2021年にアメリカで制作されたアニメ映画『アダムス・ファミリー2 アメリカ横断旅行!』(原題:The Addams Family 2)は、アダムス・ファミリーがキャンピングカーで家族旅行に出かける騒動を描いたコメディ作品です。
前作から引き続きコンラッド・ヴァーノン、グレッグ・ティアナンが監督を務めました。
- 『アダムス・ファミリー2 アメリカ横断旅行!』の挿入曲
- サイラス・ストレンジが科学フェアのプレゼンターとしてステージに登場する(会場で流れる曲)
- パグズリーが火山の実験コーナーで大噴火を起こさせ、科学フェアの会場が大騒ぎとなる
- グランドママが夕食の合図にラッパを吹く
- アダムス一家がキャンピングカーでドライブ旅行に出発する
- ナイアガラの滝の展望台で、ウェンズデーがブードゥー人形を使ってパグズリーにダンスをさせる
- キャンピングカーの車中で、ウェンズデーがパグズリーのブードゥー人形を弄びパグズリーがモーティシアに助けを求める
- 留守番を任されたグランドママがダンスパーティーを開き、大勢の若者達が屋敷に集まる
- 生首のバーバーショップカルテットがダンスパーティーのゲストとして屋敷の階段で歌う
- 回想シーン | ウェンズデーが生まれた夜、フェスターおじさんがトイレと間違えて新生児室に入る(電気の隣のスイッチをつけると新生児室に流れる曲)
- アダムス一家がマイアミビーチで過ごす
- カズン・イットがジェットスキーでマイアミビーチに到着し、旅の仲間に加わる
- 他のみんなが眠る真夜中に、ハンドが眠気と戦いながらキャンピングカーを運転する(カーラジオから流れる曲)
- ハンドが眠気を覚ますために活力が湧く曲を流す(カーラジオから流れる曲)
- キャンピングカーの中でカズン・イットが10代の頃のエピソードをウェンズデーに話す(カズン・イットのスマホの着信音)
- アラモを訪れたアダムス一家がムステラの追跡を逃れるためにモーテルに入る(モーテル内で流れる曲)
- ウェンズデーが “ミス・ハラペーニョ大会” に参加する(参加者全員がステージで歌いダンスをする)
- キャンピングカーがガソリンスタンドに入る(ガソリンスタンドのBGM)
- 夜にマタタビを摂取したキティとカズン・イットが朝になっても起きられず床でゴロ寝する(モーティシアがキティを散歩に連れて行こうとするシーン)
- パグズリーがグランドキャニオンを爆破する
- ウェンズデーの罠にかかって逆さまに吊るされたムステラのスマホにストレンジから電話がかかって来る(着信音)
- ウェンズデーがラーチを連れて “真実を探す旅” に出る(デスヴァレーで大勢のバイカーが二人を避けて走り去るシーン)
- ラーチがバーのピアノを弾いて歌い、バイカー達が踊り出す
- ストレンジ邸に到着したゴメズとモーティシアが、ホールに飾ってあるウェンズデーとストレンジのツーショット写真を見て悲しみに沈む
- アダムス一家がドライブ旅行を終えて帰宅する(ダンスパーティーでカズン・イットが歌う)
- エンディングソング
- エンドクレジット 1曲目
- 『アダムス・ファミリー2 アメリカ横断旅行!』のサントラ
- 『アダムス・ファミリー2 アメリカ横断旅行!』キャスト・スタッフ
『アダムス・ファミリー2 アメリカ横断旅行!』の挿入曲
『アダムス・ファミリー2 アメリカ横断旅行!』の挿入曲を流れた順番に紹介していきます。(ネタバレにご注意ください)
パグズリーがグランドキャニオンを爆破する
大序曲《1812年》Op.49
作曲者 | ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー(Pyotr Ilyich Tchaikovsky, 1840-1893) 19世紀ロシアを代表する作曲家。 『白鳥の湖』『眠れる森の美女』『くるみ割り人形』などバレエ音楽を代表する傑作を多数生み出しバレエの発展に大きく貢献した。叙情的でメランコリックな旋律、華麗なオーケストレーションで知られ、クラシックファンのみならず幅広い層の聴衆を魅了する。 |
作曲年 | 1880年 |
大序曲『1812年』は、チャイコフスキーが1880年に作った演奏会用序曲です。
ここで使われている第5部の楽譜には大砲(cannon)の使用が指定されています。
タイトルとなった1812年は、フランス帝国のナポレオン1世が大軍を率いてロシアへの大遠征を行い、結果敗退するという歴史的事件があった年です。
ウェンズデーがラーチを連れて “真実を探す旅” に出る(デスヴァレーで大勢のバイカーが二人を避けて走り去るシーン)
エース・オブ・スペイズ
Artist | モーターヘッド(Motörhead) 1975年にロンドンで結成されたイギリスのロックバンド。 |
リリース | 1980年 |
作曲者 | Motörhead レミー・キルミスター(Lemmy Kilmister) エディ・クラーク(Eddie Clarke) フィル・テイラー(Phillip Taylor) |
ラーチがバーのピアノを弾いて歌い、バイカー達が踊り出す
(ウェンズデーとラーチがバイクに乗せてもらい、サウサリートのストレンジ邸入口に到着するシーン)
邦題『恋のサバイバル』
Artist original ver. | グロリア・ゲイナー(Gloria Gaynor) アメリカの歌手、1943年ニュージャージー州ニューアーク生まれ。 ディスコ・ミュージックでの活躍で知られる。 |
リリース | 1978年 |
作曲者 | ディーノ・フェカリス(Dino Fekaris) アメリカの音楽プロデューサー/ソングライター、1945年ミシガン州デトロイト生まれ。 |
フレディ・ペレン(Freddie Perren, 1943-2004) アメリカのソングライター/音楽プロデューサー/アレンジャー/オーケストラ指揮者。 |
『I Will Survive』は、全米1位を記録したディスコナンバーの代名詞的作品です。
恋人に捨てられた主人公が、喪失感を乗り越え新たな人生を歩み出す強い意志が表現されていて “女性開放のアンセム” として絶大な支持を受けました。また、ゲイ・アンセム(LGBTの賛歌)を代表する一曲としても知られています。
ストレンジ邸に到着したゴメズとモーティシアが、ホールに飾ってあるウェンズデーとストレンジのツーショット写真を見て悲しみに沈む
Artist | ドナ・ミサール(Donna Missal) アメリカのシンガーソングライター/ドラマー/音楽プロデューサー、1990年生まれ。 |
リリース | 2021年:Soundtrack『アダムス・ファミリー2 アメリカ横断旅行!』 |
作曲者 | Donna Missal & Steve Missal |
アダムス一家がドライブ旅行を終えて帰宅する(ダンスパーティーでカズン・イットが歌う)
Artist | スヌープ・ドッグ(Snoop Dogg) カズン・イットの声を担当するアメリカのラッパー/俳優、1971年カリフォルニア州ロングビーチ生まれ。 |
オクトーバー・ロンドン(October London) アメリカのシンガーソングライター、1986年インディアナ州サウスベンド生まれ。 | |
リリース | 2021年:Soundtrack『アダムス・ファミリー2 アメリカ横断旅行!』 |
作曲者 | Snoop Dogg and Battlecat |
エンディングソング
アダムスファミリーのテーマ
Artist cover ver. | クリスティーナ・アギレラ(Christina Aguilera) アメリカの歌手/ソングライター/女優/テレビパーソナリティ、1980年生まれ。 12歳から14歳までライアン・ゴズリング、ブリトニー・スピアーズらと共に『ミッキーマウス・クラブ』でマウスケティアーズとして活躍し、1998年のディズニー長編アニメーション映画『ムーラン』のテーマ曲を歌いレコードレーベルとの契約を果たす。 4オクターブの音域を誇り「Voice of a Generation」(世代を代表する声)と呼ばれる。 |
リリース | 2021年:Soundtrack『アダムス・ファミリー2 アメリカ横断旅行!』 |
作曲者 | ヴィック・ミジー(Vic Mizzy, 1916-2009) アメリカのテレビ・映画音楽作曲家/ミュージシャン。『アダムスファミリーのテーマ』(1964) を作曲したことで知られる。 |
Original ver. | 1964年:Soundtrack『アダムズのお化け一家』 |
『The Addams Family Theme』は、1964年放送開始のアメリカのゴシック・フィクション・シットコム『The Addams Family』(邦題:アダムズのお化け一家)のテーマ曲として作られました。
『アダムス・ファミリー2 アメリカ横断旅行!』のサントラ
『アダムス・ファミリー2 アメリカ横断旅行!』はマイケル・ダナ(Mychael Danna)とジェフ・ダナ(Jeff Danna)が音楽を担当しました。
マイケル・ダナ(兄)とジェフ・ダナ(弟)は、カナダ・トロント出身の作曲家です。兄マイケルは『カポーティ』や『マネーボール』などの映画で音楽を手掛け、『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』でアカデミー作曲賞を受賞しました。弟ジェフは『処刑人』や『サイレントヒル』などの音楽で知られています。

『アダムス・ファミリー2 アメリカ横断旅行!』キャスト・スタッフ
監督 | グレッグ・ティアナン(Greg Tiernan) |
コンラッド・ヴァーノン(Conrad Vernon) | |
脚本 | ダン・ヘルナンデス(Dan Hernandez) |
ベンジー・サミット(Benji Samit) | |
ベン・クイーン(Ben Queen) | |
スザンナ・フォーゲル(Susanna Fogel) | |
原作 | チャールズ・アダムス(Charles Addams) |
製作 | ゲイル・バーマン(Gail Berman) |
コンラッド・ヴァーノン(Conrad Vernon) | |
ダニエル・スターリング(Danielle Sterling) | |
アリソン・オブライエン(Alison O’Brien) | |
音楽 | マイケル・ダナ(Mychael Danna) |
ジェフ・ダナ(Jeff Danna) | |
配給 | パルコ=ユニバーサル映画 |
公開 | 2021年10月1日 |
2022年1月28日 | |
上映時間 | 93分 |
ゴメズ・アダムス(声):オスカー・アイザック(Oscar Isaac)
モーティシア・アダムス(声):シャーリーズ・セロン(Charlize Theron)
ウェンズデー・アダムス(声):クロエ・グレース・モレッツ(Chloë Grace Moretz)
パグズリー・アダムス(声):ジャヴォン・ウォルトン(Javon Walton)
フェスターおじさん(声):ニック・クロール(Nick Kroll)
グランドママ(声):ベット・ミドラー(Bette Midler)
ラーチ(声):コンラッド・ヴァーノン(Conrad Vernon)
ムステラ氏(声):ウォーレス・ショーン(Wallace Shawn)
カズン・イット(声):スヌープ・ドッグ(Snoop Dogg)
サイラス・ストレンジ(声):ビル・ヘイダー(Bill Hader)
オシーリア(声):シェラミー・リー(Cherami Leigh)
館の精(声):コンラッド・ヴァーノン(Conrad Vernon)
ペギー(声):カイラ・プラット(Kyla Pratt)
BBロニー (声):ブライアン・ソマー(Brian Sommer)
ミス・ローリーン(声):メアリー・フェイバー(Mary Faber)
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