2015年にアメリカで制作された映画『アントマン』(原題:Ant-Man)は、マーベルコミックに登場するアントマンを題材としたスーパーヒーロー映画です。
マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)12作目として制作されました。
- 『アントマン』の挿入曲
- マーベルのロゴが出るオープニング
- スコットがサンクエンティ刑務所を出所する(迎えに来たルイスの車で流れる曲)
- アイスクリーム店の販売員として働くスコットがハンバーガーを注文する男を接客する(サーティワンで流れる曲)
- スコットが娘のキャシーに会いに行き誕生日プレゼントを渡す(誕生日パーティで流れる曲)
- スコットがキャシーとパクストンに見送られて車で帰って行く(車のミュージックホーン)
- ルイスが従兄のアーネストから聞いた儲け話をスコットに長々と説明する
- スコットとルイス達が富豪の屋敷に忍び込む準備をする
- 金庫から持ち出したスーツを着用したスコットがバスルームの床の割れ目から階下のクラブに落下する(クラブでのダンスミュージック)
- 警備員に変装しピム・テック社に潜入したルイスが口笛を吹きながら制御室に入って行く
- ピム・テック社の外でデイヴが車のミュージックホーンを誤って鳴らしてしまう
- ヘリコプターから落下するアタッシュケースの中でアントマンとイエロージャケットが戦う(スマートフォンから流れる曲)
- ルイスが従兄のイグナシオから聞いた女性ライターとファルコンとの話をスコットに長々と説明する
- ポストクレジット
- 『アントマン』のサントラ
- 『アントマン』キャスト・スタッフ
『アントマン』の挿入曲
『アントマン』の挿入曲を流れた順番に紹介していきます。(ネタバレにご注意ください)
マーベルのロゴが出るオープニング
ボロンボン
Artist | カミロ・アスキータ(Camilo Azuquita, 1945-2022) パナマの歌手/作曲家。 |
リリース | 1969年 |
作曲者 | ハビエル・バスケス(Javier Vázquez) キューバのピアニスト/バンドリーダー/アレンジャー。 |
スコットがサンクエンティ刑務所を出所する(迎えに来たルイスの車で流れる曲)
Artist | カミロ・アスキータ(Camilo Azuquita, 1945-2022) パナマの歌手/作曲家。 |
作曲者 | カミロ・アスキータ |
アイスクリーム店の販売員として働くスコットがハンバーガーを注文する男を接客する(サーティワンで流れる曲)
アント・ミュージック
Artist | アダム&ジ・アンツ(Adam and the Ants) 1977年にアダム・アントを中心にロンドンで結成されたイギリスのニュー・ウェイヴ/ポストパンクバンド。デビュー前からマネージャーを務めていたマルコム・マクラーレンにアダム・アント以外のメンバーを全員引き抜かれるということがあり、1979年に新メンバーで再結成される。ファッションデザイナーのヴィヴィアン・ウエストウッドがデザインした “海賊ファッション” で一世を風靡した。 |
リリース | 1980年 |
作曲者 | Adam and the Ants アダム・アント(Adam Ant) マルコ・ピローニ(Marco Pirroni) |
スコットが娘のキャシーに会いに行き誕生日プレゼントを渡す(誕生日パーティで流れる曲)
Artist | ザ・ウィグルス(The Wiggles) 1991年にシドニーで結成されたオーストラリアの子供向け音楽グループ。 |
リリース | 2009年 |
作曲者 | The Wiggles マレー・クック(Murray Cook) ジェフ・ファット(Jeff Fatt) アンソニー・フィールド(Anthony Field) サム・モラン(Sam Moran) |
ジョン・フィールド(John Field) オーストラリアのミュージシャン/作曲家。 | |
ポール・パディック(Paul Paddick) オーストラリアの歌手/俳優、1967年生まれ。 |
スコットがキャシーとパクストンに見送られて車で帰って行く(車のミュージックホーン)
ラ・クカラーチャ
『ラ・クカラーチャ』(スペイン語で「ゴキブリ」を意味する)は、古くから歌われているメキシコの民謡です。
日本では『車にゆられて』というタイトルでも知られています。
この後「ピム・テック社の外で、デイヴが車のミュージックホーンを誤って鳴らしてしまう」でもこの曲が使われています。
ルイスが従兄のアーネストから聞いた儲け話をスコットに長々と説明する
エスケイプ
Artist | ロイ・エアーズ(Roy Ayers) アメリカのヴィブラフォン奏者/音楽プロデューサー/作曲家、1940年カリフォルニア州ロサンゼルス生まれ。ジャズにファンク、ソウル、R&Bなどの要素が融合された「ジャズ・ファンク」を生み出したパイオニアの一人。 |
リリース | 1973年:Soundtrack『コフィー』 |
作曲者 | ロイ・エアーズ |
『Escape』は、1973年のブラックスプロイテーション映画『コフィー』(Coffy)のオリジナル・サウンドトラックです。
映画『コフィー』は、麻薬の乱用によって中毒となった妹の仇討ちのため、たった一人でロサンゼルスの麻薬組織に戦争を仕掛けるアフリカ系アメリカ人女性を主人公としたブラックスプロイテーション映画です。
この後「ルイスが従兄のイグナシオから聞いた女性ライターとファルコンとの話をスコットに長々と説明する」でもこの曲が使われています。
スコットとルイス達が富豪の屋敷に忍び込む準備をする
アイム・レディ
Artist | コモドアーズ(The Commodores) 1968年にアラバマ州タスキーギで結成されたアメリカのファンク/ソウル・グループ。 ライオネル・リッチー(Lionel Richie)が在籍していたことでも知られる。 |
リリース | 1975年 |
作曲者 | ミラン・ウィリアムズ (Milan Williams, 1948-2006) アメリカのキーボード奏者。ソウルグループ「コモドアーズ」(The Commodores) の創設メンバー。 |
金庫から持ち出したスーツを着用したスコットがバスルームの床の割れ目から階下のクラブに落下する(クラブでのダンスミュージック)
Artist | HLM アメリカのDJ/プロデューサー。 |
リリース | 2015年:Soundtrack『アントマン』 |
作曲者 | Roberto Callero Ross, Colton Fisher and Jason Rabinowitz |
警備員に変装しピム・テック社に潜入したルイスが口笛を吹きながら制御室に入って行く
邦題『小さな世界』
作曲者 | シャーマン兄弟(The Sherman Brothers) ロバート・シャーマン(Robert B. Sherman, 1925-2012)とリチャード・シャーマン(Richard Sherman, 1928-2024)の兄弟による作詞家/作曲家コンビ。多数のミュージカル映画作品を手掛け、ディズニー映画の人気楽曲の作詞作曲で特に知られる。映画『メリー・ポピンズ』(1964) でアカデミー作曲賞/歌曲賞をダブルで受賞した。 |
『It’s A Small World』は、ディズニーパークのアトラクション「イッツ・ア・スモールワールド」のテーマソングです。1964年に開催されたニューヨーク万国博覧会のユニセフ館「イッツ・ア・スモールワールド」で初披露されました。
ピム・テック社の外でデイヴが車のミュージックホーンを誤って鳴らしてしまう
ラ・クカラーチャ
「スコットがキャシーとパクストンに見送られて車で帰って行く(車のミュージックホーン)」でもこの曲が使われていました。
また、この後ルイスがピム博士を支えながらピム・テック社の外に出て来るシーンでも合図として使われています。
ヘリコプターから落下するアタッシュケースの中でアントマンとイエロージャケットが戦う(スマートフォンから流れる曲)
Artist | ザ・キュアー(The Cure) 1978年にクローリーで結成されたイギリスのニューウェーブ/ポストパンク/ポップロックバンド。 |
リリース | 1989年 |
作曲者 | The Cure ロバート・スミス(Robert Smith) サイモン・ギャラップ(Simon Gallup) ロジャー・オドネル(Roger O’Donnell) ローレンス・トルハースト(Laurence Tolhurst) ボリス・ウィリアムス(Boris Williams) ポール・トンプソン(Porl Thompson) |
ルイスが従兄のイグナシオから聞いた女性ライターとファルコンとの話をスコットに長々と説明する
エスケイプ
Artist | ロイ・エアーズ(Roy Ayers) アメリカのヴィブラフォン奏者/音楽プロデューサー/作曲家、1940年カリフォルニア州ロサンゼルス生まれ。ジャズにファンク、ソウル、R&Bなどの要素が融合された「ジャズ・ファンク」を生み出したパイオニアの一人。 |
リリース | 1973年:Soundtrack『コフィー』 |
作曲者 | ロイ・エアーズ |
「ルイスが従兄のアーネストから聞いた儲け話をスコットに長々と説明する」でもこの曲が使われていました。
ポストクレジット
リリース | 2014年:Soundtrack『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』 |
作曲者 | ヘンリー・ジャックマン(Henry Jackman) イギリスの映画音楽作曲家/キーボード奏者、1974年生まれ。 |
『50 Year Old Ghost Story』は、2014年のスーパーヒーロー映画『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』(Captain America: The Winter Soldier)のオリジナル・サウンドトラックです。
『アントマン』のサントラ
『アントマン』はクリストフ・ベック(Christophe Beck)が音楽を担当しました。
クリストフ・ベックは、カナダ・モントリオール出身の作曲家です。『バリー・シール/アメリカをはめた男』『バーレスク』『ハングオーバー!』シリーズなどの音楽を手掛けています。
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『アントマン』キャスト・スタッフ
監督 | ペイトン・リード(Peyton Reed) |
脚本 | エドガー・ライト(Edgar Wright) |
ジョー・コーニッシュ(Joe Cornish) | |
アダム・マッケイ(Adam McKay) | |
ポール・ラッド(Paul Rudd) | |
原作 | スタン・リー(Stan Lee) |
ラリー・リーバー(Larry Lieber) | |
ジャック・カービー(Jack Kirby) | |
製作 | ケヴィン・ファイギ(Kevin Feige) |
音楽 | クリストフ・ベック(Christophe Beck) |
配給 | ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズ |
公開 | 2015年7月17日 |
2015年9月19日 | |
上映時間 | 117分 |
スコット・ラング/アントマン:ポール・ラッド(Paul Rudd)
ホープ・ヴァン・ダイン:エヴァンジェリン・リリー(Evangeline Lilly)
ダレン・クロス/イエロージャケット:コリー・ストール(Corey Stoll)
ジム・パクストン:ボビー・カナヴェイル(Bobby Cannavale)
ルイス:マイケル・ペーニャ(Michael Peña)
カート:デヴィッド・ダストマルチャン(David Dastmalchian)
デイヴ:ティップ・“T.I”・ハリス(T.I.)
サム・ウィルソン/ファルコン:アンソニー・マッキー(Anthony Mackie)
ゲイル:ウッド・ハリス(Wood Harris)
マギー・ラング:ジュディ・グリア(Abby Ryder Fortson)
キャシー・ラング:アビー・ライダー・フォートソン(Abby Ryder Fortson)
マーガレット・エリザベス・“ペギー”・カーター:ヘイリー・アトウェル(Hayley Atwell)
ハワード・スターク:ジョン・スラッテリー(John Slattery)
ミッチェル・カーソン:マーティン・ドノヴァン(Martin Donovan)
デイル:グレッグ・ターキントン(Gregg Turkington)
バーテンダー:スタン・リー(Stan Lee)
ハンク・ピム/アントマン(初代):マイケル・ダグラス(Michael Douglas)
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