2020年にアメリカで制作された映画『魔女がいっぱい』(原題:The Witches)は、ロアルド・ダールの同名小説を原作としたダーク・ファンタジー映画です。
ロバート・ゼメキスが監督を務め、アン・ハサウェイが大魔女グランド・ウィッチを演じました。
『魔女がいっぱい』の挿入曲
『魔女がいっぱい』の挿入曲を流れた順番に紹介していきます。(ネタバレにご注意ください)
1968年シカゴ、両親を事故で亡くし一人ぼっちになった少年を祖母が迎えに来る
リトル・ドラマー・ボーイ(別名:キャロル・オブ・ザ・ドラム)
作曲者 | キャサリン・ケニコット・デーヴィス(Katherine Kennicott Davis, 1892-1980) アメリカの作曲家/ピアニスト/アレンジャー/教師。 |
Original ver. | 1952年:トラップ・ファミリー合唱団(The Trapp Family Singers) オーストリア出身のファミリーボーカルグループ。 元オーストリア海軍司令官ゲオルク・フォン・トラップの家族によるボーカルグループ。後に映画化もされたブロードウェイミュージカル『サウンド・オブ・ミュージック』のモデルとなったことで知られる。 |
『Little Drummer Boy』は、1941年に『Carol of the Drum』のタイトルで発表されたクリスマス・ソングです。
すっかり元気をなくしてしまった少年を祖母が歌で励ます(レコードプレーヤーから流れる曲)
リーチ・アウト・アイル・ビー・ゼア
Artist | フォー・トップス(Four Tops) デトロイトの高校に通う4人組によって結成されたアメリカのR&Bコーラスグループ。 |
リリース | 1966年 |
作曲者 | Holland-Dozier-Holland ラモント・ドジャー(Lamont Dozier)とホーランド兄弟(Eddie and Brian Holland)によるアメリカのソングライティング/制作トリオ。1960年代にモータウンの専属ソングライターとしてその黄金時代を支え、数多くのヒット曲を世に送り出した。 代表作『Baby Love』『Stop! In the Name of Love』『Heat Wave』 |
祖母が少年に白いネズミをプレゼントする(祖母がハミングしながらピアノで演奏する曲)
邦題『ドック・オブ・ベイ』
Artist | オーティス・レディング(Otis Redding, 1941-1967) アメリカのシンガーソングライター。アメリカのポピュラー音楽の歴史の中で最も偉大なシンガーソングライターの一人。「キング・オブ・ソウル」と呼ばれる。 |
リリース | 1968年 |
作曲者 | オーティス・レディング(Otis Redding, 1941-1967) |
スティーヴ・クロッパー(Steve Cropper) アメリカのギタリスト/ソングライター/音楽プロデューサー、1941年ミズーリ州ドーラ生まれ。 | |
『ドック・オブ・ベイ』は、オーティス・レディングの遺作です。
「口笛」「海岸に打ち寄せる波の音」が効果音として印象的に使われています。
この曲のレコーディングは、1967年12月6、7日にテネシー州メンフィスで行われました。
その3日後、自家用飛行機の墜落でオーティス・レディングは26歳の若さでこの世を去りました。
少年が祖母と一緒に音楽のリズムに合わせて体を動かす(テレビから流れる曲)
イッツ・ユア・シング
Artist | アイズレー・ブラザーズ(The Isley Brothers) 1950年代に結成されたアメリカのソウルグループ。 ゴスペル一家に育ったオケリー、ルドルフ、ロナルドのアイズリー三兄弟によるボーカルグループとして結成され、時代と共にスタイルを変化させながら数々の名曲を世に送り出した。ジミ・ヘンドリックスが無名時代にバックミュージシャンを務めー家に居候するなど深い影響を与え合ったアーティストとしても知られる。 |
リリース | 1969年 |
作曲者 | The Isley Brothers オケリー・アイズレー(O’Kelly Isley, 1937-1986) ルドルフ・アイズレー(Rudolph Isley, 1939-2023) ロナルド・アイズレー(Ronald Isley) |
ホテルのラウンジで祖母がジェンキンス夫妻に話しかけ、ネズミの姿に変えられた息子ブルーノを差し出す(ラウンジで流れる曲)
イタリア協奏曲 ヘ長調 BWV 971 – 第1楽章
作曲者 | ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(Johann Sebastian Bach, 1685-1750) バロック時代を代表するドイツの作曲家/オルガニスト。 宗教音楽や器楽曲など幅広いジャンルで多くの傑作を残し、西洋音楽の歴史の中で最も偉大な作曲家の一人と評される。 |
出版年 | 1735年 |
『イタリア協奏曲 ヘ長調 BWV 971』は、バッハが作曲した全3楽章からなるチェンバロ独奏のための協奏曲です。
祖母と三匹のネズミがダンスをする(レコードプレーヤーから流れる曲)
ウィ・アー・ファミリー
Artist cover ver. | サマンサ・ジェイド(Samantha Jade) オーストラリアのシンガーソングライター/女優、1987年生まれ。 リアリティ音楽オーディション番組「Xファクター」のオーストラリア版・第4シーズン(2012年)の優勝者。 |
リリース | 2018年 |
作曲者 | バーナード・エドワーズ(Bernard Edwards, 1952-1996) アメリカのベーシスト/音楽プロデューサー。 1977年デビューのR&B/ファンク/ディスコバンド「シック」(Chic) の創設メンバー。 |
ナイル・ロジャース(Nile Rodgers) アメリカのギタリスト/音楽プロデューサー、1952年ニューヨーク生まれ。 1977年デビューのR&B/ファンク/ディスコバンド「シック」(Chic) の創設メンバー。 | |
Original ver. | 1979年:シスター・スレッジ(Sister Sledge) 1971年にフィラデルフィアで結成されたアメリカのヴォーカルグループ。 |
『魔女がいっぱい』のサントラ
『魔女がいっぱい』は、アラン・シルヴェストリ(Alan Silvestri)が音楽を担当しました。
アラン・シルヴェストリは、アメリカ・ニューヨーク生まれの作曲家です。『バック・トゥ・ザ・フューチャー』や『フォレスト・ガンプ/一期一会』、『アベンジャーズ』などの音楽を担当しています。
※サントラ収録曲
1. Witches Are Real
2. My First Witch
3. What You Saw
4. Chickenafied
5. Enter the Witches
6. Grand High Witch
7. Witches
8. Instant Mouse
9. A Narrow Escape
10. Fourth Floor
11. It Can Be Very Dangerous
12. The Potion
13. Let’s Make A Potion
14. The Mission
15. Soup Is On
16. Pigtails
17. A Stolen Key
18. Let Me Out
19. I Didn’t Hear A Thing
20. Pea Soup
21. End Credits (The Witches)

『魔女がいっぱい』キャスト・スタッフ
監督 | ロバート・ゼメキス(Robert Zemeckis) |
脚本 | ギレルモ・デル・トロ(Guillermo del Toro) |
ロバート・ゼメキス(Robert Zemeckis) | |
ケニヤ・バリス(Kenya Barris) | |
原作 | ロアルド・ダール(Roald Dahl) |
製作 | ジャック・ラプケ(Jack Rapke) |
ギレルモ・デル・トロ(Guillermo del Toro) | |
アルフォンソ・キュアロン(Alfonso Cuarón) | |
ルーク・ケリー(Luke Kelly) | |
音楽 | アラン・シルヴェストリ(Alan Silvestri) |
配給 | ワーナー・ブラザース |
公開 | 2020年10月22日 |
2020年12月4日 | |
上映時間 | 104分 |
大魔女:アン・ハサウェイ(Anne Hathaway)
おばあちゃん:オクタヴィア・スペンサー(Octavia Spencer)
若い頃のおばあちゃん:ミランダ・サルフォ・ペプラ(Miranda Sarfo Peprah)
ミスター・ストリンガー:スタンリー・トゥッチ(Stanley Tucci)
ヒーローボーイ:ジャジール・ブルーノ(Jahzir Bruno)
年上のマウス(声):クリス・ロック(Chris Rock)
メアリー/デイジー(声):クリスティン・チェノウェス(Kristin Chenoweth)
ブルーノ・ジェンキンズ:コディ=レイ・イースティック(Codie-Lei Eastick)
レジナルド:ブライアン・ボベル(Brian Bovell)
ジェンキンス氏:チャールズ・エドワーズ(Charles Edwards)
ジェンキンス夫人:モルガーナ・ロビンソン(Morgana Robinson)
ゼルダ:ジョゼッテ・サイモン(Josette Simon)
コンスウェラ:ユージーニア・カルーゾ(Eugenia Caruso)
エスメラルダ:アナ=マリア・マスケル(Ana-Maria Maskell)
サオワールス:オーラ・オルーク(Orla O’Rourke)
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