1993年にイギリスで制作された短編アニメ映画『ウォレスとグルミット ペンギンに気をつけろ!』(原題:The Wrong Trousers)は、発明家のウォレスと相棒の忠犬グルミットの元に下宿人としてペンギンのマッグロウがやってくるサスペンス/コメディです。
第66回アカデミー賞では短編アニメーション賞を受賞しました。
『ウォレスとグルミット ペンギンに気をつけろ!』の挿入曲
『ウォレスとグルミット ペンギンに気をつけろ!』の挿入曲を流れた順番に紹介していきます。(ネタバレにご注意ください)
誕生日の朝、グルミット宛のバースデーカードが届く(カードを開くと流れる曲)
For He’s a Jolly Good Fellow
フォー・ヒズ・ア・ジョリィ・グッド・フェロー
フォー・ヒズ・ア・ジョリィ・グッド・フェロー
『For He’s a Jolly Good Fellow』は、大切なイベントを祝う席で対象者を祝福する目的で歌われる定番曲です。
フランス民謡『マルブルーは戦争に行く』が原曲です。
下宿をしたいとウォレスの家を訪れたペンギンがグルミットの部屋に勝手に入る(部屋のラジオから流れる曲)
Brandenburg Concerto No.4 in G Major, BWV 1049 – I. Allegro
ブランデンブルク協奏曲 第4番 ト長調 BWV 1049 – 第1楽章
ブランデンブルク協奏曲 第4番 ト長調 BWV 1049 – 第1楽章
作曲者 | ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(Johann Sebastian Bach, 1685-1750) バロック時代を代表するドイツの作曲家/オルガニスト。 宗教音楽や器楽曲など幅広いジャンルで多くの傑作を残し、西洋音楽の歴史の中で最も偉大な作曲家の一人と評される。 |
作曲年 | 1718-1721年頃 |
ペンギンがグルミットの部屋で下宿することが決まる(ベッドでくつろぎラジオを聴く)
映画では、インスト版が使われています。
Tie a Yellow Ribbon Round the Ole Oak Tree
邦題『幸せの黄色いリボン』
邦題『幸せの黄色いリボン』
Artist original ver. | トニー・オーランド&ドーン(Tony Orlando and Dawn) アメリカのポップミュージックグループ。 歌手のトニー・オーランドと、バッキングボーカルグループ「Dawn」のテルマ・ホプキンス、ジョイス・ヴィンセントとの3人により1970年に結成。 |
リリース | 1973年 |
作曲者 | アーウィン・レヴィン(Irwin Levine, 1938-1997) アメリカのソングライター。 |
L・ラッセル・ブラウン(L. Russell Brown) アメリカの作詞家/作曲家、1940年ニュージャージー州ニューアーク生まれ。 |
刑務所で3年を過ごした男が、出所前に「もし自分を迎え入れてくれるなら家の前の樫の木に黄色いリボンを結んでほしい」と書いた手紙を恋人に送ります。出所後バスに乗り家に向かうと……
こんな物語が綴られています。1973年に世界的ヒットを記録しました。
この後「ペンギンが夜中に大音量で音楽を聴きグルミットが布団を頭から被る」でもこの曲が使われていました。
『ウォレスとグルミット ペンギンに気をつけろ!』のサントラ
『ウォレスとグルミット ペンギンに気をつけろ!』は、ジュリアン・ノット(Julian Nott)が音楽を担当しました。
ジュリアン・ノットはイギリス・ロンドン生まれの作曲家です。『ウォレスとグルミット』シリーズや子供向けTV番組『ペッパピッグ』シリーズの音楽を手がけたことで知られています。
『ウォレスとグルミット ペンギンに気をつけろ!』キャスト・スタッフ
監督 | ニック・パーク(Nick Park) |
脚本 | ニック・パーク(Nick Park) |
ボブ・ベイカー(Bob Baker) | |
ブライアン・シブリー(Brian Sibley) | |
製作 | クリストファー・モル(Chris Moll) |
音楽 | ジュリアン・ノット(Julian Nott) |
配給 | シネカノン |
公開 | 1993年12月26日 |
1996年09月14日 | |
上映時間 | 29分 |
ウォレス:ピーター・サリス(Peter Sallis)
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