2015年に制作された『スティーブ・ジョブズ』(原題:Steve Jobs)は、Apple創業者スティーブ・ジョブズの伝記映画です。1984年のMacintosh、1988年のNeXTcube、1998年のiMac、それぞれの製品発表会前の舞台裏が描かれています。
マイケル・ファスベンダーがスティーブ・ジョブズを演じ、監督は『トレインスポッティング』シリーズ のダニー・ボイル、脚本は『ソーシャル・ネットワーク』(2010)のアーロン・ソーキンが務めました。
『スティーブ・ジョブズ』の挿入曲
『スティーブ・ジョブズ』の挿入曲を流れた順番に紹介していきます。(ネタバレにご注意ください)
1984年の初代Macintosh発表会、舞台裏でジョブズが歌詞の引用部分を迷っていると話す曲
1984年、初代Macintosh発表会
邦題『時代は変る』
Artist | ボブ・ディラン(Bob Dylan) アメリカのシンガーソングライター、1941年生まれ。 1962年のレコードデビュー以来半世紀以上にわたり人々に多大なる影響を与え、史上最も偉大なシンガーソングライターの一人として知られる。 映画『ワンダー・ボーイズ』(2000) の主題歌『シングス・ハヴ・チェンジド』でアカデミー歌曲賞を受賞。また、2016年には歌手としては初めてノーベル文学賞を受賞した。 |
リリース | 1964年 |
作曲者 | ボブ・ディラン |
楽屋でジョアンナが話す「初演は失敗したが後に傑作と評価された曲」
1984年、初代Macintosh発表会
バレエ音楽《春の祭典》
作曲者 | イーゴリ・ストラヴィンスキー(Igor Stravinsky, 1882-1971) ロシア出身の作曲家。 フランスとアメリカの国籍を取得し国際的に活躍した。 |
『春の祭典』(The Rite of Spring)は、ロシアのバレエ団、バレエ・リュス(Ballets russes)のパリ公演のためにストラヴィンスキーが書いたバレエ音楽です。
年老いた賢者たちが輪になって座り、生贄となった少女が死ぬまで踊り続けるのを見守る異教の儀式を描いています。
1913年5月29日にシャンゼリゼ劇場で初演されましたが、その奇抜で前衛的な音楽/振り付けから会場は大混乱となり一大センセーションを巻き起こしました。
Macintosh発売からNeXT Cubeの発売に至るまでが描かれているシーン
邦題『雨の日の女』
Artist | ボブ・ディラン(Bob Dylan) |
リリース | 1966年 |
作曲者 | ボブ・ディラン |
1998年のNeXT Cube発表会、楽屋でジョブズがリサに学校に行くよう話す
邦題『朝に会おう』
Artist | ボブ・ディラン(Bob Dylan) |
リリース | 1975年 |
作曲者 | ボブ・ディラン |
リサがウォークマンで繰り返し聞いていると言う曲
1998年、NeXT Cube発表会
邦題『青春の光と影』
作曲者 | ジョニ・ミッチェル(Joni Mitchell) カナダ系アメリカ人のシンガーソングライター/マルチプレイヤー/画家、1943年生まれ。 |
Original ver. | 1967年:ジュディ・コリンズ(Judy Collins) アメリカのシンガーソングライター/ミュージシャン、1939年ワシントン州シアトル生まれ。 |
『Both Sides Now』は、カナダ出身の女性シンガーソングライター、ジョニ・ミッチェルが1967年に作った曲です。
同年、ジュディ・コリンズのアルバム『Wildflowers』に収録されたことで世界的で知られるようになり、現在400を超えるカバーバージョンが作られています。
作中、ジョブズの質問に対してリサは「二人が歌っている同じ曲を繰り返し聴いている」と答えました。ここでは、アーティスト名は明かされていません。
NeXTcube発売からiMacの発売に至るまでが描かれているシーン
ドント・ルック・バック・イントゥ・ザ・サン
Artist | ザ・リバティーンズ(The Libertines) 1997年にロンドンで結成されたイギリスのロックバンド。 |
リリース | 2003年 |
作曲者 | カール・バラー(Carl Barât) イギリスのミュージシャン/俳優、1978年生まれ。「ザ・リバティーンズ」「ダーティ・プリティ・シングス」のフロントマンとして知られる。 |
ピート・ドハーティ(Pete Doherty) イギリスのミュージシャン/詩人、1979年生まれ。「ザ・リバティーンズ」のボーカリスト/ギタリストとして知られる。 |
1998年のiMac発表会、帰ろうとするリサをジョブズが引き留め、2人が一緒にバックステージにむかう
Artist | ザ・マッカビーズ(The Maccabees) 2004年にロンドンで結成されたインディーロックバンド。 |
リリース | 2012年 |
作曲者 | The Maccabees オーランド・ウィークス(Orlando Weeks) ヒューゴ・ホワイト(Hugo White) フェリックス・ホワイト(Felix White) ルパート・ジャービス(Rupert Jarvis) サム・ドイル(Sam Doyle) |
エンドクレジット
邦題『嵐からの隠れ場所』
Artist | ボブ・ディラン(Bob Dylan) |
リリース | 1975年 |
作曲者 | ボブ・ディラン |
『スティーブ・ジョブズ』のサントラ
『スティーブ・ジョブズ』はダニエル・ペンバートン(Daniel Pemberton)が音楽を担当しました。
ダニエル・ペンバートンは、1977年イギリス生まれのTV・映画音楽作曲家です。『スティーブ・ジョブズ』のオリジナルサウンドトラックで、ゴールデングローブ賞作曲賞にノミネートされました。
※サントラ収録曲
1. The Musicians Play Their Instruments… 【音楽家は楽器を演奏する】
2. It’s Not Working【マシントラブル】
3. Child (Father)【子供(父親)】
4. Jack It Up【真のユーザーは改造をしたがる】
5. The Circus Of Machines I (Overture)【サーカス・オブ・マシーン パート1 (序曲)】
6. Russian Roulette【ロシアン・ルーレット】
7. Change The World【世界を変える】
8. The Skylab Plan【スカイラブ】
9. Don’t Look Back Into The Sun【ドント・ルック・バック・イントゥ・ザ・サン】
10. …I Play The Orchestra【私はオーケストラを演奏する】
11. The Circus Of Machines II (Allegro)【サーカス・オブ・マシーン パート2 (アレグロ)】
12. Revenge【リベンジ】
13. Rainy Day Women # 12 & 35【雨の日の女】
14. It’s An Abstract【線の絵】
15. Life Out Of Balance【均衡を失った人生】
16. The Nature Of People【人間はすぐ圧倒される】17. The New Mac.【1998年,iMac】
18. Father (Child)【父親(子供)】
19. Remember【最良の成果】
20. Grew Up At Midnight【グルー・アップ・アット・ミッドナイト】
21. Shelter From The Storm【嵐からの隠れ場所】
『スティーブ・ジョブズ』キャスト・スタッフ
監督 | ダニー・ボイル(Danny Boyle) |
脚本 | アーロン・ソーキン(Aaron Sorkin) |
原案 | ウォルター・アイザックソン(Walter Isaacson) |
製作 | マーク・ゴードン(Mark Gordon) |
ガイモン・キャサディ(Guymon Casady) | |
スコット・ルーディン(Scott Rudin) | |
ダニー・ボイル(Danny Boyle) | |
クリスチャン・コルソン(Christian Colson) | |
音楽 | ダニエル・ペンバートン(Daniel Pemberton) |
配給 | ユニバーサル・ピクチャーズ |
東宝東和 | |
公開 | 2015年10月9日 |
2016年2月12日 | |
上映時間 | 122分 |
スティーブ・ジョブズ:マイケル・ファスベンダー(Michael Fassbender)
ジョアンナ・ホフマン:ケイト・ウィンスレット(Kate Winslet)
スティーブ・ウォズニアック:セス・ローゲン(Seth Rogen)
ジョン・スカリー :ジェフ・ダニエルズ(Jeff Daniels)
アンディ・ハーツフェルド:マイケル・スタールバーグ(Michael Stuhlbarg)
クリスアン・ブレナン:キャサリン・ウォーターストン(Katherine Waterston)
リサ・ブレナン(19歳):パーラ・ヘイニー=ジャーディン(Perla Haney-Jardine)
リサ・ブレナン(9歳):リプリー・ソーボ(Ripley Sobo)
リサ・ブレナン(5歳):マケンジー・モス(Makenzie Moss)
アンドレア・“アンディ”・カニンガム:サラ・スヌーク(Sarah Snook)
実話をもとにしたビジネス系映画
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