1986年にアメリカで制作された映画『スタンド・バイ・ミー』(原題:Stand by Me)は、1959年の架空の町キャッスルロックを舞台とした青春映画です。スティーヴン・キングの同名小説を原作とし、ロブ・ライナーが監督をつとめ映画化しました。
第59回アカデミー賞では脚色賞にノミネートされました。
- 『スタンド・バイ・ミー』の挿入曲
- 1959年夏 – ゴーディ、クリス、テディの3人がツリーハウスでカードゲームをする(ラジオから流れる曲)
- バーンがツリーハウスに現れ、息を切らしながら “すごい話” を話し始めようとする(クリス達がバーンの話を遮るタイミングで歌を歌う)
- バーンがゴーディ達に「死体を見たくないか?」と語りかける(ラジオから流れる曲)
- 4人が線路を歩いて死体を捜す旅に出発する(4人が歌う曲)
- エースが率いる不良グループが車で “郵便受け野球” に興じる(車で流れる曲)
- 4人がクズ鉄置き場に不法侵入し、水を調達してひと休みする
- コイン投げで負けたゴーディが食料を買いにクズ鉄置き場を出て行く
- 父親の悪口を言われて泣くテディを見て、バーンが歌を歌い出す
- 不良グループの少年たちがカミソリの刃で肩に “COBRA” のタトゥーを入れる(ラジオから流れる曲)
- クズ鉄置き場を出た4人が旅を再開させる(線路を歩くバーンとクリスが体でリズムをとりながら歌う)
- 4人は線路の上を歩き続け、川にかかる大きな鉄橋の前で立ち止まる
- 4人が焚き火で肉を焼きながら列車に轢かれそうになった話をする
- 4人は焚き火を囲んで体を休め、とりとめのない会話を楽しむ(ラジオから流れる曲)
- 拳銃を持って夜の見張りに立つテディが、ラッパを吹く真似をして眠っているみんなを起こしてしまう
- 朝を迎え、4人はハーロウ・ロードを目指して再び線路を歩き始める
- チャーリーがビリヤード場でエースに、ビリーは釣り場でアイボールに死体を発見したことをバラしてしまう
- 不良グループのエースとビンスが車でチキンレースをする
- エンディング&エンドクレジット
- 『スタンド・バイ・ミー』のサントラ
- 『スタンド・バイ・ミー』キャスト・スタッフ
『スタンド・バイ・ミー』の挿入曲
『スタンド・バイ・ミー』の挿入曲を流れた順番に紹介していきます。(ネタバレにご注意ください)

1959年夏 – ゴーディ、クリス、テディの3人がツリーハウスでカードゲームをする(ラジオから流れる曲)
ロッキン・ロビン
| Artist | ボビー・デイ(Bobby Day, 1930-1990) テキサス州フォートワース出身のアメリカのロックンロール/R&Bミュージシャン。 |
| リリース | 1958年 |
| 作曲者 | レオン・レネ(Leon René, 1902-1982) アメリカの作曲家/音楽プロデューサー。 |
バーンがツリーハウスに現れ、息を切らしながら “すごい話” を話し始めようとする(クリス達がバーンの話を遮るタイミングで歌を歌う)
ソーリー(アイ・ラン・オール・ザ・ウェイ・ホーム)
| Artist | ザ・インパラス(The Impalas) 1958年にニューヨークのブルックリンで結成されたアメリカのドゥーワップ・グループ。 |
| リリース | 1959年 |
| 作曲者 | ハリー・ジオサシ(Harry Giosasi, 1937-2010) アメリカの歌手/作詞家/プロモーター。 |
| アーティ・ツヴィン(Artie Zwirn, 1931- 2010) アメリカのソングライター/プロモーター。 |

バーンがゴーディ達に「死体を見たくないか?」と語りかける(ラジオから流れる曲)
ミスター・リー
| Artist | ザ・ボベッツ(The Bobbettes) 1955年にマンハッタンのスパニッシュ・ハーレムで結成されたアメリカのR&Bガールズ・グループ。 |
| リリース | 1957年 |
| 作曲者 | The Bobbettes レザー・ディクソン(Reather Dixon, 1945- 2014) ヘレン・ギャザーズ(Helen Gathers, 1942- 2011) エマ・ポート(Emma Pought) ジャニー・ポート(Jannie Pought, 1945-1980) ローラ・ウェッブ(Laura Webb, 1941-2001) |
4人が線路を歩いて死体を捜す旅に出発する(4人が歌う曲)
邦題『西部のパラディン』
| Artist original ver. | ジョニー・ウェスタン(Johnny Western) アメリカのカントリーミュージック・シンガーソングライター/ミュージシャン/俳優/ラジオ番組の司会者、1934年生まれ。 |
| リリース | 1958年 |
| 作曲者 | ジョニー・ウェスタン(Johnny Western) |
| リチャード・ブーン(Richard Boone, 1917-1981) アメリカの俳優。 テレビ西部劇『西部のパラディン』で主役を演じていた。 | |
| サム・ロルフ(Sam Rolfe, 1924-1993) アメリカの脚本家。 代表作『パラディン 西部の男』『0011ナポレオン・ソロ』 |
『The Ballad of Paladin』は、アメリカのCBSテレビで1957年から1963年まで放送されていた西部劇『西部のパラディン』(原題:Have Gun – Will Travel)のエンディングテーマ曲です。
この後「父親の悪口を言われて泣くテディを見て、バーンが歌を歌い出す」でもこの曲が使われています。
エースが率いる不良グループが車で “郵便受け野球” に興じる(車で流れる曲)
邦題『火の玉ロック』
| Artist | ジェリー・リー・ルイス(Jerry Lee Lewis, 1935-2022) アメリカのロックンロールとカントリーの歌手/ピアニスト/ソングライター。 ロックンロールのパイオニアの一人で、「キラー」 (The Killer)の愛称で知られる。 |
| リリース | 1957年 |
| 作曲者 | オーティス・ブラックウェル(Otis Blackwell, 1932-2002) アメリカのソングライター/歌手/ピアニスト。 |
| ジャック・ハマー(Jack Hammer, 1925-2016) アメリカのピアニスト/シンガー/ソングライター。 |
ジェリー・リー・ルイスは、1957年のロックンロール映画『ジャンボリー』(Jamboree)に本人役で出演しこの曲を歌いました。アメリカでは最初の10日間で100万枚を売上げ、イギリス、ニュージーランド、オランダなどでも大ヒットし、ジェリー・リー・ルイスは世界的に知られるようになりました。
4人がクズ鉄置き場に不法侵入し、水を調達してひと休みする
ウイスパーリング・ベルズ
| Artist | デル・ヴァイキングス(The Del Vikings) 1955年にペンシルベニア州ピッツバーグに駐留するアメリカ空軍のメンバーによって結成されたアメリカのドゥーワップ・グループ。 |
| リリース | 1957年 |
| 作曲者 | クラレンス・クイック(Clarence Quick, 1937-1983) アメリカのドゥーワップ歌手/ソングライター。 ドゥーワップグループ「デル・バイキングス(The Del Vikings) の創設メンバー。 |
コイン投げで負けたゴーディが食料を買いにクズ鉄置き場を出て行く
レット・ザ・グッド・タイムズ・ロール
| Artist | シャーリー&リー(Shirley & Lee) ルイジアナ州ニューオーリンズ出身のアメリカのR&Bボーカル・デュオ。 ロマンチックな男女関係をテーマとした楽曲を多く発表し人気を博した。 |
| リリース | 1956年 |
| 作曲者 | Shirley & Lee シャーリー・グッドマン(Shirley Goodman, 1936-2005) レオナルド・リー(Leonard Lee, 1935-1976) |
父親の悪口を言われて泣くテディを見て、バーンが歌を歌い出す
邦題『西部のパラディン』
| Artist | ジョニー・ウェスタン(Johnny Western) アメリカのカントリーミュージック・シンガーソングライター/ミュージシャン/俳優/ラジオ番組の司会者、1934年生まれ。 |
| リリース | 1958年 |
| 作曲者 | ジョニー・ウェスタン(Johnny Western) リチャード・ブーン(Richard Boone, 1917-1981) サム・ロルフ(Sam Rolfe, 1924-1993) |
「4人が線路を歩いて死体を捜す旅に出発する(4人が歌う曲)」でもこの曲が使われていました。
不良グループの少年たちがカミソリの刃で肩に “COBRA” のタトゥーを入れる(ラジオから流れる曲)
ブック・オブ・ラヴ
| Artist | モノトーンズ(The Monotones) 1955年にニュージャージー州ニューアークで結成されたアメリカのドゥーワップ・ボーカルグループ。 |
| リリース | 1957年 |
| 作曲者 | The Monotones ウォーレン・デイヴィス(Warren Davis) ジョージ・マローン(George Malone) チャールズ・パトリック(Charles Patrick, 1938-2020) |
クズ鉄置き場を出た4人が旅を再開させる(線路を歩くバーンとクリスが体でリズムをとりながら歌う)
ロリポップ
| Artist cover ver. | ザ・コーデッツ(The Chordettes) 1946年にウィスコンシン州シボイガンで結成されたアメリカの女性ボーカル・カルテット。 |
| リリース | 1958年 |
| 作曲者 | ジュリアス・ディクソン(Julius Dixon, 1913-2004) アメリカのソングライター/レコード会社役員。 |
| ビバリー・ロス(Beverly Ross, 1934-2022) アメリカのシンガーソングライター/ミュージシャン。 | |
| Original ver. | 1958年:ロナルド&ルビー(Ronald & Ruby) |
『Lollipop』は、ザ・コーデッツ(The Chordettes)のカバーバージョンが世界的にヒットしたことで広く知られるようになりました。様々な言語に翻訳され、世界中で歌われています。
4人は線路の上を歩き続け、川にかかる大きな鉄橋の前で立ち止まる
エヴリディ
| Artist | バディ・ホリー(Buddy Holly, 1936-1959) アメリカのシンガーソングライター。 1959年、ツアーの移動の為にチャーターした小型機が墜落し22歳の若さで死去。 1950年代のロックンロールの創始者の一人として後世のミュージシャンに強い影響を与えた。 |
| リリース | 1957年 |
| 作曲者 | バディ・ホリー(Buddy Holly, 1936-1959) |
| ノーマン・ペティ(Norman Petty, 1927-1984) アメリカのソングライター/ピアニスト/音楽プロデューサー。 バディ・ホリーの初代マネージャー。ロイ・オービソン、バディ・ホリーなどをプロデュースし、自前のスタジオで録音を行いヒット曲を生み出した。 |
4人が焚き火で肉を焼きながら列車に轢かれそうになった話をする
カム・ゴー・ウィズ・ミー
| Artist | デル・ヴァイキングス(The Del Vikings) 1955年にペンシルベニア州ピッツバーグに駐留するアメリカ空軍のメンバーによって結成されたアメリカのドゥーワップ・グループ。 |
| リリース | 1956年 |
| 作曲者 | クラレンス・クイック(Clarence Quick, 1937-1983) アメリカのドゥーワップ歌手/ソングライター。 ドゥーワップグループ「デル・バイキングス(The Del Vikings) の創設メンバー。 |
4人は焚き火を囲んで体を休め、とりとめのない会話を楽しむ(ラジオから流れる曲)
カム・ソフトリー・トゥー・ミー
邦題『やさしくしてね』
| Artist | フリートウッズ(The Fleetwoods) ワシントン州オリンピア出身のアメリカのボーカルトリオ。 1958年から1988年まで活動していた。 |
| リリース | 1958年 |
| 作曲者 | The Fleetwoods ゲイリー・トロクセル(Gary Troxel) グレッチェン・クリストファー(Gretchen Christopher) バーバラ・エリス(Barbara Ellis) |
拳銃を持って夜の見張りに立つテディが、ラッパを吹く真似をして眠っているみんなを起こしてしまう
タップス
| 作曲者 | ダニエル・バターフィールド(Daniel Butterfield, 1831-1901) ニューヨークの実業家/南北戦争の北軍将軍/米国の財務補佐。父親はアメリカン・エキスプレスの創設者の一人。 |
『Taps』は、アメリカ軍の追悼式や葬儀で演奏されるビューグル・コール(Bugle call)と呼ばれるものです。
南北戦争時の北軍将軍ダニエル・バターフィールドによって作られ、『バターフィールドの子守唄』『Day Is Done』のタイトルでも知られています。
朝を迎え、4人はハーロウ・ロードを目指して再び線路を歩き始める
ハッシャバイ
| Artist | ミスティックス(The Mystics) 1950年代後半にニューヨーク州ブルックリンで結成されたアメリカのドゥーワップ/R&Bボーカル・グループ。 |
| リリース | 1959年 |
| 作曲者 | ポーマス&シューマン(Pomus-Shuman) ドク・ポーマス(Doc Pomus, 1925-1991)とモルト・シューマン(Mort Shuman, 1936-1991)の二人によるアメリカのソングライティング・コンビ。 代表作『恋のティーンエイジャー』『ラストダンスは私に』『ラスベガス万歳』 |
チャーリーがビリヤード場でエースに、ビリーは釣り場でアイボールに死体を発見したことをバラしてしまう
ゲット・ア・ジョブ
| Artist | シルエッツ(The Silhouettes) 1956年にペンシルベニア州フィラデルフィアで結成されたアメリカのドゥーワップ/R&Bグループ。 |
| リリース | 1957年 |
| 作曲者 | The Silhouettes リック・ルイス(Rick Lewis, 1933-2005) ビル・ホートン(Bill Horton, 1929-1995) アール・ビール(Earl Beal, 1924-2001) レイモンド・エドワーズ(Raymond Edwards, 1922-1997) |
不良グループのエースとビンスが車でチキンレースをする
ヤケティ・ヤック
| Artist | コースターズ(The Coasters) 1955年にロサンゼルスで結成されたアメリカのR&B/ロックンロール・ボーカルグループ。 |
| リリース | 1958年 |
| 作曲者 | リーバー&ストーラー(Leiber and Stoller) ジェリー・リーバー(Jerry Leiber, 1933-2011)とマイク・ストーラー(Mike Stoller)の二人によるアメリカのソングライター/プロデューサー・デュオ。 代表作『スタンド・バイ・ミー』『ハウンド・ドッグ』『監獄ロック』 |
エンディング&エンドクレジット
スタンド・バイ・ミー
| Artist | ベン・E・キング(Ben E. King, 1938-2015) アメリカのソウル/R&B・シンガーソングライター。 コーラスグループ「ザ・ドリフターズ」(The Drifters) のリードボーカルとして名声を獲得し、1960年にソロ歌手に転向。『ゼア・ゴーズ・マイ・ベイビー』(1959)、『ラストダンスは私に』(1960)、『スタンド・バイ・ミー』など数々のヒット曲を世に送り出し、音楽界に大きな功績を残した。 |
| リリース | 1961年 |
| 作曲者 | ベン・E・キング(Ben E. King) |
| Leiber and Stoller ジェリー・リーバー(Jerry Leiber, 1933-2011)とマイク・ストーラー(Mike Stoller)の二人によるアメリカのソングライター/プロデューサー・デュオ。 代表作『スタンド・バイ・ミー』『ハウンド・ドッグ』『監獄ロック』 |
『Stand By Me』は、チャールズ・アルバート・ティンドリー牧師(Charles Albert Tindley, 1851-1933)が1905年に作ったゴスペルソング『Load, Stand By Me』をベースに作られています。
映画『スタンド・バイ・ミー』で主題歌として使われ、リバイバルヒットしました。
『スタンド・バイ・ミー』のサントラ
『スタンド・バイ・ミー』はジャック・ニッチェ(Jack Nitzsche)が音楽を担当しました。
ジャック・ニッチェは、アメリカ・シカゴ出身の作曲家兼音楽プロデューサーです。『カッコーの巣の上で』や『ナインハーフ』の音楽を担当したことでも知られています。『愛と青春の旅だち』の主題歌でアカデミー歌曲賞を受賞しました。
※サントラ収録曲
1. エヴリデイ(Everyday)
2. レット・ザ・グッド・タイムス・ロール(Let The Good Times Roll)
3. カム・ゴー・ウィズ・ミー(Come Go With Me)
4. ウィスパーリング・ベルズ(Whispering Bells)
5. ゲット・ア・ジョブ(Get A Job)
6. ロリポップ(Lollipop)
7. ヤキティ・ヤック(Yakety Yak)
8. 火の玉ロック(Great Balls Of Fire)
9. ミスター・リー(Mr. Lee)
10. スタンド・バイ・ミー(Stand By Me)
『スタンド・バイ・ミー』キャスト・スタッフ
| 監督 | ロブ・ライナー(Rob Reiner) |
| 脚本 | ブルース・A・エヴァンス(Bruce A. Evans) |
| レイノルド・ギデオン(Raynold Gideon) | |
| 原作 | スティーヴン・キング(Stephen King) |
| 製作 | ブルース・A・エヴァンス(Bruce A. Evans) |
| アンドリュー・シェインマン(Andrew Scheinman) | |
| 音楽 | ジャック・ニッチェ(Jack Nitzsche) |
| 配給 | コロンビア ピクチャーズ |
| 公開 | 1986年8月22日 |
| 1987年4月18日 | |
| 上映時間 | 89分 |
ゴーディ・ラチャンス:ウィル・ウィートン(Wil Wheaton)
ゴーディ(大人)/ナレーション:リチャード・ドレイファス(Richard Dreyfuss)
クリス・チェンバーズ:リヴァー・フェニックス(River Phoenix)
テディ・ドチャンプ:コリー・フェルドマン(Corey Feldman)
バーン・テシオ:ジェリー・オコンネル(Jerry O’Connell)
エース・メリル:キーファー・サザーランド(Kiefer Sutherland)
ビリー・テシオ:ケイシー・シーマツコ(Casey Siemaszko)
デニー・ラチャンス:ジョン・キューザック(John Cusack)
チャーリー・ホーガン:ゲイリー・ライリー(Gary Riley)
アイボール・チェンバーズ:ブラッドリー・グレッグ(Bradley Gregg)
ビンス・デジャルダン:ジェイソン・オリヴァー(Jason Oliver)
ゴーディの父:マーシャル・ベル(Marshall Bell)
ゴーディの母:フランシス・リー・マッケイン(Frances Lee McCain)
雑貨屋の主人:ブルース・カービー(Bruce Kirby)
マイロ・プレスマン:ウィリアム・ブロンダー(William Bronder)
グランディ市長:スコット・ビーチ(Scott Beach)
DJボブ・コーミア:マット・ウィリアムズ(Matt Williams)
レイ・ブラワー:ケント・ラトレル(Kent Luttrell)
同じキャストが出演している映画/関連映画
(左右にスクロールできます)
コメント