『ザ・スクエア 思いやりの聖域』の挿入曲とサントラ | 解説付き全曲紹介Filmmusik
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映画×音楽
リューベン・オストルンド(Ruben Östlund)

『ザ・スクエア 思いやりの聖域』の挿入曲とサントラ

2017年に制作された映画『ザ・スクエア 思いやりの聖域』(原題:The Square)は、スウェーデン出身の監督リューベン・オストルンドによるブラックコメディ映画です。第70回カンヌ国際映画祭ではパルム・ドールを受賞、第90回アカデミー賞ではアカデミー外国語映画賞にノミネートされました。

スウェーデン・ストックホルムにある現代美術館のキュレーターとして第一線で活躍している男に起きた出来事を描いた作品です。

『ザ・スクエア 思いやりの聖域』の挿入曲

『ザ・スクエア 思いやりの聖域』の挿入曲を流れた順番に紹介していきます。(ネタバレにご注意ください)

オープニングクレジット

No Good (Extended Mix)
オリジナル版:The Prodigy(1994)
アーティスト:Sultan + Shepard

『No Good』は、イギリスのエレクトロニック・ロックバンド、ザ・プロディジー(The Prodigy)のアルバム『Music for the Jilted Generation』に収録されている曲です。

ここでは、カナダのエレクトリックミュージックデュオ、サルタン+シェパードのカバーバージョンが使われています。

オープニングタイトル

Ave Maria (Bach/Gounod)
作曲:Johann Sebastian Bach and Charles Gounod
演奏:Yo-Yo Ma and Bobby McFerrin

『Ave Maria』は、フランスの作曲家シャルル・グノーが、ラテン語の聖句(アヴェ・マリア)を歌詞に1859年に完成させた声楽曲です。バロック音楽を代表するドイツの作曲家バッハが1722年に完成させた《平均律クラヴィーア曲集 第1巻》の「前奏曲 第1番 ハ長調 BWV 846」にグノーの作ったメロディをのせる形で作られています。

ここでは、米・ジャズ歌手、ボビー・マクファーリンとチェリスト、ヨーヨー・マのコラボレーションアルバム『Hush』に収録されている演奏が使われています。ボビー・マクファーリンがバッハの前奏曲の複雑な伴奏部分を受け持ち、ヨーヨー・マが美しくメロディを奏でています。


X-王立美術館前に設置されていた騎馬像が撤去され「ザ・スクエア」が設置されるシーン。
この曲はこの後、何度も使われています。

「故郷でよく聞いた懐メロ」とクリスティアンが話し、車の中で流す曲

Det var Inga, Katinka og smukke Charley på sin Harley
アーティスト:Gasolin
リリース年:1973年

『Det var Inga, Katinka og smukke Charley på sin Harley』は、デンマークのロックバンド、ガソリン(Gasolin)の曲です。アルバム『Gasolin’ 3』に収録されています。


犯人がいるであろうマンションに部下と車で向かうシーン。

「最高にイケてる曲」と部下が言い、車の中で流す曲

Genesis
アーティスト:Justice
リリース年:2007年

ジャスティス(Justice)は、フランスのエレクトロニック・ミュージック・デュオです。
『Genesis』は、ジャスティスのアルバム『Justice』に収録されています。


犯人がいるであろうマンションに部下と車で向かうシーン。クリスティアンの愛車テスラを部下が運転し、傷をつけてしまうシーンでもこの曲が使われています。

クリスティアンが車から出て車の傷と部下の顔を見るシーン

Improvisació 1
アーティスト:Bobby McFerrin
リリース年:2009年

『Improvisació 1 』は、ボビー・マクファーリンとカタルーニャを代表する合唱団ウルフェオー・カタラー(Orfeó Català)のコラボレーションアルバム『Live in Barcelona: Palau De La Música Catalana』に収録されている曲です。

美術館パーティーでのダンスミュージック(1曲目)

Shinai
アーティスト:Curbi
リリース年:2017年

『Shinai』は、イギリス出身のDJ、カービの曲です。

美術館パーティーでのダンスミュージック(2曲目)

Aurora
アーティスト:Gianluca Albo
リリース年:2015年

『Aurora』は、ジャンルカ・アルボの曲です。

美術館がYouTubeにアップロードする動画の曲

Orchestral Suite No.3 in D major, BWV 1068: II. Aria
作曲:Johann Sebastian Bach
演奏:The Swingle Singers

ヨハン・ゼバスティアン・バッハ作曲の『管弦楽組曲第3番 ニ長調 BWV1068』より第2曲「エール」。『G線上のアリア』の通称で知られています。

ここでは、ア・カペラ・ヴォーカルグループ、スウィングル・シンガーズが1964年にリリースしたアルバム『Bach’s Greatest Hits』に収録されているバージョンが使われています。

ザ・スウィングルズ(The Swingles)の曲が使われている映画一覧はコチラ

エンディング、エンドクレジット

Improvisació 1
アーティスト:Bobby McFerrin

ここでも、ボビー・マクファーリンの『Improvisació 1 』が使われています。

『ザ・スクエア 思いやりの聖域』のサントラ

『ザ・スクエア 思いやりの聖域』キャスト・スタッフ

監督リューベン・オストルンド(Ruben Östlund)
脚本リューベン・オストルンド(Ruben Östlund)
製作エリク・ヘンメンドルフ(Erik Hemmendorff)
フィリップ・ボベール(Philippe Bober)
配給 TriArt Film
トランスフォーマー
公開 2017年8月25日
2018年4月28日
上映時間151分

クリスティアン:クレス・バング(Claes Bang)
アン:エリザベス・モス(Elisabeth Moss)
ジュリアン:ドミニク・ウェスト(Dominic West)
オレグ: テリー:ノタリー(Terry Notary)

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