2006年にアメリカで制作された映画『カーズ』(原題:Cars)は、擬人化された車たちが暮らす世界を舞台に、レーシングカー “ライトニング・マックィーン” が仲間たちとの交流を通して成長していく姿が描かれた長編アニメ映画です。
第79回アカデミー賞では、長編アニメ映画賞と主題歌賞(「Real Gone」)にノミネートされました。
- 『カーズ』の挿入曲
- オープニング・タイトル
- マックィーンをトレーラーに乗せてマックがカリフォルニアに向かう
- マックの後方から暴走族が近づいてくる(DJが流す曲)
- DJ(暴走族)が睡魔と闘うマックの前方に移動し、リラクゼーション効果の高い曲を流す
- ルート66号沿いの小さな町ラジエーター・スプリングスの静かな夜の風景(町のどこかで流れる曲)
- サリーがマックィーンをコージー・コーン・モーテルに招待する(リジーの店のラジオから流れる曲)
- 【朝の恒例行事】軍用品販売店「サーブラス・ハット」の外にサージが星条旗を掲揚する
- 【朝の恒例行事】フィルモアが “ロックの神様” ジミ・ヘンドリックスが演奏する国歌を流す
- サリーが「フローのV8カフェ」に現れ、マックィーンをドライブに誘う(V8カフェで流れる曲)
- サリーがマックイーンをホイール・ウェルに連れて行き、ラジエーター・スプリングスの昔と今について語る
- マックィーンが友人達の手を借りて “ラジエーター・スプリングス仕様” に生まれ変わる
- ラジエーター・スプリングスのネオンが点灯する(リジーの店のラジオから流れる曲)
- エンディング&エンドクレジット 1曲目
- エンドクレジット 3曲目
- 『カーズ』のサントラ
- 『カーズ』キャスト・スタッフ
『カーズ』の挿入曲
『カーズ』の挿入曲を流れた順番に紹介していきます。(ネタバレにご注意ください)
オープニング・タイトル
(トレーラからマックィーンが登場、観客から盛大な拍手と歓声で迎えられる)
リアル・ゴーン
Artist | シェリル・クロウ(Sheryl Crow) アメリカのシンガーソングライター/音楽プロデューサー/女優/政治活動家、1962年生まれ。 |
リリース | 2006年:Soundtrack『カーズ』 |
作曲者 | シェリル・クロウ |
ジョン・シャンクス(John Shanks) アメリカのソングライター/音楽プロデューサー/ギタリスト、1964年生まれ。 |
マックィーンをトレーラーに乗せてマックがカリフォルニアに向かう
ライフ・イズ・ア・ハイウェイ
Artist | ラスカル・フラッツ(Rascal Flatts) 1999年にテネシー州ナッシュビルで結成されたアメリカのカントリーミュージック・バンド。 |
リリース | 2006年:Soundtrack『カーズ』 |
作曲者 | トマス・コクラン(Thomas Cochrane) オランダ出身のマルチ楽器奏者。 |
マックの後方から暴走族が近づいてくる(DJが流す曲)
Artist | Jabu |
作曲者 | ブルーノ・クーン(Bruno Coon) ピクサー・アニメーション・スタジオの作曲家/サウンドエディター。 |
DJ(暴走族)が睡魔と闘うマックの前方に移動し、リラクゼーション効果の高い曲を流す
ソングバード
Artist | ケニー・G(Kenny G) アメリカのスムーズジャズ・サックス奏者、1956年ワシントン州シアトル生まれ。 |
リリース | 1986年 |
作曲者 | ケニー・G |
ルート66号沿いの小さな町ラジエーター・スプリングスの静かな夜の風景(町のどこかで流れる曲)
(保安官に追いかけられパニックになったマックィーンがラジエーター・スプリングスに入ってくる直前のシーン)
マイ・ハート・ウッド・ノウ
Artist | ハンク・ウィリアムズ(Hank Williams, 1923-1953) アラバマ州出身のアメリカのシンガーソングライター/ミュージシャン。 29歳で亡くなったため短いキャリアながら、彼が残した作品は様々なスタイルで数多くの歌手たちによってカバーされ、カントリー音楽の歴史において最も重要な人物のひとりと見なされている。 「カントリーの開拓者」と称される。 |
リリース | 1951年 |
作曲者 | ハンク・ウィリアムズ |
サリーがマックィーンをコージー・コーン・モーテルに招待する(リジーの店のラジオから流れる曲)
ファインド・ユアセルフ
Artist | ブラッド・ペイズリー(Brad Paisley) アメリカのカントリーミュージック・シンガーソングライター/ギタリスト、1972年生まれ。 |
リリース | 2006年:Soundtrack『カーズ』 |
作曲者 | ブラッド・ペイズリー(Brad Paisley) アメリカのカントリーミュージック・シンガーソングライター/ギタリスト、1972年生まれ。 |
この後「エンドクレジット 3曲目」でもこの曲が使われています。
【朝の恒例行事】軍用品販売店「サーブラス・ハット」の外にサージが星条旗を掲揚する
レヴェイユ
『Reveille』は、軍事施設や戦場で兵士たちに起床を知らせる軍事信号として演奏されるビューグル・コール(Bugle call)の一つです。
【朝の恒例行事】フィルモアが “ロックの神様” ジミ・ヘンドリックスが演奏する国歌を流す
邦題『星条旗』
Artist | ジミ・ヘンドリックス(Jimi Hendrix, 1942-1970) アメリカ出身のギタリスト/シンガーソングライター。 サイケデリックなファッションに派手なステージパフォーマンス、即興性の高い演奏スタイルで60年代後半のロックシーンを席巻した。1970年に27歳という若さで他界。半世紀以上経った今も数多くのアーティストを惹き付ける伝説の天才ギタリスト。 |
作曲者 | フランシス・スコット・キー(Francis Scott Key, 1779-1843) アメリカの弁護士/作家/アマチュア詩人。 |
ジョン・スタフォード・スミス(John Stafford Smith, 1750-1836) イギリスの作曲家/教会オルガン奏者/音楽学者。 | |
作曲年 | 1814年 |
『星条旗』は、アメリカ合衆国の国歌です。
サリーが「フローのV8カフェ」に現れ、マックィーンをドライブに誘う(V8カフェで流れる曲)
ビハインド・ザ・クラウズ
Artist | ブラッド・ペイズリー(Brad Paisley) アメリカのカントリーミュージック・シンガーソングライター/ギタリスト、1972年生まれ。 |
リリース | 2006年:Soundtrack『カーズ』 |
作曲者 | ブラッド・ペイズリー(Brad Paisley) アメリカのカントリーミュージック・シンガーソングライター/ギタリスト、1972年生まれ。 |
フランク・ロジャー(Frank Rogers) アメリカの音楽プロデューサー/ソングライター/セッションミュージシャン。 |
サリーがマックイーンをホイール・ウェルに連れて行き、ラジエーター・スプリングスの昔と今について語る
アワ・タウン
Artist | ジェームス・テイラー(James Taylor) アメリカのシンガーソングライター/ギタリスト、1948年ボストン生まれ。 |
リリース | 2006年:Soundtrack『カーズ』 |
作曲者 | ランディ・ニューマン(Randy Newman) アメリカの歌手/ピアニスト/作曲家/指揮者、1943年ロサンゼルス生まれ。 名門音楽家一族 “ニューマン・ファミリー” の一員。映画『モンスターズ・インク』『トイ・ストーリー3』の音楽を担当し、アカデミー歌曲賞を2度受賞した。 |
マックィーンが友人達の手を借りて “ラジエーター・スプリングス仕様” に生まれ変わる
ルート66
Artist cover ver. | チャック・ベリー(Chuck Berry, 1926-2017) アメリカのシンガーソングライター/ギタリスト。 ロックンロールのパイオニアとしてその後の音楽の発展やライフスタイルなどにも大きな影響を与えた。 「ロックンロールの父」と称される。 |
リリース | 1961年 |
作曲者 | ボビー・トゥループ(Bobby Troup, 1918-1999) アメリカの俳優/ジャズピアニスト/歌手/ソングライター。女性ジャズ歌手ジュリー・ロンドンの夫としても知られる |
Original ver. | 1946年:ナット・キング・コール・トリオ(The King Cole Trio) ナット・キング・コールが率いるアメリカのジャズトリオ。1937年結成。 |
「エンディング&エンドクレジット 1曲目」では、 “現代の世界3大ギタリスト” の一人、ジョン・メイヤー(John Mayer)のバージョンが使われています。
ラジエーター・スプリングスのネオンが点灯する(リジーの店のラジオから流れる曲)
シュブーン
Artist | ザ・コーズ(The Chords) 1951年に結成されたアメリカのドゥーワップ・ボーカルグループ。 |
リリース | 1954年 |
作曲者 | The Chords カール・フィースター(Carl Feaster, 1930-1981) クロード・フィースター(Claude Feaster, 1933-1975) ジミー・カイズ(James Keyes, 1930-1995) フロイド・マクレア(Floyd McRae, -2013) ウィリアム・エドワーズ(William Edwards, -1964) |
エンディング&エンドクレジット 1曲目
ルート66
Artist cover ver. | ジョン・メイヤー(John Mayer) アメリカのシンガーソングライター/ギタリスト、1977年生まれ。 ジョン・フルシアンテ、デレク・トラックスと並ぶ「現代の世界3大ギタリスト」の一人に数えられる。 |
リリース | 2006年:Soundtrack『カーズ』 |
作曲者 | ボビー・トゥループ(Bobby Troup, 1918-1999) アメリカの俳優/ジャズピアニスト/歌手/ソングライター。女性ジャズ歌手ジュリー・ロンドンの夫としても知られる |
Original ver. | 1946年:ナット・キング・コール・トリオ(The King Cole Trio) ナット・キング・コールが率いるアメリカのジャズトリオ。1937年結成。 |
「マックィーンが友人達の手を借りて “ラジエーター・スプリングス仕様” に生まれ変わる」では、 “ロックンロールの父” チャック・ベリー(Chuck Berry, 1926-2017)のバージョンが使われていました。
エンドクレジット 3曲目
ファインド・ユアセルフ
Artist | ブラッド・ペイズリー(Brad Paisley) アメリカのカントリーミュージック・シンガーソングライター/ギタリスト、1972年生まれ。 |
リリース | 2006年:Soundtrack『カーズ』 |
作曲者 | ブラッド・ペイズリー(Brad Paisley) アメリカのカントリーミュージック・シンガーソングライター/ギタリスト、1972年生まれ。 |
「サリーがマックィーンをコージー・コーン・モーテルに招待する(リジーの店のラジオから流れる曲)」でもこの曲が使われていました。
『カーズ』のサントラ
『カーズ』はランディ・ニューマン(Randy Newman)が音楽を担当しました。
ランディ・ニューマンはアメリカ・カリフォルニア州出身の歌手/ピアニスト/作曲家です。『モンスターズ・インク』や『トイ・ストーリー3』でアカデミー歌曲賞を受賞しました。

『カーズ』キャスト・スタッフ
監督 | ジョン・ラセター(John Lasseter) |
ジョー・ランフト(Joe Ranft) | |
脚本 | ジョン・ラセター(John Lasseter) |
ジョー・ランフト(Joe Ranft) | |
ジョルゲン・クルビエン(Jorgen Klubien) | |
製作 | ダーラ・K・アンダーソン(Darla K. Anderson) |
音楽 | ランディ・ニューマン(Randy Newman) |
配給 | ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズ |
公開 | 2006年6月9日 |
2006年7月1日 | |
上映時間 | 116分 |
ライトニング・マックィーン(声):オーウェン・ウィルソン(Owen Wilson)
メーター(声):ラリー・ザ・ケーブル・ガイ(Larry the Cable Guy)
サリー(声):ボニー・ハント(Bonnie Hunt)
ドック・ハドソン(声):ポール・ニューマン(Paul Newman)
ルイジ(声):トニー・シャルーブ(Tony Shalhoub)
チック・ヒックス(声):マイケル・キートン(Michael Keaton)
キング(声):リチャード・ペティ(Richard Petty)
ボブ・カトラス(声):ボブ・コスタス(Bob Costas)
ダレル・カートリップ(声):ダレル・ウォルトリップ(Darrell Waltrip)
ラモーン(声):チーチ・マリン(Cheech Marin)
グイド(声):グイド・カローニ(Guido Quaroni)
フロー(声):ジェニファー・ルイス(Jenifer Lewis)
サージ(声):ポール・ドゥーリイ(Paul Dooley)
シェリフ(声):マイケル・ウォリス(Michael Wallis)
フィルモア(声):ジョージ・カーリン(George Carlin)
リジー(声):キャサリン・ヘルモンド(Katherine Helmond)
マック/ハム/イエティ/P.T.フリー(声):ジョン・ラッツェンバーガー(John Ratzenberger)
ウッディ(声):トム・ハンクス(Tom Hanks)
バズ・ライトイヤー(声):ティム・アレン(Tim Allen)
サリー(声):ジョン・グッドマン(John Goodman)
マイク(声):ビリー・クリスタル(Billy Crystal)
フリック(声):デイヴ・フォーリー(Dave Foley)
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