2012年にアメリカで制作された映画『メン・イン・ブラック3』(原題:Men in Black 3)は、姿を消したKを探すため、Jが1969年にタイムトラベルするSFアクションコメディ映画です。
『メン・イン・ブラック』シリーズの3作目となり、トミー・リー・ジョーンズ、ウィル・スミスらのほか、ジョシュ・ブローリンも出演しています。
- 1997年
- 2002年
- 2012年『メン・イン・ブラック3』(現在のページ)
- 2019年
- 『メン・イン・ブラック3』の挿入曲
- Zの告別式でエイリアン(ワーム・ガイ)がバグパイプを演奏する
- 告別式の後、追悼スピーチを聞いて思ったことをJがKに話す(Kが運転する車で流れる曲)
- ジェフリー・プライスの電気店にアニマル・ボリスが現れる(ジェフリーが店のモニターで流しギターを演奏する)
- 1969年7月15日 – Jがクライスラー・ビルのエレベーターで同乗する男に今日の日付を尋ねる
- Jがホテルの駐車場係になりすまして車を盗み、コニーアイランドに向かう
- JとKがマッチを手掛かりにボーリング場に向かう(Kが運転する車で流れる曲)
- JとKが “ザ・ファクトリー” を訪れ、アンディ・ウォーホルに話しかける(パーティのBGM)
- KがWから情報を得ている間、Jはグリフィンと知り合う(パーティのBGM)
- グリフィンがJとKに警告する(パーティのBGM)
- Kがアップルパイを食べながらJにOの話をする(ダイナーで流れる曲)
- 1969年7月16日 – スタジアムを訪れたJとKにグリフィンがデービー・ジョンソンの話をする
- 現在に戻ったJが、Kに会う為にダイナーを訪れる(カウンター席に座るKが歌う)
- エンドクレジット 1曲目
- 『メン・イン・ブラック3』のサントラ
- 『メン・イン・ブラック3』キャスト・スタッフ
『メン・イン・ブラック3』の挿入曲
『メン・イン・ブラック3』の挿入曲を流れた順番に紹介していきます。(ネタバレにご注意ください)
Zの告別式でエイリアン(ワーム・ガイ)がバグパイプを演奏する
アメイジング・グレイス
作曲者 | ジョン・ニュートン(John Newton, 1725-1807) イギリスの船乗り/奴隷商人/聖職者/奴隷制度廃止論者。 20代の頃奴隷船の船長の職に就き貿易への投資を行っていたが、暴風による海難事故で一命をとりとめたことをきっかけにキリスト教に回心。敬虔なキリスト教徒となり司祭を務めながら讃美歌を書いた。また、晩年には奴隷貿易反対運動に関わるようになり、イギリスにおける奴隷制度の廃止に多大な貢献を果たした。 |
『アメイジング・グレイス』は、ジョン・ニュートンによって書かれた讃美歌です。
タイトルの「Amazing grace」には、「素晴らしき神の恵み」「感動をもたらす恩寵」などの意味があります。
告別式の後、追悼スピーチを聞いて思ったことをJがKに話す(Kが運転する車で流れる曲)
邦題『おいらは老カウボーイ』
Artist cover ver. | ロイ・ロジャース(Roy Rogers, 1911-1998) シンシナティ出身のアメリカの俳優/歌手/テレビ司会者。別名:キング・オブ・カウボーイ。 1934年にウェスタンミュージックグループ「サンズ・オブ・パイオニアーズ」(Sons of the Pioneers) を結成、数多くのラジオやテレビで活躍した。俳優としても西部劇を中心に100本以上の映画に出演し「歌うカウボーイ」として子供達の絶大な人気を集めた。 |
リリース | 1993年 |
作曲者 | ジョニー・マーサー(Johnny Mercer, 1909-1976) クロアチア/アイルランド系アメリカ人作詞者。 キャピトル・レコードの共同創設者の一人。映画『ハーヴェイ・ガールズ』(1946)、『花婿来たる』(1951)、『ティファニーで朝食を』(1961)、『酒とバラの日々』(1962) の劇中歌の作詞を手掛け、アカデミー歌曲賞を4回受賞した。 |
Original ver. | 1936年: ビング・クロスビー(Bing Crosby, 1903-1977) アメリカの歌手/俳優/テレビプロデューサー/ラジオ&テレビパーソナリティ/実業家。20世紀を代表する世界的な人気と影響力を持つ音楽家。世界初のマルチメディア・スターとも言われた。 |
『I’m an Old Cowhand』は、西部劇ミュージカル映画『愉快なリズム』(原題:Rhythm on the Range)の為に作られた曲です。
この後「JとKがマッチを手掛かりにボーリング場に向かう(Kが運転する車で流れる曲)」でもこの曲が使われています。
ジェフリー・プライスの電気店にアニマル・ボリスが現れる(ジェフリーが店のモニターで流しギターを演奏する)
Artist | トランス・シベリアン・オーケストラ(Trans-Siberian Orchestra) 1996年に設立されたアメリカのプログレッシブ・ロック・バンド。 |
リリース | 2009年 |
作曲者 | ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(Johann Sebastian Bach, 1685-1750) バロック時代を代表するドイツの作曲家/オルガニスト。 宗教音楽や器楽曲など幅広いジャンルで多くの傑作を残し、西洋音楽の歴史の中で最も偉大な作曲家の一人と評される。 |
編曲者 | ポール・オニール(Paul O’Neill, 1956-2017) アメリカの作曲家/作詞家/ギタリスト/プロデューサー。 |
『Toccata – Carpimus Noctem』は、ヨハン・ゼバスティアン・バッハが作曲したオルガン曲『トッカータとフーガ ニ短調 BWV 565』がアレンジされています。
1969年7月15日 – Jがクライスラー・ビルのエレベーターで同乗する男に今日の日付を尋ねる
邦題『恋は異なもの』
Artist original ver. | ミッキー&シルヴィア(Mickey & Sylvia) アメリカのR&Bデュオ。 夫婦デュオ「レス・ポール&メリー・フォード」の人気に触発され、ミッキー・ベイカーがギター教室の生徒シルヴィア・ロビンソンと結成。代表曲『Love Is Strange』がリリースされた一年後に解散した。 |
リリース | 1956年 |
作曲者 | ミッキー&シルヴィア(Mickey & Sylvia) |
ボ・ディドリー(Bo Diddley, 1928-2008) アメリカのロックンロール歌手/ギタリスト。 ボ・ディドリー・ビートと呼ばれる強力なリズムを基調とした独特のサウンドは、ブルースとロックンロールの掛け橋となり数多くのミュージシャンに影響を与えた。 |
Jがホテルの駐車場係になりすまして車を盗み、コニーアイランドに向かう
邦題『2000光年のかなたに』
Artist | ローリング・ストーンズ(The Rolling Stones) 1962年にロンドンで結成されたイギリスのロックバンド。バンド名は、シカゴブルースの父、マディー・ウォーターズの名曲『Rollin’ Stone』に由来。結成以降一度も解散することなく第一線で精力的に活動し続け、ロック界の最高峰に君臨するバンド。 |
リリース | 1967年 |
作曲者 | ジャガー/リチャーズ(Jagger–Richards) ミック・ジャガー(Mick Jagger) キース・リチャーズ(Keith Richards) |
JとKがマッチを手掛かりにボーリング場に向かう(Kが運転する車で流れる曲)
邦題『おいらは老カウボーイ』
Artist cover ver. | ロイ・ロジャース(Roy Rogers, 1911-1998) |
リリース | 1993年 |
作曲者 | ジョニー・マーサー(Johnny Mercer, 1909-1976) |
Original ver. | 1936年: ビング・クロスビー(Bing Crosby, 1903-1977) |
「告別式の後、追悼スピーチを聞いて思ったことをJがKに話す(Kが運転する車で流れる曲)」でもこの曲が使われていました。
JとKが “ザ・ファクトリー” を訪れ、アンディ・ウォーホルに話しかける(パーティのBGM)
Artist | ステイタス・クォー(Status Quo) イギリスのロックバンド。 ブギー・ロック/ハード・ブギーの代表的なグループとして知られる。 |
リリース | 1968年 |
作曲者 | フランシス・ロッシ(Francis Rossi) イギリスのミュージシャン、1949年生まれ。ロックバンド「ステイタス・クォー」(Status Quo) の共同創設者。 |
KがWから情報を得ている間、Jはグリフィンと知り合う(パーティのBGM)
邦題『僕は待ち人』
Artist | ヴェルヴェット・アンダーグラウンド(The Velvet Underground) 1964年にニューヨークで結成されたアメリカのロックバンド。 |
リリース | 1967年 |
作曲者 | ルー・リード(Lou Reed, 1942-2013) アメリカのミュージシャン/ソングライター。ロックバンド「ヴェルヴェット・アンダーグラウンド」(The Velvet Underground) のボーカリスト/ギタリスト。 |
グリフィンがJとKに警告する(パーティのBGM)
ストレンジ・ブルー
Artist | クリーム(Cream) 1966年にロンドンで結成されたスリーピース・ロックバンド。 わずか2年半の活動で世界を席巻し伝説となる。 |
リリース | 1967年 |
作曲者 | エリック・クラプトン(Eric Clapton) イギリスのギタリスト/シンガー/ソングライター、1945年生まれ。 1960年代から様々なバンドで活動し、ソロアーティストとしても長年に渡り音楽シーンを牽引し続ける。これまでで最も重要で影響力のあるギタリストの1人とされ「ギターの神様」の異名を持つ。 |
ゲイル・コリンズ(Gail Collins, 1941-2013) アメリカのイラストレーター/デザイナー/作詞家。 | |
フェリックス・パパラルディ(Felix Pappalardi, 1939-1983) アメリカのロックミュージシャン/音楽プロデューサー。 |
Kがアップルパイを食べながらJにOの話をする(ダイナーで流れる曲)
邦題『そよ風のキッス~サマー・ソング』
Artist | チャド&ジェレミー(Chad & Jeremy) イギリスの音楽デュオ。 |
リリース | 1964年 |
作曲者 | チャド&ジェレミー チャド・スチュアート(Chad Stuart, 1941-2020) ジェレミー・クライド(Jeremy Clyde) |
1969年7月16日 – スタジアムを訪れたJとKにグリフィンがデービー・ジョンソンの話をする
(デービー・ジョンソンが誕生日に父親から野球ボールをプレゼントされる回想シーン)
ハッピーバースデートゥーユー
作曲者 | マイルドレッド・J・ヒル(Mildred J. Hill, 1859-1916) アメリカのソングライター/音楽学者。 |
パティ・J・ヒル(Patty S. Hill, 1868-1946) アメリカの保育園/幼稚園教諭。アメリカの非営利団体「全米幼児教育協会」の創設者。 | |
出版年 | 1917年 |
『Happy Birthday to You』は、アメリカ人のヒル姉妹が作詞作曲した誕生日をお祝いする曲す。
この曲は、世界で最も歌われている英語の曲としてギネス世界記録に認定されています。
現在に戻ったJが、Kに会う為にダイナーを訪れる(カウンター席に座るKが歌う)
エンパイア・ステイト・オブ・マインド
Artist | ジェイ・Z(Jay-Z) アメリカのラッパー/ソングライター/音楽プロデューサー/起業家、1969年ブルックリン生まれ。 2008年にビヨンセと結婚。2023年3月に公開されたBillboard誌が選ぶ「最も偉大なラッパー」リストで1位に選出される。 |
Feat. アリシア・キーズ(Alicia Keys) アメリカのシンガーソングライター/女優、1981年ニューヨーク生まれ。 | |
リリース | 2009年 |
作曲者 | Jay-Z, Alicia Keys, Angela Hunte, Bert Keyes, Sylvia Robinson, Janet Sewell and Al Shuckburgh |
エンドクレジット 1曲目
バック・イン・タイム
Artist | ピットブル(Pitbull) キューバ系アメリカ人歌手/ラッパー、1981年フロリダ州マイアミ生まれ。 |
リリース | 2012年:Soundtrack『メン・イン・ブラック3』 |
作曲者 | Pitbull, Marc Kinchen, Adrian Trejo, DJ Buddha, Sylvia Robinson, Bo Diddley and Mickey Baker |
『Back in Time』は、映画『メン・イン・ブラック3』のテーマ曲です。
アメリカのR&Bデュオ、ミッキー&シルヴィア(Mickey & Sylvia)の『Love Is Strange』がサンプリングされています。
『メン・イン・ブラック3』のサントラ
『メン・イン・ブラック3』も前作に引き続きダニー・エルフマン(Danny Elfman)が音楽を担当しました。
ダニー・エルフマンは、オインゴ・ボインゴの創設者/元リーダーとしても知られるアメリカ・カリフォルニア出身の作曲家です。『チャーリーとチョコレート工場』や『ビートルジュース』などティム・バートン作品のほとんどで音楽を担当しています。
『メン・イン・ブラック3』キャスト・スタッフ
監督 | バリー・ソネンフェルド(Barry Sonnenfeld) |
脚本 | デヴィッド・コープ(David Koepp) |
ジェフ・ナサンソン(Jeff Nathanson) | |
イータン・コーエン(Etan Cohen) | |
マイケル・ソッチョ(Michael Socha) | |
原作 | ローウェル・カニンガム(Lowell Cunningham) |
製作 | ウォルター・F・パークス(Walter F. Parkes) |
ローリー・マクドナルド(Laurie MacDonald) | |
音楽 | ダニー・エルフマン(Danny Elfman) |
配給 | 東宝東和 |
公開 | 2012年5月25日 |
上映時間 | 108分 |
エージェントJ:ウィル・スミス(Will Smith)
エージェントK:トミー・リー・ジョーンズ(Tommy Lee Jones)
ヤング・エージェントK:ジョシュ・ブローリン(Josh Brolin)
エージェントO:エマ・トンプソン(Emma Thompson)
ヤング・エージェントO:アリス・イヴ(Alice Eve)
ボリス・ジ・アニマル:ジェマイン・クレメント(Jemaine Clement)
グリフィン:マイケル・スタールバーグ(Michael Stuhlbarg)
リリー:ニコール・シャージンガー(Nicole Scherzinger)
ジェフリー・プライス:マイケル・チャーナス(Michael Chernus)
アンディ・ウォーホル / エージェントW:ビル・ヘイダー(Bill Hader)
ジェームズ・ダレル・エドワーズ大佐:マイク・コルター(Mike Colter)
ジェームズ・ダレル・エドワーズ三世:カイエン・マーティン(Cayen Martin)
ミスター・ウー:キーオン・ヤング(Keone Young)
エージェントAA:ウィル・アーネット(Will Arnett)
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