2019年アメリカで制作された映画『レイニーデイ・イン・ニューヨーク』(原題:A Rainy Day in New York)は、ウディ・アレン監督によるニューヨークを舞台とした恋愛映画です。カーライルホテルやセントラルパーク、メトロポリタン美術館などNYの名所がロケ地となっています。
ティモシー・シャラメ、エル・ファニング、セレーナ・ゴメスらが出演し、話題となりました。
- 『レイニーデイ・イン・ニューヨーク』の挿入曲
- オープニング
- ギャツビーが自分とアシュレーについて語る
- ギャツビーとアシュレーがバスでマンハッタンに向かう
- ギャツビーが一人でニューヨークの街を歩く
- ギャツビーが兄の家を訪れる
- 試写室で上映される映画で使われている曲(アシュレーが観る)
- 兄の家を出たギャツビーが傘を差し街を歩く
- アシュレーが監督を探すために脚本家の車に乗る
- ギャツビーがチャンの自宅に入る(ギャツビーがピアノで弾き語りする曲)
- 美術館 – ギャツビーが親戚にばったり会う
- ギャツビーがポーカーをしながらアシュレーを心配する
- カーライルのバーでピアニストが演奏する曲(ギャツビーが酒を飲む)
- カーライルのバーでピアニストが演奏する曲(ギャツビーが女と話をする)
- パーティBGM(アシュレーが俳優と訪れ、監督と話をする)
- パーティBGM(アシュレーが脚本家と話をする)
- ギャツビーは母親のパーティに出席し、アシュレーは俳優の自宅に向かう
- 俳優の家 – アシュレーが下着姿のまま外に締め出される
- カーライルのバーでギャツビーがピアノで演奏する曲(アシュレーがびしょ濡れで現れる)
- 馬車を降りたギャツビーが時計台にやって来る
- 時計台のからくり時計が6時を知らせる音楽
- エンディング & エンドクレジット
- 『レイニーデイ・イン・ニューヨーク』キャスト・スタッフ
『レイニーデイ・イン・ニューヨーク』の挿入曲
『レイニーデイ・イン・ニューヨーク』の挿入曲を流れた順番に紹介していきます。(ネタバレにご注意ください)
オープニング
Artist cover ver. | ビング・クロスビー(Bing Crosby, 1903-1977) アメリカの歌手/俳優/テレビプロデューサー/ラジオ&テレビパーソナリティ/実業家。 世界初のマルチメディア・スターと言われ、20世紀を代表する世界的な人気と影響力を持つ音楽家。 |
作曲者 | ハロルド・アダムソン(Harold Adamson, 1906-1980) アメリカの作詞家。 |
ジミー・マクヒュー(Jimmy McHugh, 1894-1969) アメリカの作曲家。 | |
Original ver. | 1949年:ジャネット・デイヴィス & ジェリー・ウェイン(Janette Davis and Jerry Wayne) |
ギャツビーが自分とアシュレーについて語る
Artist cover ver. | エロル・ガーナー(Erroll Garner, 1921-1977) ペンシルベニア州ピッツバーグ出身のジャズピアニスト/作曲家。 ピアノの演奏法を独学で習得。生涯楽譜が全く読めず、また左利きであったことで、「ビハインドザビート」と呼ばれる独創性のあるサウンド・表現が生み出され、20世紀を代表するミュージシャンとしてジャズの歴史に名を残す。 代表作『ミスティ』 |
リリース | 1961年 |
作曲者 | ルー・ブラウン(Lew Brown, 1893-1958) ロシア出身のアメリカ人作詞家。 1910年代後半から1920年代にかけてティン・パン・アレーのトップ作曲家として活躍した。 |
バディ・G・デシルバ(Buddy G. DeSylva, 1895-1950) アメリカのソングライター/映画プロデューサー。キャピトル・レコードの創設者の一人。 | |
レイ・ヘンダーソン(Ray Henderson, 1896-1970) ティン・パン・アレーで活躍したアメリカの作曲家。 | |
Original ver. | 1927年:メアリィ・ローラー & ジョン・プライス=ジョーンズ(Mary Lawlor and John Price Jones) |
映画『レイニーデイ・イン・ニューヨーク』では、エロル・ガーナー(Erroll Garner)の曲が7曲使われています。
ギャツビーとアシュレーがバスでマンハッタンに向かう
Artist cover ver. | エロル・ガーナー(Erroll Garner, 1921-1977) |
作曲者 | トム・アデア(Tom Adair, 1913-1988) アメリカのソングライター/作曲家/脚本家。 |
マット・デニス(Matt Dennis, 1914-2002) アメリカの歌手/ピアニスト/バンドリーダー/アレンジャー。 | |
Original ver. | 1941年:トミー・ドーシー楽団(Tommy Dorsey and His Orchestra) |
この後「俳優の家でアシュレーが下着姿のまま外に締め出される」でもこの曲が使われています。
ギャツビーが一人でニューヨークの街を歩く
Artist cover ver. | エロル・ガーナー(Erroll Garner, 1921-1977) |
リリース | 1954年 |
作曲者 | ハロルド・アーレン(Harold Arlen, 1905-1986) ニューヨーク出身のユダヤ系アメリカ人作曲家。 代表曲『虹の彼方に』『ブルース・イン・ザ・ナイト』 |
テッド・ケーラー(Ted Koehler, 1894-1973) アメリカの作詞家。 | |
Original ver. | 1932年:キャブ・キャロウェイ楽団(Cab Calloway and His Orchestra) |
ギャツビーが兄の家を訪れる
Artist Cover ver. | エロル・ガーナー(Erroll Garner, 1921-1977) |
リリース | 1949年 |
作曲者 | ヒュー・ウィリアムズ(Hugh Williams, 1894-1939) イギリスで活躍したウィーン生まれの作曲家/ピアニスト/指揮者。 ジミー・ケネディ(Jimmy Kennedy, 1902-1984) ロンドン、アメリカで活躍した北アイルランド出身のソングライター。 |
Original ver. | 1935年:ルー・ストーン(Lew Stone and His Band) |
『Red Sails in the Sunset』は、1935年にブロードウェイで初演された『Provincetown Follies』で使われた曲です。
試写室で上映される映画で使われている曲(アシュレーが観る)
ピアノ協奏曲 第2番 ハ短調 作品18 – 第3楽章
作曲者 | セルゲイ・ラフマニノフ(Sergei Rachmaninoff, 1873-1943) ロシア帝国出身の作曲家/ピアニスト/指揮者。 ロシア革命後、母国を離れヨーロッパ、アメリカで主にピアニストとして活動し亡命生活を送る。19世紀末から20世紀初頭にかけて最も活躍したヴィルトゥオーゾ・ピアニストとして知られ、作曲とピアノ演奏の両面で大きな成功を収めた。 |
作曲年 | 1900年 – 1901年 |
Artist | スヴェトラーナ・ナヴァサルジャン(Svetlana Navasardian) アルメニア出身のピアニスト。 |
ゲンナジー・プロヴァトロフ(Gennadi Provatorov, 1929-2010) 旧ソ連出身の指揮者。 | |
モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団(Moscow Philharmonic) モスクワに本拠を置くオーケストラ。1951年創設。 |
兄の家を出たギャツビーが傘を差し街を歩く
Artist cover ver. | コナル・ファウクス(Conal Fowkes) ニューヨークを拠点とするアメリカのジャズピアニスト/コントラバス/ボーカリスト/編曲家。 |
作曲者 | トム・アデア(Tom Adair, 1913-1988) アメリカのソングライター/作曲家/脚本家。 |
マット・デニス(Matt Dennis, 1914-2002) アメリカの歌手/ピアニスト/バンドリーダー/アレンジャー。 | |
Original ver. | 1941年:ケイ・カイザー楽団(Kay Kyser and His Orchestra) |
映画では、アメリカのジャズピアニスト、コナル・ファウクス(Conal Fowkes)の演奏が使われていました。
この後、以下のシーンでもこの曲が使われています。
「ギャツビーがチャンの自宅に入る(ギャツビーがピアノで弾き語りする曲)」
「エンディング & エンドクレジット」
アシュレーが監督を探すために脚本家の車に乗る
Artist cover ver. | エロル・ガーナー(Erroll Garner, 1921-1977) |
リリース | 1949年 |
作曲者 | ロビン・シドニー(Sydney Robin, 1912-1985) アメリカの作詞家/作曲家。 |
チャーリー・シェイヴァース(Charlie Shavers, 1917-1971) アメリカのトランペット奏者/編曲家/作曲家。 | |
Original ver. | 1938年:ジョン・カービー(John Kirby and His Onyx Club Boys) |
ギャツビーがチャンの自宅に入る(ギャツビーがピアノで弾き語りする曲)
Artist cover ver. | ティモシー・シャラメ(Timothée Chalamet) ギャツビーを演じるフランス系アメリカ人俳優。 |
コナル・ファウクス(Conal Fowkes) ニューヨークを拠点とするアメリカのジャズピアニスト/コントラバス/ボーカリスト/編曲家。 | |
作曲者 | トム・アデア(Tom Adair, 1913-1988) アメリカのソングライター/作曲家/脚本家。 |
マット・デニス(Matt Dennis, 1914-2002) アメリカの歌手/ピアニスト/バンドリーダー/アレンジャー。 | |
Original ver. | 1941年:ケイ・カイザー楽団(Kay Kyser and His Orchestra) |
映画では、アメリカのジャズピアニスト、コナル・ファウクス(Conal Fowkes)の演奏が使われていました。
「兄の家を出たギャツビーが傘を差し街を歩く」でもこの曲が使われています。
美術館 – ギャツビーが親戚にばったり会う
Artist | エロル・ガーナー(Erroll Garner, 1921-1977) |
リリース | 1966年 |
作曲者 | エロル・ガーナー(Erroll Garner, 1921-1977) |
ギャツビーがポーカーをしながらアシュレーを心配する
ミスティ
Artist | エロル・ガーナー(Erroll Garner, 1921-1977) |
リリース | 1954年 |
作曲者 | エロル・ガーナー(Erroll Garner, 1921-1977) |
この後「馬車を降りたギャツビーが時計台にやって来る」でもこの曲が使われています。
カーライルのバーでピアニストが演奏する曲(ギャツビーが酒を飲む)
Artist cover ver. | コナル・ファウクス(Conal Fowkes) |
作曲者 | アーヴィング・バーリン(Irving Berlin, 1888-1989) ベラルーシ出身のユダヤ系アメリカ人作曲家。 代表曲『ホワイト・クリスマス』『ゴッド・ブレス・アメリカ』 |
Original ver. | 1946年:ビング・クロスビー(Bing Crosby with Orchestra) |
『They Say It’s Wonderful』は、1946年初演のブロードウェイミュージカル『アニーよ銃をとれ』(Annie get your gun)のために作られた曲です。
映画では、アメリカのジャズピアニスト、コナル・ファウクス(Conal Fowkes)の演奏が使われていました。
カーライルのバーでピアニストが演奏する曲(ギャツビーが女と話をする)
邦題『いとしのジジ』
Artist cover ver. | コナル・ファウクス(Conal Fowkes) |
作曲者 | アラン・ジェイ・ラーナー(Alan Jay Lerner, 1918-1986) アメリカの作詞家/リブレット作家。フレデリック・ロウ、バートン・レインとのコンビでミュージカル作品を手がける。 代表作『マイ・フェア・レディ』『巴里のアメリカ人』 |
フレデリック・ロウ(Frederick Loewe, 1901-1988) ドイツ・ベルリン出身のアメリカの作曲家。 | |
Original ver. | 1958年:ビリー・エクスタイン(Billy Eckstine, 1914-1993) |
『Gigi』は、1958年のアメリカミュージカル映画『恋の手ほどき』(原題:Gigi)でルイ・ジュールダンによって披露された曲です。アラン・ジェイ・ラーナーとフレデリック・ロウは、この曲でアカデミー歌曲賞(第31回アカデミー賞)を受賞しました。
映画では、アメリカのジャズピアニスト、コナル・ファウクス(Conal Fowkes)の演奏が使われていました。
パーティBGM(アシュレーが俳優と訪れ、監督と話をする)
作曲者 | バリー・グレッデン(Barrie Gledden) スティーブ・ディモンド(Steve Dymond) ジェイソン・ペダー(Jason Pedder) |
パーティBGM(アシュレーが脚本家と話をする)
Artist | T・ケリー(T. Kelley) |
リリース | 2017年 |
作曲者 | T・ケリー(T. Kelley) |
ギャツビーは母親のパーティに出席し、アシュレーは俳優の自宅に向かう
Artist cover ver. | コナル・ファウクス(Conal Fowkes) |
作曲者 | レオ・ロビン(Leo Robin, 1900-1984) アメリカの作詞家。 |
ジューリー・スタイン(Jule Styne, 1905-1994) イギリス生まれのアメリカのソングライター。 映画『愛の泉』(1954) のタイトル曲を書き、アカデミー作曲賞を受賞した。 | |
Original ver. | 1949年:フランク・シナトラ(Frank Sinatra with The Pastels) |
『Bye Bye Baby』は、1949年初演のブロードウェイミュージカル『紳士は金髪がお好き』(原題:Gentlemen Prefer Blondes)のために作られた曲です。
映画では、コナル・ファウクス(Conal Fowkes)の演奏が使われていました。
この後「カーライルのバーでギャツビーがピアノで演奏する曲(アシュレーがびしょ濡れで現れる)」でもこの曲が使われています。
俳優の家 – アシュレーが下着姿のまま外に締め出される
Artist cover ver. | エロル・ガーナー(Erroll Garner, 1921-1977) |
作曲者 | トム・アデア(Tom Adair, 1913-1988) |
マット・デニス(Matt Dennis, 1914-2002) | |
Original ver. | 1941年:トミー・ドーシー楽団(Tommy Dorsey and His Orchestra) |
「ギャツビーとアシュレーがマンハッタンに向かう」でもこの曲が使われていました。
カーライルのバーでギャツビーがピアノで演奏する曲(アシュレーがびしょ濡れで現れる)
Artist cover ver. | コナル・ファウクス(Conal Fowkes) |
作曲者 | レオ・ロビン(Leo Robin, 1900-1984) |
ジューリー・スタイン(Jule Styne, 1905-1994) | |
Original ver. | 1949年:フランク・シナトラ(Frank Sinatra with The Pastels) |
映画では、コナル・ファウクス(Conal Fowkes)の演奏が使われていました。
「ギャツビーは母親のパーティに出席、アシュレーは俳優の自宅に向かう」でもこの曲が使われていました。
馬車を降りたギャツビーが時計台にやって来る
ミスティ
Artist | エロル・ガーナー(Erroll Garner, 1921-1977) |
リリース | 1954年 |
作曲者 | エロル・ガーナー(Erroll Garner, 1921-1977) |
「ギャツビーがポーカーをしながらアシュレーを心配する」でもこの曲が使われていました。
時計台のからくり時計が6時を知らせる音楽
邦題『6ペンスの唄』
『Sing a Song of Sixpence』は、イギリスに昔から伝わる童謡「マザー・グース」の歌です。
エンディング & エンドクレジット
Artist cover ver. | コナル・ファウクス(Conal Fowkes) ニューヨークを拠点とするアメリカのジャズピアニスト/コントラバス/ボーカリスト/編曲家。 |
作曲者 | トム・アデア(Tom Adair, 1913-1988) アメリカのソングライター/作曲家/脚本家。 |
マット・デニス(Matt Dennis, 1914-2002) アメリカの歌手/ピアニスト/バンドリーダー/アレンジャー。 | |
Original ver. | 1941年:ケイ・カイザー楽団(Kay Kyser and His Orchestra) |
映画では、コナル・ファウクス・トリオ(Conal Fowkes Trio)の演奏が使われていました。
「兄の家を出たギャツビーが傘を差し街を歩く」でもこの曲が使われていました。
『レイニーデイ・イン・ニューヨーク』キャスト・スタッフ
監督 | ウディ・アレン(Woody Allen) |
脚本 | ウディ・アレン(Woody Allen) |
製作 | レッティ・アロンソン(Letty Aronson) |
エリカ・アロンソン(Erika Aronson) | |
配給 | ロングライド |
公開 | 2020年7月3日 |
上映時間 | 92分 |
ティモシー・シャラメが出演している映画
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