2021年にアメリカで制作された映画『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』(原題:Spider-Man: No Way Home)は、トム・ホランド主演、ジョン・ワッツ監督によるスパイダーマンの実写映画です。
「ホーム3部作」と呼ばれるMCU版スパイダーマン実写映画の3作目に当たります。
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『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』の挿入曲
『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』の挿入曲を流れた順番に紹介していきます。(ネタバレにご注意ください)
ピーターとMJがニューヨークの街をスイングして逃げ惑う
イ・ズィンブラ
Artist | トーキング・ヘッズ(Talking Heads) 1975年にニューヨークで結成されたアメリカのロックバンド。 |
リリース | 1979年 |
作曲者 | デヴィッド・バーン(David Byrne) スコットランド系アメリカ人の歌手/ソングライター/音楽プロデューサー/俳優/作家/音楽理論家/ビジュアルアーティスト/映画製作者、1952年ダンバートン生まれ。 ロックバンド「トーキング・ヘッズ」(Talking Heads) のフロントマンとして注目を集め、ソロ転向後も音楽、映画、舞台にと幅広い活動を行う。坂本龍一、蘇聡と共同で映画『ラストエンペラー』(1987) の音楽を手がけ、アカデミー作曲賞を受賞した。 |
ブライアン・イーノ(Brian Eno) イギリスのミュージシャン/ソングライター/音楽プロデューサー/ビジュアルアーティスト、1948年生まれ。 ロックバンド「ロキシー・ミュージック」(Roxy Music) のシンセサイザー/キーボード奏者として活躍し、脱退後デヴィッド・ボウイ、トーキング・ヘッズ、U2などのアルバムのプロデューサーとしても名を馳せた。アンビエント・ミュージックの先駆者として知られている。 | |
フーゴ・バル(Hugo Ball, 1886-1927) ドイツの詩人/作家。ダダ運動の創始者の一人。 | |
『I Zimbra』の歌詞には、フーゴ・バルの音響詩『Gadji Beri Bimba』の一部を翻案したものが使われています。
メイおばさんと別れ話をするハッピーのスマートフォンが鳴る(着信音)
ネイティブ・ニューヨーカー
Artist | オデッセイ(Odyssey) 1977年にニューヨークで結成されたアメリカのソウル/ディスコ・ボーカルトリオ。 現在イギリスを拠点に活動。 |
リリース | 1977年 |
作曲者 | サンディ・リンザー&デニー・ランドル(Sandy Linzer and Denny Randell) サンディ・リンザー(Sandy Linzer)とデニー・ランドル(Denny Randell)によるアメリカの作曲家コンビ。 代表作『ラヴァーズ・コンチェルト』 |
ミッドタウン高校前にマスコミが集まるなか、ピーターとMJが手を繋ぎ登校する
Artist | リキッド・リキッド(Liquid Liquid) 1980年にニューヨークで結成されたアメリカのノーウェーブ/ダンスパンク・グループ。 ニューヨークの伝説的レーベル「99 レコード」の看板バンドとして活動した。 |
リリース | 1983年 |
作曲者 | Liquid Liquid スコット・ハートレイ(Scott Hartley) リチャード・マグワイア(Richard McGuire) サル・プリンシパト(Salvatore Principato ) デニス・ヤング(Dennis Young) |
MJが働くカフェにフラッシュが歌いながら現れる
フラッシュがピーター達にMITに合格したことを告げるシーン
ノー・スリープ・ティル・ブルックリン
Artist | ビースティ・ボーイズ(Beastie Boys) 1978年にニューヨークで結成されたアメリカのヒップホップ・グループ。 1986年にアルバムデビュー。1986年から2004年にかけてアメリカで2000万枚のレコードを売り上げ、7枚のアルバムがプラチナセールスを記録。若者に絶大な支持を受け、商業的成功を収めた。 |
リリース | 1987年 |
作曲者 | Beastie Boys マイケル・ダイアモンド(Michael Diamond) アダム・ホロヴィッツ(Adam Horovitz) アダム・ヤウク(Adam Yauch, 1964-2012) |
リック・ルービン(Rick Rubin) アメリカの音楽プロデューサー/レコードレーベル経営者、1963年ニューヨーク生まれ。 | |
ピーターがフラッシュに電話をかける(フラッシュが参加するMITの親睦会で流れる曲)
2つのヴァイオリンのための協奏曲 ト長調 RV 516 – 第3楽章
作曲者 | アントニオ・ヴィヴァルディ(Antonio Vivaldi, 1678-1741) バロック音楽を代表するイタリアの作曲家。 |
Artist | ベラ・バンファルヴィ(Béla Bánfalvi) ハンガリーのヴァイオリニスト、1954年ブダペスト生まれ。 |
ズザ・ネーメト(Zsuzsa Nemeth) クラシック音楽のヴァイオリニスト。 | |
ブダペスト・ストリングス(Budapest Strings) 1977年にハンガリーのリスト・フェレンツ音楽大学の卒業生によって設立された弦楽オーケストラ。 |
ピーターに助けを求められたMJとネッドがサンクタム・サンクトラムの地下室で準備を始める
モンスター・マッシュ
Artist | ボビー・ピケット(Bobby Pickett, 1938-2007) アメリカのシンガーソングライター/コメディアン。 |
リリース | 1962年 |
作曲者 | ボビー・ピケット |
レオナルド・カピッチ(Leonard Capizzi, 1940-1988) アメリカのソングライタードゥーワップ・ボーカルグループ「The Cordials」のメンバー。 |
『Monster Mash』は、1962年に作られたコミックソングです。
棺を開く音、大釜の液体が泡立つ音などユニークな効果音が使われた作品で、ハロウィーン・シーズンの定番曲として知られています。
ピーターがミラー・ディメンションに閉じ込められる(百貨店で流れる曲)
邦題『ひいらぎ飾ろう』
作曲者 | トーマス・オリファント(Thomas Oliphant,1799-1873) スコットランドの音楽家/芸術家/作家。 |
出版年 | 1862年 |
『Deck the Halls』は、ウェールズ民謡『Nos Galan』をもとにしたクリスマスキャロルです。
ひいらぎ(セイヨウヒイラギ)は、真冬に美しい赤い実をつけることから聖木とされています。「Christmas holly」とも呼ばれ、クリスマスの装飾の定番として使われています。
エンドクレジット1曲目
Artist | デ・ラ・ソウル(De La Soul) 1988年にニューヨーク州ロングアイランドで結成されたアメリカのヒップホップグループ。 同じ高校を卒業した同級生3人によって結成。 |
リリース | 1989年 |
作曲者 | De La Soul トゥルーゴイ(David “Trugoy the Dove, 1968-2023) ポス(Kelvin “Posdnuos” Mercer) メイス(Vincent “Maseo” Mason) |
ボブ・ドロー(Bob Dorough, 1923-2018) アメリカのビーバップ/クールジャズ・ボーカリスト/ピアニスト/作曲家。 テレビシリーズ『スクールハウス・ロック!』の作曲家/パフォーマーとして知られる。 |
『The Magic Number』は、ボブ・ドローの『Three Is a Magic Number』(訳:3は魔法の数字)などをサンプリングして作られています。
『Three Is a Magic Number』は、ボブ・ドローが子供たちに九九を教えるための教育用録音の制作を依頼され作った曲です。1973年放送開始の子供向けテレビアニメ『スクールハウス・ロック!』の第1話で披露されました。
ミッドクレジット(エディ・ブロックがメキシコのバーで酒を飲む)
Artist | ダニー・オスナ(Danny Osuna) アメリカの作曲家/ソングライター/プロデューサー、1977年テキサス州ラレド生まれ。 |
リリース | 2021年 |
作曲者 | ダニー・オスナ |
『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』のサントラ
『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』はマイケル・ジアッチーノ(Michael Giacchino)が音楽を担当しました。
マイケル・ジアッチーノはアメリカ、ニュージャージー州生まれの作曲家です。『LOST』や『Fringe』など、J・J・エイブラムスの人気TVドラマ作品の音楽を手がけたことで知られ、『カールじいさんの空飛ぶ家』でアカデミー作曲賞を受賞しました。

『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』キャスト・スタッフ
監督 | ジョン・ワッツ(Jon Watts) |
脚本 | クリス・マッケナ(Chris McKenna) |
エリック・ソマーズ(Erik Sommers) | |
原作 | スタン・リー(Stan Lee) |
スティーヴ・ディッコ(Steve Ditko) | |
製作 | ケヴィン・ファイギ(Kevin Feige) |
エイミー・パスカル(Amy Pascal) | |
音楽 | マイケル・ジアッチーノ(Michael Giacchino) |
配給 | ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント |
公開 | 2021年12月17日 |
2022年1月7日 | |
上映時間 | 148分 |
ピーター・パーカー / スパイダーマン:トム・ホランド(Tom Holland)
ミシェル・ジョーンズ(MJ):ゼンデイヤ(Zendaya)
ネッド・リーズ:ジェイコブ・バタロン(Jacob Batalon)
スティーヴン・ストレンジ / ドクター・ストレンジ:ベネディクト・カンバーバッチ(Benedict Cumberbatch)
ピーター・パーカー / スパイダーマン (ピーター2):トビー・マグワイア(Tobey Maguire)
ピーター・パーカー / スパイダーマン (ピーター3):アンドリュー・ガーフィールド(Andrew Garfield)
ノーマン・オズボーン / グリーン・ゴブリン:ウィレム・デフォー(Willem Dafoe)
オットー・オクタビアス / ドクター・オクトパス:アルフレッド・モリーナ(Alfred Molina)
マックス・ディロン / エレクトロ:ジェイミー・フォックス(Jamie Foxx)
フリント・マルコ / サンドマン:トーマス・ヘイデン・チャーチ(Thomas Haden Church)
カート・コナーズ / リザード:リス・エヴァンス(Rhys Ifans)
エディ・ブロック / ヴェノム:トム・ハーディ(Tom Hardy)
メイ・パーカー:マリサ・トメイ(Marisa Tomei)
ハロルド・“ハッピー”・ホーガン:ジョン・ファヴロー(Jon Favreau)
マシュー・ミッチェル・“マット”・マードック:チャーリー・コックス(Charlie Cox)
ユージーン・“フラッシュ”・トンプソン:トニー・レヴォロリ(Tony Revolori)
ベティ・ブラント:アンガーリー・ライス(Angourie Rice)
ジェイソン・イオネッロ:ジョージ・レンデボーグ・Jr(Jorge Lendeborg Jr.)
ロジャー・ハリントン:マーティン・スター(Martin Starr)
ジュリアス・デル:J・B・スムーヴ(J. B. Smoove)
アンドレ・ウィルソン:ハンニバル・ビューレス(Hannibal Buress)
ウォン:ベネディクト・ウォン(Benedict Wong)
MIT副総長補佐:ポーラ・ニューサム(Paula Newsome)
J・ジョナ・ジェイムソン:J・K・シモンズ(J. K. Simmons)
P.クリアリー:アリアン・モーエイド(Arian Moayed)
フォスター:ゲイリー・ウィークス(Gary Weeks)
クエンティン・ベック / ミステリオ:ジェイク・ジレンホール(Jake Gyllenhaal)
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