2022年にアメリカで制作された映画『ソニック・ザ・ムービー/ソニック VS ナックルズ』(原題:Sonic the Hedgehog 2)は、地球で暮らしはじめたソニックが、新たな仲間テイルスと共に強敵ナックルズと対峙するアクションアドベンチャー映画です。
ジェフ・ファウラーが監督を務め、ベン・シュワルツがソニックの声を担当、ジム・キャリーがロボトニック役で続投しました。
- 『ソニック・ザ・ムービー/ソニック VS ナックルズ』の挿入曲
- 夜のシアトル、ソニックが強盗に奪われた現金輸送車に乗り込みヒーローらしく事件を解決しようとする
- ソニックが外に放り投げた爆弾が原因でマンホールの鉄蓋が次々と吹き飛び水が噴出する
- ソニックが超高速でグリーンヒルズに戻って来て、パトカーで速度取締り中のウェイドと朝の挨拶を交わす
- トムとマディがハワイに出発し、ソニックがしたい放題で留守番を楽しむ
- ソニックが室内にプールを持ち込み音楽を聴きながらバブルバスを楽しむ(ハワイのトムから電話がかかってくるシーン)
- ストーンがカフェでエスプレッソを作りドクター・ロボトニックの似顔絵を描く(カフェで流れる曲)
- ストーンがドクター・ロボトニックと自分の顔を描いたカフェラテを用意してロボトニックを迎え入れる(カフェで流れる曲)
- レイチェルの婚約者ランダルのチームとトムのチームがビーチバレーボールで対戦する
- ソニックとテイルスがシベリアでバーに入りビーフシチューを注文する(バーで流れる曲)
- シベリアのバーでのダンスバトルでソニックとテイルスがお気に入りの曲でダンスし観客を沸かせる
- ソニックが雪山を滑走し、レーザーをすり抜けながらドローンを爆破していく(スローモーション・シーン)
- レイチェルとランダルの結婚式の最中に、ソニックからトムに緊急事態を知らせる電話がかかって来る(着信音)
- ウェディングドレスを着たレイチェルがカートを爆走させランダルを轢き殺そうとする
- ウェイドがキックボードで街中をパトロールし、ストーンが経営するカフェに到着する
- マスターエメラルドに向かって階段を上るナックルズにソニックが体当たりする(スローモーション・シーン)
- ロボトニックとストーンがデスエッグロボのコックピットでエアギターをする(世界征服プレイリストの曲)
- トム、マディとソニック達がグリーンヒルズの球場で野球をする
- エンディング&エンドクレジット 1曲目
- エンドクレジット 2曲目
- 『ソニック・ザ・ムービー/ソニック VS ナックルズ』のサントラ
- 『ソニック・ザ・ムービー/ソニック VS ナックルズ』キャスト・スタッフ
『ソニック・ザ・ムービー/ソニック VS ナックルズ』の挿入曲
『ソニック・ザ・ムービー/ソニック VS ナックルズ』の挿入曲を流れた順番に紹介していきます。(ネタバレにご注意ください)
夜のシアトル、ソニックが強盗に奪われた現金輸送車に乗り込みヒーローらしく事件を解決しようとする
イッツ・トリッキー
Artist | Run-D.M.C.(ラン・ディーエムシー) 1983年にニューヨークで結成されたアメリカのヒップホップグループ ラップとロックを融合したスタイルで一世を風靡した。 |
リリース | 1986年 |
作曲者 | Run-D.M.C. ダリル “D.M.C.” マクダニエルズ (Darryl McDaniels) ジョゼフ “Run” シモンズ (Joseph Simmons) ジェイソン・ミゼル(Jason Mizell, 1965-2002) |
リック・ルービン(Rick Rubin) アメリカの音楽プロデューサー/レコードレーベル経営者、1963年ニューヨーク生まれ。 |
ソニックが外に放り投げた爆弾が原因でマンホールの鉄蓋が次々と吹き飛び水が噴出する
大序曲《1812年》Op.49
作曲者 | ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー(Pyotr Ilyich Tchaikovsky, 1840-1893) 19世紀ロシアを代表する作曲家。 『白鳥の湖』『眠れる森の美女』『くるみ割り人形』などバレエ音楽を代表する傑作を多数生み出しバレエの発展に大きく貢献した。叙情的でメランコリックな旋律、華麗なオーケストレーションで知られ、クラシックファンのみならず幅広い層の聴衆を魅了する。 |
作曲年 | 1880年 |
大序曲『1812年』は、チャイコフスキーが1880年に作った演奏会用序曲です。
ここで使われている第5部の楽譜には大砲(cannon)の使用が指定されています。
タイトルとなった1812年は、フランス帝国のナポレオン1世が大軍を率いてロシアへの大遠征を行い、結果敗退するという歴史的事件があった年です。
ソニックが超高速でグリーンヒルズに戻って来て、パトカーで速度取締り中のウェイドと朝の挨拶を交わす
Artist | キッド・カディ(Kid Cudi) アメリカのラッパー/歌手/ソングライター/音楽プロデューサー、1984年生まれ。 本名のスコット・メスカディ(Scott Mescudi)で映画やテレビシリーズなどに出演し俳優としても活動する。 |
リリース | 2022年 |
作曲者 | Kid Cudi, David Biral, Denzel Michael-Akil Baptiste, Dot Da Genius, Brandon Benjamin & Lil Nas X |
この後「エンディング&エンドクレジット 1曲目」でもこの曲が使われています。
トムとマディがハワイに出発し、ソニックがしたい放題で留守番を楽しむ
Artist | アイニ・カモーゼ(Ini Kamoze) ジャマイカのレゲエアーティスト、1957年生まれ。 |
リリース | 1994年 |
作曲者 | Ini Kamoze, Chris Kenner, Kenton Nix & Salaam Remi |
『Here Comes the Hotstepper (Heartical Mix)」には以下の曲がサンプリングされています。
『Land of 1000 Dances』(1962) – クリス・ケナー(Chris Kenner)
『Heartbeat』(1981) – ターナ・ガードナー(Taana Gardner)
ソニックが室内にプールを持ち込み音楽を聴きながらバブルバスを楽しむ(ハワイのトムから電話がかかってくるシーン)
ディス・イズ・ハウ・ウイ・ドゥ・イット
Artist | モンテル・ジョーダン(Montell Jordan) アメリカの歌手/牧師/ソングライター/音楽プロデューサー、1968年生まれ。 |
リリース | 1995年 |
作曲者 | モンテル・ジョーダン |
オジ・ピアース(Oji Pierce, 1960-2006) アメリカのソングライター/プロデューサー/キーボード奏者/エンジニア。 | |
スリック・リック(Slick Rick) イギリス系アメリカ人のラッパー/プロデューサー、1965年生まれ。 |
『This Is How We Do It』には、スリック・リック(Slick Rick)の『Children’s Story』(1988) のドラム・ビートがサンプリングされています。
ストーンがカフェでエスプレッソを作りドクター・ロボトニックの似顔絵を描く(カフェで流れる曲)
ドクター・ロボトニックからメッセージが送られてくるシーン
ドント・ノー・ホワイ』
Artist | ノラ・ジョーンズ(Norah Jones) アメリカのシンガーソングライター/ピアニスト/女優、1979年生まれ。 |
リリース | 2002年 |
作曲者 | ジェシー・ハリス(Jesse Harris) アメリカのシンガーソングライター/プロデューサー/ギタリスト、1969年ニューヨーク生まれ。 |
ストーンがドクター・ロボトニックと自分の顔を描いたカフェラテを用意してロボトニックを迎え入れる(カフェで流れる曲)
Artist | リッチホワイト(Rich White) |
リリース | 2010年 |
作曲者 | Len C. Brunson & Rich White |
レイチェルの婚約者ランダルのチームとトムのチームがビーチバレーボールで対戦する
リリース | 1991年 |
作曲者 | イタリアの作曲家/ミュージシャン。 (Federico Rapagnetta, Giuseppe Santamaria, Duilio Sorrenti & Enrico Cosimi) |
ソニックとテイルスがシベリアでバーに入りビーフシチューを注文する(バーで流れる曲)
邦題『黒い瞳』
作詞家 | イェウヘーン・フレビーンカ(Yevhen Hrebinka, 1812-1848) ウクライナの詩人/作家。 |
出版年 | 1843年 |
『Dark Eyes』は、世界中で愛されているロシア民謡です。
19世紀初頭にロシア帝国で生まれ1910年代〜1920年代に全盛期となった “ロシア・ロマンス” (ロマ音楽の影響を受けた感傷的な歌曲)の代表曲として知られています。
シベリアのバーでのダンスバトルでソニックとテイルスがお気に入りの曲でダンスし観客を沸かせる
アップタウン・ファンク
Artist | マーク・ロンソン(Mark Ronson) イギリス系アメリカ人のDJ/シンガーソングライター/音楽プロデューサー、1975年生まれ。 エイミー・ワインハウスのアルバム『Back to Black』(2006) のプロデュースで高い評価を受け、第50回グラミー賞において年間最優秀プロデューサー賞を受賞。またソングライターとしては、映画『アリー/ スター誕生』(2018) の『Shallow』を共同作曲しアカデミー歌曲賞を受賞した。 |
Feat. ブルーノ・マーズ(Bruno Mars) アメリカのシンガーソングライター/ミュージシャン/音楽プロデューサー、1985年ホノルル生まれ。 全世界で1億5000万枚以上のレコード・セールスを記録する “史上最も売れている音楽アーティスト” の一人。 | |
リリース | 2014年 |
作曲者 | Bruno Mars, Lonnie Simmons, Rudy Taylor, Ronnie Wilson, Charlie Wilson, Robert Wilson, Jeff Bhasker, Devon Christopher Gallaspy, Philip Lawrence, Mark Ronson & Trinidad James |
『Uptown Funk』には、以下の曲がサンプリングされています。
『All Gold Everything』(2012) – トリニダード・ジェームズ(Trinidad James)
『I Don’t Believe You Want to Get Up and Dance (Oops!)』(1979) – ギャップ・バンド(The Gap Band)
ソニックが雪山を滑走し、レーザーをすり抜けながらドローンを爆破していく(スローモーション・シーン)
邦題『夏の日の恋』
Artist cover ver. | アンディ・ウィリアムス(Andy Williams, 1927-2012) アイオワ州ウォールレイク出身のアメリカの歌手。 アメリカ・ポピュラー音楽史を代表する歌手。「イージーリスニングの帝王」と呼ばれ世界中で愛された。 |
リリース | 1962年 |
作曲者 | マックス・スタイナー(Max Steiner, 1888-1971) ウィーン生まれのユダヤ系アメリカ人作曲家。 第一次世界大戦をきっかけにアメリカに亡命し、『カサブランカ』『風と共に去りぬ』など数多くの映画音楽を手掛け沢山の名曲を残した。映画『男の敵』(1935)、『情熱の航路』(1942)、『君去りし後』(1944) でアカデミー作曲賞を3度受賞。「映画音楽の父」と呼ばれる。 |
Original ver. | 1959年:ユーゴー・ウィンターハルター楽団(Hugo Winterhalter and His Orchestra) |
『A Summer Place』は、1959年のアメリカ映画『避暑地の出来事』(原題:A Summer Place)の主題歌です。
レイチェルとランダルの結婚式の最中に、ソニックからトムに緊急事態を知らせる電話がかかって来る(着信音)
Artist | 中村正人(Masato Nakamura) 日本のミュージシャン/作曲家/音楽プロデューサー/俳優、1958年東京都調布市生まれ。 ドリームズ・カム・トゥルー(DREAMS COME TRUE)のベーシスト。 |
作曲者 | 中村正人 |
ウェディングドレスを着たレイチェルがカートを爆走させランダルを轢き殺そうとする
バラクーダ
Artist | ハート(Heart) 1973年にワシントン州シアトルで結成されたアメリカのロックバンド。 アンとナンシーのウィルソン姉妹を中心メンバーとするユニットとして活動。女性ロック・ミュージシャンを主軸とした先駆的グループとして知られている。 |
リリース | 1977年 |
作曲者 | Heart アン・ウィルソン(Ann Wilson) ナンシー・ウィルソン(Nancy Wilson) ロジャー・フィッシャー(Roger Fisher) マイケル・デロージャー(Michael DeRosier) |
ウェイドがキックボードで街中をパトロールし、ストーンが経営するカフェに到着する
Artist | アイス・キューブ(Ice Cube) アメリカのラッパー/ソングライター/俳優/映画プロデューサー、1969年ロサンゼルス生まれ。 |
リリース | 1993年 |
作曲者 | Ice Cube, Quincy Jones III, Dexter Wansel & Theodore Life |
『You Know How We Do It』には、以下の曲がサンプリングされています。
『Show Is Over』(1977) – イヴリン・キング(Evelyn King)
『Hung Up on My Baby』(1974) – アイザック・ヘイズ(Isaac Hayes)
『Billie Jean』(1982) – マイケル・ジャクソン(Michael Jackson)
『Summer Madness』(1974) – クール&ザ・ギャング(Kool & the Gang)
マスターエメラルドに向かって階段を上るナックルズにソニックが体当たりする(スローモーション・シーン)
リリース | 2018年:Soundtrack『アントマン&ワスプ』 |
作曲者 | クリストフ・ベック(Christophe Beck) カナダの出身のテレビ/映画音楽作曲家、1972年生まれ。 代表作『バーレスク』『アントマン』『アナと雪の女王2』 |
タイラー・ヴェステン(Tyler Westen) ロサンゼルスを拠点とするテレビ/映画音楽作曲家。 |
『I Shrink, Therefore I Am』は、2018年のスーパーヒーロー映画『アントマン&ワスプ』のオリジナル・サウンドトラックです。
ロボトニックとストーンがデスエッグロボのコックピットでエアギターをする(世界征服プレイリストの曲)
ウォーク
Artist | パンテラ(Pantera) 1981年にテキサス州アーリントンで結成されたアメリカのヘヴィメタルバンド。 |
リリース | 1993年 |
作曲者 | Pantera フィル・アンセルモ(Phil Anselmo) レックス・ブラウン(Rex Brown) ダイムバッグ・ダレル(Dimebag Darrell, 1966-2004) ヴィニー・ポール(Vinnie Paul, 1964-2018) |
トム、マディとソニック達がグリーンヒルズの球場で野球をする
邦題『最後の試合/わたしを野球につれてって』
リリース | 1984年:Soundtrack『ナチュラル』 |
作曲者 | ランディ・ニューマン(Randy Newman) アメリカの歌手/ピアニスト/作曲家/指揮者、1943年ロサンゼルス生まれ。 映画『モンスターズ・インク』『トイ・ストーリー3』の曲を手掛け、アカデミー歌曲賞を2度受賞。 |
『The Final Game/Take Me Out to the Ball Game』は、ロバート・レッドフォード主演のスポーツ映画『ナチュラル』のオリジナル・サウンドトラックです。
エンディング&エンドクレジット 1曲目
Artist | キッド・カディ(Kid Cudi) アメリカのラッパー/歌手/ソングライター/音楽プロデューサー、1984年生まれ。 本名のスコット・メスカディ(Scott Mescudi)で映画やテレビシリーズなどに出演し俳優としても活動する。 |
リリース | 2022年 |
作曲者 | Kid Cudi, David Biral, Denzel Michael-Akil Baptiste, Dot Da Genius, Brandon Benjamin & Lil Nas X |
「ソニックが超高速でグリーンヒルズに戻って来て、パトカーで速度取締り中のウェイドと朝の挨拶を交わす」でもこの曲が使われていました。
エンドクレジット 2曲目
Artist | ドリームズ・カム・トゥルー(Dreams Come True) 1988年に結成された日本のポップバンド。 |
リリース | 2022年 |
作曲者 | DREAMS COME TRUE 吉田美和(Miwa Yoshida) 中村正人(Masato Nakamura) |
『Up On The Green Hill (From Sonic The Hedgehog Green Hill Zone) (Masado And Miwasco Version)』は、映画『ソニック・ザ・ムービー/ソニック VS ナックルズ』の日本版主題歌です。
『ソニック・ザ・ムービー/ソニック VS ナックルズ』のサントラ

『ソニック・ザ・ムービー/ソニック VS ナックルズ』はトム・ホーケンバーグ(Tom Holkenborg)が音楽を担当しました。
トム・ホーケンバーグは、ジャンキーXL(Junkie XL)の名で知られるオランダのミュージシャンです。『デッドプール』や『マッドマックス:フュリオサ』でも音楽を担当しています。
『ソニック・ザ・ムービー/ソニック VS ナックルズ』キャスト・スタッフ
監督 | ジェフ・ファウラー(Jeff Fowler) |
脚本 | パトリック・ケイシー(Patrick Casey) |
ジョシュ・ミラー(Josh Miller) | |
ジョン・ウィッティントン(John Whittington) | |
製作 | ニール・H・モリッツ(Neal H. Moritz) |
トビー・アッシャー(Toby Ascher) | |
中原徹(Toru Nakahara) | |
奥野仁(Hitoshi Okuno) | |
音楽 | ジャンキーXL(Junkie XL) |
配給 | 東和ピクチャーズ |
公開 | 2022年4月8日 |
2022年8月19日 | |
上映時間 | 122分 |
ソニック(声):ベン・シュワルツ(Ben Schwartz)
ベイビーソニック(声):ベンジャミン・L・ベリック(Benjamin Valic)
ナックルズ(声):イドリス・エルバ(Idris Elba)
テイルス(声):コリーン・オショーネシー(Colleen O’Shaughnessey)
ロングクロー(声):ドナ・ジェイ・ファルクス(Donna Jay Fulks)
ドクター・ロボトニック:ジム・キャリー(Jim Carrey)
トーマス・マイケル・“トム”・ワカウスキー:ジェームズ・マースデン(James Marsden)
マディ・ワカウスキー:ティカ・サンプター(Tika Sumpter)
ウェイド・ウィップル:アダム・パリー(Adam Pally)
レイチェル:ナターシャ・ロスウェル(Natasha Rothwell)
エージェント・ストーン:リー・マジドゥブ(Lee Majdoub)
ランダル・ハンデル:シェマー・ムーア(Shemar Moore)
ウォルターズ副議長:トム・バトラー(Tom Butler)
ジョジョ:メロディ・ノシフォ・ニーマン(Melody Nosipho Niemann)
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