2022年にアメリカで制作された『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』(原題:Doctor Strange in the Multiverse of Madness)は、マーベル・コミックのヒーロー、ドクター・ストレンジとワンダがマルチバースを巡り戦うSF映画です。
第94回アカデミー賞では、視覚効果賞にノミネートされました。
- 『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』の挿入曲
- クリスティーンの結婚式に参列するストレンジとウエスト医師が隣に座り話をする(教会で流れる曲 1曲目)
- ウェデイングドレスを着たクリスティーンがバージンロードを歩いて入場する(教会で流れる曲 2曲目)
- ストレンジとクリスティーンが二人で話をする(結婚披露パーティーで流れる曲)
- ワンダが作るチョコレートのお菓子を子供達がつまみ食いする(ワンダの夢)
- 子供達がアイスクリームをねだる歌をワンダに披露する
- ストレンジがイルミナティのメンバーの前に連れて行かれる(キャプテン・カーターの紹介シーン)
- ストレンジがイルミナティのメンバーの前に連れて行かれる(チャールズ・エグゼビアの登場シーン)
- ドクター・ストレンジがシニスター・ストレンジと戦う(ドクター・ストレンジの攻撃)
- ドクター・ストレンジがシニスター・ストレンジと戦う(シニスター・ストレンジの攻撃)
- 『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』のサントラ
- 『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』キャスト・スタッフ
『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』の挿入曲
『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』の挿入曲を流れた順番に紹介していきます。(ネタバレにご注意ください)
クリスティーンの結婚式に参列するストレンジとウエスト医師が隣に座り話をする(教会で流れる曲 1曲目)
心と口と行いと命もて BWV 147 – コラール「主よ、人の望みの喜びよ」
作曲者 | ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(Johann Sebastian Bach, 1685-1750) バロック時代を代表するドイツの作曲家/オルガニスト。 宗教音楽や器楽曲など幅広いジャンルで多くの傑作を残し、西洋音楽の歴史の中で最も偉大な作曲家の一人と評される。 |
作曲年 | 1723年 |
Artist | ベルタラン・ホック(Bertalan Hock) ハンガリーのオルガン奏者、1953年生まれ。 |
ウェデイングドレスを着たクリスティーンがバージンロードを歩いて入場する(教会で流れる曲 2曲目)
歌劇《ローエングリン》 第3幕 より、婚礼の合唱「真心込めて先導いたします」
(通称『ワーグナーの結婚行進曲』)
作曲者 | リヒャルト・ワーグナー(Richard Wagner, 1813-1883) 19世紀のドイツの作曲家/指揮者/思想家。 |
作曲年 | 1845年から1848年の間 |
Artist | スティーヴン・クレオバリー(Stephen Cleobury, 1948-2019) イギリスのオルガン奏者/音楽監督。 |
『ローエングリン』は、ワーグナーがローエングリンの伝説を基に台本も自身で手掛け作曲したオペラです。
1850年、ピアニストとしても名高いハンガリー出身の作曲家フランツ・リスト(Franz Liszt)の指揮で初演されました。
ストレンジとクリスティーンが二人で話をする(結婚披露パーティーで流れる曲)
邦題『いつもさよならを』
Artist cover ver. | オスカー・ピーターソン(Oscar Peterson, 1925-2007) カナダ出身のジャズ・ピアニスト/作曲家。 60年以上にわたるキャリアの中、何千ものコンサートを世界中で行い多くの賞や栄誉を受賞した。20世紀を代表するジャズピアニストの一人。 |
リリース | 1953年 |
作曲者 | コール・ポーター(Cole Porter, 1891-1964) インディアナ州出身のアメリカの作曲家/作詞家。 ウィットに富んだ洗練された歌詞で注目を集めブロードウェイやハリウッドで成功を収めた。 代表曲『Night and Day』『I’ve Got You Under My Skin 』『All of You』 |
Original ver. | 1944年:ナン・ウィン(Nan Wynn, 1915-1971) アメリカの女優/ビッグバンド歌手。 |
『Every Time We Say Goodbye』は、1944年開幕のブロードウェイミュージカル『Seven Lively Arts』で披露された曲です。
ワンダが作るチョコレートのお菓子を子供達がつまみ食いする(ワンダの夢)
ワンダヴィジョン!
作曲者 | ロバート・ロペス(Robert Lopez) フィリピン系アメリカ人作曲家、1975年生まれ。 映画『アナと雪の女王』(2013)、『リメンバー・ミー』(2017) の主題歌を妻クリステン・アンダーソン=ロペス(Kristen Anderson-Lopez)と共作しアカデミー歌曲賞を2度受賞。また、アメリカの4つのトップ・エンターテイメント賞(エミー賞、グラミー賞、アカデミー賞/オスカー、トニー賞)全てを獲得した人物に与えられる称号「EGOT」を持つ。 |
クリステン・アンダーソン=ロペス(Kristen Anderson-Lopez) アメリカのソングライター/作詞家、1972年生まれ。 2003年に結婚した作曲家ロバート・ロペス(Robert Lopez)と共に活動し、映画『アナと雪の女王』(2013)、『リメンバー・ミー』(2017) でアカデミー歌曲賞を2度受賞した。 |
このシーンでは、映画『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』のオリジナル・サウンドトラック『Wanda at Home』が流れています。
『Wanda at Home』には、2021年のテレビミニシリーズ『ワンダヴィジョン』(WandaVision)のテーマが使われています。
子供達がアイスクリームをねだる歌をワンダに披露する
作曲者 | ダニー・エルフマン(Danny Elfman) アメリカの映画音楽作曲家/シンガー/ソングライター/ミュージシャン、1953年ロサンゼルス生まれ。 |
マイケル・ウォルドロン(Michael Waldron) アメリカの脚本家/プロデューサー、1987年生まれ。 |
ストレンジがイルミナティのメンバーの前に連れて行かれる(キャプテン・カーターの紹介シーン)
キャプテン・アメリカのテーマ
リリース | 2011年:Soundtrack『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』 |
作曲者 | アラン・シルヴェストリ(Alan Silvestri) アメリカの指揮者/作曲家、1950年生まれ。 |
このシーンでは、映画『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』のオリジナル・サウンドトラック『Illuminati』が流れており、映画『キャプテン・アメリカ』のテーマがキャプテン・カーターの紹介シーンで使われています。
ストレンジがイルミナティのメンバーの前に連れて行かれる(チャールズ・エグゼビアの登場シーン)
作曲者 | ロン・ワッサーマン(Ron Wasserman) アメリカの作曲家/ミュージシャン/音楽プロデューサー、1961年生まれ。 |
このシーンでは、映画『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』のオリジナル・サウンドトラック『Illuminati』が流れており、テレビアニメ『X-MEN』のテーマがチャールズ・エグゼビアの登場シーンで使われています。
ドクター・ストレンジがシニスター・ストレンジと戦う(ドクター・ストレンジの攻撃)
交響曲第5番 ハ短調「運命」 Op.67 – 第1楽章
作曲者 | ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(Ludwig van Beethoven, 1770-1827) ドイツの作曲家。ウィーンの古典音楽を最高の発展に導き、ロマン派音楽への道を切り開いた音楽史において極めて重要な作曲家の一人。聴力を失いながらも音楽への情熱を燃やし続け、数々の名曲を生み出したその偉業から日本では「楽聖」として称えられる。 |
作曲年 | 1804-1808年 |
ここでは映画『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』のオリジナル・サウンドトラック『Lethal Symphonies』が流れており、ドクター・ストレンジの攻撃シーンでは『交響曲第5番 ハ短調「運命」 Op.67』第1楽章冒頭のモチーフが使われています。
ドクター・ストレンジがシニスター・ストレンジと戦う(シニスター・ストレンジの攻撃)
トッカータとフーガ ニ短調 BWV 565
作曲者 | ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(Johann Sebastian Bach, 1685-1750) バロック時代を代表するドイツの作曲家/オルガニスト。 宗教音楽や器楽曲など幅広いジャンルで多くの傑作を残し、西洋音楽の歴史の中で最も偉大な作曲家の一人と評される。 |
ここでは映画『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』のオリジナル・サウンドトラック『Lethal Symphonies』が流れており、シニスター・ストレンジの攻撃シーンでは『トッカータとフーガ 』のトッカータから冒頭モチーフが使われています。
『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』のサントラ
『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』はダニー・エルフマン(Danny Elfman)が音楽を担当しました。
ダニー・エルフマンは、オインゴ・ボインゴの創設者/元リーダーとしても知られるアメリカ・カリフォルニア出身の作曲家です。『チャーリーとチョコレート工場』や『ビートルジュース』などティム・バートン作品のほとんどで音楽を担当しています。
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『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』キャスト・スタッフ
監督 | サム・ライミ(Sam Raimi) |
脚本 | ジェイド・バートレット(Jade Bartlett) |
マイケル・ウォルドロン(Michael Waldron) | |
原作 | スタン・リー(Stan Lee) |
スティーヴ・ディッコ(Steve Ditko) | |
製作 | ケヴィン・ファイギ(Kevin Feige) |
音楽 | ダニー・エルフマン(Danny Elfman) |
配給 | ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズ |
公開 | 2022年5月6日 |
2022年5月4日 | |
上映時間 | 126分 |
スティーヴン・ストレンジ/ドクター・ストレンジ:ベネディクト・カンバーバッチ(Benedict Cumberbatch)
ワンダ・マキシモフ/スカーレット・ウィッチ:エリザベス・オルセン(Elizabeth Olsen)
ウォン:ベネディクト・ウォン(Benedict Wong)
クリスティーン・パーマー:レイチェル・マクアダムス(Rachel McAdams)
アメリカ・チャベス:ソーチー・ゴメス(Xochitl Gomez)
ニコデマス・ウエスト:マイケル・スタールバーグ(Michael Stuhlbarg)
トミー・マキシモフ:ジェット・クライン(Jett Klyne)
ビリー・マキシモフ:ジュリアン・ヒルヤード(Julian Hilliard)
ハミヤ:トポ・ウェルネスニーロ(Topo Wresniwiro)
ウィーゼル:チャーリー・ノートン(Charlie Norton)
サラ:シェイラ・アティム(Sheila Atim)
リントラ:アダム・ヒューギル(Adam Hugill)
チャーリー:アコ・ミッチェル(Ako Mitchell)
バロン・カール・モルド(マスター・モルド):キウェテル・イジョフォー(Chiwetel Ejiofor)
チャールズ・エグゼビア/プロフェッサーX:パトリック・スチュワート(Patrick Stewart)
ペギー・カーター/キャプテン・カーター:ヘイリー・アトウェル(Hayley Atwell)
マリア・ランボー/キャプテン・マーベル:ラシャーナ・リンチ(Lashana Lynch)
リード・リチャーズ/ミスター・ファンタスティック:ジョン・クラシンスキー(John Krasinski)
ブラッカガー・ボルタゴン/ブラックボルト:アンソン・マウント(Anson Mount)
ウルトロン・セントリー:ロス・マーカンド(Ross Marquand)
ピザ・パパ:ブルース・キャンベル(Bruce Campbell)
クレア:シャーリーズ・セロン(Charlize Theron)
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