制作会社イルミネーション(旧イルミネーション・エンターテインメント)は、『怪盗グルー/ミニオンズ』シリーズや『SING/シング』シリーズなどの人気アニメ映画を製作しているアニメーションスタジオです。
第1作目となる『怪盗グルーの月泥棒』で大成功を収めてから、現在まで世界中で最新作が待ち望まれる注目の製作会社です。
このページでは、イルミネーション・スタジオの特徴とイルミネーションが製作した長編映画、今後製作&公開予定の作品について解説いたします。
制作会社「イルミネーション」について
イルミネーションはクリス・メレダンドリによって2007年1月に設立されました。
クリス・メレダンドリ(Chris Meledandri)は、1959年アメリカ・ニューヨーク州生まれの映画プロデューサーです。現在もイルミネーションのCEOをつとめています。
90年代後半、FOXアニメーション・スタジオ(現在の20世紀アニメーション)で『アナスタシア』や『エバー・アフター』をプロデュースし成功を収め、ブルースカイ・スタジオを買収。その後『アイス・エイジ』の製作総指揮をつとめ、大成功に導きました。
2007年に20世紀FOXアニメーション社長を辞任し、ユニバーサル・ピクチャーズの資金支援を受け、イルミネーションを設立。ブルースカイ・スタジオ時代にクリス・メレダンドリが企画した『ホートン/ふしぎな世界のダレダーレ』の脚本を執筆したシンコ・ポールとケン・ダウリオ、『シャーク・テイル』のプロデューサー、ジャネット・ヒーリーらが集まり、第1作目『怪盗グルーの月泥棒』を製作しました。
イルミネーションでは、自社でアニメーション製作を行わずに、他のスタジオに委託するスタイルで作品を製作しています。『イースターラビットのキャンディ工場』を除く全ての作品は、フランス・パリにあるイルミネーション・スタジオ・パリ(旧マックガフ/イルミネーション・マック・ガフ)で製作されました。
イルミネーションが製作した長編映画15作品を紹介
2024年現在までに、イルミネーションは15本の長編映画を製作しました。
イルミネーションが製作した長編映画15作品を第1作目から順に紹介します。
(※日本公開が遅かった作品は製作年と公開年が異なる場合があります。)
2011年:『イースターラビットのキャンディ工場』
うさぎのイービーがドラムで叩く曲やフレッドとイービーが歌う曲など、挿入曲はコチラで紹介しています↓
『イースターラビットのキャンディ工場』の挿入曲とサントラ
2024年:『怪盗グルーのミニオン超変身』
(挿入曲紹介記事は映画鑑賞後に公開予定です。)
今後イルミネーションが製作する可能性のある作品
イルミネーション製作のアニメ映画で2025年以降に公開される可能性があると情報が出ているものをまとめました。
ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー2(続編) | 2024年3月10日のマリオデーに公式発表 | ソース:Illumination & Nintendo | New Animated Film Announcement |
ペット3 | 2023年4月にプロデューサーのクリス・メレダンドリが開発中であるとコメント | ソース:‘Shrek 5,’ Donkey Spinoff With Eddie Murphy Eyed by DreamWorks(英語) |
ファレル・ウィリアムスの映画 | プロデューサーのクリス・メレダンドリが過去数回プロジェクトの存在を言及 | ソース:Chris Meledandri teases New Pharrell Williams, Pierre Coffin Projects(英語) |
Big Tree | ブライアン・セルズニックがクリス・メレダンドリのアイディアをもとに2023年に出版した本。イルミネーションが映画化権を所有 | ソース:Brian Selznick’s Steven Spielberg-Inspired Book To Publish in 2023(英語) |
シング3 | 2023年4月にプロデューサーのクリス・メレダンドリが開発中であるとコメント | ソース:‘Shrek 5,’ Donkey Spinoff With Eddie Murphy Eyed by DreamWorks(英語) |
上記作品以外には、クリス・メレダンドリが『シュレック』シリーズのリブート版をプロデュースする企画も決定しています。
『怪盗グルー』シリーズのミニオンズや『ペット』シリーズのスノーボールなど、魅力的なキャラクターを次々と生み出すイルミネーションの作品から今後も目が離せません。
Filmmusikでも引き続き最新情報をチェックしていきます!
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