2008年にアメリカ・イギリス合作で制作された映画『ダークナイト』（原題：The Dark Knight）は、クリストファー・ノーラン監督によるバットマンシリーズの2作目です。クリスチャン・ベールがバットマンを演じ、ヒース・レジャーがジョーカーを、アーロン・エッカートがトゥーフェイスを演じました。
第81回アカデミー賞では、8部門にノミネートされ、助演男優賞と音響編集賞を受賞しました。
- 2005年公開
- 2008年公開『ダークナイト』（現在のページ）
- 2012年公開
『ダークナイト』の挿入曲
『ダークナイト』の挿入曲を流れた順番に紹介していきます。（ネタバレにご注意ください）
ブルース主催の資金集めパーティで流れる曲
レイチェルとハービーが会場に到着するシーン
弦楽四重奏曲第13番 イ短調「ロザムンデ」 Op.29, No.1, D.804 – 第2楽章
| 作曲者 | フランツ・シューベルト（Franz Schubert, 1797-1828） 初期のロマン派を代表するオーストリアの作曲家。 31年の生涯で600曲もの歌曲を残し「歌曲の王」と呼ばれる。 |
| 作曲年 | 1824年 |
『弦楽四重奏曲第13番 イ短調 D.804』は、シューベルトが1824年に作曲した弦楽四重奏曲です。
第2楽章の主題が劇付随音楽『キプロスの女王ロザムンデ』のテーマに基づいていることから『ロザムンデ』の愛称が付けられています。
『キプロスの女王ロザムンデ』は、ドイツの女流劇作家ヘルミーナ・フォン・シェジー（Helmina von Chézy, 1783-1856）が書いた戯曲です。1823年、ウィーンで初演されることになりシューベルトは10曲からなる付随音楽を完成させました。
台本は以下のような内容です。
18歳で王位を継承する運命にあるキプロス王の娘ロザムンデが主人公です。
幼少時に父親である王が亡くなり、遺言によりロザムンデは船乗りの未亡人アクサのもとで身元を明かさず育てられました。
18歳になり唯一の正当な統治者であることが布告されると、代理統治者のフルゲンティアスは自分の地位を守るためロザムンデを妻に迎えようとしますが失敗。次はロザムンデの暗殺を企てます
そこに一人の青年が登場してロザムンデを救い、フルゲンティアスは暗殺のために用意した毒の罠に誤ってハマり自滅してしまいます。
ロザムンデを救った青年の正体は彼女の許婚の王子様でした。ロザムンデは彼と結ばれ王位に就きます。
ローブ市警本部長の葬列でバグパイプ隊が演奏する曲
バルモラル
| Artist | シカゴ警察のバグパイプ演奏団（The Pipes and Drums of the Chicago Police Department） 1999年にパイプとドラムのバンドとして結成されたシカゴ警察の非営利活動演奏団。 シカゴ警察の現役メンバーであることが唯一の入団条件で、様々な文化的、民族的背景を持つ30人以上のメンバーで構成される。倒れた仲間を称えることを使命とする。 |
クラブで流れる曲（マローニの前にバットマンが現れるシーン）
| Artist | ブンブンサテライツ（Boom Boom Satellites） 1990年に結成された日本のロックユニット。 |
| リリース | 1998年 |
| 作曲者 | Boom Boom Satellites 川島道行（Michiyuki Kawashima, 1969-2016） 中野雅之（Masayuki Nakano） |
クラブで流れる曲（バットマンがマローニを非常階段に連れ出し突き落とすシーン）
| Artist | ブンブンサテライツ（Boom Boom Satellites） 1990年に結成された日本のロックユニット。 |
| リリース | 1997年 |
| 作曲者 | Boom Boom Satellites 川島道行（Michiyuki Kawashima, 1969-2016） 中野雅之（Masayuki Nakano） |
『ダークナイト』のサントラ
『ダークナイト』はジェームズ・ニュートン・ハワード（James Newton Howard）とハンス・ジマー（Hans Zimmer）が音楽を担当しました。
ジェームズ・ニュートン・ハワードは、アメリカ・カリフォルニア州出身の作曲家です。『ナイトクローラー』や『ハンガーゲーム』シリーズの音楽を手掛けたことで知られています。また、M・ナイト・シャマラン監督とは『シックス・センス』以降、多くの作品でタッグを組んでいます。
ハンス・ジマーは、ドイツ出身の作曲家です。『レインマン』や『テルマ＆ルイーズ』、『ドライビング Miss デイジー』などの音楽で知られています。
ポチップ
『ダークナイト』キャスト・スタッフ
| 監督 | クリストファー・ノーラン（Christopher Nolan） |
| 脚本 | クリストファー・ノーラン（Christopher Nolan） |
| ジョナサン・ノーラン（Jonathan Nolan） | |
| 原作 | ボブ・ケイン（Bob Kane） |
| 製作 | クリストファー・ノーラン（Christopher Nolan） |
| チャールズ・ローヴェン（Charles Roven） | |
| エマ・トーマス（Emma Thomas） | |
| 音楽 | ハンス・ジマー（Hans Zimmer） |
| ジェームズ・ニュートン・ハワード（James Newton Howard） | |
| 配給 | ワーナー・ブラザース |
| 公開 | 2008年7月18日 |
| 2008年8月9日 | |
| 上映時間 | 152分 |
ブルース・ウェイン / バットマン：クリスチャン・ベール（Christian Bale）
ジョーカー：ヒース・レジャー（Heath Ledger）
ハービー・デント / トゥーフェイス：アーロン・エッカート（Aaron Eckhart）
レイチェル・ドーズ：マギー・ジレンホール（Maggie Gyllenhaal）
アルフレッド・ペニーワース：マイケル・ケイン（Michael Caine）
ジェームズ・“ジム”・ゴードン：ゲイリー・オールドマン（Gary Oldman）
ルーシャス・フォックス：モーガン・フリーマン（Morgan Freeman）
バーバラ・ゴードン：メリンダ・マックグロウ（Melinda McGraw）
ジェームズ・“ジミー”・ゴードン・Jr：ネイサン・ギャンブル（Nathan Gamble）
アンソニー・ガルシア市長：ネスター・カーボネル（Néstor Carbonell）
ギリアン・B・ローブ市警本部長：コリン・マクファーレン（Colin McFarlane）
サリロ判事：ニディア・ロドリゲス・テラチナ（Nydia Rodriguez Terracina）
アンナ・ラミレス刑事：モニーク・ガブリエラ・カーネン（Monique Gabriela Curnen）
ジェラルド・スティーブンズ刑事：キース・ザラバッカ（Keith Szarabajka）
マイケル・ワーツ刑事：ロン・ディーン（Ron Dean）
コールマン・リース：ジョシュア・ハート（Joshua Harto）
マイク・エンゲル：アンソニー・マイケル・ホール（Anthony Michael Hall）
サルバトーレ・マローニ：エリック・ロバーツ（Eric Roberts）
ラウ：チン・ハン（Chin Han）
ギャンボル：マイケル・ジェイ・ホワイト（Michael Jai White）
チェチェン人ボス：リッチー・コスター（Ritchie Coster）
ジョナサン・クレイン / スケアクロウ：キリアン・マーフィー（Cillian Murphy）
銀行支店長：ウィリアム・フィクナー（William Fichtner）
トーマス・シフ：デヴィッド・ダストマルチャン（David Dastmalchian）
ドーピー：マイケル・ストヤノフ（Michael Stoyanov）
グランピー：ダニー・ゴールドリング（Danny Goldring）
ハッピー：ウィリアム・スマイリー（William Smillie）
チャクルズ：マシュー・オニール（Matthew O’Neill）
ロッシ：マイケル・ヴィオー（Michael Vieau）
ナターシャ：ベアトリス・ローゼン（Beatrice Rosen）
フリール裁判長：パトリック・クリア（Patrick Clear）
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