1995年にアメリカで制作された映画『カジノ』(原題:Casino)は、1970年代〜80年代のラスベガスの栄枯盛衰を描いた作品です。ニコラス・ピレッジが書いたノンフィクション小説に基づき作られました。
マーティン・スコセッシが監督を務め、エースをロバート・デ・ニーロが、ニッキーをショーン・ペシが演じました。マーティン・スコセッシとロバート・デ・ニーロがタッグを組んだ8つ目の作品です。
第68回アカデミー賞では、エースの妻ジンジャーを演じたシャロン・ストーンがアカデミー主演女優賞にノミネートされました。
- 『カジノ』の挿入曲
- オープニング・クレジット
- エースがカジノを紹介する(10年前、カジノ「タンジール」)
- カジノのマネールームからの金の流れが紹介される
- カンザスシティに集まるボス達の紹介シーン
- エースがカジノ経営に関わるようになった経緯をニッキーが語る
- エースのギャンブルでの手腕をニッキーが語る
- エースのノミ屋時代のエピソードをニッキーが語る
- ノミ屋時代のエースと親分リモとの関係性をニッキーが語る
- エースとニッキーがコンビを組むようになる
- ニッキーの怖さをエースが語る
- カジノでのエースの仕事ぶりをニッキーが語る
- カジノの上客をエースが語る
- 機材故障でカジノに戻されたイチカワのエピソードをエースが語る
- カジノに拡がる監視の目をエースが説明する
- ジンジャーがチップを店にばら撒く
- エースがジンジャーに一目惚れする
- エースが最愛のジンジャーのことを語る
- レスターとジンジャーの関係をエースが語る
- ニッキーが家族を連れて税関を通過する
- エースがニッキー夫婦を自宅に招待し、ジンジャーを紹介する
- ニッキーがカジノでも “警護” をやり出す
- エースが “イカサマ師” を見つけ、そのやり口を説明する
- エースの指示で花火デコレーションケーキが運ばれて来る
- イカサマ師が換金しようとする
- エースがジンジャーにプロポーズをする
- エースとジンジャーの結婚式(バンドが演奏する曲)
- レスターに別れを告げたことをジンジャーがエースに話す
- エースがジンジャーを新居に連れて来る
- エースがジンジャーに貸金庫の鍵を渡す
- エースがホールでニッキーの動きを観察する(カジノのステージで歌手が歌っている曲)
- 役人に目をつけられているとエースがニッキーに忠告する
- テーブルから足を下さないカウボーイが店から摘み出される
- 客を引き寄せるエースの手腕をニッキーが語る
- 警官の目に注意するようエースがニッキーに忠告する
- エースとジンジャーが受賞式パーティーに出席する
- スロットマシーンの責任者にエースが注意をする
- カジノ出禁になったニッキーがエースと会って話をする
- ニッキーが昔の仲間を呼び寄せて派手に動き出す
- ニッキーがアイリッシュの男を拷問する
- エースがスロットマシーン責任者を解雇する
- ジンジャーがエースに2万5千ドルもの金を無心する
- ジンジャーが金を持ってレスターに会いに行く
- ニッキーがジンジャーの愚痴を聞いて慰める
- カンザスシティのボス達が上納金が減ったことを話し合う
- ボス達がピスカーノを目付け役に送り込み、事態が思わぬ方向へ動いて行く
- ニッキーの連続殺人をエースが語る
- ニッキーがFBIの監視下に置かれるようになる
- スーパーでのピスカーノの愚痴をFBIが盗聴する
- 「サム・ロスティーン・ショー!」オープニング曲
- 「サム・ロスティーン・ショー!」エースの登場シーン
- 「サム・ロスティーン・ショー!」ゲストの登場シーン
- 「サム・ロスティーン・ショー!」エースがジャグリングをする
- ニッキーがFBIの尾行をまくために車を何度も乗り換える
- エースが砂漠でニッキーを待つ
- ニッキーの車が砂漠を走る
- エースとオスカーがナイトクラブを訪れニッキーを無視する
- 出禁のニッキーがカジノに現れ大騒ぎする
- 別居中のジンジャーがレスターと一緒にいる事をエースが知る
- エースにばれたと知り、レスターとジンジャーが慌てふためく
- 盗聴を警戒して、ニッキーとエースがガレージの車の中で話をする(エースのカーオーディオから流れる曲)
- エースがジンジャーと娘を空港まで迎えに行く
- エースが家に戻ってきたジンジャーを連れて食事に出かける
- 夜中に隠れて電話をしていたジンジャーをエースが外に追い出す
- ジンジャーとニッキーが男女の関係になる
- ニッキーとジンジャーのツーショットをFBIが隠し撮りする
- ニッキーの右腕的存在フランクがリモに尋問される
- ニッキーが酒・コカイン・女に溺れるようになる
- ニッキーが警官の家を襲撃する
- ジンジャーが娘をベッドに縛りつけ、ニッキーの店で酒を飲む
- ニッキーがジンジャーの居場所をエースに電話で知らせてくる
- ニッキーの店でエースとジンジャーが言い争いをする
- ジンジャーが家を飛び出して行く
- ジンジャーがニッキーにエースの殺害依頼をする
- 銃を持参したシュバートがエースの自宅に入る
- エースが自宅の襲撃に備えて準備を行う
- マフィアと関係者の一斉逮捕
- ボス達が健康状態を理由に釈放され、大粛清が行われる
- ホテルが爆破解体される
- エンドクレジット 1曲目
- エンドクレジット 2曲目
- 『カジノ』のサントラ
- 『カジノ』キャスト・スタッフ
『カジノ』の挿入曲
『カジノ』の挿入曲を流れた順番に紹介していきます。(ネタバレにご注意ください)
オープニング・クレジット
(車の爆破シーンから始まるオープニング曲)
《マタイ受難曲》第2部 第68曲 終結合唱「われら涙流しつつひざまずき」
作曲者 | ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(Johann Sebastian Bach, 1685-1750) バロック時代を代表するドイツの作曲家/オルガニスト。宗教音楽や器楽曲など幅広いジャンルで多くの傑作を残し、西洋音楽の歴史の中で最も偉大な作曲家の一人と評される。 |
作曲年 | 1727年 |
Artist | シカゴ交響楽団(Chicago Symphony Orchestra) イリノイ州シカゴを本拠地とするアメリカのオーケストラ。1891年設立。 |
ゲオルク・ショルティ(Georg Solti, 1912-1997) イギリス国籍を持つハンガリー出身の指揮者/ピアニスト。 |
『マタイ受難曲』は、バッハが1727年に作った宗教音楽です。
新約聖書「マタイによる福音書」のイエス・キリストの受難を題材とし、68曲からなる独唱や合唱が2部に分かれ構成される演奏時間約3時間の大作です。
ここで演奏される「われら涙流しつつひざまずき」は、イエスの復活を恐れ墓が封印された後、イエスの安息を願い歌われる終結合唱です。『マタイ受難曲』の終曲にあたります。
この後「ホテルが爆破解体される」でもこの曲が使われています。
エースがカジノを紹介する(10年前、カジノ「タンジール」)
ズーマ・ズーマ
Artist | ルイ・プリマ(Louis Prima, 1910-1978) アメリカのトランペッター/ボーカリスト/作曲家/エンターテイナー。 ニューオーリンズに住むイタリア系アメリカ人の音楽一家に生まれ、ニューオーリンズ・ジャズをルーツにR&B、ロックンロール、ブギウギ、タランテラなど様々な音楽ジャンルを演奏。1936年からビッグバンドを率い「The King of Swing」の異名を手に入れ、50年代にはラスベガスのショーマンとして絶大な人気を博した。 |
リリース | 1957年 |
作曲者 | ルイ・プリマ |
パオロ・シタレラ(Paolo Citarella) シチリア出身のイタリアの船乗り/歌手。 |
この後「マフィアと関係者の一斉逮捕」でもこの曲が使われています。
カジノのマネールームからの金の流れが紹介される
邦題『ムーングロウとビクニックの主題』
リリース | 1955年:Soundtrack『ピクニック』 |
作曲者 | エディ・デランジ(Eddie DeLange, 1904-1949) アメリカのソングライター/バンドリーダー。 |
ウィル・ハドソン(Will Hudson, 1908-1981) カナダ生まれのアメリカの作曲家/アレンジャー/ビッグバンドのリーダー。 | |
アーヴィング・ミルズ (Irving Mills, 1894-1985) アメリカの作詞家/ジャズ音楽の出版者/エージェント/オーケストラ・リーダー。 | |
モーリス・ストロフ(Morris Stoloff, 1898-1980) アメリカの作曲家。映画『カバーガール』(1944) でアカデミー作曲賞(ミュージカル映画音楽賞)を受賞した。 | |
Original ver. | 1933年:ジョー・ヴェヌーティ(Joe Venuti, 1903-1978) アメリカのジャズ・バイオリニスト/作曲家。 |
『Moonglow And Theme From “Picnic”』は、1955年の恋愛ドラマ映画『ピクニック』(Picnic)のオリジナル・サウンドトラックです。映画の音楽を担当したジョージ・ダニング(George Duning, 1908-2000)が、1933年に発表されたポピュラーソング『Moonglow』をオーケストラ版にアレンジしたものが映画のサウンドトラックとして使われました。
この後「カンザスシティのボス達が上納金が減ったことを話し合う」でもこの曲が使われています。
カンザスシティに集まるボス達の紹介シーン
現金が入ったスーツケースがカンザスシティに運ばれ、スーパーの奥の部屋で親分達による月に一度の会合が開かれています。
邦題『恋人がなければ』
Artist cover ver. | ディーン・マーティン(Dean Martin, 1917-1995) アメリカの歌手/俳優/コメディアン/テレビ司会者。 1946年にコメディアンのジェリー・ルイスと「底抜けコンビ」(Martin and Lewis)を結成、コンビ解消後はフランク・シナトラらと組んだエンターテイナー集団「ラット・パック」のメンバーとしてテレビ・映画で活躍し人気を博した。 |
リリース | 1960年 |
作曲者 | ラス・モーガン(Russ Morgan, 1904-1969) アメリカのミュージシャン/ビッグバンドリーダー/アレンジャー。 ビッグバンドを率いてラジオ/テレビに出演。ヒット曲を数多く生み出し成功を収めた。 |
ラリー・ストック(Larry Stock, 1896-1984) アメリカのソングライター/ピアニスト/作曲家。 | |
Original ver. | 1945年:ナット・キング・コール(Nat King Cole, 1919-1965) 「キング」の愛称で呼ばれ一世を風靡したアメリカのジャズピアニスト/歌手。 1930年代後半にジャズピアニストとしてキャリアをスタートさせ、ピアノ・ギター・ベースからなる「ナット・キング・コール・トリオ」を結成しトリオバンドの先駆けとなり活躍。歌手としても艶と暖かみのあるスモーキーな声が絶賛され数多くのヒット曲を世に送り出した。 |
エースがカジノ経営に関わるようになった経緯をニッキーが語る
シング・シング・シング
Artist | ルイ・プリマ(Louis Prima, 1910-1978) アメリカのトランペッター/ボーカリスト/作曲家/エンターテイナー。 ニューオーリンズに住むイタリア系アメリカ人の音楽一家に生まれ、ニューオーリンズ・ジャズをルーツに、R&B、ロックンロール、ブギウギ、タランテラなど様々な音楽ジャンルを演奏。1936年からビッグバンドを率い「The King of Swing」の異名を手に入れ、50年代にはラスベガスのショーマンとして絶大な人気を博した。 |
リリース | 1936年 |
作曲者 | ルイ・プリマ(Louis Prima, 1910-1978) |
エースのギャンブルでの手腕をニッキーが語る
マンボ No.5
Artist cover ver. | ゴーン・オール・スターズ(The Gone All Stars) ゴーン・レコードのスタジオ・ミュージシャンによるバンド。 |
リリース | 1957年 |
作曲者 | ペレス・プラード(Pérez Prado, 1916-1989) キューバのバンドリーダー/ピアニスト/作曲家/アレンジャー。 1950年代に世界中でマンボ・ブームを巻き起こし「マンボ・キング」(King of the Mambo) と称えられた。 |
Original ver. | 1950年:ペレス・プラード楽団(Pérez Prado y su orquesta) ペレス・プラードが1949年にメキシコシティへ移住して結成したオーケストラ。 |
『マンボNo.5』は、ペレス・プラード(Pérez Prado)のシグネチャー・ソングとして知られているマンボのインストゥメンタル曲です。『7-11』のタイトルでも知られています。
エースのノミ屋時代のエピソードをニッキーが語る
フーチー・クーチー・マン
Artist | マディ・ウォーターズ(Muddy Waters, 1913-1983) アメリカのブルースシンガー/ギタリスト。 ブルースにエレクトリック・ギターを取り入れ、シカゴ・ブルースの形成に大きな足跡を残した。「シカゴ・ブルースの父」と称され、後世のブルース/ロック・アーティストに多大な影響を与えた。 |
リリース | 1954年 |
作曲者 | ウィリー・ディクスン(Willie Dixon, 1915-1992) アメリカのブルース・ベーシスト/歌手/作詞家/音楽プロデューサー。 プロボクサーとして活動後にベーシストとして音楽活動を始め、ロックミュージシャンにもカバーされるブルースの名曲を数多く残した。 |
この後「カジノでのエースの仕事ぶりをニッキーが語る」でもこの曲が使われています。
ノミ屋時代のエースと親分リモとの関係性をニッキーが語る
ファ・ファ・ファ
Artist | オーティス・レディング(Otis Redding, 1941-1967) アメリカのシンガーソングライター。アメリカのポピュラー音楽の歴史の中で最も偉大なシンガーソングライターの一人。「キング・オブ・ソウル」と呼ばれる。 |
リリース | 1966年 |
作曲者 | オーティス・レディング |
スティーヴ・クロッパー(Steve Cropper) アメリカのギタリスト/ソングライター/音楽プロデューサー、1941年ミズーリ州ドーラ生まれ。 |
エースとニッキーがコンビを組むようになる
エースが胴元でニッキーが集金屋、二人はコンビを組むようになりました。エースに失礼な事を言ったという理由でニッキーがバーの客をボールペンで刺すシーンまで曲は続きます。
ロング・ロング・ホワイル
Artist | ローリング・ストーンズ(The Rolling Stones) 1962年にロンドンで結成されたイギリスのロックバンド。 バンド名は “シカゴブルースの父” ことマディー・ウォーターズの名曲『Rollin’ Stone』に由来。結成以降一度も解散することなく第一線で精力的に活動し続け、ロック界の最高峰に君臨する。 |
リリース | 1966年 |
作曲者 | Jagger–Richards ミック・ジャガー(Mick Jagger) キース・リチャーズ(Keith Richards) |
ニッキーの怖さをエースが語る
(ニッキーがバーの客をボールペンで滅多刺しにする直後のシーン)
邦題『サティスファクション』
Artist | ローリング・ストーンズ(The Rolling Stones) 1962年にロンドンで結成されたイギリスのロックバンド。 バンド名は “シカゴブルースの父” ことマディー・ウォーターズの名曲『Rollin’ Stone』に由来。結成以降一度も解散することなく第一線で精力的に活動し続け、ロック界の最高峰に君臨する。 |
リリース | 1965年 |
作曲者 | Jagger–Richards ミック・ジャガー(Mick Jagger) キース・リチャーズ(Keith Richards) |
カジノでのエースの仕事ぶりをニッキーが語る
エースとニッキーはカジノでもコンビを組むようになりました。
フーチー・クーチー・マン
Artist | マディ・ウォーターズ(Muddy Waters, 1913-1983) アメリカのブルースシンガー/ギタリスト。 ブルースにエレクトリック・ギターを取り入れ、シカゴ・ブルースの形成に大きな足跡を残した。「シカゴ・ブルースの父」と称され、後世のブルース/ロック・アーティストに多大な影響を与えた。 |
リリース | 1954年 |
作曲者 | ウィリー・ディクスン(Willie Dixon, 1915-1992) |
「エースのノミ屋時代のエピソードをニッキーが語る」でもこの曲が使われていました。
カジノの上客をエースが語る
役人や政治家へのサービス、日本人イチカワのカジノでの振る舞いをエースが語っています。
ジ・イン・クラウド
Artist cover ver. | Ramsey Lewis Trio |
ラムゼイ・ルイス(Ramsey Lewis, 1935-2022) アメリカのジャズピアニスト/作曲家。 | |
リリース | 1965年 |
作曲者 | ビリーペイジ(Billy Page, -1991) アメリカのソングライター/音楽プロデューサー。 |
Original ver. | 1964年:ドビー・グレイ(Dobie Gray, 1940-2011) アメリカのR&Bシンガー/ソングライター。 |
この後「機材故障でカジノに戻されたイチカワのエピソードをエースが語る」ではビリーペイジによるオリジナル・バージョンが使われています。
機材故障でカジノに戻されたイチカワのエピソードをエースが語る
ジ・イン・クラウド
Artist | ドビー・グレイ(Dobie Gray, 1940-2011) アメリカのR&Bシンガー/ソングライター。 |
リリース | 1964年 |
作曲者 | ビリーペイジ(Billy Page, -1991) アメリカのソングライター/音楽プロデューサー。 |
「カジノの上客をエースが語る」ではラムゼイ・ルイス・トリオによるインストゥルメンタル・バージョンが使われていました。
カジノに拡がる監視の目をエースが説明する
コンペアド・トゥー・ホワット
Artist cover ver. | Les McCann and Eddie Harris |
レス・マッキャン(Les McCann, 1935-2023) アメリカのジャズ・ピアニスト/ボーカリスト。 | |
エディ・ハリス(Eddie Harris, 1934-1996) アメリカのジャズ・サックス奏者。 | |
リリース | 1969年 |
作曲者 | ジーン・マクダニエルズ(Gene McDaniels, 1935-2011) アメリカのシンガー/プロデューサー/ソングライター。 |
Original ver. | 1966年:レス・マッキャン(Les McCann, 1935-2023) |
『Compared to What』は、ベトナム戦争に対するプロテストソング(反戦歌)です。
ジンジャーがチップを店にばら撒く
ジンジャーは、客とトラブルになり騒ぎを起こします。
スリッピン・アンド・スライディン
Artist | リトル・リチャード(Little Richard, 1932-2020) アメリカの歌手/ピアニスト/ソングライター。 「ロックンロールの創造者」「ロックンロールの王様」と称される。 |
リリース | 1956年 |
作曲者 | リトル・リチャード |
アルバート・コリンズ(Albert Collins) ニューオーリンズ出身のアメリカのソングライター。 |
エースがジンジャーに一目惚れする
邦題『恋は異なもの』
Artist | ミッキー&シルヴィア(Mickey & Sylvia) アメリカのR&Bデュオ。夫婦デュオ「レス・ポール&メリー・フォード」の人気に触発され、ミッキー・ベイカーがギター教室の生徒シルヴィア・ロビンソンと結成。代表曲『Love Is Strange』がリリースされた一年後に解散した。 |
リリース | 1956年 |
作曲者 | ボ・ディドリー(Bo Diddley, 1928-2008) アメリカのロックンロール歌手/ギタリスト。“ボ・ディドリー・ビート”と呼ばれる強力なリズムを基調とした独特のサウンドはブルースとロックンロールの掛け橋となり、数多くのミュージシャンに影響を与えた。 |
シルヴィア・ロビンソン(Sylvia Robinson, 1936-2011) アメリカのソウル歌手/ソング・ライター。R&Bデュオ「ミッキー&シルヴィア」(Mickey & Sylvia) 解散後にソロ活動を始め、夫と新しいレーベルを作りプロデューサーや経営者としても活躍した。 | |
ミッキー・ベイカー(Mickey Baker, 1925-2012) アメリカのギタリスト/スタジオミュージシャン。 |
エースが最愛のジンジャーのことを語る
(エースがジンジャーに夢中になり、「カジノの女王」ことジンジャーのことを語るシーン)
ハート・オブ・ストーン
Artist | ローリング・ストーンズ(The Rolling Stones) 1962年にロンドンで結成されたイギリスのロックバンド。 バンド名は “シカゴブルースの父” ことマディー・ウォーターズの名曲『Rollin’ Stone』に由来。結成以降一度も解散することなく第一線で精力的に活動し続け、ロック界の最高峰に君臨する。 |
リリース | 1964年 |
作曲者 | Jagger–Richards ミック・ジャガー(Mick Jagger) キース・リチャーズ(Keith Richards) |
レスターとジンジャーの関係をエースが語る
邦題『恋はドラッグ』
Artist | ロキシー・ミュージック(Roxy Music) 1971年に結成されたイギリスのロックバンド。 洗練されたモダンな音楽スタイルと奇抜なファッションで話題を集め、瞬く間に成功を収めた。バンド名の「Roxy」は、古い映画館の名からとられている。 |
リリース | 1975年 |
作曲者 | Roxy Music ブライアン・フェリー(Bryan Ferry) アンディ・マッケイ(Andy Mackay) |
ニッキーが家族を連れて税関を通過する
(宝石強盗に手を染めるようになっていたニッキーの存在をエースが危惧するシーン)
ヴォラーレ
邦題『青く塗られた青の中で』
Artist | ドメニコ・モドゥーニョ(Domenico Modugno, 1928-1994) イタリアの歌手/作曲家/俳優。 1958年のサンレモ音楽祭で『Nel blu, dipinto di blu』を歌って入賞し、一躍世界的に知られるようになる。1987年にはトリノからの選出でイタリア国会議員に当選。社会問題に積極的に取り組んだ。 |
リリース | 1958年 |
作曲者 | ドメニコ・モドゥーニョ |
フランコ・ミリアッチ(Franco Migliacci, 1930-2023) イタリアの作詞家/プロデューサー/俳優。 |
エースがニッキー夫婦を自宅に招待し、ジンジャーを紹介する
女性達を家に残してエースとニッキーは二人でドライブに出かけます。そこでニッキーはラスベガスにとどまることにしたと爆弾宣言をします。ニッキーはエースには迷惑をかけないと言いながら、ラスベガスでも集金を行うようになります。
邦題『タンゴは二人で』
Artist cover ver. | レイ・チャールズ(Ray Charles, 1930-2004) アメリカの歌手/作曲家/ピアニスト。 盲目というハンディを乗り越え歌手として成功を収め、天才ミュージシャンとして世界にその名を知らしめた。R&B/ソウルのパイオニアとして知られる。 |
ベティ・カーター(Betty Carter, 1929-1998) アメリカのジャズボーカリスト/シンガーソングライター。 | |
リリース | 1961年 |
作曲者 | アル・ホフマン(Al Hoffman, 1902-1960) ロシア系アメリカ人作曲家。 代表曲『ビビディ・バビディ・ブー』『夢はひそかに』 |
ディック・マニング(Dick Manning, 1912-1991) ロシア系アメリカ人のソングライター。アル・ホフマンとのコラボレーションで知られる。 | |
Original ver. | 1952年:パール・ベイリー(Pearl Bailey, 1918-1990) アメリカの女優/歌手/コメディアン/作家。 |
ニッキーがカジノでも “警護” をやり出す
ハウ・ハイ・ザ・ムーン
Artist cover ver. | レス・ポール&メリー・フォード(Les Paul and Mary Ford) アメリカの夫婦デュオ。夫のポールがギターを弾き、妻メアリーがボーカルを担当。1951年だけで600万枚のレコード売上を記録、50年代に絶大な人気を博した |
リリース | 1951年 |
作曲者 | ナンシー・ハミルトン(Nancy Hamilton, 1908-1985) アメリカの女優/劇作家/作詞家/監督/プロデューサー。 |
モーガン・ルイス(Morgan Lewis, 1906-1968) アメリカの作曲家/作家/演出家/振付師。 | |
Original ver. | 1940年:フランシス・コムストック&アルフレッド・ドレイク(Frances Comstock & Alfred Drake ) |
『How High The Moon』は、1940年初演のブロードウェイミュージカル『Two for the Show』のために作られた曲です。
エースが “イカサマ師” を見つけ、そのやり口を説明する
邦題『迷信嫌い』
Artist cover ver. | ジェフ・ベック(Jeff Beck, 1944-2023) イギリスのギタリスト。 ヤードバーズ(The Yardbirds)の3代目ギタリスト。エリック・クラプトン、ジミー・ペイジと並ぶ「世界三大ギタリスト」の一人に数えられる。 |
リリース | 1968年 |
作曲者 | ウィリー・ディクスン(Willie Dixon, 1915-1992) アメリカのブルース・ベーシスト/歌手/作詞家/音楽プロデューサー。 プロボクサーとして活動後にベーシストとして音楽活動を始め、ロックミュージシャンにもカバーされるブルースの名曲を数多く残した。 |
Original ver. | 1962年:ハウリン・ウルフ(Howlin’ Wolf) アメリカのブルース歌手/ギタリスト。 |
エースの指示で花火デコレーションケーキが運ばれて来る
ハッピーバースデートゥーユー
作曲者 | マイルドレッド・J・ヒル(Mildred J. Hill, 1859-1916) アメリカのソングライター/音楽学者。 |
パティ・J・ヒル(Patty S. Hill, 1868-1946) アメリカの保育園/幼稚園教諭。アメリカの非営利団体「全米幼児教育協会」の創設者。 | |
出版年 | 1917年 |
『Happy Birthday to You』は、アメリカ人のヒル姉妹が作詞作曲した誕生日をお祝いする曲す。
この曲は、世界で最も歌われている英語の曲としてギネス世界記録に認定されています。
イカサマ師が換金しようとする
(支配人を名乗る男がイカサマ師をオフィスに連れて行くシーン)
ワーキング・イン・ザ・コール・マイン
Artist | リー・ドーシー(Lee Dorsey, 1924-1986) アメリカのR&Bシンガー。ルイジアナ州ニューオーリンズを拠点に活動していた。 |
リリース | 1966年 |
作曲者 | アラン・トゥーサン(Allen Toussaint, 1938-2015) ルイジアナ州ニューオーリンズ出身のアメリカのR&Bピアニスト/ボーカリスト/ソングライター/音楽プロデューサー。 |
エースがジンジャーにプロポーズをする
アンフォゲッタブル
Artist cover ver. | ダイナ・ワシントン(Dinah Washington, 1924-1963) アメリカのブルース/R&B/ジャズ・シンガー。「ブルースの女王」(Queen of the Blues)の称号を持つ。 |
リリース | 1951年 |
作曲者 | アーヴィング・ゴードン(Irving Gordon, 1915-1996) アメリカのソングライター。 |
Original ver. | 1951年:ナット・キング・コール(Nat King Cole, 1919-1965) 「キング」の愛称で呼ばれ一世を風靡したアメリカのジャズピアニスト/歌手。 1930年代後半にジャズピアニストとしてキャリアをスタートさせ、ピアノ・ギター・ベースからなる「ナット・キング・コール・トリオ」を結成しトリオバンドの先駆けとなり活躍。歌手としても艶と暖かみのあるスモーキーな声が絶賛され数多くのヒット曲を世に送り出した。 |
エースとジンジャーの結婚式(バンドが演奏する曲)
スターダスト
Artist | ホーギー・カーマイケル(Hoagy Carmichael, 1899-1981) アメリカの作曲家/歌手/ピアニスト/バンドリーダー。 代表曲『スターダスト』『我が心のジョージア』 |
リリース | 1928年 |
作曲者 | ホーギー・カーマイケル |
ミッチェル・パリッシュ(Mitchell Parish, 1900-1993) ロシア帝国統治下のリトアニア出身のアメリカの作詞家。ティン・パン・アレーの作詞家として活躍した。 代表作『スターダスト』『ムーンライト・セレナーデ』 |
『Stardust』は、1927年に作られたインストゥルメンタル曲です。
レコード会社の意向で1929年に歌詞がつけられました。
昔の恋人との思い出を星屑(stardust)に例えた歌詞から「失恋ソング」といわれています。
レスターに別れを告げたことをジンジャーがエースに話す
(結婚式場を出てロビーでレスターに電話をして泣いているジンジャーにエースが話しかけるシーン)
スターダスト
Artist | ホーギー・カーマイケル(Hoagy Carmichael, 1899-1981) アメリカの作曲家/歌手/ピアニスト/バンドリーダー。 代表曲『スターダスト』『我が心のジョージア』 |
リリース | 1928年 |
作曲者 | ホーギー・カーマイケル |
ミッチェル・パリッシュ(Mitchell Parish, 1900-1993) ロシア帝国統治下のリトアニア出身のアメリカの作詞家。ティン・パン・アレーの作詞家として活躍した。 代表作『スターダスト』『ムーンライト・セレナーデ』 |
この後「ニッキーの右腕的存在フランクがリモに尋問される」でもこの曲が使われています。
エースがジンジャーを新居に連れて来る
邦題『縁は異なもの』
Artist cover ver. | ダイナ・ワシントン(Dinah Washington, 1924-1963) アメリカのブルース/R&B/ジャズ・シンガー。「ブルースの女王」(Queen of the Blues)の称号を持つ。 |
リリース | 1959年 |
作曲者 | マリア・グレベール(María Grever, 1885-1951) メキシコの女性作曲家。 |
スタンリー・アダムス(Stanley Adams, 1907-1994) アメリカの作詞家/ソングライター。 | |
Original ver. | 1934年:ジミー・アグー(Jimmie Ague) |
この曲のオリジナルは、メキシコ人作曲家マリア・グレベールが1934年にスペイン語で書いた『Cuando vuelva a tu lado』です。同年、英語の歌詞が書かれ、タイトル『What A Difference A Day Makes』で出版されました。
エースがジンジャーに貸金庫の鍵を渡す
アイル・テイク・ユー・ゼア
Artist | ザ・ステイプル・シンガーズ(The Staple Singers) アメリカのゴスペル/ソウル/R&B・ボーカルグループ。 ギタリストで歌手のローバック・ステイプルズ(Roebuck Staples)が子供達と結成したグループ。 |
リリース | 1972年 |
作曲者 | アル・ベル(Al Bell) アメリカの音楽プロデューサー/ソングライター。 |
エースがホールでニッキーの動きを観察する(カジノのステージで歌手が歌っている曲)
ジェリー・ヴェイル本人がカメオ出演して歌っています。
Artist | ジェリー・ヴェイル(Jerry Vale, 1930-2014) ブロンクス生まれのイタリア系アメリカ人歌手。 |
リリース | 1967年 |
作曲者 | チャールズ・トビアス(Charles Tobias, 1898-1970) アメリカのソングライター。 |
役人に目をつけられているとエースがニッキーに忠告する
Artist | パラゴンズ(The Paragons) アメリカのドゥーワップ・クインテット。 |
リリース | 1957年 |
作曲者 | Elsa Byrd & Paul Winley |
テーブルから足を下さないカウボーイが店から摘み出される
スウィート・ヴァージニア
Artist | ローリング・ストーンズ(The Rolling Stones) 1962年にロンドンで結成されたイギリスのロックバンド。バンド名は、シカゴブルースの父、マディー・ウォーターズの名曲『Rollin’ Stone』に由来。結成以降一度も解散することなく第一線で精力的に活動し続け、ロック界の最高峰に君臨するバンド。 |
リリース | 1972年 |
作曲者 | Jagger–Richards ミック・ジャガー(Mick Jagger) キース・リチャーズ(Keith Richards) |
客を引き寄せるエースの手腕をニッキーが語る
(エンターテイメントを充実させ、ノミ屋にカジノのスペースを与えるなど、エースが様々な仕掛けを進めて行くシーン)
ベイズン・ストリート・ブルース
Artist cover ver. | ルイ・プリマ(Louis Prima, 1910-1978) アメリカのトランペッター/ボーカリスト/作曲家/エンターテイナー。 ニューオーリンズに住むイタリア系アメリカ人の音楽一家に生まれ、ニューオーリンズ・ジャズをルーツに、R&B、ロックンロール、ブギウギ、タランテラなど様々な音楽ジャンルを演奏。1936年からビッグバンドを率い「The King of Swing」の異名を手に入れ、50年代にはラスベガスのショーマンとして絶大な人気を博した。 |
リリース | 1935年 |
作曲者 | スペンサー・ウィリアムズ(Spencer Williams, 1889-1965) アメリカのジャズとポピュラー音楽のソングライター/歌手/ピアニスト。 |
Original ver. | 1928年:ルイ・アームストロング(Louis Armstrong, 1901-1971) アメリカのトランペット奏者/作曲家/歌手。 1920年代に独創的なトランペット/コルネット奏者として名を知られるようになり、1950年代には歌手としても活躍。1967年には『この素晴らしき世界』が世界的に大ヒット。史上最も影響力のあるミュージシャンとして「キング・オブ・ジャズ」と讃えられ世界中で愛された。 |
警官の目に注意するようエースがニッキーに忠告する
邦題『南部の夕暮れ』
Artist cover ver. | ルイ・プリマ(Louis Prima, 1910-1978) アメリカのトランペッター/ボーカリスト/作曲家/エンターテイナー。 |
リリース | 1956年 |
作曲者 | クラレンス・ミューズ(Clarence Muse, 1889-1979) アメリカの俳優/脚本家/監督/歌手/作曲家。 |
レオン・レネ(Leon René, 1902-1982) アメリカのロックンロール、R&B作曲家/音楽プロデューサー。 | |
オーティス・レネ(Otis René, 1898-1970) アメリカのソングライター/レコードレーベルオーナー。 | |
Original ver. | 1931年:ルイ・アームストロング(Louis Armstrong, 1901-1971) アメリカのトランペット奏者/作曲家/歌手。 |
エースとジンジャーが受賞式パーティーに出席する
エースがラスベガス・カントリー・クラブから賞を送られ、その受賞パーティーが開かれています。
邦題『星影のステラ』
Artist cover ver. | レイ・チャールズ(Ray Charles, 1930-2004) アメリカの歌手/作曲家/ピアニスト。 盲目というハンディを乗り越え歌手として成功を収め、天才ミュージシャンとして世界にその名を知らしめた。R&B/ソウルのパイオニアとして知られる。 |
リリース | 1961年 |
作曲者 | ネッド・ワシントン(Ned Washington, 1901-1976) ペンシルベニア州スクラントン出身のアメリカの作詞家。 |
ヴィクター・ヤング(Victor Young, 1899-1956) アメリカの作曲家/指揮者/編曲家/ヴァイオリン奏者。 映画『八十日間世界一周』(1956) の音楽を担当し、アカデミー作曲賞を受賞した。 | |
Original ver. | 1945年:ビクター・ヤング楽団(Victor Young and His Singing Strings) |
『Stella By Starlight』は、1944年のホラー・ラブストーリー映画『呪いの家』(原題:The Uninvited)のオリジナル・サウンドトラックです。
以前、マーティン・スコセッシ監督が、『シャッター・アイランド』の公開とハロウィンにちなみ発表した「映画史上最も怖いホラー映画11本」に、この『呪いの家』が入っています。
スロットマシーンの責任者にエースが注意をする
ブーガルー・ダウン・ブロードウェイ
Artist | ファンタスティック・ジョニー・C(The Fantastic Johnny C) アメリカのソウル歌手、1943年生まれ。 |
リリース | 1967年 |
作曲者 | ジェシー・ジェイムズ(Jesse James) アメリカのプロデューサー/ソングライター。 |
カジノ出禁になったニッキーがエースと会って話をする
スウィート・ドリームス
Artist cover ver. | エミルー・ハリス(Emmylou Harris) アメリカのシンガーソングライター、1947年生まれ。 |
リリース | 1975年 |
作曲者 | ドン・ギブソン(Don Gibson, 1928-2003) アメリカのカントリーミュージシャン/ソングライター。 孤独と失われた愛を語る曲を多く書いたため「悲しい詩人」の愛称で呼ばれた。 |
Original ver. | 1955年:ドン・ギブソン |
ニッキーが昔の仲間を呼び寄せて派手に動き出す
キャント・ユー・ヒア・ミー・ノッキング
Artist | ローリング・ストーンズ(The Rolling Stones) 1962年にロンドンで結成されたイギリスのロックバンド。バンド名は、シカゴブルースの父、マディー・ウォーターズの名曲『Rollin’ Stone』に由来。結成以降一度も解散することなく第一線で精力的に活動し続け、ロック界の最高峰に君臨するバンド。 |
リリース | 1971年 |
作曲者 | Jagger–Richards ミック・ジャガー(Mick Jagger) キース・リチャーズ(Keith Richards) |
ニッキーがアイリッシュの男を拷問する
(ニモの店が襲撃され、ニッキーが犯人探しをするシーン)
邦題『いやな奴 』
Artist | クリーム(Cream) 1966年にロンドンで結成されたイギリスのロック・スーパーグループ。 わずか2年半の活動で世界を席巻。今なお多くのアーティストに影響を与え続けている伝説的ロックバンド。 |
リリース | 1966年 |
作曲者 | ジンジャー・ベイカー(Ginger Baker, 1939-2019) イギリスのドラマー。クリーム(Cream)の元メンバー。 |
この後以下のシーンでもこの曲が使われます
「ニッキーがFBIの尾行をまくために車を何度も乗り換える」
「ニッキーの車が砂漠を走る」
「エースが自宅の襲撃に備えて準備を行う」
エースがスロットマシーン責任者を解雇する
ゾーズ・ワー・ザ・デイズ
Artist | クリーム(Cream) 1966年にロンドンで結成されたイギリスのロック・スーパーグループ。 わずか2年半の活動で世界を席巻。今なお多くのアーティストに影響を与え続けている伝説的ロックバンド。 |
リリース | 1968年 |
作曲者 | ジンジャー・ベイカー(Ginger Baker, 1939-2019) イギリスのドラマー。クリーム(Cream)の元メンバー。 |
ピート・ブラウン(Pete Brown, 1940-2023) イギリスの詩人/作詞家/ボーカリスト。 |
ジンジャーがエースに2万5千ドルもの金を無心する
邦題『涙の想い出』
Artist | ティミー・ユーロー(Timi Yuro, 1941-2004) アメリカのブルーアイドソウル・シンガーソングライター。 |
リリース | 1961年 |
作曲者 | ジミー・クレーン(Jimmie Crane, 1910-1998) アメリカのソングライター。 |
アル・ジェイコブス(Al Jacobs, 1903-1985) アメリカのソングライター。 | |
Original ver. | 1954年:ロイ・ハミルトン(Roy Hamilton, 1929-1969) アメリカの歌手/ソングライター。 |
ジンジャーが金を持ってレスターに会いに行く
グローリー・オブ・ラヴ
Artist cover ver. | ザ・ヴェルヴェトーンズ(The Velvetones) 1943年にニュージャージー州ニューアークで結成されたアメリカのドゥーワップ・グループ。 |
リリース | 1957年 |
作曲者 | ビリー・ヒル(Billy Hill, 1899-1940) アメリカのソングライター/ヴァイオリン奏者/ピアニスト。 |
Original ver. | 1936年:ウィリー・ブライアント(Willie Bryant, 1908-1964) アメリカのジャズバンドリーダー/ボーカリスト/DJ。 |
『The Glory of Love』は、1967年の映画『招かれざる客』(原題:Guess Who’s Coming to Dinner)の主題歌に使われ、広く知られるようになりました。
この後「ニッキーとジンジャーのツーショットをFBIが隠し撮りする」でもこの曲が使われています。
ニッキーがジンジャーの愚痴を聞いて慰める
邦題『サテンの夜』
Artist | ムーディー・ブルース(The Moody Blues) 1964年にバーミンガムで結成されたイギリスのロックバンド。 プログレッシブ・ロックの草分け的存在として知られる。 |
リリース | 1967年 |
作曲者 | ジャスティン・ヘイワード(Justin Hayward イギリスの歌手/ギタリスト/ソングライター、1946年生まれ。 ロックバンド「ムーディー・ブルース」(The Moody Blues) のメンバー。 |
カンザスシティのボス達が上納金が減ったことを話し合う
邦題『ムーングロウとビクニックの主題』
リリース | 1955年:Soundtrack『ピクニック』 |
作曲者 | エディ・デランジ(Eddie DeLange, 1904-1949) ウィル・ハドソン(Will Hudson, 1908-1981) アーヴィング・ミルズ (Irving Mills, 1894-1985) モーリス・ストロフ(Morris Stoloff, 1898-1980) |
Original ver. | 1933年:ジョー・ヴェヌーティ(Joe Venuti, 1903-1978) アメリカのジャズ・バイオリニスト/作曲家。 |
「カジノのマネールームからの金の流れが紹介される」でもこの曲が使われていました。
ボス達がピスカーノを目付け役に送り込み、事態が思わぬ方向へ動いて行く
ウォーク・オン・ザ・ワイルド・サイド
Artist cover ver. | ジミー・スミス(Jimmy Smith, 1925-2005) アメリカのジャズオルガン奏者。 |
リリース | 1962年 |
作曲者 | エルマー・バーンスタイン(Elmer Bernstein, 1922-2004) 東欧ユダヤ系移民出身のアメリカ人作曲家。 1967年のミュージカル映画『モダン・ミリー』のスコアを手がけ、アカデミー作曲賞を受賞した。 |
マック・デイヴィッド(Mack David, 1912-1993) アメリカの作詞家/ソングライター。 代表作『ビビディ・バビディ・ブー』『ばら色の人生』 | |
Original ver. | 1962年:エルマー・バーンスタイン |
『Walk On The Wild Side』は、1962年のアメリカ映画『荒野を歩け』(Walk on the Wild Side)のタイトル曲です。
ニッキーの連続殺人をエースが語る
カジノのボス夫妻、カジノディーラー、タレ込みやくざ、弁護士、借金を踏み倒す者が次々と殺害されるシーン
ギミー・シェルター
Artist | ローリング・ストーンズ(The Rolling Stones) 1962年にロンドンで結成されたイギリスのロックバンド。 バンド名は “シカゴブルースの父” ことマディー・ウォーターズの名曲『Rollin’ Stone』に由来。結成以降一度も解散することなく第一線で精力的に活動し続け、ロック界の最高峰に君臨する。 |
Feat. メリー・クレイトン(Merry Clayton) アメリカのR&B歌手、1948年生まれ。ソロ活動以外に様々なアーティストの作品でバック・コーラスを担当。ローリング・ストーンズとの共演で広く知られる。 | |
リリース | 1969年 |
作曲者 | Jagger–Richards ミック・ジャガー(Mick Jagger) キース・リチャーズ(Keith Richards) |
『Gimme Shelter』では、メリー・クレイトンがミック・ジャガーと共にリードボーカルをとっています。
このアルバムのクレジットには「THIS RECORD SHOULD BE PLAYED LOUD」(このレコードは大音量で再生すべし)というメッセージが記載されています。
この後「ニッキーが酒・コカイン・女に溺れるようになる」でもこの曲が使われています。
ニッキーがFBIの監視下に置かれるようになる
イー・オー・イレヴン
Artist | サミー・デイヴィスJr.(Sammy Davis Jr. , 1925-1990) アメリカの歌手/俳優/コメディアン/ダンサー。 ボードヴィル・ショー巡業を生業とする一家に生まれ、3歳で初舞台。第二次世界大戦時は米陸軍で慰問部隊に配属、除隊後すぐにステージに復帰しテレビにも出演。高いエンターテイメント性と音楽的才能が高い評価を受け、一躍スターダムにのし上がる。 1950年には、当時人気絶頂のフランク・シナトラに見出され「シナトラ一家」の一員としてラスベガスのシナトラ所有のカジノホテル「サンズ」を中心にツアーを行い、映画にも多数出演した。 |
リリース | 1960年 |
作曲者 | サミー・カーン(Sammy Cahn, 1913-1993) ニューヨーク出身のアメリカの作詞家。 映画『愛の泉』(1954)、『抱擁』(1957)、『波も涙も暖かい』(1959)、『パパは王様』(1963) のスコアを手掛け、アカデミー作曲賞を4度受賞した。 |
ジミー・ヴァン・ヒューゼン(Jimmy Van Heusen, 1913-1990) ニューヨーク生まれのアメリカの作曲家。 ティン・パン・アレーのピアニストとして働き、映画・テレビ・演劇の数々の名曲を残した。映画『我が道を往く』(1944)、『抱擁』(1957)、『波も涙も暖かい』(1959)、『パパは王様』(1963) のスコアを手掛け、アカデミー作曲賞を4度受賞した。 |
『Eee-O-Eleven』は、1960年のケイパー映画『オーシャンと十一人の仲間』(Ocean’s Eleven)のために作られた曲です。
スーパーでのピスカーノの愚痴をFBIが盗聴する
(カンザスシティのスーパーのオーナー、ピスカーノがカジノのスーツケースの話を店の中で母親と義弟に愚痴るシーン)
アイル・ウォーク・アローン
Artist cover ver. | ドン・コーネル(Don Cornell, 1919-2004) イタリア系アメリカ人歌手。 |
リリース | 1952年 |
作曲者 | ジューリー・スタイン(Jule Styne, 1905-1994) イギリス生まれのアメリカのソングライター。 映画『愛の泉』(1954) のタイトル曲を書き、アカデミー作曲賞を受賞した。 |
サミー・カーン(Sammy Cahn, 1913-1993) ニューヨーク出身のアメリカの作詞家。 映画『愛の泉』(1954)、『抱擁』(1957)、『波も涙も暖かい』(1959)、『パパは王様』(1963) の曲を書き、アカデミー作曲賞を4度受賞した。 | |
Original ver. | 1944年:ルイ・プリマ楽団(Louis Prima and His Orchestra) |
『I’ll Walk Alone』は、1944年のミュージカル映画『Follow the Boys』のオリジナル・サウンドトラックです。
「サム・ロスティーン・ショー!」オープニング曲
タンジール・ホテルプレゼンツ「サム・ロスティーン・ショー!」が始まりました。
交響詩《ツァラトゥストラはこう語った》作品30より第1部「導入部(日の出)」
作曲者 | リヒャルト・シュトラウス(Richard Strauss, 1864-1949) ドイツの作曲家/指揮者。後期ロマン派を代表する作曲家の一人といわれる。 |
作曲年 | 1896年 |
Artist | シカゴ交響楽団(The Chicago Symphony Orchestra) |
『ツァラトゥストラはこう語った』は、リヒャルト・シュトラウスが、1896年に作曲した交響詩です。
ドイツの哲学者フリードリヒ・ニーチェの後期思想を代表する同名の著作にインスピレーションを得て作曲されたと言われています。1896年、ドイツのフランクフルトで、作曲者自身による指揮で初演されました。
この曲は、スタンリー・キューブリック監督による1968年の叙事詩的SF映画『2001年宇宙の旅』で使われ、広く知られるようになりました。
「サム・ロスティーン・ショー!」エースの登場シーン
邦題『ザッツ・ザ・ウェイ』
Artist | KC&ザ・サンシャイン・バンド(KC & The Sunshine Band) 1973年にフロリダ州ハイアレアで結成されたアメリカのファンク/R&B/ディスコバンド。 |
リリース | 1975年 |
作曲者 | ハリー ・ウェイン・ケーシー(Harry Wayne Casey) アメリカの音楽プロデューサー/ソングライター/ミュージシャン、1951年フロリダ州オーパ=ロッカ生まれ。KC&ザ・サンシャイン・バンドのリードシンガー。 |
リチャード・フィンチ(Richard Finch) アメリカのソングライター、プロデューサー、アレンジャー、1954年インディアナ州インディアナポリス生まれ。KC&ザ・サンシャイン・バンドの元ベースギタリスト。 |
「サム・ロスティーン・ショー!」ゲストの登場シーン
「サム・ロスティーン・ショー!」のゲストは、フランキー・アヴァロン(本人)です。登場するシーンで、自身の36年前の大ヒット曲が流されています。
ヴィーナス
Artist | フランキー・アヴァロン(Frankie Avalon) アメリカの歌手/俳優、1940年生まれ。12歳でテレビデビューし、1960年代に一世を風靡した。ビーチパーティームービーで活躍した元ティーンアイドル。 |
リリース | 1959年 |
作曲者 | エド・マーシャル(Ed Marshall) アメリカのソングライター。 |
「サム・ロスティーン・ショー!」エースがジャグリングをする
(「サム・ロスティーン・ショー!」をフィリップ・グリーンがテレビで見るシーン)
ジャグリングをするエースの隣でヴァイオリンで演奏されています。
歌劇《皇帝サルタンの物語》Op.57 第3幕より『熊蜂の飛行』
作曲者 | ニコライ・リムスキー=コルサコフ(Nikolai Rimsky-Korsakov, 1844-1908) ロシアの作曲家。 19世紀後半のロシアで民族主義的な芸術音楽の創造を志向した作曲家集団「ロシア5人組」の一人。 |
作曲年 | 1900年 |
Artist | ヤッシャ・ハイフェッツ(Jascha Heifetz, 1901-1987) ロシア生まれのユダヤ人ヴァイオリニスト/作曲家。 |
『熊蜂の飛行』は、リムスキー=コルサコフが1900年に作った歌劇『サルタン皇帝』の第3幕で演奏される間奏曲です。
魔法の力で蜂に変身した主人公の王子が、都へ飛んでいく場面と、悪役を襲う場面で演奏されます。熊蜂の羽音を模倣し、めまぐるしく飛び回る様子が表現されている曲です。演奏者のテクニックが必要とされる難曲で様々な楽器の独奏用などに編曲されています。
「ヴァイオリニストの王」と呼ばれた20世紀を代表するヴァイオリニスト、ヤッシャ・ハイフェッツは、この曲をアンコール等でよく演奏していました。
ニッキーがFBIの尾行をまくために車を何度も乗り換える
邦題『いやな奴 』
Artist | クリーム(Cream) 1966年にロンドンで結成されたイギリスのロック・スーパーグループ。 わずか2年半の活動で世界を席巻。今なお多くのアーティストに影響を与え続けている伝説的ロックバンド。 |
リリース | 1966年 |
作曲者 | ジンジャー・ベイカー(Ginger Baker, 1939-2019) イギリスのドラマー。クリーム(Cream)の元メンバー。 |
「ニッキーがアイリッシュの男を拷問する」でもこの曲が使われていました。
エースが砂漠でニッキーを待つ
砂漠でニッキーを待つエースが不安を感じていることを話し始めるシーンでこの曲が流れ始めます。
「軽蔑」のテーマ
リリース | 1963年:Soundtrack『軽蔑』 |
作曲者 | ジョルジュ・ドルリュー(Georges Delerue, 1925-1992) フランスの作曲家。映画『リトル・ロマンス』(1979) でアカデミー作曲賞を受賞した。 |
『Theme de Camille』は、ジャン=リュック・ゴダール監督によるフランス・イタリア合作映画『軽蔑』(原題:Le Mépris)のオリジナル・サウンドトラックです。
このあと以下のシーンでも使われています。
「エースがジンジャーと娘を空港まで迎えに行く」
「夜中に隠れて電話をしていたジンジャーをエースが外に追い出す」
「エンドクレジット 1曲目」
ニッキーの車が砂漠を走る
エースが不安な気持ちを語っている場面で砂漠を走るニッキーの車が映し出されると、前曲『Theme de Camille』に被さるようにドラムの音が聴こえてきます。
邦題『いやな奴 』
Artist | クリーム(Cream) 1966年にロンドンで結成されたイギリスのロック・スーパーグループ。 わずか2年半の活動で世界を席巻。今なお多くのアーティストに影響を与え続けている伝説的ロックバンド。 |
リリース | 1966年 |
作曲者 | ジンジャー・ベイカー(Ginger Baker, 1939-2019) イギリスのドラマー。クリーム(Cream)の元メンバー。 |
「ニッキーがアイリッシュの男を拷問する」でもこの曲が使われていました。
エースとオスカーがナイトクラブを訪れニッキーを無視する
ホウィップ・イット
Artist | ディーヴォ(Devo) 1973年にオハイオ州アクロンで結成されたアメリカのロックバンド。 映画音楽の作曲家しても活躍するマーク・マザーズボーがフロントマンを務めていることでも知られる。 |
リリース | 1980年 |
作曲者 | Devo マーク・マザーズボウ(Mark Mothersbaugh) ジェラルド・キャセール(Gerald Casale) |
出禁のニッキーがカジノに現れ大騒ぎする
エイント・ガット・ノー・ホーム
邦題『流れ者』
Artist | クラレンス・フロッグマン・ヘンリー(Clarence ‘Frogman’ Henry, 1937-2024) アメリカのR&Bシンガー/ピアニスト。 『Ain’t Got No Home』(1956) でのカエルを模写した歌声から「Frogman」と呼ばれていた。 |
リリース | 1956年 |
作曲者 | クラレンス・フロッグマン・ヘンリー |
別居中のジンジャーがレスターと一緒にいる事をエースが知る
邦題『ごめんなさい』
Artist | ブレンダ・リー(Brenda Lee) アメリカの女性歌手、1944年ジョージア州アトランタ生まれ。10歳でデビュー。身体が小柄ながらパンチの効いた歌声を持ち「リトル・ミス・ダイナマイト」と呼ばれ絶大な人気を博した。 |
リリース | 1960年 |
作曲者 | ロニー・セルフ(Ronnie Self, 1938-1981) アメリカのロカビリー・シンガーソングライター。 |
ダブ・アルブリットン(Dub Allbritten, 1916-1971) アメリカのマネージャー/ソングライター。 ロニー・セルフやブレンダ・リーとのコラボレーションで知られる。 |
エースにばれたと知り、レスターとジンジャーが慌てふためく
ウィザウト・ユー
Artist cover ver. | ハリー・ニルソン(Harry Nilsson, 1941-1994) アメリカのシンガーソングライター。 甘く哀愁のある歌声は「七色の声を持つヴォーカリスト」と評され、1960年代後半から1970年代にかけて数多くのヒット曲を放ち高い評価を得た。 |
リリース | 1971年 |
作曲者 | Badfinger ピート・ハム(Pete Ham, 1947-1975) トム・エヴァンズ(Tom Evans, 1947-1983) |
Original ver. | 1970年:バッドフィンガー(Badfinger) 1961年にスウォンジーで結成されたウェールズのロックバンド。 ビートルズの弟分的存在として活躍しヒット曲を出すが、様々な問題を抱え1983年活動に終止符を打った。 |
盗聴を警戒して、ニッキーとエースがガレージの車の中で話をする(エースのカーオーディオから流れる曲)
邦題『オウン・ウェイ』
Artist | フリートウッド・マック(Fleetwood Mac) 1967年にロンドンで結成されたブルース・ロック・バンド。 |
リリース | 1976年 |
作曲者 | リンジー・バッキンガム(Lindsey Buckingham) アメリカのシンガーソングライター/ギタリスト/音楽プロデューサー、1949年生まれ。 ロックバンド「フリートウッド・マック」(Fleetwood Mac) のギタリスト。 |
エースがジンジャーと娘を空港まで迎えに行く
「軽蔑」のテーマ
リリース | 1963年:Soundtrack『軽蔑』 |
作曲者 | ジョルジュ・ドルリュー(Georges Delerue, 1925-1992) フランスの作曲家。映画『リトル・ロマンス』(1979) でアカデミー作曲賞を受賞した。 |
「エースが砂漠でニッキーを待つ」でもこの曲が使われていました。
エースが家に戻ってきたジンジャーを連れて食事に出かける
(2万5000ドルについてエースがジンジャーを問い詰めるシーン)
アイム・コンフェッシン
Artist cover ver. | ルイ・プリマ(Louis Prima, 1910-1978) アメリカのトランペッター/ボーカリスト/作曲家/エンターテイナー。 ニューオーリンズに住むイタリア系アメリカ人の音楽一家に生まれ、ニューオーリンズ・ジャズをルーツに、R&B、ロックンロール、ブギウギ、タランテラなど様々な音楽ジャンルを演奏。1936年からビッグバンドを率い「The King of Swing」の異名を手に入れ、50年代にはラスベガスのショーマンとして絶大な人気を博した。 |
キーリー・スミス(Keely Smith, 1928-2017) アメリカのジャズ/ポピュラー歌手。 ルイ・プリマ(Louis Prima)の4番目の妻。1961年に離婚するまで、夫婦デュオとして舞台・テレビ・映画など幅広い分野で大活躍した。 | |
作曲者 | ドク・ドハティ(Doc Dougherty) アメリカのソングライター/ジャズミュージシャン。 |
アル・ナイバーグ(Al Neiburg, 1902-1978) アメリカの作詞家/出版社オーナー。 | |
エリス・レイノルズ(Ellis Reynolds) アメリカのジャズソングライター。 | |
Original ver. | 1930年:ファッツ・ウォーラー(Fats Waller, 1904-1943) アメリカのジャズピアニスト/オルガン奏者/歌手/作曲家/作詞家。 アメリカ・ヨーロッパをツアーでまわり国際的な成功を収めた。 |
この後以下のシーンでもこの曲が使われています。
「ニッキーがジンジャーの居場所をエースに電話で知らせてくる」
夜中に隠れて電話をしていたジンジャーをエースが外に追い出す
「軽蔑」のテーマ
リリース | 1963年:Soundtrack『軽蔑』 |
作曲者 | ジョルジュ・ドルリュー(Georges Delerue, 1925-1992) フランスの作曲家。映画『リトル・ロマンス』(1979) でアカデミー作曲賞を受賞した。 |
「エースが砂漠でニッキーを待つ」でもこの曲が使われていました。
ジンジャーとニッキーが男女の関係になる
スリル・イズ・ゴーン
Artist cover ver. | B.B.キング(B.B. King, 1925-2015) アメリカのシンガーソングライター/ギタリスト/音楽プロデューサー。 滑らかなベンディング、ダイナミックなバタフライビブラートを特徴とする独特の演奏スタイルを考案し、後のブルース・エレキギター奏者に多大な影響を与えた。 史上最も影響力のあるブルースミュージシャンの一人とみなされ「キング・オブ・ブルース」(The King of the Blues) の称号を持つ。 |
リリース | 1969年 |
作曲者 | レイ・ヘンダーソン(Ray Henderson, 1896-1970) アメリカの作曲家/伴奏ピアニスト。 |
ルー・ブラウン(Lew Brown, 1893-1958) ロシア出身のアメリカ人作詞家。 1910年代後半から1920年代にかけてティン・パン・アレーのトップ作曲家として活躍した。 | |
Original ver. | 1931年:エベレット・マーシャル(Everett Marshall, 1901-1965) アメリカの歌手/俳優。 |
『The Thrill Is Gone』は、1931年のブロードウェイ・レヴュー『ジョージ・ホワイトのスキャンダル』(George White’s Scandals)でエベレット・マーシャルによって披露された曲です。
チェット・ベイカー、ジュリー・ロンドン、スタン・ゲッツなど多くのアーティストにカバーされ、ジャズのスタンダードナンバーとして知られるようになりました。
ニッキーとジンジャーのツーショットをFBIが隠し撮りする
ザ・グローリー・オブ・ラヴ
Artist cover ver. | ザ・ヴェルヴェトーンズ(The Velvetones) 1943年にニュージャージー州ニューアークで結成されたアメリカのドゥーワップ・グループ。 |
リリース | 1957年 |
作曲者 | ビリー・ヒル(Billy Hill, 1899-1940) |
Original ver. | 1936年:ウィリー・ブライアント(Willie Bryant, 1908-1964) |
「ジンジャーが金を持ってレスターに会いに行く」でもこの曲が使われていました。
ニッキーの右腕的存在フランクがリモに尋問される
ジンジャーとニッキーの関係がボス達の知ることとなりフランクがリモに尋問されるシーンでは、フランクのモノローグ(独白)が入っています。エースとニッキー以外のモノローグはフランクによるこのシーンだけです。
スターダスト
Artist | ホーギー・カーマイケル(Hoagy Carmichael, 1899-1981) アメリカの作曲家/歌手/ピアニスト/バンドリーダー。 代表曲『スターダスト』『我が心のジョージア』 |
リリース | 1928年 |
作曲者 | ホーギー・カーマイケル |
ミッチェル・パリッシュ(Mitchell Parish, 1900-1993) ロシア帝国統治下のリトアニア出身のアメリカの作詞家。ティン・パン・アレーの作詞家として活躍した。 代表作『スターダスト』『ムーンライト・セレナーデ』 |
「レスターに別れを告げたことをジンジャーがエースに話す」でもこの曲が使われていました。
ニッキーが酒・コカイン・女に溺れるようになる
ギミー・シェルター
Artist | ローリング・ストーンズ(The Rolling Stones) 1962年にロンドンで結成されたイギリスのロックバンド。 バンド名は “シカゴブルースの父” ことマディー・ウォーターズの名曲『Rollin’ Stone』に由来。結成以降一度も解散することなく第一線で精力的に活動し続け、ロック界の最高峰に君臨する。 |
Feat. メリー・クレイトン(Merry Clayton) アメリカのR&B歌手、1948年生まれ。ソロ活動以外に様々なアーティストの作品でバック・コーラスを担当。ローリング・ストーンズとの共演で広く知られる。 | |
リリース | 1969年 |
作曲者 | Jagger–Richards ミック・ジャガー(Mick Jagger) キース・リチャーズ(Keith Richards) |
「ニッキーの連続殺人をエースが語る」でもこの曲が使われていました。
ニッキーが警官の家を襲撃する
邦題『サティスファクション』
Artist cover ver. | ディーヴォ(Devo) 1973年にオハイオ州アクロンで結成されたアメリカのロックバンド。 映画音楽の作曲家しても活躍するマーク・マザーズボーがフロントマンを務めていることでも知られる。 |
リリース | 1977年 |
作曲者 | Jagger–Richards ミック・ジャガー(Mick Jagger) キース・リチャーズ(Keith Richards) |
Original ver. | 1965年:ローリング・ストーンズ(The Rolling Stones) 1962年にロンドンで結成されたイギリスのロックバンド。 バンド名は “シカゴブルースの父” ことマディー・ウォーターズの名曲『Rollin’ Stone』に由来。結成以降一度も解散することなく第一線で精力的に活動し続け、ロック界の最高峰に君臨する。 |
「ニッキーの怖さをエースが語る」ではローリング・ストーンズのオリジナル・バージョンが使われていました。映画後半ではアメリカのロックバンド、ディーヴォ(Devo)によるカバー・バージョンが使われています。
この後、以下のシーンでもこの曲が使われています。
「ジンジャーが娘をベッドに縛りつけ、ニッキーの店で酒を飲む」
「ジンジャーが家を飛び出して行く」
「銃を持参したシュバートがエースの自宅に入る」
ジンジャーが娘をベッドに縛りつけ、ニッキーの店で酒を飲む
邦題『サティスファクション』
Artist cover ver. | ディーヴォ(Devo) 1973年にオハイオ州アクロンで結成されたアメリカのロックバンド。 映画音楽の作曲家しても活躍するマーク・マザーズボーがフロントマンを務めていることでも知られる。 |
リリース | 1977年 |
作曲者 | Jagger–Richards ミック・ジャガー(Mick Jagger) キース・リチャーズ(Keith Richards) |
Original ver. | 1965年:ローリング・ストーンズ(The Rolling Stones) |
「ニッキーが警官の家を襲撃する」でもこの曲が使われていました。
ニッキーがジンジャーの居場所をエースに電話で知らせてくる
アイム・コンフェッシン
Artist cover ver. | ルイ・プリマ(Louis Prima, 1910-1978) アメリカのトランペッター/ボーカリスト/作曲家/エンターテイナー。 |
キーリー・スミス(Keely Smith, 1928-2017) アメリカのジャズ/ポピュラー歌手。ルイ・プリマ(Louis Prima)の4番目の妻。 | |
作曲者 | ドク・ドハティ(Doc Dougherty) アル・ナイバーグ(Al Neiburg, 1902-1978) エリス・レイノルズ(Ellis Reynolds) |
Original ver. | 1930年:ファッツ・ウォーラー(Fats Waller, 1904-1943) |
「エースが家に戻ってきたジンジャーを連れて食事に出かける」でもこの曲が使われていました。
ニッキーの店でエースとジンジャーが言い争いをする
エースは娘を縛り外出したジンジャーを問い詰め、言い争いになります。
フー・キャン・アイ・ターン・トゥ
Artist cover ver. | トニー・ベネット(Tony Bennett, 1926-2023) イタリア系アメリカ人歌手/俳優。約70年にわたりアメリカのポピュラー・ミュージックを代表する存在として活躍し、グラミー賞を20回、エミー賞を2回受賞。レディー・ガガとの二枚目のコラボレーションアルバム『Love for Sale』が2021年にリリースされ、史上最高齢(95歳と60日)で新作アルバムをリリースしたことがギネス世界記録に認定され話題となった。 |
リリース | 1964年 |
作曲者 | レスリー・ブリッカス(Leslie Bricusse, 1931-2021) イギリスの作曲家/作詞家/劇作家。 映画『ドリトル先生不思議な旅』(1967) の曲を書き、アカデミー歌曲賞を受賞した。 |
アンソニー・ニューリー(Anthony Newley, 1931-1999) イギリスのシンガーソングライター/俳優。 映画『007/ゴールドフィンガー』(1964) の主題歌『ゴールドフィンガー』の作詞者として特に知られる。 | |
Original ver. | 1964年:シャーリー・バッシー(Shirley Bassey) イギリスの歌手、1937年生まれ。20世紀後半のイギリスで最も人気のある女性歌手の一人として知られる。 |
『Who Can I Turn To (When Nobody Needs Me)』は、1964年にノッティンガムで初演されたミュージカル『ドーランの叫び、観客の匂い』(The Roar of the Greasepaint – The Smell of the Crowd)で使われた曲です。
ジンジャーが家を飛び出して行く
サムはシューバートに電話をかけ、銃を持って今すぐ来るように頼みます。
邦題『サティスファクション』
Artist cover ver. | ディーヴォ(Devo) 1973年にオハイオ州アクロンで結成されたアメリカのロックバンド。 |
リリース | 1977年 |
作曲者 | Jagger–Richards ミック・ジャガー(Mick Jagger) キース・リチャーズ(Keith Richards) |
Original ver. | 1965年:ローリング・ストーンズ(The Rolling Stones) |
「ニッキーが警官の家を襲撃する」でもこの曲が使われていました。
ジンジャーがニッキーにエースの殺害依頼をする
邦題『港の灯』
Artist cover ver. | プラターズ(The Platters) 1952年にロサンゼルスで結成されたアメリカのボーカルグループ。 1955年から1967年にかけて全米チャートに40曲のシングルをランクインさせ、そのうち4曲はナンバーワンヒットとなるなどヒット曲を量産し世界的な成功を収めた。 |
リリース | 1959年 |
作曲者 | ジミー・ケネディ(Jimmy Kennedy, 1902-1984) イギリスのソングライター。 |
ヒュー・ウィリアムズ(Hugh Williams, 1894-1939) オーストリア出身の作曲家/ピアニスト/指揮者。 | |
Original ver. | 1937年:ロイ・フォックス楽団(Roy Fox and His Orchestra) |
銃を持参したシュバートがエースの自宅に入る
邦題『サティスファクション』
Artist cover ver. | ディーヴォ(Devo) 1973年にオハイオ州アクロンで結成されたアメリカのロックバンド。 |
リリース | 1977年 |
作曲者 | Jagger–Richards ミック・ジャガー(Mick Jagger) キース・リチャーズ(Keith Richards) |
Original ver. | 1965年:ローリング・ストーンズ(The Rolling Stones) |
「ニッキーが警官の家を襲撃する」でもこの曲が使われていました。
エースが自宅の襲撃に備えて準備を行う
邦題『いやな奴 』
Artist | クリーム(Cream) 1966年にロンドンで結成されたイギリスのロック・スーパーグループ。 わずか2年半の活動で世界を席巻。今なお多くのアーティストに影響を与え続けている伝説的ロックバンド。 |
リリース | 1966年 |
作曲者 | ジンジャー・ベイカー(Ginger Baker, 1939-2019) イギリスのドラマー。クリーム(Cream)の元メンバー。 |
「ニッキーがアイリッシュの男を拷問する」でもこの曲が使われていました。
マフィアと関係者の一斉逮捕
ズーマ・ズーマ
Artist | ルイ・プリマ(Louis Prima, 1910-1978) アメリカのトランペッター/ボーカリスト/作曲家/エンターテイナー。 ニューオーリンズに住むイタリア系アメリカ人の音楽一家に生まれ、ニューオーリンズ・ジャズをルーツにR&B、ロックンロール、ブギウギ、タランテラなど様々な音楽ジャンルを演奏。1936年からビッグバンドを率い「The King of Swing」の異名を手に入れ、50年代にはラスベガスのショーマンとして絶大な人気を博した。 |
リリース | 1957年 |
作曲者 | ルイ・プリマ |
パオロ・シタレラ(Paolo Citarella) シチリア出身のイタリアの船乗り/歌手。 |
映画冒頭「エースがカジノを紹介する(10年前、カジノ「タンジール」)」でもこの曲が使われていました。
ボス達が健康状態を理由に釈放され、大粛清が行われる
邦題『朝日のあたる家』
Artist cover ver. | アニマルズ(The Animals) 1963年にニューカッスル・アポン・タインで結成されたイギリスのロック・バンド。 荒々しいブルースサウンドを特徴とし1960年代のロック・シーンに多大な影響を与えた。アメリカではブリティッシュ・インベイジョンを代表するバンドと見なされている。 |
リリース | 1964年 |
Original ver. | 1933年:アシュレイ&フォスター(Ashley and Foster) |
『The House of the Rising Sun』は、アメリカの伝統的なフォークソングです。
ホテルが爆破解体される
(ラスベガスが様変わりしたことをサムが語るシーン)
ここでは、1955年オープンのカジノホテル「デューンズ」が1993年に爆破解体された映像が使われています。解体ショーを見るために集まった観衆は20万人でテレビでも生中継されたそうです。
この跡地に立ったホテルが映画『オーシャンズ11』の舞台にもなった噴水ショーで有名な「ベラージオ」です。
《マタイ受難曲》第2部 第68曲 終結合唱「われら涙流しつつひざまずき」
作曲者 | ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(Johann Sebastian Bach, 1685-1750) バロック時代を代表するドイツの作曲家/オルガニスト。宗教音楽や器楽曲など幅広いジャンルで多くの傑作を残し、西洋音楽の歴史の中で最も偉大な作曲家の一人と評される。 |
作曲年 | 1727年 |
Artist | シカゴ交響楽団(Chicago Symphony Orchestra) イリノイ州シカゴを本拠地とするアメリカのオーケストラ。1891年設立。 |
ゲオルク・ショルティ(Georg Solti, 1912-1997) イギリス国籍を持つハンガリー出身の指揮者/ピアニスト。 |
「オープニング・クレジット」でもこの曲が使われていました。
エンドクレジット 1曲目
「軽蔑」のテーマ
リリース | 1963年:Soundtrack『軽蔑』 |
作曲者 | ジョルジュ・ドルリュー(Georges Delerue, 1925-1992) フランスの作曲家。映画『リトル・ロマンス』(1979) でアカデミー作曲賞を受賞した。 |
「エースが砂漠でニッキーを待つ」でもこの曲が使われていました。
エンドクレジット 2曲目
ここでは、エースを演じたロバート・デ・ニーロによる語りがついています。
スターダスト
Artist | ホーギー・カーマイケル(Hoagy Carmichael, 1899-1981) アメリカの作曲家/歌手/ピアニスト/バンドリーダー。 代表曲『スターダスト』『我が心のジョージア』 |
リリース | 1928年 |
作曲者 | ホーギー・カーマイケル |
ミッチェル・パリッシュ(Mitchell Parish, 1900-1993) ロシア帝国統治下のリトアニア出身のアメリカの作詞家。ティン・パン・アレーの作詞家として活躍した。 代表作『スターダスト』『ムーンライト・セレナーデ』 |
『カジノ』のサントラ
『カジノ』はロビー・ロバートソン(Robbie Robertson)が音楽を担当しました。
ロビー・ロバートソンは、カナダ出身のミュージシャンです。ロックバンド、ザ・バンドのメンバーとして1976年まで活躍したのち、ソロデビュー。映画界ではスコセッシ作品の音楽を数多く手掛けました。
『カジノ』キャスト・スタッフ
監督 | マーティン・スコセッシ(Martin Scorsese) |
脚本 | ニコラス・ピレッジ(Nicholas Pileggi) |
マーティン・スコセッシ(Martin Scorsese) | |
原作 | ニコラス・ピレッジ(Nicholas Pileggi) |
製作 | バーバラ・デ・フィーナ(Barbara De Fina) |
音楽 | ロビー・ロバートソン(Robbie Robertson) |
配給 | ユニバーサル/UIP |
公開 | 1995年11月22日 |
1996年4月20日 | |
上映時間 | 178分 |
サム・“エース”・ロススティーン:ロバート・デ・ニーロ(Robert De Niro)
ジンジャー・マッケンナ:シャロン・ストーン(Sharon Stone)
ニコラス・“ニッキー”・サントロ:ジョー・ペシ(Joe Pesci)
レスター・ダイアモンド:ジェームズ・ウッズ(James Woods)
ビリー・シャーバート:ドン・リックルズ(Don Rickles)
アンディ・ストーン:アラン・キング(Alan King)
フィリップ・グリーン:ケヴィン・ポラック(Kevin Pollak)
リモ・ガッジ:パスクァーレ・カヤーノ(Pasquale Cajano)
パット・ウェッブ:L・Q・ジョーンズ(L. Q. Jones)
フランク・マリーノ:フランク・ヴィンセント(Frank Vincent)
ドミニク・サントロ:フィリップ・スリアーノ(Philip Suriano)
アーティ・ピスカーノ:ヴィニー・ヴェラ(Vinny Vella)
ジョン・ナンス:ビル・アリソン(Bill Allison)
ドナルド・“ドン”・ウォード:ジョン・ブルーム(John Bloom)
チャーリー・“クリーン・フェイス”・クラーク:リチャード・リール(Richard Riehle)
K・K・イチカワ:ノブ・マツヒサ(Nobu Matsuhisa)
ハリソン・ロバーツ上院議員:ディック・スマザーズ(Dick Smothers)
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