2012年にアメリカで制作された映画『ダーク・シャドウ』(原題:Dark Shadows)は、200年振りに目覚めたヴァンパイアの男が一家の再興を試みるダーク・ファンタジー作品です。
ジョニー・デップが主役を演じ、ティム・バートンが監督をつとめました。
- 『ダーク・シャドウ』の挿入曲
- オープニングクレジット
- キャロリンの部屋で流れる曲(エリザベスがヴィクトリアを紹介し挨拶をする)
- コリンズ家での初めてのディナー(キャロリンがレコードで流し踊る曲)
- バーナバスを轢きそうになる赤い車から流れる曲
- バーナバスが夜の街を通り抜けてコリンズ家の屋敷に辿り着く
- アンジェリークが街の人に手を振りながら赤いオープンカーで工場に向かう
- コリンズ家の屋敷の修復が始まり、コリンズ水産の営業が再開される
- バーナバスがウィリーに案内されクラーニーと会うバーで流れる曲
- キャロリンの部屋で流れる曲(バーナバスが女性への求愛方法をたずねる)
- アンジェリークの工場脇に停めた車の中でウィリーが流し歌う曲
- バーナバスがアンジェリークの誘惑に負け、事務所で激しく愛し合う
- 屋敷で舞踏会が開かれバーナバスがゲストを出迎える
- 舞踏会のスペシャルゲスト、アリス・クーパーが歌う曲 1曲目
- 舞踏会のスペシャルゲスト、アリス・クーパーが歌う曲 2曲目
- アンジェリークの工場脇に停めた車の中でウィリーが飲み物を口にしながら聞く曲
- エンドクレジット 1曲目
- 『ダーク・シャドウ』のサントラ
- 『ダーク・シャドウ』キャスト・スタッフ
『ダーク・シャドウ』の挿入曲
『ダーク・シャドウ』の挿入曲を流れた順番に紹介していきます。(ネタバレにご注意ください)
オープニングクレジット
1972年、新任の家庭教師ヴィクトリアがコリンズ家に向かうシーン
邦題『サテンの夜』
Artist | ムーディー・ブルース(The Moody Blues) 1964年にバーミンガムで結成されたイギリスのロックバンド。 プログレッシブ・ロックの草分け的存在として知られる。 |
リリース | 1967年 |
作曲者 | ジャスティン・ヘイワード(Justin Hayward) イギリスの歌手/ギタリスト/ソングライター、1946年生まれ。 ロックバンド「ムーディー・ブルース」(The Moody Blues) のメンバー。 |
キャロリンの部屋で流れる曲(エリザベスがヴィクトリアを紹介し挨拶をする)
アイム・シック・オブ・ユー
Artist | ザ・ストゥージズ(The Stooges) 1967年にミシガン州アナーバーで結成されたアメリカのロックバンド。 フロントマンのイギー・ポップの名を冠して「イギー&ザ・ストゥージズ」(Iggy and the Stooges)のバンド名でも知られる。 |
リリース | 1977年 |
作曲者 | イギー・ポップ(Iggy Pop) アメリカのロックミュージシャン/ボーカリスト/作曲家/音楽プロデューサー/俳優、1947年ミシガン州マスキーゴン生まれ。ロックバンド、ストゥージズ(The Stooges)での活躍でも知られる。 |
ジェームズ・ウィリアムソン(James Williamson) アメリカのギタリスト/作曲家/音楽プロデューサー/電子工学技術者、1949年テキサス州カストロヴィル生まれ。ロックバンド「ストゥージズ」(The Stooges) のギタリスト。 | |
コリンズ家での初めてのディナー(キャロリンがレコードで流し踊る曲)
ヴィクトリアがエリザベスの弟ロジャーとホフマン博士と初対面するシーン
邦題『魔女の季節』
Artist | ドノヴァン(Donovan) スコットランド出身のフォークロック・ミュージシャン/シンガーソングライター、1946年グラスゴー生まれ。 1960年代後半に国際的なヒットシングルとアルバムを作曲し、フォーク、ポップ、サイケデリックロック、ジャズの要素を融合したそれらの作品は、フラワーパワー(1970年代のヒッピー世代が掲げた反体制的なスローガン)を象徴するものとなった。 |
リリース | 1966年 |
作曲者 | ドノヴァン(Donovan) |
バーナバスを轢きそうになる赤い車から流れる曲
棺を出て蘇ったバーナバスが、近づいてくる車のライトを “悪魔の目玉” だと思い込み、よけずに迎え入れようとするシーン
ハイウェイ・スター
Artist | ディープ・パープル(Deep Purple) 1967年にロンドンで結成されたイギリスのロックバンド。 ヘヴィメタル/モダンハードロックのパイオニアとして知られる。 |
リリース | 1972年 |
作曲者 | ディープ・パープル イアン・ペイス(Ian Paice) ロジャー・グローヴァー(Roger Glover) イアン・ギラン(Ian Gillan) リッチー・ブラックモア(Ritchie Blackmore) ジョン・ロード(Jon Lord, 1941-2012) |
バーナバスが夜の街を通り抜けてコリンズ家の屋敷に辿り着く
スーパーフライ
Artist | カーティス・メイフィールド(Curtis Mayfield, 1942-1999) イリノイ州シカゴ出身のアメリカのミュージシャン/作曲家/マルチプレイヤー。 |
リリース | 1972年 |
作曲者 | カーティス・メイフィールド(Curtis Mayfield, 1942-1999) |
『Superfly』は、1972年アメリカ公開のブラックスプロイテーション映画『スーパーフライ』のオリジナル・サウンドトラックです。
アンジェリークが街の人に手を振りながら赤いオープンカーで工場に向かう
邦題『夏の日の恋』
Artist cover ver. | パーシー・フェイス(Percy Faith, 1908-1976) カナダ・トロント出身のアメリカ人バンドリーダー/オーケストレーター/作曲家/指揮者。 |
リリース | 1959年 |
作曲者 | マックス・スタイナー(Max Steiner, 1888-1971) ウィーン生まれのユダヤ系アメリカ人作曲家。 第一次世界大戦をきっかけにアメリカに亡命し、『カサブランカ』『風と共に去りぬ』など数多くの映画音楽を手掛け沢山の名曲を残した。映画『男の敵』(1935)、『情熱の航路』(1942)、『君去りし後』(1944) でアカデミー作曲賞を3度受賞。「映画音楽の父」と呼ばれる。 |
作曲年 | 1959年:ユーゴー・ウィンターハルター楽団(Hugo Winterhalter and His Orchestra) |
『Theme From A Summer Place』は、1959年のアメリカ映画『避暑地の出来事』(原題:A Summer Place)の主題歌です。
コリンズ家の屋敷の修復が始まり、コリンズ水産の営業が再開される
(キャロリンが見るテレビで歌手が歌う曲)
トップ・オブ・ザ・ワールド
Artist | カーペンターズ(The Carpenters) アメリカの兄妹デュオ。 ピアノとアレンジを兄のリチャードが受け持ち、ボーカルを妹カレンが担当した。 |
リリース | 1972年 |
作曲者 | リチャード・カーペンター(Richard Carpenter) アメリカのミュージシャン/シンガー/ソングライター/音楽プロデューサー、1946年コネチカット州ニューヘイブン生まれ。 |
ジョン・ベティス(John Bettis) アメリカの作詞家、1946年ロサンゼルス生まれ。 カーペンターズのオリジナル曲の大半を作詞していたことで知られる。 |
バーナバスがウィリーに案内されクラーニーと会うバーで流れる曲
クロコダイル・ロック
Artist | エルトン・ジョン(Elton John) イギリスのミュージシャン/歌手/ソングライター、1947年生まれ。 全世界で3億枚以上のレコード・セールスを記録した「史上最も売れている音楽アーティスト」の1人。 |
リリース | 1972年 |
作曲者 | エルトン・ジョン(Elton John) |
バーニー・トーピン(Bernie Taupin) イギリス系アメリカ人の作詞家、1950年生まれ。エルトン・ジョンとの共作で知られる。 | |
キャロリンの部屋で流れる曲(バーナバスが女性への求愛方法をたずねる)
パラノイド
Artist | ブラック・サバス(Black Sabbath) 1968年にバーミンガムで結成されたイギリスのロックバンド。 ヘヴィメタルのパイオニアとされる。 |
リリース | 1970年 |
作曲者 | ブラック・サバス オジー・オズボーン(Ozzy Osbourne) ビル・ワード(Bill Ward) ギーザー・バトラー(Geezer Butler) トニー・アイオミ(Tony Iommi) |
アンジェリークの工場脇に停めた車の中でウィリーが流し歌う曲
バーナバスがアンジェリークに呼び出されるシーン
邦題『ライオンは寝ている』
Artist cover ver. | ロバート・ジョン(Robert John) アメリカのシンガーソングライター。 |
リリース | 1971年 |
作曲者 | ソロモン・リンダ(Solomon Linda, 1909-1962) 南アフリカ出身のミュージシャン/歌手/作曲家。 |
ルイージ・クレアトーレ(Luigi Creatore, 1921-2015) アメリカのソングライター/プロデューサー。 | |
ジョージ・デヴィッド・ワイス(George David Weiss, 1921-2010) アメリカのソングライター/アレンジャー。 | |
ヒューゴ・ペレッティ(Hugo Peretti, 1916-1986) アメリカのソングライター/トランペット奏者/音楽プロデューサー。 | |
Original ver. | 1961年:トーケンズ(The Tokens) 1955年にエイブラハム・リンカーン高校の学生によって結成されたアメリカのドゥーワップ・グループ。 |
バーナバスがアンジェリークの誘惑に負け、事務所で激しく愛し合う
邦題『マイ・エヴリシング 』
Artist | バリー・ホワイト(Barry White, 1944-2003) テキサス州出身のアメリカのシンガーソングライター/音楽プロデューサー。 1972年に「ラブ・アンリミテッド・オーケストラ」を創設し、インストゥルメンタル曲『愛のテーマ』をヒットさせる。ソロシンガーとしても活躍しソウル/ファンク/ディスコの曲を数多く残す。 |
リリース | 1974年 |
作曲者 | ピーター・ラドクリフ(Peter Radcliffe, 1930-2007) アメリカのマルチ楽器奏者/歌手/作詞家/オーケストラリーダー。 |
トニー・セペ(Tony Sepe) アメリカのソングライター。バリー・ホワイトとのコラボで知られる。 | |
バリー・ホワイト(Barry White, 1944-2003) |
屋敷で舞踏会が開かれバーナバスがゲストを出迎える
ゲット・イット・オン
Artist | T・レックス(T. Rex) 1967年にロンドンで結成されたイギリスのロックバンド。 グラムロックの先駆者として70年代前半に一世を風靡した。 |
リリース | 1971年 |
作曲者 | マーク・ボラン(Marc Bolan, 1947-1977) イギリスののロックミュージシャン/シンガーソングライター。 ロックバンド「T・レックス」 のボーカリスト。グラムロックの代表的アーティストとして活躍した。 |
舞踏会のスペシャルゲスト、アリス・クーパーが歌う曲 1曲目
ノー・モア・ミスター・ナイス・ガイ
Artist | アリス・クーパー(Alice Cooper) 1968年にアリゾナ州フェニックスで結成されたアメリカのロックバンド。 1964年に「The Earwigs」として結成され、1975年にボーカルのヴィンセント・ファーニアがアリス・クーパーに名前を変更しソロ活動を始め、バンドは解散した。 |
リリース | 1973年 |
作曲者 | アリス・クーパー(Alice Cooper) アメリカのシンガーソングライター/俳優、1948年生まれ。 ロックと演劇的ショーの融合を実践した幻想的なパフォーマンスでファンを魅了し、1970年代前半アメリカでグラムロックを代表するアーティストとして成功を収める。「ショックロックのゴッドファーザー」と呼ばれる。 |
マイケル・ブルース(Michael Bruce) アメリカのロックミュージシャン、1948年生まれ。 ロックバンド「アリス・クーパー」(Alice Cooper) の創設メンバー。 |
舞踏会のスペシャルゲスト、アリス・クーパーが歌う曲 2曲目
バルコニーでバーナバスとヴィクトリアが二人きりで話をするシーン
邦題『ドワイト・フライのバラード』
Artist | アリス・クーパー(Alice Cooper) 1968年にアリゾナ州フェニックスで結成されたアメリカのロックバンド。 1964年に「The Earwigs」として結成され、1975年にボーカルのヴィンセント・ファーニアがアリス・クーパーに名前を変更しソロ活動を始め、バンドは解散した。 |
リリース | 1971年 |
作曲者 | アリス・クーパー(Alice Cooper) アメリカのシンガーソングライター/俳優、1948年生まれ。 ロックと演劇的ショーの融合を実践した幻想的なパフォーマンスでファンを魅了し、1970年代前半アメリカでグラムロックを代表するアーティストとして成功を収める。「ショックロックのゴッドファーザー」と呼ばれる。 |
マイケル・ブルース(Michael Bruce) アメリカのロックミュージシャン、1948年生まれ。 ロックバンド「アリス・クーパー」(Alice Cooper) の創設メンバー。 |
アンジェリークの工場脇に停めた車の中でウィリーが飲み物を口にしながら聞く曲
バーナバスが呪いを解いて欲しいと訴えるためにアンジェリークの工場を訪れるシーン
邦題『愛するハーモニー』
Artist cover ver. | ニュー・シーカーズ(The New Seekers) 1969年に結成されたアメリカのポップ・グループ。 オーストラリア出身のミュージシャン、キース・ポトガーが自身のグループ「ザ・シーカーズ」(The Seekers) の解散後に結成。1970年代初頭にヒット曲を出し世界的な成功を収めた。 |
リリース | 1971年 |
作曲者 | クック&グリーナウェイ(Cook-Greenaway) ロジャー・クック(Roger Cook)とロジャー・グリーナウェイ(Roger Greenaway)の二人によるソングライター/音楽プロデューサー・コンビ。 |
ビリー・デイヴィス(Billy Davis, 1932-2004) アメリカの歌手/作詞家/音楽プロデューサー。 | |
ビル・バッカー(Bill Backer, 1926-2016) 国際広告会社「マッキャンエリクソン」の重役。 | |
Original ver. | 1971年:スーザン・シャーリー(Susan Shirley) イギリスの女性歌手。 |
『I’d Like to Teach the World to Sing (in Perfect Harmony)』は、1971年のコカ・コーラのラジオ/テレビCMで使われた曲です。
エンドクレジット 1曲目
ゴー・オール・ザ・ウェイ
Artist cover ver. | ザ・キラーズ(The Killers) 2001年にネバダ州ラスベガスで結成されたアメリカのロックバンド。 |
作曲者 | エリック・カルメン(Eric Carmen, 1949-2024) アメリカのシンガーソングライター/マルチ楽器奏者。 ポップロックバンド「ラズベリーズ」(Raspberries) のリードボーカリストとして活動後、ソロ歌手として活躍し世界的な成功を収めた。 |
Original ver. | 1972年:ラズベリーズ(Raspberries) 1970年にオハイオ州クリーブランドで結成されたアメリカのポップロックバンド。 |
『ダーク・シャドウ』のサントラ
『ダーク・シャドウ』はダニー・エルフマン(Danny Elfman)が音楽を担当しました。
ダニー・エルフマンは、オインゴ・ボインゴの創設者/元リーダーとしても知られるアメリカ・カリフォルニア出身の作曲家です。『チャーリーとチョコレート工場』や『ビートルジュース』などティム・バートン作品のほとんどで音楽を担当しています。
『ダーク・シャドウ』キャスト・スタッフ
監督 | ティム・バートン(Tim Burton) |
脚本 | セス・グレアム=スミス(Seth Grahame-Smith) |
原作 | ダン・カーティス(Dan Curtis) |
製作 | ティム・バートン(Tim Burton) |
グレアム・キング(Graham King) | |
クリスティ・デンブロウスキー(Christi Dembrowski) | |
ジョニー・デップ(Johnny Depp) | |
デヴィッド・ケネディ(David Kennedy) | |
リチャード・D・ザナック(Richard D. Zanuck) | |
音楽 | ダニー・エルフマン(Danny Elfman) |
配給 | ワーナー・ブラザース |
公開 | 2012年5月11日 |
2012年5月19日 | |
上映時間 | 114分 |
バーナバス・コリンズ:ジョニー・デップ(Johnny Depp)
アンジェリーク・ブシャール:エヴァ・グリーン(Eva Green)
ヴィクトリア・ウィンターズ/ジョゼット・デュプレ:ベラ・ヒースコート(Bella Heathcote)
エリザベス・コリンズ・ストッダード:ミシェル・ファイファー(Michelle Pfeiffer)
キャロリン・ストッダード:クロエ・グレース・モレッツ(Chloë Grace Moretz)
デヴィッド・コリンズ:ガリヴァー・マグラス(Gully McGrath)
ジュリア・ホフマン博士:ヘレナ・ボナム=カーター(Helena Bonham Carter)
ロジャー・コリンズ:ジョニー・リー・ミラー(Jonny Lee Miller)
ウィリー・ルーミス:ジャッキー・アール・ヘイリー(Jackie Earle Haley)
ミセス・ジョンソン:レイ・シャーリー(Ray Shirley)
ジョシュア・コリンズ:イヴァン・ケイ(Ivan Kaye)
サイラス・クラーニー:クリストファー・リー(Christopher Lee)
アリス・クーパー(Alice Cooper)
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