2018年にアメリカで制作された『アントマン&ワスプ』(原題:Ant-Man and the Wasp)は、アントマンとワスプが量子世界の謎に挑むアクション・アドベンチャーです。『アントマン』の続編として、またMCUの20作目として制作されました。
前作から引き続きポール・ラッド、マイケル・ダグラスらが出演し、ワスプ役としてミシェル・ファイファーが出演しています。
- 『アントマン&ワスプ』の挿入曲
- 刑期満了を3日後に控えたスコットが一人でホームカラオケを楽しむ(スコットが歌う曲)
- ホープが運転する車の助手席でスコットが目を覚ます(ホープの車で流れる曲)
- ホープがバーチから部品を受け取るためにレストランを訪れる(レストランで流れる曲)
- ルイスの警備会社でカートが 「ゴーストの正体はバーバ・ヤーガだ」とつぶやくような低い声で言う
- 母親との再会を不安がるホープとスコットが話をする最中に、ルイスからスコットに電話がかかってくる(スマホの着信音)
- バーチに自白剤を打たれスコットの居場所を聞かれたルイスが答えにならない事を長々と話す
- 自白剤を打たれたルイスが祖母の店にはモリッシー専門のジュークボックスがあったとバーチ達に話す
- スコットがホープに量子の世界へ行くアドバイスをする最中に、ルイスからスコットに電話がかかってくる(スマホの着信音)
- ルイス達がホープと彼女の両親を車で迎えにくる(ルイスがミュージックホーンを鳴らす)
- 自由の身となったスコットがキャシーに会いに行く
- 『アントマン&ワスプ』のサントラ
- 『アントマン&ワスプ』キャスト・スタッフ
『アントマン&ワスプ』の挿入曲
『アントマン&ワスプ』の挿入曲を流れた順番に紹介していきます。(ネタバレにご注意ください)
刑期満了を3日後に控えたスコットが一人でホームカラオケを楽しむ(スコットが歌う曲)
(訳:さあ、幸せになろう)
Artist | デヴィッド・キャシディ(David Cassidy, 1950-2017) アメリカの歌手/俳優/ティーンアイドル。 ミュージカル・シットコム『パートリッジ・ファミリー』で長男キース・パートリッジを演じ、1970年代のスーパースターポップシンガーとしてティーンアイドルに躍り出た。 |
リリース | 1986年 |
作曲者 | ウェス・ファレル(Wes Farrell, 1939-1996) アメリカのミュージシャン/ソングライター/音楽プロデューサー。 |
ダニー・ジャンセン(Danny Janssen) |
『Come On Get Happy』は、アメリカで1970年から放送されていたミュージカルシットコム『パートリッジ・ファミリー』(原題:The Partridge Family)のために作られた曲です。
『パートリッジ・ファミリー』は、未亡人となった母親を経済面で助けようと5人の子供達がロックバンドを結成し、母親が運転する中古のスクールバスで全国ツアーをするというお話です。架空ファミリーロックバンド「パートリッジ・ファミリー」が番組内で歌唱/演奏した楽曲は実際にヒットし、バンドのデビューシングル『I Think I Love You』は400万部を売り上げ全米チャート1位を獲得しました。
この後「自由の身となったスコットがキャシーに会いに行く」でもこの曲が使われています。
ホープが運転する車の助手席でスコットが目を覚ます(ホープの車で流れる曲)
スプーキー
Artist cover ver. | ダスティ・スプリングフィールド(Dusty Springfield, 1939-1999) イギリスの歌手/音楽プロデューサー/テレビ司会者。 1960年に兄とその友人との3人でフォークポップボーカルトリオ「ザ・スプリングフィールズ」(The Springfields) を結成し活躍。グループ脱退後、ソロ歌手として国際的な成功を収め、イギリスを代表する女性シンガーとして、また60年代を代表するファッション・アイコンとしても注目を集めた。 |
リリース | 1966年 |
作曲者 | バディ・ビューイ(Buddy Buie, 1941-2015) アメリカのソングライター/プロデューサー。 |
ジェームス・コブ(James Cobb, 1944-2019) アメリカのギタリスト/ソングライター。 | |
ハリー・ミッドブルックス(Harry Middlebrooks) アメリカのピアニスト/歌手/ソングライター。 | |
マイク・シャピロ(Mike Shapiro, 1936-2014) アメリカのサックス奏者/作曲家、1940年生まれ。 | |
Original ver. | 1967年:クラシックス・フォー(Classics IV) アメリカのバンド。1965年にフロリダ州ジャクソンビルで結成された。 |
ホープがバーチから部品を受け取るためにレストランを訪れる(レストランで流れる曲)
(訳:私の夢の島で)
Artist | ヴァスコ(Vasco) |
リリース | 2014年 |
作曲者 | Vasco, Christine Bovill, and Edward Jay |
ルイスの警備会社でカートが 「ゴーストの正体はバーバ・ヤーガだ」とつぶやくような低い声で言う
リリース | 2002年 |
作曲者 | ダニエル・ポーティス・キャザーズ(Daniel Portis-Cathers) アメリカの作曲家/プロデューサー。 |
母親との再会を不安がるホープとスコットが話をする最中に、ルイスからスコットに電話がかかってくる(スマホの着信音)
エブリディ・イズ・ライク・サンデー
Artist | モリッシー(Morrissey) イギリスのシンガーソングライター/詩人、1959年生まれ。 1980年代に「ザ・スミス」(The Smiths) のボーカリスト/詩人として活動し、バンド解散後もソロ・アーティストして沢山の作品を生み出している。 |
リリース | 1988年 |
作曲者 | モリッシー(Morrissey) |
スティーブン・ストリート(Stephen Street) イギリスの音楽プロデューサー、1960年ロンドン生まれ。 |
この後「スコットがホープに量子の世界へ行くアドバイスをする最中に、ルイスからスコットに電話がかかってくる(スマホの着信音)」でもこの曲が使われています。
バーチに自白剤を打たれスコットの居場所を聞かれたルイスが答えにならない事を長々と話す
エスケイプ
Artist | ロイ・エアーズ(Roy Ayers) アメリカのヴィブラフォン奏者/音楽プロデューサー/作曲家、1940年カリフォルニア州ロサンゼルス生まれ。ジャズにファンク、ソウル、R&Bなどの要素が融合された「ジャズ・ファンク」を生み出したパイオニアの一人。 |
リリース | 1973年:Soundtrack『コフィー』 |
作曲者 | ロイ・エアーズ |
『Escape』は、1973年のブラックスプロイテーション映画『コフィー』(Coffy)のオリジナル・サウンドトラックです。
映画『コフィー』は、麻薬の乱用によって中毒となった妹の仇討ちのため、たった一人でロサンゼルスの麻薬組織に戦争を仕掛けるアフリカ系アメリカ人女性を主人公としたブラックスプロイテーション映画です。
映画「アントマン」シリーズ第1作『アントマン』(2015)でも以下のシーンでこの曲が使われていました。
「ルイスが従兄のアーネストから聞いた儲け話をスコットに長々と説明する」
「ルイスが従兄のイグナシオから聞いた女性ライターとファルコンとの話をスコットに長々と説明する」
自白剤を打たれたルイスが祖母の店にはモリッシー専門のジュークボックスがあったとバーチ達に話す
Artist | モリッシー(Morrissey) イギリスのシンガーソングライター/詩人、1959年生まれ。 1980年代に「ザ・スミス」(The Smiths) のボーカリスト/詩人として活動し、バンド解散後もソロ・アーティストして沢山の作品を生み出している。 |
リリース | 2004年 |
作曲者 | モリッシー(Morrissey) |
アラン・ホワイト(Alain Whyte) イギリスのミュージシャン/ソングライター/作曲家/歌手、1967年生まれ。 |
スコットがホープに量子の世界へ行くアドバイスをする最中に、ルイスからスコットに電話がかかってくる(スマホの着信音)
エブリディ・イズ・ライク・サンデー
Artist | モリッシー(Morrissey) イギリスのシンガーソングライター/詩人、1959年生まれ。 |
リリース | 1988年 |
作曲者 | モリッシー(Morrissey) スティーブン・ストリート(Stephen Street) |
「母親との再会を不安がるホープとスコットが話をする最中に、ルイスからスコットに電話がかかってくる(スマホの着信音)」でもこの曲が使われていました。
ルイス達がホープと彼女の両親を車で迎えにくる(ルイスがミュージックホーンを鳴らす)
この後「ミッドクレジットシーン(スコットが誤ってミュージックホーンを鳴らしてしまう)」でもこの曲が使われています。
ラ・クカラーチャ
『ラ・クカラーチャ』(スペイン語で「ゴキブリ」を意味する)は、古くから歌われているメキシコの民謡です。
日本では『車にゆられて』というタイトルでも知られています。
映画「アントマン」シリーズ第1作『アントマン』(2015)でもこの曲が使われていました。
自由の身となったスコットがキャシーに会いに行く
(訳:さあ、幸せになろう)
Artist | デヴィッド・キャシディ(David Cassidy, 1950-2017) アメリカの歌手/俳優/ティーンアイドル。 |
リリース | 1986年 |
作曲者 | ウェス・ファレル(Wes Farrell, 1939-1996) ダニー・ジャンセン(Danny Janssen) |
「刑期満了を3日後に控えたスコットが一人でホームカラオケを楽しむ(スコットが歌う曲)」でもこの曲が使われていました。
『アントマン&ワスプ』のサントラ
『アントマン&ワスプ』はクリストフ・ベック(Christophe Beck)が音楽を担当しました。
クリストフ・ベックは、カナダ・モントリオール出身の作曲家です。『バリー・シール/アメリカをはめた男』『バーレスク』『ハングオーバー!』シリーズなどの音楽を手掛けています。
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『アントマン&ワスプ』キャスト・スタッフ
監督 | ペイトン・リード(Peyton Reed) |
脚本 | クリス・マッケナ(Chris McKenna) |
エリック・ソマーズ(Erik Sommers) | |
ポール・ラッド(Paul Rudd) | |
アンドリュー・バレル(Andrew Barrer) | |
ガブリエル・フェラーリ(Gabriel Ferrari) | |
原作 | スタン・リー(Stan Lee) |
ラリー・リーバー(Larry Lieber) | |
ジャック・カービー(Jack Kirby) | |
アーニー・ハート(Ernie Hart) | |
製作 | ケヴィン・ファイギ(Kevin Feige) |
スティーヴン・ブルサード(Stephen Broussard) | |
音楽 | クリストフ・ベック(Christophe Beck) |
配給 | ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズ |
公開 | 2018年7月6日 |
2018年8月31日 | |
上映時間 | 118分 |
スコット・ラング/アントマン:ポール・ラッド(Paul Rudd)
ホープ・ヴァン・ダイン/ワスプ:エヴァンジェリン・リリー(Evangeline Lilly)
幼年期のホープ・ヴァン・ダイン:マデリーン・マックグロウ(Madeleine McGraw)
ルイス:マイケル・ペーニャ(Michael Peña)
ソニー・バーチ:ウォルトン・ゴギンズ(Walton Goggins)
ジム・パクストン:ボビー・カナヴェイル(Bobby Cannavale)
マギー・ラング:ジュディ・グリア(Judy Greer)
デイヴ:ティップ・“T.I.”・ハリス(T.I.)
カート:デヴィッド・ダストマルチャン(David Dastmalchian)
エイヴァ・スター/ゴースト:ハナ・ジョン=カーメン(Hannah John-Kamen)
幼年期のエイヴァ・スター:レイリン・ブラッテン(RaeLynn Bratten)
キャシー・ラング:アビー・ライダー・フォートソン(Abby Ryder Fortson)
ウーズマン:ディヴィアン・ラドワ(Divian Ladwa)
アニトロブ:ゴラン・コスティッチ(Goran Kostić)
ノックス:ロブ・アーチャー(Rob Archer)
スタルツ:ショーン・クライアー(Sean Kleier)
バーリー:ベンジャミン・バイロン・デイヴィス(Benjamin Byron Davis)
エライアス・スター:マイケル・セルヴェリス(Michael Cerveris)
キャサリン・スター:リアン・スティール(Riann Steele)
ダニエル・グーブラー:ティム・ハイデッカー(Tim Heidecker)
縮小した車の持ち主: スタン・リー(Stan Lee)
ジミー・ウー:ランドール・パーク(Randall Park)
ジャネット・ヴァン・ダイン / ワスプ(初代):ミシェル・ファイファー(Michelle Pfeiffer)
ビル・フォスター:ローレンス・フィッシュバーン(Laurence Fishburne)
若年期のビル・フォスター:ラングストン・フィッシュバーン(Langston Fishburne)
ハンク・ピム/アントマン(初代):マイケル・ダグラス(Michael Douglas)
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