1969年にアメリカで制作された映画『イージー・ライダー』(原題:Easy Rider)は、カリフォルニアからニューオーリンズまで、ヒッピーの若者二人がアメリカ横断の旅に出るロードムービーです。
ビリーを演じたデニス・ホッパーが監督・脚本も担当し、第42回アカデミー賞では助演男優賞と脚本賞にノミネートされました。
- 『イージー・ライダー』の挿入曲
- 大金をガソリンタンクに隠し、旅の準備を整える
- オープニングクレジット(ニューオーリンズを目指す旅が始まる)
- ヒッチハイクをしているヒッピーをバイクに乗せる
- ガソリンの補給後、ヒッピーを連れた旅が再開される
- ヒッピーのコミューンに立ち寄る(道化芝居用舞台で歌われている曲 1曲目)
- ヒッピーのコミューンに立ち寄る(道化芝居用舞台で歌われている曲 2曲目)
- 二人がコミューンの女性達と全裸で水浴びを楽しむ
- ハンセンが加わり、ニューオーリンズへの三人の旅が始まる
- 朝を迎え、三人が旅を再開させる
- 橋を渡り、フランクリンの街中に入って行く
- 三人がカフェに入り、地元民から嫌がらせを受ける(カフェで流れる曲)
- ワイアットとビリーがレストランで食事をし、娼家を訪れる
- ワイアットとビリーが娼家の女と謝肉祭に繰り出す
- ワイアットとビリーがニューオリンズの街を出て行く
- 二人はただひたすらバイクを走らせる
- エンドクレジット
- 『イージー・ライダー』のサントラ
- 『イージー・ライダー』キャスト・スタッフ
『イージー・ライダー』の挿入曲
『イージー・ライダー』の挿入曲を流れた順番に紹介していきます。(ネタバレにご注意ください)

大金をガソリンタンクに隠し、旅の準備を整える
ザ・プッシャー
| Artist | ステッペンウルフ(Steppenwolf) 1967年にロサンゼルスで結成されたロックバンド。 カナダ出身のブルースロックバンド「ザ・スパロウズ」(The Sparrows) を前身とする。『Born To Be Wild』『The Pusher』の2曲が映画『イージー・ライダー』(1969) で使用され、世界的知名度を獲得した。バンド名はヘルマン・ヘッセの長編小説『荒野のおおかみ』(Der Steppenwolf)に由来する。 |
| リリース | 1968年 |
| 作曲者 | ホイト・アクストン(Hoyt Axton, 1938-1999) アメリカの歌手/ソングライター/俳優。 |
オープニングクレジット(ニューオーリンズを目指す旅が始まる)
邦題『ワイルドで行こう!』
| Artist | ステッペンウルフ(Steppenwolf) 1967年にロサンゼルスで結成されたロックバンド。 カナダ出身のブルースロックバンド「ザ・スパロウズ」(The Sparrows) を前身とする。『Born To Be Wild』『The Pusher』の2曲が映画『イージー・ライダー』(1969) で使用され、世界的知名度を獲得した。バンド名はヘルマン・ヘッセの長編小説『荒野のおおかみ』(Der Steppenwolf)に由来する。 |
| リリース | 1968年 |
| 作曲者 | マーズ・ボンファイヤー(Mars Bonfiren) カナダのロックミュージシャン/ソングライター、1943年生まれ。 ステッペンウルフの前身バンド「ザ・スパロウズ」(The Sparrows) のオリジナルメンバー。 |
『Born to Be Wild』は、1969年の映画『イージー・ライダー』(Easy Rider)で主題歌として使われ、より広く知られるようになりました。

ヒッチハイクをしているヒッピーをバイクに乗せる
ワズント・ボーン・トゥ・フォロー』
| Artist | ザ・バーズ(The Byrds) 1964年にカリフォルニア州ロサンゼルスで結成されたアメリカのロックバンド。 |
| リリース | 1968年 |
| 作曲者 | Gerry Goffin & Carole King ジェリー・ゴフィン(Gerry Goffin, 1939-2014)とキャロル・キング(Carole King)の二人によるアメリカのソングライターコンビ。1959年から1968年まで婚姻関係にあり、数多くのスタンダードナンバーを生み出した。 |
この後「二人がコミューンの女性達と全裸で水浴びを楽しむ」でもこの曲が使われています。
ガソリンの補給後、ヒッピーを連れた旅が再開される
ザ・ウェイト
| Artist | ザ・バンド(The Band) 1967年に結成されたカナダ・トロント出身のロックバンド。アメリカを拠点に1999年まで活動した。オリジナル・メンバーの全員がマルチプレイヤーであることから、多くのミュージシャンから尊敬を集めロックの歴史に大きな影響を与えた。 |
| リリース | 1968年 |
| 作曲者 | ロビー・ロバートソン(Robbie Robertson, 1943-2023) カナダ・オンタリオ州トロント出身のミュージシャン/ギタリスト/シンガーソングライター。母親が先住民族であるモホーク族とカユガ族の祖先を持つ。「ザ・バンド 」(The Band)のギタリスト/ソングライターとして活躍し、80年代以降はスコセッシ作品の音楽監督を務めるなど幅広い音楽活動を行い数多くの名作・名演を残した。 |
ヒッピーのコミューンに立ち寄る(道化芝居用舞台で歌われている曲 1曲目)
『Do Your Ears Hang Low?』は、キャンプでよく歌われる子供向けのノベルティソングです。
19世紀から歌われているアメリカ民謡『Turkey in the Straw』(邦題:わらの中の七面鳥)をもとにしたもので、パロディ化されて歌詞がいくつか存在しています。
ヒッピーのコミューンに立ち寄る(道化芝居用舞台で歌われている曲 2曲目)
邦題『あのこが山にやってくる』
『She’ll Be Comin’ Round The Mountain』は、童謡として広く親しまれているアメリカ民謡です。
アフリカ系アメリカ人によるスピリチュアルソング『When the Chariot Comes』がオリジナルです。19世紀後半にアメリカ中西部の鉄道労働者の間で歌われ、1927年に現在のタイトルで出版されました。
日本の童謡『ピクニック』の原曲とされています。
二人がコミューンの女性達と全裸で水浴びを楽しむ
ワズント・ボーン・トゥ・フォロー』
| Artist | ザ・バーズ(The Byrds) 1964年にカリフォルニア州ロサンゼルスで結成されたアメリカのロックバンド。 |
| リリース | 1968年 |
| 作曲者 | Gerry Goffin & Carole King ジェリー・ゴフィン(Gerry Goffin, 1939-2014)とキャロル・キング(Carole King)の二人によるアメリカのソングライターコンビ。1959年から1968年まで婚姻関係にあり、数多くのスタンダードナンバーを生み出した。 |
「ヒッチハイクをしているヒッピーをバイクに乗せる」でもこの曲が使われていました。
ハンセンが加わり、ニューオーリンズへの三人の旅が始まる
邦題『鳥になりたい』
| Artist | ホーリー・モダル・ラウンダーズ(The Holy Modal Rounders) 1963年に結成されたアメリカのフォークミュージックグループ。 |
| リリース | 1968年 |
| 作曲者 | アントニア・デュレン(Antonia Duren, -2017) ニューヨーク出身のアメリカ人ソングライター。 |
朝を迎え、三人が旅を再開させる
ドント・ボガード・ミー
| Artist | フラタニティ・オブ・マン(The Fraternity Of Man) アメリカのブルース/サイケデリック・ロックグループ。 1960年代にカリフォルニアを拠点として活動した。 |
| リリース | 1968年 |
| 作曲者 | Fraternity of Man エリオット・イングバー(Elliot Ingber, 1941-2025) ラリー・ワグナー(Larry Wagner) |
橋を渡り、フランクリンの街中に入って行く
邦題『もしも・もしも』
| Artist | ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンス(The Jimi Hendrix Experience) アメリカのギタリスト、ジミ・ヘンドリックス(Jimi Hendrix)が1966年に渡英し、ノエル・レディング(Noel Redding)、ミッチ・ミッチェル(Mitch Mitchell)らと結成したバンド。 |
| リリース | 1967年 |
| 作曲者 | ジミ・ヘンドリックス(Jimi Hendrix, 1942-1970) アメリカ出身のギタリスト/シンガーソングライター。 サイケデリックなファッションに派手なステージパフォーマンス、即興性の高い演奏スタイルで60年代後半のロックシーンを席巻した。1970年に27歳という若さで他界。半世紀以上経った今も数多くのアーティストを惹き付ける伝説の天才ギタリスト。 |
三人がカフェに入り、地元民から嫌がらせを受ける(カフェで流れる曲)
邦題『ターキー・ダンス』
| Artist | リトル・エヴァ(Little Eva, 1943-2003) アメリカの歌手。『ロコ・モーション』(1962) の大ヒットで知られる。 |
| リリース | 1963年 |
| 作曲者 | ジェリー・ゴフィン(Gerry Goffin, 1939-2014) アメリカの作詞家。1960年代に婚姻関係にあったシンガーソングライター、 キャロル・キング(Carole King)とチームを組み数多くのヒット曲を生み出した。 |
| ジャック・ケラー(Jack Keller, 1936-2005) アメリカのソングライター/音楽プロデューサー。 |
ワイアットとビリーがレストランで食事をし、娼家を訪れる
キリエ・エレイソン
| Artist | エレクトリック・プルーンズ(The Electric Prunes) 1965年にカリフォルニア州ロサンゼルスで結成されたアメリカのガレージ/サイケデリック・ロックバンド。 |
| リリース | 1967年 |
| 作曲者 | デヴィッド・アクセルロッド(David Axelrod, 1931-2017) アメリカの作曲家/編曲家/プロデューサー。 ジャズ、ロック、R&Bの要素を融合させた先駆的なレコーディングアーティストの一人としても知られる。 |
ワイアットとビリーが娼家の女と謝肉祭に繰り出す
邦題『聖者の行進』
『When The Saints Go Marching In』は、ディキシーランドジャズのスタンダードナンバーとしても知られている黒人霊歌です。
ジャズの発祥地として名高いルイジアナ州南部にある都市ニューオーリンズでは、20世紀の初め頃からブラスバンドを伴うジャズ葬(jazz funeral)が広まっていきました。
ブラスバンドは、棺が葬儀場から墓地に運ばれる間は重々しい葬送歌や賛美歌を演奏します。そして埋葬を終えた後は、魂が解放されて天国へ行くことを祝う意味を込め、賑やかで陽気な曲を演奏しながらパレードをして帰ります。
『When The Saints Go Marching In』は、埋葬後のパレードでよく演奏される曲です。
ワイアットとビリーがニューオリンズの街を出て行く
| Artist | エレクトリック・フラッグ(The Electric Flag) 1967年にシカゴで結成されたアメリカのブルース/ロック/ソウルバンド。 |
| リリース | 1967年:Soundtrack『白昼の幻想』 |
| 作曲者 | マイク・ブルームフィールド(Mike Bloomfield, 1943-1981) アメリカのブルースギタリスト/歌手/ソングライター。エレクトリック・フラッグ(The Electric Flag) のメンバー。 |
『Flash, Bam, Pow』は、1967年に公開されたサイケデリック映画『白昼の幻想』(原題:The Trip)のオリジナルサウンドトラックです。この映画には、ピーター・フォンダ、デニス・ホッパーが出演しており、ジャック・ニコルソンは脚本家として参加しています。
二人はただひたすらバイクを走らせる
イッツ・オールライト・マ
| Artist cover ver. | ロジャー・マッギン(Roger McGuinn) アメリカのロックミュージシャン、1942年イリノイ州シカゴ生まれ。 ロックバンド「バーズ」(The Byrds) の創設メンバー。 |
| リリース | 1969年:Soundtrack『イージー・ライダー』 |
| 作曲者 | ボブ・ディラン(Bob Dylan) アメリカのシンガーソングライター、1941年生まれ。 1962年のレコードデビュー以来半世紀以上にわたり人々に多大なる影響を与え、史上最も偉大なシンガーソングライターの一人として知られる。 映画『ワンダー・ボーイズ』(2000) の主題歌『シングス・ハヴ・チェンジド』でアカデミー歌曲賞を受賞。また、2016年には歌手としては初めてノーベル文学賞を受賞した。 |
| Original ver. | 1965年:ボブ・ディラン(Bob Dylan) |
エンドクレジット
邦題『イージー・ライダーのバラード』
| Artist | ロジャー・マッギン(Roger McGuinn) アメリカのロックミュージシャン、1942年イリノイ州シカゴ生まれ。 ロックバンド「バーズ」(The Byrds) の創設メンバー。 |
| リリース | 1969年:Soundtrack『イージー・ライダー』 |
| 作曲者 | ロジャー・マッギン |
『イージー・ライダー』のサントラ
『イージー・ライダー』は書き下ろし曲と既存の曲のみで構成されています。
※サントラ収録曲
1. ザ・プッシャー
2. ワイルドで行こう
3. ザ・ウェイト
4. ワズント・ボーン・トゥ・フォロー
5. イフ・ユー・ウォント・トゥ・ビー・ア・バード
6. ドント・ボガート・ミー
7. イフ・シックス・ワズ・ナイン
8. キリエ・エレイソン
9. イッツ・オールライト・マ
10. イージー・ライダーのバラード
『イージー・ライダー』キャスト・スタッフ
| 監督 | デニス・ホッパー(Dennis Hopper) |
| 脚本 | デニス・ホッパー(Dennis Hopper) |
| ピーター・フォンダ(Peter Fonda) | |
| テリー・サザーン(Terry Southern) | |
| 製作 | ピーター・フォンダ(Peter Fonda) |
| 配給 | コロンビア映画 |
| 公開 | 1969年7月14日 |
| 1970年1月24日 | |
| 上映時間 | 94分 |
ワイアット(キャプテン・アメリカ):ピーター・フォンダ(Peter Fonda)
ビリー:デニス・ホッパー(Dennis Hopper)
ジョージ・ハンセン:ジャック・ニコルソン(Jack Nicholson)
ジーザス:アントニオ・メンドーサ(Antonio Mendoza)
カレン:カレン・ブラック(Karen Black)
ヒッチハイカー:ルーク・アスキュー(Luke Askew)
ジャック:ロバート・ウォーカー・Jr(Robert Walker Jr.)
リサ:ルアナ・アンダース(Luana Anders)
メアリー:トニー・バジル(Toni Basil)
コネクション:フィル・スペクター(Phil Spector)
牧場主:ウォーレン・フィナーティ(Warren Finnerty)
サラ:サブリナ・スカーフ(Sabrina Scharf)
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