2019年にアメリカで製作映画『フォードvsフェラーリ』(原題:Ford v Ferrari)は、1960年代スポーツカー耐久レースの世界で繰り広げられたフォード対フェラーリの覇権争いの実話を脚色した伝記映画です。ヨーロッパでは『Le Mans 66』のタイトルで公開されました。
第92回アカデミー賞では作品賞を含む4部門にノミネートされ、2部門を受賞しました。
- 『フォードvsフェラーリ』の挿入曲
- マイルズの整備工場で流れる曲(客が苦情を言う)
- マイルズの整備工場で流れる曲(客が怒って帰る)
- レース場で流れる曲(トレーラーで眠るシェルビーが起こされる)
- レース場で流れる曲(シェルビーがトレーラーから出てフィルと話す)
- レース場で流れる曲(マイルズの車がトランクの問題を指摘される)
- レース場で流れる曲(マイルズがハンマーで車のトランクを叩く)
- レース場で流れる曲(マイルズがシェルビーにレンチを投げつける)
- マイルズの整備工場で流れる曲(国税庁の職員がやって来る)
- 優勝したマイルズがピーターと歌う曲
- レース場で流れる曲(シェルビーがフィルに額に入れるよう言いレンチを渡す)
- シェルビーの工場で流れる曲(従業員が爆竹を外に投げる)
- シェルビーの工場で流れる曲(シェルビーが若い男にスポーツカーを販売する)
- 工場前の路上で流れる曲(リー・アイアコッカがシェルビーの工場を訪れる)
- シェルビーの工場で流れる曲(事務室でリー・アイアコッカと話す)
- シェルビーがマイルズに会いに、彼が働いている整備工場を訪れる
- タコスレストランBGM(シェルビーとマイルズがフォードの話をする)
- マスタングが披露され、シェルビーが飛行機で派手な登場をする
- モリーがケンを助手席に乗せて車を運転する
- 車にテープと毛糸が貼り付けられテスト走行が行われる
- 空港内のガレージで流れる曲(シェルビーがケンにメンバーから外されたことを伝える)
- 空港内のガレージでモリーとマイルズがダンスをする曲
- モリーが片付けをする部屋のテレビから流れる曲
- 空港内のガレージで流れる曲(ブレーキの問題をチームが話し合う)
- 空港内のガレージで流れる曲(フォード社長が視察に訪れる)
- フランスに到着したケンが乗るバスで流れる曲
- 教会の外で酔っ払いが歌っている曲
- 1966年「ル・マン24時間レース」開始前に流れる曲
- 『フォードvsフェラーリ』のサントラ
- 『フォードvsフェラーリ』キャスト・スタッフ
『フォードvsフェラーリ』の挿入曲
『フォードvsフェラーリ』の挿入曲を流れた順番に紹介していきます。(ネタバレにご注意ください)
マイルズの整備工場で流れる曲(客が苦情を言う)
ケン・マイルズ(Ken Miles, 1918-1966)は、第二次世界大戦中はイギリス陸軍に所属し、1952年に家族と共にロサンゼルスに移住してきました。この映画は、フォード社がル・マンでフェラーリに勝利するまでの出来事を、実話をベースに脚色した作品なので、実在の人物が沢山登場しています。
Artist | パラディン(The Paladins) 1980年に結成されたカリフォルニア州サンディエゴ出身のルーツ・ロック・ロカビリーバンド。 |
リリース | 1987年 |
作曲者 | デイブ・ブライアン・ゴンザレス(David Brian Gonzalez) パラディン(The Paladins)のボーカリスト/ギタリスト。 |
マイルズの整備工場で流れる曲(客が怒って帰る)
Artist | シャドウズ・オブ・ナイト(The Shadows of Knight) 1964年にイリノイ州シカゴで結成されたガレージ・ロック・バンド。 |
リリース | 1966年 |
作曲者 | シャドウズ・オブ・ナイトのメンバー ウォーレン・ロジャース(Warren Rodgers) ジム・ソーンズ(Jim Sohns, 1964-2022) |
レース場で流れる曲(トレーラーで眠るシェルビーが起こされる)
キャロル・シェルビー(Carroll Shelby, 1923-2012)は、テキサス出身の自動車デザイナー/レーシングドライバー/起業家です。子供の頃から心臓が悪く、心臓病でレーサーを引退後は、レーシングカー・デザイナーとして後世に残る数々の名車を創り上げました。
Artist | バック・オーウェンス(Buck Owens, 1929-2006) テキサス州シャーマン出身のアメリカの歌手/ミュージシャン/ソングライター。ベーカーズフィールド・サウンドの創始者。 |
リリース | 1963年 |
作曲者 | バック・オーウェンス(Buck Owens, 1929-2006) |
レース場で流れる曲(シェルビーがトレーラーから出てフィルと話す)
邦題『マネー』
Artist cover ver. | キングスメン(The Kingsmen) オレゴン州ポートランド出身のガレージバンド。 |
リリース | 1963年 |
作曲者 | ジャニー・ブラッドフォード(Janie Bradford) アメリカのソングライター、1939年ミズーリ州チャールストン生まれ。モータウンに在籍し、1960年代にレーベルの多くの曲を書いたことで知られる。 |
ベリー・ゴーディー・Jr.(Berry Gordy Jr.) アメリカの音楽プロデューサー/実業家、1929年ミシガン州デトロイト生まれ。モータウンの創業者。 | |
Original ver. | 1959年:バレット・ストロング(Barrett Strong, 1941-2023) ミシシッピ州ウェストポイント出身の歌手/ソングライター。 |
『マネー』(Money (That’s What I Want)は、モータウン所属アーティスト、バレット・ストロング(Barrett Strong)のヒット曲で、モータウン初のヒット曲です。
モータウンは、アフリカ系アメリカ人所有のレーベルとして大成功をおさめ、ポピュラー音楽の人種統合において重要な役割を担ったとされるデトロイト発祥のレコードレーベルです。レーベル名は自動車産業で知られるデトロイトの通称「Motor town」の略です。
ここでは、キングスメン(The Kingsmen)のカバーバージョンがつかわれています。
レース場で流れる曲(マイルズの車がトランクの問題を指摘される)
Artist | アニマルズ(The Animals) 1963年にイギリス・ニューカッスルで結成されたロック・バンド。『朝日のあたる家』(1964) の大ヒットで一躍脚光を浴び、ブリティッシュ・インベイジョンを代表するバンドとして知られるようになるが、1965年にはメンバーが脱退するなどの問題を抱え1966年に解散。 |
リリース | 1966年 |
作曲者 | ジェリー・ゴフィン&キャロル・キング(Gerry Goffin & Carole King) ジェリー・ゴフィン(Gerry Goffin, 1939-2014)とキャロル・キング(Carole King)の二人によるアメリカの作曲家コンビ。1959年から1968年まで婚姻関係にあり、数多くのスタンダードナンバーを生み出す。 |
レース場で流れる曲(マイルズがハンマーで車のトランクを叩く)
スカウトにやってきたポルシェのチームオーナー、ヴォスが、マイルズの扱いづらい気性を目の当たりにするシーン
ストップ・ユア・ソビング
Artist | キンクス (The Kinks) 1963年に結成されたイギリスのロックバンド。ビートルズ、ローリング・ストーンズと並んでブリティッシュロックの三大グループのひとつといわれる。 |
リリース | 1964年 |
作曲者 | レイ・デイヴィス(Ray Davies) イギリスのシンガーソングライター/ミュージシャン、1944年ロンドン生まれ。キンクスのフロントマンとして知られる。 |
『Stop Your Sobbing』は、キンクスのデビューアルバム『Kinks』に収録されている曲です。
この曲はプリテンダーズにカバーされ、デビューアルバム『愛しのキッズ(原題:Pretenders)』(1979) に収録されています。レイ・デイヴィスとプリテンダーズのクリッシー・ハインドの間には娘がいますが、二人の交際はこのレコーディングがきっかけではじまったと言われています。
レース場で流れる曲(マイルズがシェルビーにレンチを投げつける)
Artist Cover ver. | デル・シャノン(Del Shannon, 1934-1990) アメリカの歌手/シンガーソングライター。 |
リリース | 1964年 |
作曲者 | オーティス・ブラックウェル(Otis Blackwell, 1932-2002) アメリカのソングライター/歌手/ピアニスト。 |
ジミー・ジョーンズ(Jimmy Jones, 1930-2012) アラバマ州バーミンガム出身のソウル歌手。 | |
Original ver. | 1957年:ジミー・ジョーンズ(Jimmy Jones, 1930-2012) |
マイルズの整備工場で流れる曲(国税庁の職員がやって来る)
Artist | チップス(The Chips) ニューヨーク出身のドゥーワップ・グループ。 |
作曲者 | L. Stuart and Joseph Newell |
チップス(The Chips)は、10代の友人たちで構成されていました。1957年にリリースされたデビューシングル『ラバー・ビスケット』が東海岸のラジオで人気となり、活動が始まりましたが、1957年末には解散しています。
優勝したマイルズがピーターと歌う曲
マイルズは巧みなレース運びを見せ、最終周回にトップを奪い優勝。喜ぶピーターを車に乗せて、この歌を歌います。
『I’m H-A-P-P-Y』は、「H-A-P-P-Y」「ー A-P-P-Y」「ー ーP-P-Y」と、「H-A-P-P-Y」のアルファベット綴りを一つづつ減らし歌っていく英語の遊び歌です。
レース場で流れる曲(シェルビーがフィルに額に入れるよう言いレンチを渡す)
Artist | デヴィッド・マークス&マークスメン(David Marks & The Marksmen) デヴィッド・マークスがビーチ・ボーイズ脱退後に結成したバンド。 |
リリース | 1964年 |
作曲者 | デヴィッド・マークス(David Marks) アメリカのギタリスト、1948年カリフォルニア州ホーソーン生まれ。ビーチボーイズの初期メンバーとして知られる。 |
マーク・グロースクローズ(Mark Groseclose) |
シェルビーの工場で流れる曲(従業員が爆竹を外に投げる)
シェルビーが設立した自動車メーカー「シェルビー・アメリカン」は、カリフォルニア州のヴェニスにありました。日本ではベニスビーチと呼ばれるこの地は、多くのハリウッドスターや有名人も住んでいる人気の観光スポットです。
Artist | スパークルズ(The Sparkles) 1957年にテキサス州レベルランドで結成されたガレージロックバンド。 |
リリース | 1967年 |
作曲者 | Don Turnbow |
シェルビーの工場で流れる曲(シェルビーが若い男にスポーツカーを販売する)
Artist | ビリー・リー・ライリー(Billy Lee Riley, 1933-2009) アメリカのロカビリー・ミュージシャン/シンガーソングライター/レコードプロデューサー。 |
リリース | 1957年 |
作曲者 | レイ・スコット(Ray Scott, 1929-1999) アメリカのロカビリー/カントリーミュージックのシンガーソングライター。 |
工場前の路上で流れる曲(リー・アイアコッカがシェルビーの工場を訪れる)
リー・アイアコッカ(Lee Iacocca, 1924-2019)は、当時フォード社の総支配人兼副社長でした。彼は入社時から販売部門で手腕を発揮し、1970年にはフォード社の社長に就任、その後クライスラーの会長も務めることになります。1984年と1985年に出版した自叙伝は世界的大ベストセラーになりました。
Artist | ジェレマイア・バーナム(Jerry Burnham) 歌手/プロデューサー。 |
作曲者 | ジェレマイア・バーナム(Jerry Burnham) |
シェルビーの工場で流れる曲(事務室でリー・アイアコッカと話す)
シェルビーはフォード社が延滞請求書の取り立てをよこしたのだと勘違いし慌てていましたが、アイアコッカがヘンリー・フォード2世の使いで来たと知り、上手く交渉を進めていきます。
Artist | リンク・レイ(Link Wray, 1929-2005) アメリカのロックギタリスト/作詞家/作曲家。様々な新しいサウンド作りに挑戦しエレキギターの可能性を広げたことで「エレキギターのパイオニア」と呼ばれる。 |
リリース | 1965年 |
作曲者 | リンク・レイ(Link Wray, 1929-2005) |
ミルト・グラント(Milt Grant, 1923-2007) アメリカのディスクジョッキー/テレビ局オーナー。 |
曲のタイトル「スペードのエース」は、トランプの最高位のカードとして知られていますが、古くからの伝説や伝承においては「死のカード」(death card)として認知されているそうです。
シェルビーがマイルズに会いに、彼が働いている整備工場を訪れる
Artist cover ver. | ザ・ソニックス(The Sonics) 1960年にワシントン州タコマで結成されたアメリカのガレージロックバンド。 |
リリース | 1965年 |
作曲者 | リチャード・ベリー(Richard Berry, 1935-1997) アメリカのシンガー/ソングライター/ミュージシャン。 |
Original ver. | 1960年:リチャード・ベリー(Richard Berry and The Pharaohs) |
『Have Love, Will Travel』は、アメリカの歌手リチャード・ベリーが作りました。
ここでは、ザ・ソニックス(The Sonics)によるカバーバージョンが使われています。
この曲のタイトルは、1957年からアメリカで放送されていた人気西部劇テレビ「Have Gun – Will Travel」から着想を得てつけられました。西部開拓時代を舞台に、雇われガンマンの主人公パラディンが、黒づくめの洋装に着替え、素早い拳銃さばきでトラブルを解決するという人気のドラマです。日本でも「西部の男パラディン」というタイトルで放映されていました。
タコスレストランBGM(シェルビーとマイルズがフォードの話をする)
Artist | Emerson Ensemble |
作曲者 | ヴィクター・コルデロ・アウレコエチェア(Víctor Cordero Aurrecoechea, 1914-1983) メキシコの作曲家。 |
この曲は、1947年のメキシコ映画『Juan Charrasqueado』のために作られた曲です。
マスタングが披露され、シェルビーが飛行機で派手な登場をする
Artist | レス・バクスター(Les Baxter, 1922-1996) アメリカのミュージシャン/作曲家/指揮者。エキゾチカ(エキゾチック・サウンド)を代表する存在として知られる。 |
リリース | 1958年 |
作曲者 | レス・バクスター(Les Baxter, 1922-1996) |
レス・バクスターは、スウィング・バンドの編曲家/作曲家として働いた後、エキゾチカ(エキゾチック・サウンド)として知られる独自のスタイルの音楽ジャンルをつくり、ラジオ、テレビ、映画などの音楽を数多く残しました。
モリーがケンを助手席に乗せて車を運転する
Artist | ジェームズ・バートン(James Burton) アメリカのギタリスト、1939年ルイジアナ州ダバリー生まれ。エルヴィス・プレスリー最後の黄金時代を支えたバックバンドのバンド・リーダーを務めた伝説的ギタリスト。 |
リリース | 1971年 |
作曲者 | トニー・ジョー・ホワイト(Tony Joe White, 1943-2018) アメリカのシンガーソングライター/ギタリスト。 |
Original ver. | 1968年:トニー・ジョー・ホワイト(Tony Joe White, 1943-2018) |
この曲は、これ以降もエンドクレジットを含め数回使われています。
車にテープと毛糸が貼り付けられテスト走行が行われる
Artist | バーズ(The Byrds) 1964年にカリフォルニア州ロサンゼルスで結成されたロックバンド。 |
リリース | 1965年 |
作曲者 | デヴィッド・クロスビー(David Crosby, 1941-2023) アメリカのミュージシャン/シンガーソングライター。「バーズ」「クロスビー・スティルス・ナッシュ & ヤング」に在籍していた。 |
空港内のガレージで流れる曲(シェルビーがケンにメンバーから外されたことを伝える)
Artist | カウント・ファイブ(Count Five) 1964年にカリフォルニア州サンノゼで結成されたガレージロックバンド。ドラキュラ伯爵風のマントを着てライブで演奏することで人気となる。 |
『Move It Up』は、ガレージロックバンド、カウント・ファイブの曲です。バンドは1969年に解散しましたが、2003年にリリースされたCDバージョン・アルバム『Psychotic Reaction』にこの曲が収録されています。
空港内のガレージでモリーとマイルズがダンスをする曲
ル・マンでのレースのラジオ放送を聴きながら一人で作業をするマイルズのもとに、モリーが酒を持って現れ、ラジオのダイヤルを回して流す曲
Artist | ニーナ・シモン(Nina Simone, 1933-2003) ノースカロライナ州トライオン出身のアフリカ系アメリカ人歌手/ソングライター/ピアニスト/作曲家/アレンジャー/公民権活動家。 |
リリース | 1965年 |
作曲者 | スクリーミン・ジェイ・ホーキンズ(Screamin’ Jay Hawkins, 1929-2000) アメリカのブルース/R&B歌手。奇抜なファッションとパフォーマンスが話題となり後のミュージシャンに影響を与えた伝説の歌手。 |
Original ver. | 1956年:スクリーミン・ジェイ・ホーキンズ(Screamin’ Jay Hawkins, 1929-2000) |
モリーが片付けをする部屋のテレビから流れる曲
モリーが家の外にいるシェルビーに気づくシーン
作曲者 | バディ・ケイ(Buddy Kaye, 1918-2002) アメリカのソングライター/作詞家/アレンジャー/プロデューサー/作家。 |
ウーゴ・モンテネグロ(Hugo Montenegro, 1925-1981) アメリカのオーケストラリーダー/映画音楽作曲家。 |
『Jeannie (I Dream Of Jeannie Theme)』は、アメリカで1965年から放送されていたシットコム番組『かわいい魔女ジニー』のテーマ曲です。
空港内のガレージで流れる曲(ブレーキの問題をチームが話し合う)
テストランの最中に、ケンの乗った車はブレーキが故障しフェード現象を起こし爆発炎上。ケンを救出した後、チームが更なる改良について話し合うシーン。
Artist | リビング・チルドレン(Living Children) 1966年にカリフォルニア州フォートブラッグで結成されたガレージ・パンク・グループ。 |
リリース | 1968年 |
作曲者 | デビッド・グリーン(David Green) アメリカ・北カリフォルニア出身の歌手/ギタリスト。「リビング・チルドレン」のメンバー。 |
空港内のガレージで流れる曲(フォード社長が視察に訪れる)
ヘンリー・フォード2世(Henry Ford II, 1917-1987)は、自動車王と称えられた「フォード・モーター」の創設者ヘンリー・フォードの初孫です。第二次世界大戦時は海軍に所属していましたが、1943年に社長である父が亡くなり除隊し会社の経営に加わり、1945年9月に社長に就任しました。
Artist cover ver. | ザ・ティーン・キングス(The Teen Kings) 1948年、ロイ・オービソン(Roy Orbison)が12歳の時に学校の友人と結成したクインテット・バンド。学校や地元のイベントで活躍した。 |
作曲者 | ジョー・サウス(Joe South, 1940-2012) アメリカのシンガーソングライター/ギタリスト。 代表作『孤独の影』『ローズ・ガーデン』 |
Original ver. | 1959年:ジーン・ヴィンセント(Gene Vincent, 1935-1971) |
『I Might Have Known』は、後にグラミー賞を受賞することになるアメリカのシンガーソングライター、ジョー・サウスがデビュー間もない頃に作った作品です。
ここでは、ロイ・オービソンが率いていたバンド、ザ・ティーン・キングス(The Teen Kings)の演奏が使われています。
フランスに到着したケンが乗るバスで流れる曲
Artist cover ver. | ラッキー・ブロンドー(Lucky Blondo) フランスのR&Rシンガー、1944年パリ生まれ。70年代にエルヴィス・プレスリーのツアーに参加した数少ないフランス人歌手の一人として知られる。 |
リリース | 1962年 |
作曲者 | ジェリー・ローダン(Jerry Lordan, 1934-1995) イギリスのソングライター/作曲家/歌手。 |
レイモンド・マモーディ(Raymond Mamoudy) 1960年代に活躍したフランスの歌手。 | |
Original ver. | 1961年『A Girl Like You』:クリフ・リチャード(Cliff Richard) |
『Une Fille Comme Toi』は、イギリスの歌手クリフ・リチャード(Cliff Richard)のヒット曲『A Girl Like You』(1961) にフランス語の歌詞が付けられたものです。
教会の外で酔っ払いが歌っている曲
邦題『ナントの橋の上で』
『Le Pont De Nantes』は、18世紀頃のフランス民謡です。『Sur Le Pont De Nantes』のタイトルでも知られています。
1966年「ル・マン24時間レース」開始前に流れる曲
邦題『サンブル・エ・ミューズ連隊行進曲』
作曲者 | ロベール・プランケット(Robert Planquette, 1848-1903) フランスの作曲家。 |
ジョゼフ・フランソワ・ラウスキ(Joseph Francois Rauski, 1837-1910) フランスの軍楽隊長/編曲家。 |
『French National Defile March』(原題:Le Régiment de Sambre-et-Meuse)は、フランスの詩人ポール・セザーノ(Paul Cezano)が、普仏戦争中(1870〜)に書いた詩で作られたフランスの愛国歌です。
詩が作られてすぐ、ロベール・プランケットが曲をつけ、1879年、フランス軍楽隊長ジョゼフ・フランソワ・ラウスキが行進曲に編曲し現在の形になりました。
『だれかが口笛ふいた』の原曲としても知られています。
『フォードvsフェラーリ』のサントラ
『フォードvsフェラーリ』はバック・サンダース(Buck Sanders)とマルコ・ベルトラミ(Marco Beltrami)が音楽を担当しました。二人は長年コンビとして活動し、2008年に制作された『ハート・ロッカー』ではアカデミー作曲賞にノミネートされました。

『フォードvsフェラーリ』キャスト・スタッフ
監督 | ジェームズ・マンゴールド(James Mangold) |
脚本 | ジェズ・バターワース(Jez Butterworth) |
ジョン=ヘンリー・バターワース(John-Henry Butterworth) | |
ジェイソン・ケラー(Jason Keller) | |
製作 | ピーター・チャーニン(Peter Chernin) |
ジェンノ・トッピング(Jenno Topping) | |
ジェームズ・マンゴールド(James Mangold) | |
音楽 | マルコ・ベルトラミ(Marco Beltrami) |
バック・サンダース(Buck Sanders) | |
配給 | 20世紀フォックス |
ウォルト・ディズニー・ジャパン | |
公開 | 2019年11月15日 |
2020年1月10日 | |
上映時間 | 153分 |
キャロル・シェルビー:マット・デイモン(Matt Damon)
ケン・マイルズ:クリスチャン・ベール(Christian Bale)
リー・アイアコッカ:ジョン・バーンサル(Jon Bernthal)
モリー・マイルズ:カトリーナ・バルフ(Caitríona Balfe)
ヘンリー・フォード2世:トレイシー・レッツ(Tracy Letts)
レオ・ビーブ:ジョシュ・ルーカス(Josh Lucas)
ピーター・マイルズ:ノア・ジュープ(Noah Jupe)
エンツォ・フェラーリ:レモ・ジローネ(Remo Girone)
フィル・レミントン:レイ・マッキノン(Ray McKinnon)
ロイ・ラン:JJ・フィールド(JJ Feild )
チャーリー・アガピオウ:ジャック・マクマレン(Jack McMullen)
ジャンニ・アニェッリ:ジャン・フランコ・トルディ(Gian Franco Tordi)
ブルース・マクラーレン:ベンジャミン・リグビー(Benjamin Rigby)
デニス・ハルム:ベン・コリンズ(Ben Collins)
ロレンツォ・バンディーニ:フランチェスコ・バウコ(Francesco Bauco)
ドン・フレイ:ジョー・ウィリアムソン(Joe Williamson)
ダン・ガーニー:アレックス・ガーニー(Alex Gurney)
フランコ・ゴッツィ:コッラード・インヴェルニッツィ(Corrado Invernizzi)
グレンジャー医師:ウォレス・ランガム(Wallace Langham)
実話をもとにしたビジネス系映画
コメント