『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』の挿入曲とサントラ | 挿入曲を全曲紹介Filmmusik
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音楽担当:ジョン・ウィリアムズ(John Williams)

『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』の挿入曲とサントラ

1989年にアメリカで制作された映画『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』(原題:Indiana Jones and the Last Crusade)は、聖杯伝説を巡る壮大な冒険を描いたアドベンチャー映画です。インディ・ジョーンズの父親役をショーン・コネリーが演じています。

第62回アカデミー賞で作曲賞を含む3部門にノミネートされ、音響編集賞を受賞しました。

『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』の挿入曲

『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』の挿入曲を流れた順番に紹介していきます。(ネタバレにご注意ください)

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部屋が荒らされているのに気づいたインディがエルザを心配してバスルームをノックする(エルザがバスルームで流している曲)

@1938年、ヴェネツィア(イタリア)

(映画とは異なるアーティストによる演奏です)
You’re a Sweet Little Headache
Artist
cover ver.
ベニー・グッドマン(Benny Goodman, 1909-1986)
イリノイ州シカゴ出身のアメリカのクラリネット奏者/バンドリーダー。
スウィング・ジャズの代表的存在として知られる。
作曲者レオ・ロビン(Leo Robin, 1900-1984)
ペンシルベニア州ピッツバーグ出身のアメリカの作曲家/作詞家/ソングライター。
ラルフ・レインガー(Ralph Rainger, 1901-1942)
アメリカの映画音楽作曲家。
Original ver.1938年:Henry King and His Orchestra

『You’re a Sweet Little Headache』は、1939年公開のアメリカミュージカル映画『パリ・ハネムーン』(Paris Honeymoon)で使用された曲です。億万長者のカウボーイを演じたビング・クロスビーによって披露されました。

映画『パリ・ハネムーン』は、婚約者に会うために渡欧した億万長者のアメリカ人カウボーイが、滞在する城や行く先々で様々な出来事に遭遇するというコメディタッチのミュージカル映画です。

インディ親子がベルリンに到着し、ナチスドイツの焚書を目撃する(広場で流れる曲)

Königgrätzer Marsch
ケーニヒグレッツ行進曲
作曲者ヨハン・ゴットフリート・ピーフケ(Johann Gottfried Piefke, 1815-1884)
ドイツの作曲家/バンドリーダー。

『ケーニヒグレッツ行進曲』は、普墺戦争でプロイセン軍がオーストリアを打ち破ったケーニヒグレッツの戦い(1866年)を記念して作曲された軍隊行進曲です。
アドルフ・ヒトラーお気に入りの曲として知られています。

インディ親子が飛行船で酒を飲みながらエルザとのことや父子関係について話をする(ピアニストが演奏する曲)

Just a Gigolo
ジャスト・ア・ジゴロ
作曲者ユリウス・ブランマー(Julius Brammer, 1877-1943)
オーストリアの台本作家/作詞家。『Just a Gigolo』のオリジナル曲『Schöner Gigolo, armer Gigolo』の作詞者として知られる。
レオネッロ・カスッチ(Leonello Casucci, 1885-1975)
イタリアの作曲家/ピアニスト。1920年代後半にドイツのタンゴ・バンドでピアニストとして働いていた。
アーヴィング・シーザー(Irving Caesar, 1895-1996)
アメリカの作詞家/劇場作曲家。

『Just a Gigolo』は、1930年代に世界的なヒットになったポピュラーソングです。

オリジナルは、オーストリアの作詞家ユリウス・ブラマーが1924年に書いた歌詞に、イタリア人作曲家レオネッロ・カスッチが曲をつけて作られたタンゴ『Schöner Gigolo, armer Gigolo』(訳:美しいジゴロ、哀れなジゴロ)です。
貴賤結婚のため皇籍を離脱後、金に困りベルリンのホテルでダンサーとして働いていた元ハプスブルク家の大公、レオポルト・ヴェルフリング(Leopold Wölfling, 1868-1935)がモデルになったという説があります。

発表後すぐに国際的な成功を収め、多くの言語に翻訳されました。

英語版『Just a Gigolo』の歌詞ではジゴロとして生計を立てなければならないフランスの戦争の英雄の運命が語られ、ビング・クロスビーやレオ・レイズマンなど多くのミュージシャンがカバーし成功を収めました。

『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』のサントラ

『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』はジョン・ウィリアムズ(John Williams)が音楽を担当しました。

ジョン・ウィリアムズは、アメリカ・ニューヨーク出身の作曲家です。『ジョーズ』や『スター・ウォーズ』、『ロング・グッドバイ』など多くの映画音楽を手がけたことで知られています。

※サントラ収録曲

1. Indy’s Very First Adventure(インディ 初めての冒険)
2. The Boat Scene
3. X Marks The Spot(十字架の行方)
4 .Ah. Rats!!!(あ,ねずみが!!!)
5. Escape From Venice(ベニスからの脱出)
6. Journey To Austria
7. Father And Son Reunited
8. The Austrian Way
9. Scherzo For Motorcycle And Orchestra(オートパイとオーケストラのスケルツォ)
10. Alarm!

11. No Ticket (ノー・チケット)
12. Keeping Up With The Joneses(ジョーンズたちに遅れるな)
13. Brother Of The Cruciform Sword(十字の剣を持つ君主)
14. On The Tank
15. Belly Of The Steel Beast (剛鉄の野獣)
16. The Canyon Of The Crescent Moon(三日月の峽谷)
17. The Penitent Will Pass(ざんげする男)
18. The Keeper Of The Grail(聖杯の持ち主)
19. Finale & End Credits

メインアーティスト:ジョン・ウィリアムス
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『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』キャスト・スタッフ

監督スティーヴン・スピルバーグ(Steven Spielberg)
脚本ジェフリー・ボーム(Jeffrey Boam)
製作ロバート・ワッツ(Robert Watts)
音楽ジョン・ウィリアムズ(John Williams)
配給 パラマウント映画/UIP
公開 1989年5月24日
1989年7月8日
上映時間127分

インディアナ・ジョーンズ:ハリソン・フォード(Harrison Ford)
少年時代のインディアナ・ジョーンズ:リヴァー・フェニックス(River Phoenix)
ヘンリー・ジョーンズ・シニア:ショーン・コネリー(Sean Connery)
エルザ・シュナイダー:アリソン・ドゥーディ(Alison Doody)
ウォルター・ドノバン:ジュリアン・グローヴァー(Julian Glover)
マーカス・ブロディ:デンホルム・エリオット(Denholm Elliott)
サラー:ジョン・リス=デイヴィス(John Rhys-Davies)
エルンスト・フォーゲル:マイケル・バーン(Michael Byrne)
カジム:ケヴォルク・マリキャン(Kevork Malikyan)
フェドーラ(ガース):リチャード・ヤング(Richard Young)
アドルフ・ヒトラー:マイケル・シェアード(Michael Sheard)

『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』の挿入曲とサントラ
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