2023年にアメリカで制作された映画『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』(原題:Killers of the Flower Moon)は、1920年代アメリカ・オクラホマ州で起きたオセージ族の虐殺事件を描いた作品です。
マーティン・スコセッシがデヴィッド・グランのノンフィクション小説『花殺し月の殺人 インディアン連続怪死事件とFBIの誕生』をもとに映画化しました。
第96回アカデミー賞では作品賞を含む10部門にノミネートされています。
- 『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』の挿入曲
- オープニングテーマ曲(オセージ族が石油の発掘で豊かな生活を手に入れる)
- 受益権を持つ民が街で列を作る(アーネストがモリーに声をかける)
- モリーがアーネストの車に乗る
- 街で突如始まる「賭けレース」に男達が沸く
- アーネストとバイロンが強盗を働く
- 教会の前でオセージ族の民がラクロスを楽しむ
- アーネストとモリーの結婚式で演奏される曲(ゲストが踊る)
- 食事会、蓄音器から流れる曲(モリーの母の部屋にフクロウが入ってくる)
- 食事会、蓄音器から流れる曲(アナが酔って現れる)
- アーネストとモリーが葬儀社を訪れる(リタがビルと一緒に現れる)
- 私立探偵がホテルの部屋で襲撃にあう
- キングが家族と映画館でタルサ人種虐殺のニュース映像を観る
- キングとアーネストがグラマーの酒造場を訪れる
- ヘンリーがキングに連れられ保険加入前の健診を受ける
- ヘンリーが肉屋のロイ(妻の浮気相手)を殴る
- アーネストがジョンに仕事を依頼する
- ビリヤードサロンで流れる曲(ヘンリーの殺害を報告しにジョンが現れる)
- キングが肉屋のロイに街を離れるよう忠告する
- アーネストとジョンがキングに依頼された仕事の件で口論になる
- 畜産フェア、ロデオ王・グラマーとの記念撮影&サイン会
- 住民が繁華街でダンスを踊る曲(アーネストが動揺した様子でキングの前に現れる)
- ビリヤードサロンで流れる曲(ホワイト捜査官が髭剃り中のキングに話を聞く)
- キングが寄贈したバレエ教室のレッスンで使われている曲
- キングがエイシーに残りの金を渡し儲け話を持ちかける
- ビリヤードサロンで流れる曲(アーネストが外に連れ出されキングと話をする)
- 老人の目撃情報(アナがバイロン達と酒場に入る | 回想シーン)
- キングの牧場が燃える
- 保安官事務所にキングが出頭して来る
- アーネストとモリーが自宅で話をする(この後アーネストは殺人容疑で逮捕)
- 実録犯罪シアターの収録シーン(オーケストラが演奏する曲)
- 実録犯罪シアターの収録シーン(モリーの後日談の場面でヴァイオリンで演奏される曲)
- エンディング
- 『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』のサントラ
- 『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』キャスト・スタッフ
『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』の挿入曲
『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』の挿入曲を流れた順番に紹介していきます。(ネタバレにご注意ください)
オープニングテーマ曲(オセージ族が石油の発掘で豊かな生活を手に入れる)
オセージ・オイル・ブーム
Artist | ロビー・ロバートソン(Robbie Robertson, 1943-2023) カナダ・オンタリオ州トロント出身のミュージシャン/ギタリスト/シンガーソングライター。母親が先住民族であるモホーク族とカユガ族の祖先を持つ。「ザ・バンド 」(The Band)のギタリスト/ソングライターとして活躍し、80年代以降はスコセッシ作品の音楽監督を務めるなど幅広い音楽活動を行い、数多くの名作・名演を残す。 |
リリース | 2023年:SOUNDTRACK『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』 |
作曲者 | ロビー・ロバートソン(Robbie Robertson, 1943-2023) |
受益権を持つ民が街で列を作る(アーネストがモリーに声をかける)
Artist | ヘンリー・トーマス(Henry Thomas, 1874-1930) アメリカのカントリーブルース歌手/ソングスター/ミュージシャン。テキサス州ビッグサンディで解放された奴隷の家に生まれ、10代で家を出た後ホーボー・ミュージシャンとしてテキサスの鉄道路線を旅し地元の人々や鉄道の従業員を楽しませた。 |
リリース | 1928年 |
作曲者 | ヘンリー・トーマス(Henry Thomas, 1874-1930) |
モリーがアーネストの車に乗る
(邦訳:哀れな孤児の子供)
Artist | カーター・ファミリー(The Carter Family) 1927年に結成されたアメリカ初のカントリー・グループ。A.P.カーターと妻のサラ、その義姉メイベルの3人で活動を開始。白人だけのバンドの元祖ともいわれる。 |
リリース | 1927年 |
作曲者 | A.P.カーター(A.P. Carter, 1891-1960) アメリカのカントリーシンガー/ミュージシャン/ソングライター。カーター・ファミリー(The Carter Family)のボーカリスト。 |
街で突如始まる「賭けレース」に男達が沸く
(邦訳:インディアン戦争の雄叫び)
Artist | Floyd Ming and His Pep Steppers |
フロイド・ミング(Floyd Ming, 1902-1985) ミシシッピ州アッカーマン出身のフィドル奏者/バンドリーダー。 | |
リリース | 1928年 |
作曲者 | フロイド・ミング(Floyd Ming, 1902-1985) |
アーネストとバイロンが強盗を働く
ハートビート・テーマ/ニウコンスカ
Artist | ロビー・ロバートソン(Robbie Robertson, 1943-2023) |
リリース | 2023年:SOUNDTRACK『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』 |
作曲者 | ロビー・ロバートソン(Robbie Robertson, 1943-2023) |
モリーがアーネストに帽子をプレゼントし食事に招き入れるまでこの曲が流れています。
教会の前でオセージ族の民がラクロスを楽しむ
ヘンリー・ウィッターのフォックス・チェイス
Artist | ヘンリー・ウィッター(Henry Whitter, 1892-1941) カントリーミュージックの先駆けといわれるオールドタイム音楽のレコーディングアーティスト/ギタリスト/ハーモニカ奏者。フィドル奏者のG.B.グレイソン(G. B. Grayson)とのデュオでも知られる。 |
リリース | 1927年 |
作曲者 | ヘンリー・ウィッター(Henry Whitter, 1892-1941) |
アーネストとモリーの結婚式で演奏される曲(ゲストが踊る)
テューペロ・ブルース
Artist cover ver. | レイナ・ゲラート(Rayna Gellert) オールドタイムミュージックを専門とするアメリカのフィドル奏者/アコースティックギタリスト/シンガー/ソングライター、1975年インディアナ州出身。ナッシュビルに拠点を置き活動。 キーラン・ケイン(Kieran Kane) アメリカのカントリーミュージック・アーティスト。 デビッド・マンスフィールド(David Mansfield) アメリカのミュージシャン/作曲家/バイオリン奏者。 フィリップ・ジェイミソン(Philip Jamison) 以上のアーティストがバンドのメンバーとして映画に出演していました。 |
作曲者 | フロイド・ミング(Floyd Ming, 1902-1985) ミシシッピ州アッカーマン出身のフィドル奏者/バンドリーダー。(別名:Hoyt Ming) |
Original ver. | 1928年:フロイド・ミング(Floyd Ming, 1902-1985) |
食事会、蓄音器から流れる曲(モリーの母の部屋にフクロウが入ってくる)
セントルイス・ブルース
Artist cover ver. | Milton Brown & His Musical Brownies |
ミルトン・ブラウン(Milton Brown, 1903-1936) アメリカのバンドリーダー/ボーカリスト。 「ウェスタン・スウィングの父」と呼ばれる。 | |
リリース | 1935年 |
作曲者 | W.C.ハンディ(W. C. Handy, 1873-1958) アメリカの作曲家。「ブルースの父」(1941年に出された自伝のタイトル)として知られる。 |
Original ver. | 1916年:プリンスズ・バンド(Prince’s Band) |
『セントルイス・ブルース』は、ジャズのスタンダード・ナンバーです。
W.C.ハンディの体験に基づき1892年に作られたと言われています。
食事会、蓄音器から流れる曲(アナが酔って現れる)
クレイジー・ブルース
Artist | マミー・スミス(Mamie Smith, 1891-1946) オハイオ州シンシナティ出身のヴォードヴィル歌手。ボーカルブルースの録音をした最初のアフリカ系アメリカ人アーティストとしてブルース史に名を残す。 |
リリース | 1920年 |
作曲者 | ペリー・ブラッドフォード(Perry Bradford, 1893-1970) アメリカの作曲家/ソングライター/ボードヴィル・パフォーマー。レコード業界に訴え、人種的偏見の壁を壊しアフリカ系アメリカ人アーティストがレコーディングを行えるよう尽力したことで知られる。 |
アーネストとモリーが葬儀社を訪れる(リタがビルと一緒に現れる)
タルサ・マサカー・ニュースリール
Artist | ロビー・ロバートソン(Robbie Robertson, 1943-2023) |
リリース | 2023年:SOUNDTRACK『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』 |
作曲者 | ロビー・ロバートソン(Robbie Robertson, 1943-2023) |
この後、以下のシーンでもこの曲が使われていました。
「キングが家族と映画館でタルサ人種虐殺のニュース映像を観る」
「ヘンリーがキングに連れられ医師の検診を受ける」
私立探偵がホテルの部屋で襲撃にあう
Artist | カーター・ファミリー(The Carter Family) 1927年に結成されたアメリカ初のカントリー・グループ。A.P.カーターと妻のサラ、その義姉メイベルの3人で活動を開始。白人だけのバンドの元祖ともいわれる。 |
リリース | 1927年 |
作曲者 | A.P.カーター(A.P. Carter, 1891-1960) アメリカのカントリーシンガー/ミュージシャン/ソングライター。カーター・ファミリー(The Carter Family)のボーカリスト。 |
この曲は、独身の女の子(Single Girl)と既婚の女の子(Married Girl)のライフスタイルの違いが歌われているフォークソングです。
キングが家族と映画館でタルサ人種虐殺のニュース映像を観る
タルサ・マサカー・ニュースリール
Artist | ロビー・ロバートソン(Robbie Robertson, 1943-2023) |
リリース | 2023年:SOUNDTRACK『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』 |
作曲者 | ロビー・ロバートソン(Robbie Robertson, 1943-2023) |
「タルサ人種虐殺」は、1921年5月30日、オクラホマ州タルサ市グリーンウッド地区のエレベーター内で19歳アフリカ系アメリカ人男性が何らかの理由で17歳白人女性の腕を掴み、騒ぎとなり拘束されたことがきっかけで始まりました。
翌日、裁判所の前に集まった群衆によって暴動が起き、それを知った白人暴徒による暴力は拡大し大規模な襲撃・破壊・略奪行為に発展しました。
6月1日正午頃、オクラホマ州兵が戒厳令を布き事態は収まりましたが、公的機関・報道機関などによって報告された死亡者数は大きく異なりました。800人以上が病院に搬送され、商業地区を中心に35区画以上が破壊され1万人が家を失ったといわれています。
「アーネストとモリーが葬儀社を訪れる(リタがビルと一緒に現れる)」でもこの曲が使われていました。
キングとアーネストがグラマーの酒造場を訪れる
ラブシック・ブルース
Artist cover ver. | エメット・ミラー(Emmett Miller, 1900-1962) アメリカのミンストレルショー・パフォーマー/レコーディングアーティスト。ファルセット、ヨーデルを取り入れた歌唱法で人気を博す。 |
リリース | 1925年 |
作曲者 | クリフ・フレンド(Cliff Friend, 1893-1974) オハイオ州シンシナティ出身のソングライター/ピアニスト。 |
アーヴィング・ミルズ (Irving Mills, 1894-1985) アメリカのジャズ音楽の出版者/エージェント/オーケストラリーダー/作詞家。 | |
Original ver. | 1922年:エルシー・クラーク(Elsie Clark) |
『Lovesick Blues』は、1922年初演のブロードウェイ・ミュージカル『Oh, Ernest』でヴォードヴィル女優、アンナ・チャンドラー(Anna Chandler)によって披露された曲です。
ヘンリーがキングに連れられ保険加入前の健診を受ける
タルサ・マサカー・ニュースリール
Artist | ロビー・ロバートソン(Robbie Robertson, 1943-2023) |
リリース | 2023年:SOUNDTRACK『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』 |
作曲者 | ロビー・ロバートソン(Robbie Robertson, 1943-2023) |
「アーネストとモリーが葬儀社を訪れる(リタがビルと一緒に現れる)」でもこの曲が使われていました。
ヘンリーが肉屋のロイ(妻の浮気相手)を殴る
Artist | ヘンリー・トーマス(Henry Thomas, 1874-1930) アメリカのカントリーブルース歌手/ソングスター/ミュージシャン。1874年にテキサス州ビッグサンディで解放された奴隷の家に生まれ、10代で家を出た後ホーボー・ミュージシャンとしてテキサスの鉄道路線を旅し地元の人々や鉄道の従業員を楽しませた。 |
リリース | 1927年 |
作曲者 | ヘンリー・トーマス(Henry Thomas, 1874-1930) |
アーネストがジョンに仕事を依頼する
Artist | Cleve Reed and Little Harvey Hull |
クリーヴ・リード(Cleve Reed) ミシシッピ州出身のブルースシンガー/ギタリスト。 | |
リリース | 1927年 |
作曲者 | クリーヴ・リード(Cleve Reed) |
ビリヤードサロンで流れる曲(ヘンリーの殺害を報告しにジョンが現れる)
Artist | Roy Acuff and His Crazy Tennesseans |
ロイ・エイカフ(Roy Acuff, 1903-1992) アメリカのカントリー・ミュージック歌手/フィドル奏者/プロモーター。「キング・オブ・カントリー・ミュージック」として知られる。 | |
リリース | 1936年 |
作曲者 | ロイ・エイカフ(Roy Acuff, 1903-1992) |
キングが肉屋のロイに街を離れるよう忠告する
Artist | カーター・ファミリー(The Carter Family) 1927年に結成されたアメリカ初のカントリー・グループ。A.P.カーターと妻のサラ、その義姉メイベルの3人で活動を開始。白人だけのバンドの元祖ともいわれる。 |
リリース | 1927年 |
作曲者 | A.P.カーター(A.P. Carter, 1891-1960) アメリカのカントリーシンガー/ミュージシャン/ソングライター。「カーター・ファミリー」(The Carter Family)のボーカリスト。 |
アーネストとジョンがキングに依頼された仕事の件で口論になる
邦題『恋人を取られて』
Artist cover ver. | オリジナル・メンフィス・ファイヴ(Original Memphis Five) 1917年にニューヨークで結成されたジャズバンド。 |
リリース | 1924年 |
作曲者 | レオ・ウッド(Leo Wood, 1882-1929) アメリカのソングライター/作詞家。 |
Original ver. | 1923年:テッド・ウィームズ(Ted Weems and His Orchestra) |
畜産フェア、ロデオ王・グラマーとの記念撮影&サイン会
Artist | Buddy Woods with the Wampus Cats オスカー・バディ・ウッズ(Oscar “Buddy” Woods, 1900-1955) テキサス州出身のブルースギタリスト/シンガー/ソングライター。 |
リリース | 1936年 |
作曲者 | オスカー・バディ・ウッズ(Oscar “Buddy” Woods, 1900-1955) |
住民が繁華街でダンスを踊る曲(アーネストが動揺した様子でキングの前に現れる)
Artist cover ver. | ヴィンス・ジョルダーノ(Vince Giordano) アメリカのサックス奏者、1952年ニューヨーク生まれ。 |
リリース | 2011年 |
作曲者 | レイ・ロペス(Ray Lopez, 1889-1970) アメリカのジャズ・コルネット奏者/トランペット奏者/ソングライター。 |
アルサイド・ヌニェス(Alcide Nunez, 1884-1934) アメリカのジャズ・クラリネット奏者。 | |
Original ver. | 1917年:オリジナル・ディキシーランド・ジャズ・バンド(Original Dixieland ‘Jass’ Band) |
『Livery Stable Blues』を最初にレコーディングしたのは、ニューオーリンズ出身の白人ミュージシャンのグループ、オリジナル・ディキシーランド・ジャズ・バンド(Original Dixieland ‘Jass’ Band)です。この版は100万部を販売した最初のポピュラーミュージックだと言われています。
ビリヤードサロンで流れる曲(ホワイト捜査官が髭剃り中のキングに話を聞く)
Artist | ザ・チャック・ワゴン・ギャング(The Chuck Wagon Gang) 1935年にデビッドPによって結成されたカントリー・ゴスペル音楽グループ。 デヴィッド P. カーター(David P. Carter)と子供達によるカーター・カルテットから活動をスタートさせ、現在でもオリジナルメンバーの孫娘を中心に活動を続けている。 |
リリース | 1941年 |
作曲者 | ハーバート・ビディー(Herbert Biddy) |
キングが寄贈したバレエ教室のレッスンで使われている曲
Artist | アダム・ニールセン(Adam Nielsen) アメリカ・アイダホ州アルコ出身のピアニスト。 |
作曲者 | スティーヴン・ミッチェル(Steven Mitchell) ニューヨークを中心に活躍するバレエピアニスト。 |
キングがエイシーに残りの金を渡し儲け話を持ちかける
邦題『まもなくかなたの』
Artist cover ver. | テネシー・マウンテニアーズ(Tennessee Mountaineers) |
リリース | 1960年 |
作曲者 | ロバート・ローリー(Robert Lowry, 1826-1899) アメリカ・フィラデルフィア出身の説教師/讃美歌作家。 |
Original ver. | 1917年:メトロポリタン・カルテット(Metropolitan Quartet) |
『Shall We Gather at the River?』は、『まもなくかなたの』の邦題で知られている讃美歌です。
ビリヤードサロンで流れる曲(アーネストが外に連れ出されキングと話をする)
Artist | マ・レイニー(Ma Rainey, 1886-1939) アメリカのブルース歌手/ブルースレコーディングアーティスト。2020年に映画化されたミュージカル『マ・レイニーのブラックボトム』のもとになった同名戯曲のモデル |
Feat. ルイ・アームストロング(Louis Armstrong, 1901-1971) アメリカのトランペット奏者/作曲家/歌手。 | |
リリース | 1955年 |
作曲者 | J・マヨ・ウィリアムズ(J. Mayo Williams) パラマウント・レコードのプロデューサー。 |
老人の目撃情報(アナがバイロン達と酒場に入る | 回想シーン)
Artist | エルゼイディ・ロビンスン(Elzadie Robinson, 1897-1975) アメリカのブルース・シンガー/ソングライター。 |
作曲者 | エルゼイディ・ロビンスン(Elzadie Robinson, 1897-1975) |
キングの牧場が燃える
Artist | ブラインド・ウィリー・ジョンソン(Blind Willie Johnson, 1897-1945) アメリカのゴスペル・ブルース歌手/ギタリスト/伝道師。家が火事で焼失したがそのまま廃墟に住み続けたことが原因で体調をくずしたが、彼が盲目である事を理由に診察を拒否され死亡する。 |
リリース | 1928年 |
作曲者 | ブラインド・ウィリー・ジョンソン(Blind Willie Johnson, 1897-1945) |
保安官事務所にキングが出頭して来る
Artist | ヘンリー・トーマス(Henry Thomas, 1874-1930) アメリカのカントリーブルース歌手/ソングスター/ミュージシャン。1874年にテキサス州ビッグサンディで解放された奴隷の家に生まれ、10代で家を出た後ホーボー・ミュージシャンとしてテキサスの鉄道路線を旅し地元の人々や鉄道の従業員を楽しませた。 |
リリース | 1928年 |
作曲者 | ヘンリー・トーマス(Henry Thomas, 1874-1930) |
アーネストとモリーが自宅で話をする(この後アーネストは殺人容疑で逮捕)
Artist cover ver. | アルフレッド・カーンズ(Alfred Karnes, 1891-1958) ケンタッキー州コービン出身のゴスペル歌手。 |
リリース | 1927年 |
作曲者 | ジェームズ・C・ムーア(James C. Moore) |
Original ver. | 1926年:ジェンキンス・ファミリー(The Jenkins Family) |
実録犯罪シアターの収録シーン(オーケストラが演奏する曲)
作曲者 | ファーディ・グローフェ(Ferde Grofé, 1892-1972) アメリカの作曲家/ビッグバンドアレンジャー/ピアニスト。ジョージ・ガーシュウィンの『ラプソディ・イン・ブルー』をオーケストレーションしたことで知られる。 代表曲:組曲『グランド・キャニオン』 |
作曲年 | 1928年 |
Artist | ヴィンス・ジョルダー&ザ・ナイトホークス(Vince Giordano and The Nighthawks) |
ヴィンス・ジョルダー(Vince Giordano) アメリカのサックス奏者、1952年ニューヨーク生まれ。 | |
ザ・ナイトホークス(The Nighthawks) ヴィンス・ジョルダーが率いるニューヨークを拠点とする音楽グループ。 |
「オーセージインディアン殺人事件」は、1935年8月に、FBIの事件をドラマ化したラジオシリーズ「G-Men」の3番目のエピソードとして取り上げられました。このラジオ番組は、J・エドガー・フーヴァー長官が率いるFBIの協力を得て制作されていたそうです。
実録犯罪シアターの収録シーン(モリーの後日談の場面でヴァイオリンで演奏される曲)
Artist | アンディ・スタイン(Andy Stein) アメリカのサックス/バイオリン奏者。カントリーロックバンド「コマンダー・コディ&ヒズ・ロスト・プラネット・エアメン」の創設メンバー。 |
作曲者 | アンディ・スタイン(Andy Stein) |
エンディング
Artist | オセージ・トライバル・シンガーズ(Osage Tribal Singers) |
リリース | 2023年:SOUNDTRACK『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』 |
作曲者 | スコット・ジョージ(Scott George) |
『Wahzhazhe (A Song for My People)』は、第96回アカデミー賞でアカデミー歌曲賞にノミネートされました。
『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』のサントラ
『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』はロビー・ロバートソン(Robbie Robertson)が音楽を担当しました。
ロビー・ロバートソンは、ザ・バンドの元ギタリストとして活動したのち、マーティン・スコセッシの映画『レイジング・ブル』で音楽監督を担当。以後、多くののマーティン・スコセッシ作品で音楽を担当しました。
遺作となった『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』でアカデミー作曲賞・歌曲賞にノミネートされました。
『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』キャスト・スタッフ
監督 | マーティン・スコセッシ(Martin Scorsese) |
脚本 | エリック・ロス(Eric Roth) |
マーティン・スコセッシ(Martin Scorsese) | |
原作 | デヴィッド・グラン(David Grann) |
製作 | ダン・フリードキン(Dan Friedkin) |
マーティン・スコセッシ(Martin Scorsese) | |
ブラッドリー・トーマス(Bradley Thomas) | |
ダニエル・ルピ(Daniel Lupi) | |
音楽 | ロビー・ロバートソン(Robbie Robertson) |
配給 | 東和ピクチャーズ |
公開 | 2023年10月20日(劇場公開) |
上映時間 | 206分 |

アーネスト・バークハート:レオナルド・ディカプリオ(Leonardo DiCaprio)
ウィリアム・ヘイル (キング):ロバート・デ・ニーロ(Robert De Niro)
モリー・カイル(モリー・バークハート):リリー・グラッドストーン(Lily Gladstone)
トム・ホワイト:ジェシー・プレモンス(Jesse Plemons)
W・S・ハミルトン:ブレンダン・フレイザー(Brendan Fraser)
リジー・Q:タントゥー・カーディナル(Tantoo Cardinal)
ケルシー・モリソン:ルイス・キャンセルミ(Louis Cancelmi)
ビル・スミス:ジェイソン・イズベル(Jason Isbell)
アナ・ブラウン:カーラ・ジェイド・メイヤーズ(Cara Jade Myers )
リタ:ジャネー・コリンズ(JaNae Collins)
ミニー:ジリアン・ディオン(Jillian Dion)
ヘンリー・ローン:ウィリアム・ベロー(William Belleau)
ヘンリー・グラマー:スタージル・シンプソン(Sturgill Simpson)
ジョン・レン:タタンカ・ミーンズ(Tatanka Means)
フランク・スミス:マイケル・アボット・Jr (Michael Abbott Jr.)
ジョン・バーガー:パット・ヒーリー(Pat Healy)
バイロン・バークハート:スコット・シェパード(Scott Shepherd)
ウィリアム・J・バーンズ:ゲイリー・バサラバ(Gary Basaraba)
ポラック判事:スティーヴ・イースティン(Steve Witting)
リーワード検察官:ジョン・リスゴー(John Lithgow)
タートン:バリー・コービン(Barry Corbin)
ラジオ番組のプロデューサー:マーティン・スコセッシ(Martin Scorsese)
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