2011年にフランスで制作された『最強のふたり』(原題:Intouchables)は、頸髄損傷で全身麻痺となった富豪と、移民出身の青年との友情を描いたヒューマンドラマです。
第39回セザール賞では、作品賞・監督賞など複数部門にノミネートされ、オマール・シーが主演男優賞を受賞しました。
- 『最強のふたり』の挿入曲
- ドリスが運転する車をパトカーが先導する(ドリスが車で流してフィリップと一緒に歌う)
- オープニング・タイトル(フィリップの屋敷で介護士の面接が行われる)
- 面接の翌日、ドリスが書類を受け取りにフィリップの屋敷を再び訪れる(フィリップの部屋で流れる曲)
- ドリスが与えられた個室に入りベッドに飛び乗る
- ドリスがフィリップの介護人として働き出す(ドリスがフィリップの脚に熱いお茶をかけてみるシーン)
- ドリスがフィリップと一緒にオペラをみる(ステージで上演されている曲)
- ドリスが自分の部屋で絵を描く
- フィリップの誕生会 – 合奏団が演奏する曲(ドリスがマガリーの隣の席に座るシーン)
- 誕生会 – 合奏団が演奏する曲(会場の外に出たドリスが部屋で泣いているエリザに気づき声をかけるシーン)
- 誕生会 – 合奏団が演奏する曲(エリザが泣いている理由をドリスに話すシーン)
- 誕生会 – フィリップが合奏団にリクエストをする(1曲目)
- 誕生会 – フィリップが合奏団にリクエストをする(チェロ奏者が演奏する曲)
- 誕生会 – フィリップが合奏団にリクエストをする(フルート奏者が前で演奏する)
- 誕生会 – フィリップが合奏団にリクエストをする(チェンバロの曲)
- 誕生会 – フィリップが合奏団にリクエストをする(5曲目)
- 誕生会 – フィリップが合奏団にリクエストをする(6曲目)
- 誕生会 – ドリスがフィリップにお薦めの曲を聴かせる(みんながダンスをする曲)
- ドリスがフィリップと一緒にパラグライダーを体験する
- ドリスが自宅に戻り新たな生活が始まる(ドリスがヘッドフォンで聴く曲)
- 『最強のふたり』のサントラ
- 『最強のふたり』キャスト・スタッフ
『最強のふたり』の挿入曲
『最強のふたり』の挿入曲を流れた順番に紹介していきます。(ネタバレにご注意ください)
ドリスが運転する車をパトカーが先導する(ドリスが車で流してフィリップと一緒に歌う)
セプテンバー
Artist | アース・ウィンド・アンド・ファイアー(Earth, Wind & Fire) 1969年にシカゴで結成されたアメリカのファンクミュージック・バンド。 ディスコ・シーンで圧倒的な人気を誇り、1970年代を象徴するバンドとして知られる。 |
リリース | 1978年 |
作曲者 | モーリス・ホワイト(Maurice White, 1941-2016) テネシー州メンフィス出身のミュージシャン。 ファンクミュージックバンド「アース・ウィンド・アンド・ファイアー」の創設者/バンドリーダーとして知られる。 |
アル・マッケイ(Al McKay) アメリカのギタリスト/ソングライター、1948年生まれ。ファンクミュージックバンド「アース・ウィンド・アンド・ファイアー」の元メンバー。 | |
アリー・ウィリス(Allee Willis, 1947-2019) アメリカのソングライター/マルチメディア・アーティスト/コレクター/アートディレクター。 | |
オープニング・タイトル(フィリップの屋敷で介護士の面接が行われる)
夜想曲第1番 変ロ短調 Op. 9, No. 1
作曲者 | フレデリック・ショパン(Frédéric Chopin, 1810-1849) ポーランド出身の作曲家/ヴィルトゥオーゾ・ピアニスト。 ピアノ独奏曲を数多く残し「ピアノの詩人」と称される。 |
作曲年 | 1831年 |
Artist | リーヴィア・レーフ(Livia Rev, 1916-2018) ハンガリー出身のピアニスト/ピアノ教師。 |
面接の翌日、ドリスが書類を受け取りにフィリップの屋敷を再び訪れる(フィリップの部屋で流れる曲)
エレンの歌 III 「アヴェ・マリア」 Op. 52, No. 6, D. 839
(通称:シューベルトのアヴェ・マリア)
作曲者 | フランツ・シューベルト(Franz Schubert, 1797-1828) 初期のロマン派を代表するオーストリアの作曲家。 31年の生涯で600曲もの歌曲を残し「歌曲の王」と呼ばれる。 |
作曲年 | 1825年 |
ドリスが与えられた個室に入りベッドに飛び乗る
歌劇《魔笛》K. 620 / 第2幕「恋人か女房があればいいが」
作曲者 | ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(Wolfgang Amadeus Mozart, 1756 -1791) 18世紀古典派を代表するオーストリアの作曲家。 幼い頃から並外れた音楽の才能を示し「神童」と呼ばれる。5歳ですでに作曲を始め35歳の若さで亡くなるまで600を超える作品を作る。オペラ、協奏曲、交響曲、室内楽、器楽曲などあらゆるジャンルにわたり名作を残し西洋音楽に大きな影響を与えた。 |
作曲年 | 1791年 |
ドリスがフィリップの介護人として働き出す(ドリスがフィリップの脚に熱いお茶をかけてみるシーン)
(フィリップがバスタブにつかりながらヘッドフォンで聴く曲)
ゲットー
Artist cover ver. | ジョージ・ベンソン(George Benson) アメリカのギタリスト/ボーカリスト/作曲家、1943年ペンシルベニア州ピッツバーグ生まれ。 |
リリース | 2000年 |
作曲者 | ダニー・ハサウェイ(Donny Hathaway, 1945-1979) アメリカのソウル・シンガーソングライター/ミュージシャン。 |
リロイ・ハトソン(Leroy Hutson) アメリカのソウル・シンガー/ソングライター/プロデューサー/ミュージシャン、1945年生まれ。 | |
Original ver. | 1970年:ダニー・ハサウェイ(Donny Hathaway, 1945-1979) アメリカのソウル・シンガー/ミュージシャン/シンガーソングライター。 |
ドリスがフィリップと一緒にオペラをみる(ステージで上演されている曲)
歌劇《魔弾の射手》J. 277 – 第1幕「だめだ、もうこれ以上の苦しみには – 森を過ぎ野を越えて」
作曲者 | カール・マリア・フォン・ウェーバー(Carl Maria von Weber, 1786-1826) ドイツの作曲家/指揮者/ピアニスト。 |
初演 | 1821年、シャウシュピールハウス(ベルリン) |
ドリスが自分の部屋で絵を描く
Artist | テリー・キャリアー(Terry Callier, 1945-2012) アメリカのソウル・シンガーソングライター/ギタリスト。 |
作曲者 | Terry Callier and Phyllis Braxton-Knox |
フィリップの誕生会 – 合奏団が演奏する曲(ドリスがマガリーの隣の席に座るシーン)
四季 – ヴァイオリン協奏曲 ト短調「夏」 Op. 8, No. 2, RV 315 – 第2楽章
作曲者 | アントニオ・ヴィヴァルディ(Antonio Vivaldi, 1678-1741) バロック音楽後期を代表するイタリアの作曲家/ヴィルトゥオーゾヴァイオリニスト/聖職者。 協奏曲、室内楽曲、カンタータ、教会音楽、オラトリオ、オペラなど数多くの作品を残し、ヴァイオリンの技法と管弦楽法の発展に大きく貢献した。 |
作曲年 | 1791年 |
誕生会 – 合奏団が演奏する曲(会場の外に出たドリスが部屋で泣いているエリザに気づき声をかけるシーン)
組曲《ブルレスケ》変ロ長調 TWV 55:B8- IV. コロンバイン
作曲者 | ゲオルク・フィリップ・テレマン(Georg Philipp Telemann, 1681-1767) 後期バロック音楽を代表するドイツの作曲家。 |
誕生会 – 合奏団が演奏する曲(エリザが泣いている理由をドリスに話すシーン)
歌劇 《優雅なインドの国々》より「未開人の踊り」
作曲者 | ジャン=フィリップ・ラモー(Jean-Philippe Rameau, 1683-1764) 18世紀フランスバロックを代表する作曲家。 65曲の鍵盤独奏作品と数多くの優れたオペラを作曲。宮廷音楽家としてルイ15世に遣え、音楽理論家としても多大な功績を残した。 |
作曲年 | 1735年 |
『優雅なインドの国々』は、フランスの作曲家ラモーが1735年に作ったオペラ・バレエです。
1735年にパリで初演されました。
誕生会 – フィリップが合奏団にリクエストをする(1曲目)
(フィリップから感想を求められ、「何も感じない」とドリスが答える)
四季 – ヴァイオリン協奏曲 ト短調「夏」 Op. 8, No. 2, RV 315 – 第3楽章
作曲者 | アントニオ・ヴィヴァルディ(Antonio Vivaldi, 1678-1741) バロック音楽後期を代表するイタリアの作曲家/ヴィルトゥオーゾヴァイオリニスト/聖職者。 協奏曲、室内楽曲、カンタータ、教会音楽、オラトリオ、オペラなど数多くの作品を残し、ヴァイオリンの技法と管弦楽法の発展に大きく貢献した。 |
作曲年 | 1718-1723年 |
誕生会 – フィリップが合奏団にリクエストをする(チェロ奏者が演奏する曲)
(コーヒーのCMの曲だとドリスが気づくシーン)
無伴奏チェロ組曲第1番 ト長調 BWV 1007 – プレリュード
作曲者 | ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(Johann Sebastian Bach, 1685-1750) バロック時代を代表するドイツの作曲家/オルガニスト。 宗教音楽や器楽曲など幅広いジャンルで多くの傑作を残し、西洋音楽の歴史の中で最も偉大な作曲家の一人と評される。 |
誕生会 – フィリップが合奏団にリクエストをする(フルート奏者が前で演奏する)
(騎士になりきったドリスが乗馬の真似をするシーン)
管弦楽組曲第2番 ロ短調 BWV 1067 – 第7曲 バディネリ
作曲者 | ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(Johann Sebastian Bach, 1685-1750) バロック時代を代表するドイツの作曲家/オルガニスト。 宗教音楽や器楽曲など幅広いジャンルで多くの傑作を残し、西洋音楽の歴史の中で最も偉大な作曲家の一人と評される。 |
作曲年 | 1738-1739年 |
誕生会 – フィリップが合奏団にリクエストをする(チェンバロの曲)
(「笑いながら裸で走っている人々を思い浮かべる」とドリスが言う)
チェンバロ協奏曲 ヘ短調 BWV 1056 – 第2楽章
作曲者 | ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(Johann Sebastian Bach, 1685-1750) バロック時代を代表するドイツの作曲家/オルガニスト。 宗教音楽や器楽曲など幅広いジャンルで多くの傑作を残し、西洋音楽の歴史の中で最も偉大な作曲家の一人と評される。 |
作曲年 | 1738-1742年 |
誕生会 – フィリップが合奏団にリクエストをする(5曲目)
(職業安定所のアナウンスのBGMに使われている有名な曲だとドリスが興奮気味で話す)
四季 – ヴァイオリン協奏曲 ホ長調「春」 Op.8, No.1, RV 269 – 第1楽章
作曲者 | アントニオ・ヴィヴァルディ(Antonio Vivaldi, 1678-1741) バロック音楽後期を代表するイタリアの作曲家/ヴィルトゥオーゾヴァイオリニスト/聖職者。 協奏曲、室内楽曲、カンタータ、教会音楽、オラトリオ、オペラなど数多くの作品を残し、ヴァイオリンの技法と管弦楽法の発展に大きく貢献した。 |
出版年 | 1725年 |
誕生会 – フィリップが合奏団にリクエストをする(6曲目)
(『トムとジェーリー』の曲だとドリスが言ってフィリップが思わず笑ってしまうシーン)
歌劇《皇帝サルタンの物語》Op.57 第3幕より『熊蜂の飛行』
作曲者 | ニコライ・リムスキー=コルサコフ(Nikolai Rimsky-Korsakov, 1844-1908) ロシアの作曲家。 19世紀後半のロシアで民族主義的な芸術音楽の創造を志向した作曲家集団「ロシア5人組」の一人。 |
出版年 | 1900年 |
誕生会 – ドリスがフィリップにお薦めの曲を聴かせる(みんながダンスをする曲)
ブギー・ワンダーランド
Artist | アース・ウィンド・アンド・ファイアー(Earth, Wind & Fire) 1969年にシカゴで結成されたファンクミュージック・バンド。 ディスコ・シーンで圧倒的な人気を誇り、1970年代を象徴するバンドとして知られる。 |
リリース | 1979年 |
作曲者 | ジョン・リンド(Jon Lind, 1948-2022) アメリカのソングライター/パフォーマー。 |
アリー・ウィリス(Allee Willis, 1947-2019) アメリカのソングライター/マルチメディア・アーティスト/コレクター/アートディレクター。 | |
ドリスがフィリップと一緒にパラグライダーを体験する
フィーリング・グッド
Artist cover ver. | ニーナ・シモン(Nina Simone, 1933-2003) ノースカロライナ州トライオン出身のアフリカ系アメリカ人歌手/ソングライター/ピアニスト/作曲家/アレンジャー/公民権活動家。 |
リリース | 1965年 |
作曲者 | レスリー・ブリッカス(Leslie Bricusse, 1931-2021) イギリスの作曲家/作詞家/劇作家。 映画『ドリトル先生不思議な旅』(1967) の曲を書き、アカデミー歌曲賞を受賞した。 |
アンソニー・ニューリー(Anthony Newley, 1931-1999) イギリスのシンガーソングライター/俳優。 映画『007/ゴールドフィンガー』(1964) の主題歌『ゴールドフィンガー』の作詞者として特に知られる。 | |
Original ver. | 1965年:アンソニー・ニューリー |
『Feeling Good』は、1964年にノッティンガムで初演されたミュージカル『The Roar Of The Greasepaint – The Smell Of The Crowd』のために作られました。
ドリスが自宅に戻り新たな生活が始まる(ドリスがヘッドフォンで聴く曲)
2つのヴァイオリンのための協奏曲 イ短調 Op. 3, No. 8, RV 522 – 第3楽章
作曲者 | アントニオ・ヴィヴァルディ(Antonio Vivaldi, 1678-1741) バロック音楽後期を代表するイタリアの作曲家/ヴィルトゥオーゾヴァイオリニスト/聖職者。 協奏曲、室内楽曲、カンタータ、教会音楽、オラトリオ、オペラなど数多くの作品を残し、ヴァイオリンの技法と管弦楽法の発展に大きく貢献した。 |
作曲年 | 1711年頃 |
『最強のふたり』のサントラ
『最強のふたり』はルドヴィコ・エイナウディ(Ludovico Einaudi)が音楽を担当しました。
ルドヴィコ・エイナウディは、イタリア・トリノ生まれの作曲家です。『ノマドランド』や『ファーザー』の映画音楽を手掛けています。
『最強のふたり』キャスト・スタッフ
監督 | エリック・トレダノ(Éric Toledano) |
オリヴィエ・ナカシュ(Olivier Nakache) | |
脚本 | エリック・トレダノ(Éric Toledano) |
オリヴィエ・ナカシュ(Olivier Nakache) | |
原作 | フィリップ・ポゾ・ディ・ボルゴ(Philippe Pozzo di Borgo) |
製作 | ニコラ・デュヴァル・アダソフスキ(Nicolas Duval Adassovsky) |
ヤン・ゼノウ(Yann Zenou) | |
ローラン・ゼイトゥン(Laurent Zeitoun) | |
音楽 | ルドヴィコ・エイナウディ(Ludovico Einaudi) |
配給 | ギャガ |
公開 | 2011年11月2日 |
2012年9月1日 | |
上映時間 | 112分 |
フィリップ:フランソワ・クリュゼ(François Cluzet)
ドリス:オマール・シー(Omar Sy)
イヴォンヌ:アンヌ・ル・ニ(Anne Le Ny)
マガリー:オドレイ・フルーロ(Audrey Fleurot)
マルセル:クロティルド・モレ(Clotilde Mollet)
エリザ:アルバ・ガイア・クラゲード・ベルージ(Alba Gaïa Bellugi)
バスティアン:トマ・ソリヴェレ(Thomas Solivérès)
アルベール:クリスティアン・アメリ(Christian Ameri)
アントニー:グレゴリー・オースターマン(Grégoire Oestermann)
ミナ:アブサ・ダイヤトーン・トゥーレ(Absa Diatou Toure)
アダマ:シリル・マンディ(Cyril Mendy)
エレノア:ドロテ・ブリエール・メリット(Dorothée Brière Méritte)
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