |
プリシラがエルヴィスの指示通りのスタイルになるためにヘアサロンを訪れる
エルヴィスはプリシラを仲間に加えメンフィス・マフィアらと街に繰り出す。
Artist | ダン・ディーコン(Dan Deacon) メリーランド州ボルチモアに拠点を置くアメリカの作曲家/電子音楽アーティスト、1981年生まれ。 |
リリース | 2007年 |
作曲者 | ダン・ディーコン |
エルヴィスがプリシアに銃をプレゼントする
プリシラがエルヴィスらの夜遊びに加わる。
(邦訳:永遠に)
Artist | リトル・ディッパーズ(The Little Dippers) アメリカのボーカル・ハーモニー・グループ。アニタ・カー(Anita Kerr)が在籍していたことで知られる。 |
リリース | 1959年 |
作曲者 | バディ・キレン(Buddy Killen, 1932-2006) アラバマ州出身のプロデューサー/作曲家/音楽出版社オーナー。 |
プリシラが勉強をする(隣の部屋から聞こえる曲)
邦題『涙が頬をぬらす時』
Artist | ティミー・ユーロ(Timi Yuro, 1940-2004) シカゴ出身のイタリア系アメリカ人歌手。 エルヴィス・プレスリーやモリッシーがファンであることを公言するなど、次世代に大きな影響を与えたブルー・アンド・ソウル・シンガー。 |
リリース | 1962年 |
作曲者 | ジョイ・バイヤーズ(Joy Byers, 1934-2017) エルヴィス・プレスリーとの仕事で最もよく知られているアメリカの女性ソングライター。ヒット曲を多数手がけた音楽プロジューサー、ボブ・ジョンストンの妻。 |
クライド・オーティス(Clyde Otis, 1924-2008) アメリカのソングライター/音楽プロデューサー。歌手ブルック・ベントンとのコラボで知られる。 |
プリシラの卒業式
プリシラの卒業祝いにエルヴィスが赤い車をプレゼントする。
Artist | ザ・ロネッツ(The Ronettes) アメリカの3人組女性ボーカルグループ。フィル・スペクターのプロジュースで1960年代前半のガールズポップスを代表する存在として人気を集めた。 代表曲『ビー・マイ・ベイビー』『ベイビー・アイ・ラブ・ユー』 |
リリース | 1964年 |
作曲者 | フィル・スペクター(Phil Spector, 1939-2021) アメリカの音楽プロデューサー。 60年代中期から70年代にかけてウォール・オブ・サウンド(Wall of Sound)と呼ばれる独自のサウンドで一世を風靡した。 |
バリー・マン&シンシア・ワイル(Barry Mann & Cynthia Weil) バリー・マン(Barry Mann)とシンシア・ワイル(Cynthia Weil, 1940-2023)の夫婦による作曲家コンビ。 |
エルヴィスとプリシラが寝室で二人きりの時間を過ごす
メイド(料理人)のアルバータが食事を部屋の前に置く
ウェイド・イン・ザ・ウォーター
Artist | ソウル・スターラーズ(The Soul Stirrers) アメリカのゴスペル・グループ。 ソウル ミュージック、ドゥーワップ、モータウン・サウンドに大きな影響を与えた。 |
作曲者 | サム・クック(Sam Cooke, 1931-1964) アメリカの歌手/ソングライター/起業家。 19歳の時にゴスペルグループ「ソウル・スターラーズ」(The Soul Stirrers) でアイドル的な人気を得て、26歳でR&B歌手としてのソロ活動をスタートさせる。50年代後半から60年代前半にかけてヒット曲を連発し、音楽活動以外に公民権運動にも積極的に参加した。ソウルミュージックの創始者の一人として知られる。 |
J.W. アレクサンダー(J.W. Alexander, 1916-1996) アメリカのゴスペルシンガー/ソングライター/レーベルオーナー/アーティストマネージャー。サム・クックの側近として活躍した。 |
『Wade in the Water』は、長く歌い継がれてきたアフリカ系アメリカ人の宗教歌です。
この曲は、聖書の「出エジプト記」を暗示していますが、逃亡する奴隷に犬の追跡を避けるために水の中を歩くよう指示する「暗号歌」とも言われています。
エルヴィスとプリシラがベッドの上で写真を撮り合う
メイド服のコスプレや下着姿でポーズを撮り、お互いの写真を撮る
作曲者 | アン・ファリーナ(Ann Farina) ジョニー・ファリーナ(Johnny Farina) サント・ファリーナ(Santo Farina) |
Original ver. | 1959年:サント&ジョニー(Santo & Johnny) ニューヨーク出身のファリーナ兄弟によるロックンロール・ギター・デュオ。 |
プリシラがヘアサロンでパーマをかけ、雑誌を読む
エルヴィスとアン・マーガレットとのゴシップ記事を見つける
Artist | オーロンズ(The Orlons) 1960年にフィラデルフィアで結成されたアメリカのR&Bグループ。 |
リリース | 1964年 |
作曲者 | ボブ・クルー(Bob Crewe, 1931-2014) アメリカのシンガーソングライター/ダンサー/マネージャー/音楽プロデューサー/ファイン・アーティスト。 |
サンディ・リンザー&デニー・ランドル(Sandy Linzer and Denny Randell) サンディ・リンザー(Sandy Linzer)とデニー・ランドル(Denny Randell)によるアメリカの作曲家コンビ。 |
プールサイド・パーティ(ホームビデオで撮影)
Artist | フォンテラ・バス(Fontella Bass, 1940-2012) アメリカのR&B/ソウル・シンガーソングライター。 ジャズトランペッター、レスター・ボウイ(Lester Bowie)の妻。 |
リリース | 1962年 |
作曲者 | リトル・ミルトン(Little Milton, 1934-2005) アメリカのR&Bシンガー/ギタリスト/ソングライター。 |
オリヴァー・セイン(Oliver Sain, 1932-2003) アメリカのプロデューサー/ソングライター/マルチ楽器奏者/タレントマネージャー。 |
エルヴィスとプリシラがラリーに勧められLSDを試す
Artist | ファラオ・サンダース(Pharoah Sanders, 1940-2022) アメリカのジャズ・サクソフォーン奏者。 |
リリース | 1973年 |
作曲者 | ファラオ・サンダース |
エルヴィスがスピリチュアル本を燃やす
Artist | パスター・ティー・エル・バレット(Pastor T.L. Barrett) アメリカの伝道者/ゴスペルミュージシャン、1944年生まれ。 |
リリース | 1971年 |
作曲者 | パスター・ティー・エル・バレット |
エルヴィスがプリシラに結婚指輪をプレゼントする
Artist | エリック・チャールストン(Erik Charlston) シカゴ出身のアメリカのパーカッショニスト/ジャズ・ヴィブラフォン奏者。 |
作曲者 | カール・オルフ(Carl Orff, 1895-1982) ドイツ・ミュンヘン出身の作曲家/音楽教育者。 |
グニルト・ケートマン(Gunild Keetman, 1904-1990) ドイツの作曲家/音楽教師。カール・オルフの弟子。 |
『Gassenhauer』は、1973年のアメリカ映画『地獄の逃避行』のテーマ曲に使われていました。
エルヴィスとプリシラの結婚式
Artist | スピーディー・ウェスト(Speedy West) アメリカのペダル・スティール・ギターリスト/音楽プロデューサー。 |
リリース | 1962年 |
作曲者 | スピーディー・ウェスト |
結婚後のプールサイドパーティ(ジュークボックスから流す曲)
ヴィーナス
Artist cover ver. | フェニックス(Phoenix) フランスのインディー・ロックバンド。パリ近郊ヴェルサイユで育った幼なじみ4人で結成。ボーカルのトーマス・マーズはソフィア・コッポラ監督の夫。 |
ジャン・マックス・メリー(Jean-Max Méry) パリを拠点とするフランスのキーボード奏者/オルガン奏者/ピアニスト/ソングライター。 | |
作曲者 | エド・マーシャル(Ed Marshall) アメリカのソングライター。 |
Original ver. | 1959年:フランキー・アヴァロン(Frankie Avalon) アメリカの歌手/俳優、1940年ペンシルベニア州フィラデルフィア生まれ。12歳でテレビデビューし、1960年代に一世を風靡したビーチパーティームービーで活躍した元ティーンアイドル。 |
「プリシラがテリーに声をかけられ週末のエルヴィスのパーティに誘われる」でもこの曲が使われていました。
エルヴィスとプリシラの娘リサが生まれる
オーラ・リー
Artist cover ver. | フェニックス(Phoenix) フランスのインディー・ロックバンド。 パリ近郊ヴェルサイユで育った幼なじみ4人で結成。ボーカルのトーマス・マーズはソフィア・コッポラ監督の夫。 |
ジャン・マックス・メリー(Jean-Max Méry) パリを拠点とするフランスのキーボード奏者/オルガン奏者/ピアニスト/ソングライター。 | |
作曲者 | ジョージ・R・プールトン(George R. Poulton, 1828-1867) イギリス生まれのアメリカのミュージシャン/作曲家。 |
ウィリアム・ホワイトマン・フォスディック(W.W. Fosdick, 1825-1862) アメリカの弁護士/詩人/作家/作詞家。 | |
出版年 | 1861年 |
「エルヴィスがアメリカに帰り、2年が経過する」でもこの曲が使われていました。
皆でテレビを囲みエルヴィスのパフォーマンスを見る(エルヴィス復活)
ギター・マン
作曲者 | ジェリー・リード(Jerry Reed, 1937-2008) アメリカの歌手/ギタリスト/作曲家/ソングライター/俳優。 |
Original ver. | 1967年:ジェリー・リード |
『Guitar Man』は、1967年にリリースされたアメリカの歌手ジェリー・リードの曲です。
その約8ヶ月後エルヴィス・プレスリーのカバーバージョンがリリースされました。
プリシラがエルヴィスの留守を楽しむ
プリシラが空手道場に通い、師範と楽しい時間を過ごす。
邦題『僕のリズムを聞いとくれ』
Artist cover ver. | サンタナ(Santana) 1966年にサンフランシスコで結成されたラテンロックバンド。 メキシコ生まれのギタリスト、カルロス・サンタナを中心とする。 |
リリース | 1970年 |
作曲者 | ティト・プエンテ(Tito Puente, 1923-2000) ニューヨーク出身のプエルトリコ系アメリカ人のラテン音楽ミュージシャン。1950年代に世界を席巻したマンボ・ブームの立役者の一人で「マンボの王様」「ラテンの王様」と呼ばれた。 |
Original ver. | 1962年:ティト・プエンテ |
『Oye Como Va』は、キューバ発祥の音楽「チャチャチャ」を代表する曲です。
エルヴィスのショー(ステージでのシルエット)
ツァラトゥストラはこう語った (2001)
作曲者 | エウミール・デオダート(Eumir Deodato) ブラジル出身のキーボード奏者/作曲家/アレンジャー/プロデューサー、1942年生まれ。「デオダート」のアーティスト名で活動。 |
リヒャルト・シュトラウス(Richard Strauss, 1864-1949) 後期ロマン派を代表する作曲家の一人といわれるドイツの作曲家/指揮者。 | |
リリース | 1973年 |
この曲は、ドイツの作曲家リヒャルト・シュトラウスが1896年に作曲した交響詩『ツァラトゥストラはこう語った』をアレンジして作られています。
エルヴィス・プレスリーは、ショーのオープニングに『ツァラトゥストラはこう語った』を使っていました。
エンディング
邦題『オールウェイズ・ラヴ・ユー』
Artist | ドリー・パートン(Dolly Parton) アメリカ合衆国のシンガーソングライター/女優/作家/慈善家、1946年生まれ。 50年以上にわたるキャリアを持ち「カントリーの女王」と呼ばれる。 |
リリース | 1974年 |
作曲者 | ドリー・パートン |
ドリー・パートン(Dolly Parton)は、1967年にカントリー界のスター歌手、ポーター・ワゴナーが務めるTVショーに出演したことで一躍全米に知られる存在になりました。
その後もTVショーに出演し続け「ポーター・ワゴナー&ドリー・パートン」としてデュオ活動するなど名声を上げていきましたが、1974年、ドリーはソロでのキャリアを追求するためデュオを解散しTVショーの降板を決意しました。
『I Will Always Love You』は、ビジネスパートナーのポーター・ワゴナーへの別れの曲として書かれ、カントリー・チャートで1位を記録するヒット曲となりました。
(エルヴィス・プレスリーはこの曲のカバーを申し出ましたが、エルヴィスのマネージャーのパーカー大佐が提示した契約内容を理由にドリー・パートンは拒否しました。)
1992年、ホイットニー・ヒューストンがカヴァーしたバージョンは映画『ボディガード』の主題歌に使われ、そのサントラは、全世界で4200万枚を売り上げるなど一大ヒットを記録しました。
エンドクレジット
Artist cover ver. | サンズ・オブ・ラファエル(Sons of Raphael) ロンドン出身のラファエル兄弟によるインディーロック・デュオ。 |
作曲者 | Phoenix トーマス・マーズ(Thomas Mars) デック・ダーシー(Deck D’Arcy) ローラン・ブランコウィッツ(Laurent Brancowitz) クリスチャン・マザライ(Christian Mazzalai) |
Original ver. | 2022年:フェニックス(Phoenix) フランスのインディー・ロックバンド。パリ近郊ヴェルサイユで育った幼なじみ4人で結成。ボーカルのトーマス・マーズはソフィア・コッポラ監督の夫。 |
『プリシラ』キャスト・スタッフ
『プリシラ』予告編(日本語版)
2024年3月7日に公開された予告編です。日本公開日は2024年4月12日の予定です。
『プリシラ』(日本語版)の予告編で使われている曲①
Artist | スペクトラム(Spectrum) ソニック・ブームの芸名でも知られるイギリスのシンガーソングライター、ピーター・ケンバー(Peter Kember)によるユニット。 |
リリース | 1992年 |
作曲者 | ソニック・ブーム(Sonic Boom) イギリスのシンガーソングライター/作曲家/レコードプロデューサー、1965年生まれ。サイケデリック・ロックバンド「スペースメン3」(Spacemen 3) の創設メンバー。 |
リチャード・フォームビー(Richard Formby) イギリスのミュージシャン/エンジニア/プロデューサー。ソロ活動以外に「ジャズ・ブッチャー」(The JAZZ BUTCHER)、スペクトラム(Spectrum)など様々なバンドで活動するミュージシャン。 |
『プリシラ』(日本語版)の予告編で使われている曲②
Artist | Wrong Planet Music |
作曲者 | ケネス・ギブソン(Kenneth Gibson) カナダ出身のアメリカのミュージシャン/レコードプロデューサー/作曲家/シンガー/ソングライター、1973年生まれ。 |
セラ・ティムズ(Sera Timms) ロサンゼルスのミュージシャン。ソロプロジェクト「ブラック・メアー」(Black Mare)の活動で知られる。 |
『プリシラ』予告編(A24版)
『プリシラ』(A24版)の予告編で使われている曲
Artist | イー・エスー・ジー(ESG) 1978年にニューヨークで結成されたアメリカのニューウェイヴ・バンド。 |
リリース | 1983年 |
作曲者 | イー・エスー・ジー |
イー・エスー・ジー(ESG)は、ニューヨークの伝説的レーベル「99 レコード」の看板アーティストとして80年代に活躍したニューウェイヴ・バンドです。
ニューヨーク・サウスブロンクスに住むスクロギンス家の4姉妹に友人が加わり1978年に結成されました。姉妹二人の誕生石をいれた「エメラルド・サファイア・ゴールド」の頭文字を取ってバンド名にしたそうです。
様々な音楽ジャンルのアーティストがイー・エスー・ジーから影響を受けたと語っています。 1981年にリリースされた『UFO』は、史上最も多くサンプリングされた曲の1つになっています。
『MY Love for you』は、イー・エスー・ジー(ESG)のデビューアルバム『Come Away With ESG』に収録されています。
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