2017年にアメリカで制作された映画『ボス・ベイビー』(原題:The Boss Baby)は、ドリームワークス・アニメーションによる3Dアニメ映画です。ベストセラー絵本『あかちゃん社長がやってきた』を原案とし、トム・マクグラス監督が映画化しました。
第90回アカデミー賞では、長編アニメーション部門にノミネートされました。
- 『ボス・ベイビー』の挿入曲
- ティムのために両親が歌う子守唄(ティムにとっての “僕の歌” )
- ボス・ベイビーと部下が秘密会議をする部屋に親達がカメラを持って入ってくる
- ティムとボス・ベイビー達が証拠のカセットテープを奪い合う
- オープニング・クレジット
- ティムの “囚人生活” が始まった夜に両親がボス・ベイビーに歌う子守唄
- ボス・ベイビーがティムをベイビー株式会社へ連れて行く
- ティムとボス・ベイビーがお仕事参観でワンワン社に行く準備をする
- 二人が “極秘ワンコ計画” ファイルを見つけ持ち出そうと試みる
- ジンボがベビーベッドの上で踊る(コードレッドが知らされる)
- ティムが空港で一人きりになり膝を抱えて歌う曲
- 空港でティムとボス・ベイビーがエルヴィス風の男達の後をつける
- ティムとボス・ベイビーがエルヴィスの扮装でラスベガス行き飛行機に乗り込む
- ティムが機長の子供になりすましファーストクラスのサービスを受ける
- 空港タクシー乗り場に停まるリムジンの脇で若い女性達が踊る曲
- ロケットからジャンプできずに泣いているボス・ベイビーのためにティムが歌う曲
- テンプルトン家から去ることになったボス・ベイビーがジンボとハグをして別れる
- エンドクレジット
- 『ボス・ベイビー』のサントラ
- 『ボス・ベイビー』キャスト・スタッフ
『ボス・ベイビー』の挿入曲
『ボス・ベイビー』の挿入曲を流れた順番に紹介していきます。(ネタバレにご注意ください)
ティムのために両親が歌う子守唄(ティムにとっての “僕の歌” )
ブラックバード
作曲者 | John Lennon and Paul McCartney ジョン・レノン(John Lennon, 1940-1980) ポール・マッカートニー(Paul McCartney) |
Original ver. | 1968年:ビートルズ(The Beatles) イギリス・リヴァプール出身の伝説のロックバンド。 1962年にレコードデビューし約7年半の活動期間中ヒット曲を発表し続け、世界中でビートルズ・ブームを巻き起こした。 |
この後、以下のシーンでもこの曲が使われています。
「ティムの “囚人生活” が始まった夜に両親がボス・ベイビーに歌う子守唄」
「ティムが空港で一人きりになり膝を抱えて歌う曲」
「ロケットからジャンプできずに泣いているボス・ベイビーのためにティムが歌う曲」
ボス・ベイビーと部下が秘密会議をする部屋に親達がカメラを持って入ってくる
トラ・ラ・ラ・ソング
Artist | バナナ・スピリッツ(The Banana Splits) テレビバラエティ番組『The Banana Splits』に登場する架空の4人組ロックバンド。 赤いヘルメットをかぶった動物キャラクター(ビーグル、猿、ライオン、象)で構成される。 |
リリース | 1968年 |
作曲者 | マーク・バーカン(Mark Barkan, 1934-2020) アメリカのソングライター/音楽プロデューサー。 子供向けバラエティ番組『バナナ・スプリッツ』の音楽監督を1968年から2年間務めた。 |
リッチー・アダムス(Ritchie Adams, 1938-2017) アメリカのシンガーソングライター/ギタリスト。 |
『The Tra La La Song』は、アメリカで1968年から放送が始まった子供向けバラエティ番組『バナナ・スプリッツ』のテーマ曲です。
ティムとボス・ベイビー達が証拠のカセットテープを奪い合う
邦題『反逆のテーマ』
Artist | リズム・ヘリテッジ(Rhythm Heritage) 1975年に結成されたアメリカのディスコ・ファンク・バンド。 |
リリース | 1975年 |
作曲者 | バリー・デ・ヴォーゾン(Barry De Vorzon) アメリカの歌手/作詞家/プロデューサー/作曲家、1934年生まれ。 |
『Theme from S.W.A.T. 』は、アメリカで1975年から放送が始まったアクション系犯罪ドラマ『特別狙撃隊S.W.A.T.』(原題:S.W.A.T.)のテーマ曲です。
オープニング・クレジット
ティムの「赤ちゃんはどこからくる?」クエスチョン直後のオープニング・クレジット(赤ちゃんたちが真っ白のベルトコンベアで運ばれるシーン)
邦題『頬よせて』
作曲者 | アーヴィング・バーリン(Irving Berlin, 1888-1989) ベラルーシ出身のユダヤ系アメリカ人作曲家。 映画『スイング・ホテル』(1942) の劇中歌『ホワイト・クリスマス』を書き、アカデミー歌曲賞を受賞した。 代表曲『ホワイト・クリスマス』『ゴッド・ブレス・アメリカ』 |
Original ver. | 1935年:フレッド・アステア(Fred Astaire, 1899-1987) ネブラスカ州オマハ出身のアメリカの俳優/ダンサー/歌手。 |
『Cheek to Cheek』は、1935年のアメリカ・ミュージカル映画『トップ・ハット』(Top Hat)で、ハリウッド史上最高のダンシング・コンビと謳われた「フレッド・アステア&ジンジャー・ロジャース」によるダンスシーンで披露された曲です。
この後、以下のシーンでもこの曲が使われています。
「ボス・ベイビーがティムをベイビー株式会社に連れてくる」
「テンプルトン家から去ることになったボス・ベイビーがジンボとハグをして別れる」
ティムの “囚人生活” が始まった夜に両親がボス・ベイビーに歌う子守唄
(この後、ボス・ベイビーはティムの部屋に入ってきておもちゃの電車に腰を掛けこの曲を歌います。)
ブラックバード
作曲者 | John Lennon and Paul McCartney ジョン・レノン(John Lennon, 1940-1980) ポール・マッカートニー(Paul McCartney) |
Original ver. | 1968年:ビートルズ(The Beatles) イギリス・リヴァプール出身の伝説のロックバンド。 1962年にレコードデビューし約7年半の活動期間中ヒット曲を発表し続け、世界中でビートルズ・ブームを巻き起こした。 |
「ティムのために両親が歌う子守唄(ティムにとっての “僕の歌” )」でもこの曲が使われていました。
ボス・ベイビーがティムをベイビー株式会社へ連れて行く
邦題『頬よせて』
作曲者 | アーヴィング・バーリン(Irving Berlin, 1888-1989) ベラルーシ出身のユダヤ系アメリカ人作曲家。 映画『スイング・ホテル』(1942) の劇中歌『ホワイト・クリスマス』を書き、アカデミー歌曲賞を受賞した。 代表曲『ホワイト・クリスマス』『ゴッド・ブレス・アメリカ』 |
Original ver. | 1935年:フレッド・アステア(Fred Astaire, 1899-1987) ネブラスカ州オマハ出身のアメリカの俳優/ダンサー/歌手。 |
ここでは、インストゥルメンタル版が使われています。
「オープニング・クレジット」でもこの曲が使われていました。
ティムとボス・ベイビーがお仕事参観でワンワン社に行く準備をする
Artist | L.T.D.(エル・ティー・ディー) 1968年に結成されたアメリカのR&B/ファンクバンド。 バンド名は「Love, Togetherness, and Devotion」(愛、団結、献身)の略。 |
リリース | 1977年 |
作曲者 | グレイ&ハンクス(Grey and Hanks) ゼイン・グレイ(Zane Grey)とレン・ロン・ハンクス(Len Ron Hanks)によるソングライター/プロデューサー・デュオ。 |
二人が “極秘ワンコ計画” ファイルを見つけ持ち出そうと試みる
組曲『惑星』Op.32 – 第1曲 火星 – 戦争の神
作曲者 | グスターヴ・ホルスト(Gustav Holst, 1874-1934) イギリスの作曲家/編曲家/教師。 |
作曲年 | 1914–1917年 |
ジンボがベビーベッドの上で踊る(コードレッドが知らされる)
Artist | デヴィッド・P・スミス(David P. Smith) |
ティムが空港で一人きりになり膝を抱えて歌う曲
ブラックバード
作曲者 | John Lennon and Paul McCartney ジョン・レノン(John Lennon, 1940-1980) ポール・マッカートニー(Paul McCartney) |
Original ver. | 1968年:ビートルズ(The Beatles) イギリス・リヴァプール出身の伝説のロックバンド。 1962年にレコードデビューし約7年半の活動期間中ヒット曲を発表し続け、世界中でビートルズ・ブームを巻き起こした。 |
「ティムのために両親が歌う子守唄(ティムにとっての “僕の歌” )」でもこの曲が使われていました。
空港でティムとボス・ベイビーがエルヴィス風の男達の後をつける
シー・シー・ライダー
Artist cover ver. | エルヴィス・プレスリー(Elvis Presley, 1935-1977) アメリカの歌手/俳優。 ロックンロールの創始者の一人。「ロックンロールの王様」と称される。 |
リリース | 1970年 |
作曲者 | チャック・ウィリス(Chuck Willis, 1928-1958) アメリカのR&Bボーカリスト/ソングライター。 |
マ・レイニー(Ma Rainey, 1886-1939) アメリカのブルース歌手/ブルースレコーディングアーティスト。 2020年に映画化されたミュージカル『マ・レイニーのブラックボトム』のもとになった同名戯曲のモデル。 | |
レナ・アーレント(Lena Arent) アメリカのソングライター。 | |
Original ver. | 1925年:マ・レイニー(Ma Rainey, 1886-1939) |
ティムとボス・ベイビーがエルヴィスの扮装でラスベガス行き飛行機に乗り込む
邦題『ラスベガス万才』
Artist cover ver. | エルヴィス・プレスリー(Elvis Presley, 1935-1977) アメリカの歌手/俳優。 ロックンロールの創始者の一人。「ロックンロールの王様」と称される。 |
リリース | 1964年 |
作曲者 | ポーマス&シューマン(Pomus-Shuman) ドク・ポーマス(Doc Pomus, 1925-1991)とモルト・シューマン(Mort Shuman, 1936-1991)の二人によるソングライティング・コンビ。 代表作『恋のティーンエイジャー』『ラストダンスは私に』『ラスベガス万歳』 |
『Viva Las Vegas』は、エルヴィス・プレスリー主演のアメリカ・ミュージカル映画『バギー万才!!』(1964)の主題歌です。
ティムが機長の子供になりすましファーストクラスのサービスを受ける
Artist | マリアッチ・レアル・デ・サンディエゴ(Mariachi Real de San Diego) アメリカのマリアッチバンド。 |
『Alla en El Rancho Grande』は、1936年の同名メキシコ映画で使われた曲です。
空港タクシー乗り場に停まるリムジンの脇で若い女性達が踊る曲
ティムとボス・ベイビーがリムジンでコンベンションセンターまで送ってもらうシーン
レディース・ナイト
Artist | クール&ザ・ギャング(Kool & The Gang) 1964年にニュージャージー州ジャージーシティで結成されたファンク・バンド。 |
リリース | 1979年 |
作曲者 | クール&ザ・ギャング ロバート・”クール”・ベル(Robert ‘Kool’ Bell) ロナルド・ベル(Ronald Bell, 1951-2020) デニス・トーマス(Dennis D.T. Thomas, 1951-2021) クレイデス・チャールズ・スミス(Claydes Smith, 1948-2006) ジョージ・ブラウン(George ‘Funky’ Brown, 1949-2023) アール・トゥーン(Earl Toon) ジェイムズ・”J.T.”・テイラー(James ‘JT’ Taylor) |
ロケットからジャンプできずに泣いているボス・ベイビーのためにティムが歌う曲
ブラックバード
作曲者 | John Lennon and Paul McCartney ジョン・レノン(John Lennon, 1940-1980) ポール・マッカートニー(Paul McCartney) |
Original ver. | 1968年:ビートルズ(The Beatles) イギリス・リヴァプール出身の伝説のロックバンド。 1962年にレコードデビューし約7年半の活動期間中ヒット曲を発表し続け、世界中でビートルズ・ブームを巻き起こした。 |
「ティムのために両親が歌う子守唄(ティムにとっての “僕の歌” )」でもこの曲が使われていました。
テンプルトン家から去ることになったボス・ベイビーがジンボとハグをして別れる
邦題『頬よせて』
作曲者 | アーヴィング・バーリン(Irving Berlin, 1888-1989) ベラルーシ出身のユダヤ系アメリカ人作曲家。 映画『スイング・ホテル』(1942) の劇中歌『ホワイト・クリスマス』を書き、アカデミー歌曲賞を受賞した。 代表曲『ホワイト・クリスマス』『ゴッド・ブレス・アメリカ』 |
Original ver. | 1935年:フレッド・アステア(Fred Astaire, 1899-1987) ネブラスカ州オマハ出身のアメリカの俳優/ダンサー/歌手。 |
「オープニング・クレジット」でもこの曲が使われていました。
エンドクレジット
邦題『世界は愛を求めている』
Artist cover ver. | ミシ・ヘイル(Missi Hale) アメリカの声優/セッションシンガー/アレンジャー。 |
リリース | 2017年 |
作曲者 | バート・バカラック(Burt Bacharach, 1928-2023) アメリカの作曲家/音楽プロデューサー/楽団指揮者。 映画『明日に向って撃て!』(1969) の音楽を手掛け、アカデミー作曲賞、アカデミー歌曲賞の2冠を受賞した。 |
ハル・デヴィッド(Hal David, 1921-2012) バート・バカラックとの共作で知られるアメリカの作詞家。 映画『明日に向って撃て!』(1969) の主題歌『雨にぬれても』の作詞を手掛け、アカデミー歌曲賞を受賞した。 | |
Original ver. | 1965年:ジャッキー・デシャノン(Jackie DeShannon) アメリカのシンガーソングライター、1941年生まれ。 |
『ボス・ベイビー』のサントラ
『ボス・ベイビー』はハンス・ジマー(Hans Zimmer)とスティーヴ・マッツァーロ(Steve Mazzaro)が音楽を担当しました。
ハンス・ジマーは、ドイツ出身の作曲家です。『レインマン』や『テルマ&ルイーズ』、『ドライビング Miss デイジー』などの音楽で知られています。
スティーヴ・マッツァーロは、アメリカ・オハイオ州出身の作曲家です。ハンス・ジマーの映画音楽プロダクション「リモート・コントロール・プロダクション」の一員として活動しています。

『ボス・ベイビー』キャスト・スタッフ
監督 | トム・マクグラス(Tom McGrath) |
脚本 | マイケル・マッカラーズ(Michael McCullers) |
原作 | マーラ・フレイジー(Marla Frazee) |
製作 | ラムジー・アン・ナイトー(Ramsey Ann Naito) |
音楽 | ハンス・ジマー(Hans Zimmer) |
スティーヴ・マッツァーロ(Steve Mazzaro) | |
配給 | 東宝東和 |
公開 | 2017年3月31日 |
2018年3月21日 | |
上映時間 | 97分 |
セオドア・リンジー・テンプルトン/ボス・ベイビー:アレック・ボールドウィン(Alec Baldwin)
ティモシー・レズリー・テンプルトン/ティム:マイルズ・バクシ(Miles Bakshi)
テッド・テンプルトン:ジミー・キンメル(Jimmy Kimmel)
ジャニス・テンプルトン:リサ・クドロー(Lisa Kudrow)
フランシス・フランシス:スティーヴ・ブシェミ(Steve Buscemi)
ユージーン・フランシス:コンラッド・ヴァーノン(Conrad Vernon)
ウィジー:ジェームズ・マクグラス(James McGrath)
ジンボ:デヴィッド・ソーレン(David Soren)
三つ子:エリック・ベル・Jr(Eric Bell Jr.)
ステイシー:ヴィヴィアン・イー(ViviAnn Yee)
タビサ・テンプルトン:ニーナ・ゾーイ・バクシ(Nina Zoe Bakshi)
ビッグ・ボス・ベイビー:エディ・マーマン(Edie Mirman)
テディ:ジェームズ・ライアン(James Ryan)
料理番組のシェフ:トム・マクグラス(Tom McGrath)
ロス機長:クリス・ミラー(Chris Miller)
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