2015年、ギリシャ・フランス・アイルランド・オランダ・イギリスの合作で制作された映画『ロブスター』(原題:The Lobster)は、ヨルゴス・ランティモス監督によるSF恋愛映画です。
コリン・ファレル、レイチェル・ワイズ、レア・セドゥらが出演しています。ギリシャ出身のヨルゴス・ランティモス監督にとっては初の英語作品になり、第68回カンヌ国際映画祭では審査員賞を受賞しました。
- 『ロブスター』の挿入曲
- デヴィッドがホテルに収容される
- デヴィッドが受付を終え私物を預ける
- デヴィッドが兄(犬)と収容された部屋の紹介
- デヴィッドの片手が手錠で拘束される
- デヴィッドの入所後初めての朝食
- ホテルマネージャーとパートナーがパーティで歌う曲
- デヴィッドが「鼻血を出す女」にダンスを申し込む
- 初めての「狩り」
- 「滑舌の悪い男」がトースターに手を入れる罰を受ける
- 狩りにむかうバスの中でデヴィッドが女に話しかけられる
- 「滑舌の悪い男」が「足の悪い男」に掴みかかる
- プールで泳ぐ「鼻血が出る女」に「足の悪い男」が話しかける
- デヴィッドがターゲットを「薄情な女」に決める
- 「薄情な女」がマティーニのオリーブを喉に詰まらせた振りをする
- デヴィッドと「薄情な女」がカップルになる
- デヴィッドが「薄情な女」の腹をなぐる
- デヴィッドがホテルを出て森に逃げる
- 独身者たちのリーダーが豚を捕まえ森を歩く
- 「滑舌の悪い男」が狩りでデヴィッドを見つける
- デヴィッドがウサギを捕まえる
- デヴィッドを含めた男女四人が夫婦のふりをして街を訪れる
- 独身者たちがホテルを襲撃する
- デヴィッドと「近視の女」がダンスをする曲
- デヴィッドと「近視の女」がサインを使って気持ちを伝え合う
- リーダーの両親がギターで演奏する曲 1曲目
- 「近視の女」が騙されて視力を失う手術を受ける
- 「視力を失った女」が付き添いの女をナイフで殺害する
- デヴィットが「視力を失った女」と森を脱出する
- エンドクレジット
- 『ロブスター』キャスト・スタッフ
『ロブスター』の挿入曲
『ロブスター』の挿入曲を流れた順番に紹介していきます。(ネタバレにご注意ください)
デヴィッドがホテルに収容される
『弦楽四重奏曲第1番 ヘ長調 Op.18, No.1』より第2楽章
作曲者 | ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(Ludwig van Beethoven, 1770-1827) ウィーン古典派を代表するドイツの作曲家。日本では「楽聖」と呼ばれる。 |
作曲年 | 1798–1800 |
Artist | ジュリアード弦楽四重奏団(Juilliard String Quartet) ニューヨークにあるジュリアード音楽院の教授らによって編成される弦楽四重奏団。 |
『弦楽四重奏曲第1番 ヘ長調 Op.18, No.1』は、ドイツの作曲家ベートーヴェンが1798年から1800年の間に作った弦楽四重奏曲です。ベートーヴェンのパトロンとして知られるフランツ・ヨーゼフ・マクシミリアン・フォン・ロプコヴィッツ(オーストリアのボヘミア系貴族)に献呈され、1801年に出版されました。
ここで使われている2楽章は、イングランドの劇作家ウィリアム・シェイクスピアの戯曲『ロミオとジュリエット』の墓のシーンからインスピレーションを得て作られたと言われています。
この後、以下のシーンでもこの曲が使われています。
「デヴィッドが兄(犬)と収容された部屋の紹介」
「デヴィッドの入所後初めての朝食」
「狩にむかうバスの中でデヴィッドが女に話しかけられる」
「デヴィッドがターゲットを “薄情な女” に決める」
「デヴィッドがホテルを出て森に逃げる」
「デヴィッドがウサギを捕まえる」
「デヴィッドと “近視の女” がサインを使って気持ちを伝え合う」
「デヴィットが “視力を失った女” と森を脱出する」
デヴィッドが受付を終え私物を預ける
『弦楽四重奏曲第8番 ハ短調 作品110』より第4楽章
作曲者 | ドミートリイ・ショスタコーヴィチ(Dmitri Shostakovich, 1906-1975) 旧ソビエト連邦の作曲家。 |
作曲年 | 1960年 |
Artist | エマーソン弦楽四重奏団(Emerson String Quartet) 1976年〜2023年まで活動したアメリカの弦楽四重奏団。 |
ショスタコーヴィチは、ソビエト・東ドイツの合作映画『ドレスデンの五日間』の音楽を制作する目的で1960年にドレスデン(ドイツ)を訪れました。そこで連合軍の爆撃の瓦礫など戦争の惨禍を目の当たりにし、わずか3日間でこの作品を作りました。
ドレスデンでは長年苦しんできた病気の治療も行われ、来独直前には共産党への入党を無念にも決断するなど、ショスタコーヴィチの人生における辛い時期に書かれた作品です。
「ファシズムと戦争の犠牲者の想い出に」とされ、1960年レニングラードでベートーヴェン・カルテットによって初演されました。
ここで使われた第4楽章には、19世紀の革命歌『Tormented by Grievous Bondage(過酷な徒刑に苦しめられて)』と、ショスタコーヴィチのオペラ《ムツェンスク郡のマクベス夫人》よりアリア「セリョージャ、愛しい人よ」が引用されています。
この後、以下のシーンでもこの曲が使われています。
「デヴィッドの片手が手錠で拘束される」
「 “滑舌の悪い男” が “足の悪い男” に掴みかかる」
「 “薄情な女” がマティーニのオリーブを喉に詰まらせた振りをする」
「デヴィッドが “薄情な女” の腹をなぐる」
「独身者たちのリーダーが豚を捕まえ森を歩く」
「 “滑舌の悪い男” が狩りでデヴィッドを見つける」
「独身者たちがホテルを襲撃する」
「 “視力を失った女” が付き添いの女をナイフで殺害する」
デヴィッドが兄(犬)と収容された部屋の紹介
『弦楽四重奏曲第1番 ヘ長調 Op.18, No.1』より第2楽章
作曲者 | ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(Ludwig van Beethoven, 1770-1827) ウィーン古典派を代表するドイツの作曲家。日本では「楽聖」と呼ばれる。 |
作曲年 | 1798–1800 |
Artist | ジュリアード弦楽四重奏団(Juilliard String Quartet) |
この曲は「デヴィッドがホテルに収容される」をはじめとして、様々なシーンで使われていました。
デヴィッドの片手が手錠で拘束される
『弦楽四重奏曲第8番 ハ短調 作品110』より第4楽章
作曲者 | ドミートリイ・ショスタコーヴィチ(Dmitri Shostakovich, 1906-1975) 旧ソビエト連邦の作曲家。 |
作曲年 | 1960年 |
Artist | エマーソン弦楽四重奏団(Emerson String Quartet) |
この曲は「デヴィッドが受付を終え私物を預ける」をはじめとして、様々なシーンで使われています。
デヴィッドの入所後初めての朝食
『弦楽四重奏曲第1番 ヘ長調 Op.18, No.1』より第2楽章
作曲者 | ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(Ludwig van Beethoven, 1770-1827) ウィーン古典派を代表するドイツの作曲家。日本では「楽聖」と呼ばれる。 |
作曲年 | 1798–1800 |
Artist | ジュリアード弦楽四重奏団(Juilliard String Quartet) |
この曲は「デヴィッドがホテルに収容される」をはじめとして、様々なシーンで使われていました。
ホテルマネージャーとパートナーがパーティで歌う曲
作曲者 | グリーナウェイ&クック(Greenaway & Cook) ロジャー・クック(Roger Cook)、ロジャー・グリーナウェイ(Roger Greenaway)によるイギリスを代表するソングライティング・チーム。 代表作:『I’d Like to Teach the World to Sing』『Long Cool Woman in a Black Dress』 |
Original ver. | 1967年:デヴィッド & ジョナサン(David and Jonathan) |
『Something’s Gotten Hold of My Heart』は、イギリスのソングライティング・チーム、グリーナウェイ&クックが作った曲です。フランス語、イタリア語、ギリシャ語などに翻訳され、イギリス以外でも多くのアーティストにカバーされています。
入所者がダンスを踊る曲
デヴィッドが「鼻血を出す女」にダンスを申し込む
交響詩『ドン・キホーテ』作品35より第1変奏
作曲者 | リヒャルト・シュトラウス(Richard Strauss, 1864-1949) 後期ロマン派を代表する作曲家の一人といわれるドイツの作曲家/指揮者。 |
作曲年 | 1897年 |
Artist | ファビオ・ルイージ(Fabio Luisi) イタリア・ジェノヴァ出身の指揮者。2022年からNHK交響楽団の首席指揮者を務める。 シュターツカペレ・ドレスデン(Sächsische Staatskapelle Dresden) 1548年に設立された、ドイツ・ドレスデンに本拠を置く歌劇場「ゼンパー・オーパー」専属のオーケストラ。ウェーバー、ワーグナー、リヒャルト・シュトラウスなど音楽史に名を残す世界的作曲家が首席指揮者を務めたことでも知られている。 |
交響詩『ドン・キホーテ』は、スペインの作家ミゲル・デ・セルバンテスの小説『ドン・キホーテ』に基づいて書かれており、主人公のドン・キホーテを独奏チェロが、従者のサンチョ・パンサの役を独奏ヴィオラが演じる協奏曲的側面を持つ管弦楽作品です。テーマとバリエーションの形で書かれ「大管弦楽のための騎士的な性格の主題による幻想的変奏曲」の副題が付けられています。
ここでは、ホテルマネージャーが歌う前の曲と重なりながら以下の部分がアレンジされ使われています。
第1変奏(ドン・キホーテが風車を巨人と思い込んで戦いを挑むが風車が回り地面に叩き付けらる)
映画では、ファビオ・ルイージ指揮、シュターツカペレ・ドレスデンによる演奏が使われていました。
この後「デヴィッドを含めた男女四人が夫婦のふりをして街を訪れる」でもこの曲が使われています。
初めての「狩り」
アポ・メサ・ペサメノス
Artist | ダナエ(Danae/Danai Stratigopoulou、1913-2009) ギリシャの歌手/作家/学者。 ノーベル文学賞を受賞したチリの詩人パブロ・ネルーダの作品をギリシャ語に翻訳したことで文壇に名を馳せた。 |
作曲者 | アティック( Attik/Kleon Triantafyllou、1885-1944) アテネ生まれのギリシャの作曲家。エジプトで音楽を学び1907年〜1930年までパリで暮らす。 |
「滑舌の悪い男」がトースターに手を入れる罰を受ける
『ピアノ五重奏曲』より第2楽章
作曲者 | アルフレート・シュニトケ(Alfred Schnittke, 1934-1998) 旧ソビエト連邦のドイツ・ユダヤ系作曲家。 |
作曲年 | 1972ー1976 |
Artist | ボロディン弦楽四重奏団(Borodin Quartet) 旧ソビエト連邦で1945年に結成されたロシアの弦楽四重奏団。 |
『ピアノ五重奏曲』は、シュニトケが作曲した全5楽章からなるピアノと弦楽四重奏のための作品です。
1972年にシュニトケの母親が亡くなり、記念碑的作品を作る目的で母親の死後すぐに作曲を始め、4年かけて完成されました。
1976年グルジアでノダール・ガブニア(P)とジョージア国立弦楽四重奏団によって初演されました。
職員による劇が行われたり、デビッドがメイドと関係を持つなど、ホテルでの生活が描かれているシーン。
狩りにむかうバスの中でデヴィッドが女に話しかけられる
『弦楽四重奏曲第1番 ヘ長調 Op.18, No.1』より第2楽章
作曲者 | ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(Ludwig van Beethoven, 1770-1827) ウィーン古典派を代表するドイツの作曲家。日本では「楽聖」と呼ばれる。 |
作曲年 | 1798–1800 |
Artist | ジュリアード弦楽四重奏団(Juilliard String Quartet) |
この曲は「デヴィッドがホテルに収容される」をはじめとして、様々なシーンで使われていました。
「滑舌の悪い男」が「足の悪い男」に掴みかかる
『弦楽四重奏曲第8番 ハ短調 作品110』より第4楽章
作曲者 | ドミートリイ・ショスタコーヴィチ(Dmitri Shostakovich, 1906-1975) 旧ソビエト連邦の作曲家。 |
作曲年 | 1960年 |
Artist | エマーソン弦楽四重奏団(Emerson String Quartet) |
この曲は「デヴィッドが受付を終え私物を預ける」をはじめとして、様々なシーンで使われています。
プールで泳ぐ「鼻血が出る女」に「足の悪い男」が話しかける
『弦楽四重奏のための3つの小品』より第3曲
作曲者 | イーゴリ・ストラヴィンスキー(Igor Stravinsky, 1882-1971) ロシア出身の作曲家。フランスとアメリカの国籍を取得し国際的に活躍した。 |
作曲年 | 1914年 |
Artist | ゴールドナー弦楽四重奏団(Goldner String Quartet) 1995年に結成されたオーストラリアの弦楽四重奏団。ムジカ・ヴィヴァ・オーストラリアを創設したリチャード・ゴールドナーに敬意を表して結成された。 |
ストラヴィンスキーは、作品に改訂を施すことが多い作曲家として知られています。
『弦楽四重奏のための3つの小品』は、1914年に完成しましたが1918年に改訂され、最終的に1922年に出版されました。
デヴィッドはプールサイドで二人の様子を観察しています。
デヴィッドがターゲットを「薄情な女」に決める
『弦楽四重奏曲第1番 ヘ長調 Op.18, No.1』より第2楽章
作曲者 | ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(Ludwig van Beethoven, 1770-1827) ウィーン古典派を代表するドイツの作曲家。日本では「楽聖」と呼ばれる。 |
作曲年 | 1798–1800 |
Artist | ジュリアード弦楽四重奏団(Juilliard String Quartet) |
この曲は「デヴィッドがホテルに収容される」をはじめとして、様々なシーンで使われていました。
「薄情な女」がマティーニのオリーブを喉に詰まらせた振りをする
『弦楽四重奏曲第8番 ハ短調 作品110』より第4楽章
作曲者 | ドミートリイ・ショスタコーヴィチ(Dmitri Shostakovich, 1906-1975) 旧ソビエト連邦の作曲家。 |
作曲年 | 1960年 |
Artist | エマーソン弦楽四重奏団(Emerson String Quartet) |
この曲は「デヴィッドが受付を終え私物を預ける」をはじめとして、様々なシーンで使われています。
デヴィッドと「薄情な女」がカップルになる
『弦楽四重奏曲第1番 二長調』作品25より第1楽章
作曲者 | ベンジャミン・ブリテン(Benjamin Britten, 1913-1976) イギリスの作曲家/指揮者/ピアニスト。 |
作曲年 | 1941年 |
Artist | タカーチ弦楽四重奏団(The Takács Quartet) 1975年、リスト音楽院の学生であったガボル・タカーチ=ナジ(Gábor Takács-Nagy)らによってハンガリーで結成された弦楽四重奏団。 |
イギリスの作曲家ベンジャミン・ブリテンが1941年に作った弦楽四重奏曲です。
音楽のパトロンとして知られるアメリカのピアニスト、エリザベス・スプレーグ・クーリッジに委嘱され、カリフォルニアで書き上げました。
1941年ロサンゼルスのオクシデンタル大学でクーリッジ四重奏団(Coolidge Quartet)によって初演されました
デヴィッドが「薄情な女」の腹をなぐる
『弦楽四重奏曲第8番 ハ短調 作品110』より第4楽章
作曲者 | ドミートリイ・ショスタコーヴィチ(Dmitri Shostakovich, 1906-1975) 旧ソビエト連邦の作曲家。 |
作曲年 | 1960年 |
Artist | エマーソン弦楽四重奏団(Emerson String Quartet) |
この曲は「デヴィッドが受付を終え私物を預ける」をはじめとして、様々なシーンで使われています。
デヴィッドがホテルを出て森に逃げる
『弦楽四重奏曲第1番 ヘ長調 Op.18, No.1』より第2楽章
作曲者 | ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(Ludwig van Beethoven, 1770-1827) ウィーン古典派を代表するドイツの作曲家。日本では「楽聖」と呼ばれる。 |
作曲年 | 1798–1800 |
Artist | ジュリアード弦楽四重奏団(Juilliard String Quartet) |
この曲は「デヴィッドがホテルに収容される」をはじめとして、様々なシーンで使われていました。
独身者たちのリーダーが豚を捕まえ森を歩く
『弦楽四重奏曲第8番 ハ短調 作品110』より第4楽章
作曲者 | ドミートリイ・ショスタコーヴィチ(Dmitri Shostakovich, 1906-1975) 旧ソビエト連邦の作曲家。 |
作曲年 | 1960年 |
Artist | エマーソン弦楽四重奏団(Emerson String Quartet) |
この曲は「デヴィッドが受付を終え私物を預ける」をはじめとして、様々なシーンで使われています。
「滑舌の悪い男」が狩りでデヴィッドを見つける
『弦楽四重奏曲第8番 ハ短調 作品110』より第4楽章
作曲者 | ドミートリイ・ショスタコーヴィチ(Dmitri Shostakovich, 1906-1975) 旧ソビエト連邦の作曲家。 |
作曲年 | 1960年 |
Artist | エマーソン弦楽四重奏団(Emerson String Quartet) |
この曲は「デヴィッドが受付を終え私物を預ける」をはじめとして、様々なシーンで使われています。
デヴィッドがウサギを捕まえる
『弦楽四重奏曲第1番 ヘ長調 Op.18, No.1』より第2楽章
作曲者 | ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(Ludwig van Beethoven, 1770-1827) ウィーン古典派を代表するドイツの作曲家。日本では「楽聖」と呼ばれる。 |
作曲年 | 1798–1800 |
Artist | ジュリアード弦楽四重奏団(Juilliard String Quartet) |
この曲は「デヴィッドがホテルに収容される」をはじめとして、様々なシーンで使われていました。
デヴィッドを含めた男女四人が夫婦のふりをして街を訪れる
交響詩『ドン・キホーテ』作品35より第2変奏 & 第1変奏
作曲者 | リヒャルト・シュトラウス(Richard Strauss, 1864-1949) 後期ロマン派を代表する作曲家の一人といわれるドイツの作曲家/指揮者。 |
作曲年 | 1897年 |
Artist | ファビオ・ルイージ(Fabio Luisi) イタリア・ジェノヴァ出身の指揮者。2022年からNHK交響楽団の首席指揮者を務める。 シュターツカペレ・ドレスデン(Sächsische Staatskapelle Dresden) 1548年に設立された、ドイツ・ドレスデンに本拠を置く歌劇場「ゼンパー・オーパー」専属のオーケストラ。ウェーバー、ワーグナー、リヒャルト・シュトラウスなど音楽史に名を残す世界的作曲家が首席指揮者を務めたことでも知られている。 |
ここでは以下の部分がアレンジされ使われています。
第2変奏(ドン・キホーテは羊の群れを敵と勘違いして蹴散らす)
第1変奏(ドン・キホーテが風車を巨人と思い込んで戦いを挑むが風車が回り地面に叩き付けらる)
「デヴィッドが “鼻血を出す女” にダンスを申し込む」でもこの曲の第1変奏が使われていました。
独身者たちがホテルを襲撃する
『弦楽四重奏曲第8番 ハ短調 作品110』より第4楽章
作曲者 | ドミートリイ・ショスタコーヴィチ(Dmitri Shostakovich, 1906-1975) 旧ソビエト連邦の作曲家。 |
作曲年 | 1960年 |
Artist | エマーソン弦楽四重奏団(Emerson String Quartet) |
この曲は「デヴィッドが受付を終え私物を預ける」をはじめとして、様々なシーンで使われています。
デヴィッドと「近視の女」がダンスをする曲
邦題『野薔薇』
Artist Cover ver. | ニック・ケイヴ&ザ・バッド・シーズとカイリー・ミノーグ(Nick Cave & The Bad Seeds and Kylie Minogue) ニック・ケイヴ&ザ・バッド・シーズ(Nick Cave & The Bad Seeds ) 1983年にボーカリスト、ニック・ケイヴらによって結成されたオーストラリアのロックバンド。 カイリー・ミノーグ(Kylie Minogue) 1968年メルボルン生まれのシンガーソングライター/女優。 |
リリース | 1995年 |
作曲者 | ニック・ケイヴ(Nick Cave) オーストラリア出身のシンガーソングライター/作家/脚本家/画家/俳優。 |
『Where the Wild Roses Grow』は、オーストラリアのロックバンド、ニック・ケイヴ&ザ・バッド・シーズ(Nick Cave & The Bad Seeds)の9枚目スタジオ・アルバム『マーダー・バラッズ』(Murder Ballads)に収録されている曲です。アルバムからのリードシングルとして1995年にリリースされました。
この曲のギリシャ語バージョンは『Glykia Fylaki』のタイトル名でリリースされています。
この後「デヴィッドが一人で唄う曲」でもこの曲が使われています。
デヴィッドと近視の女が同じ音楽をイヤホンで聴きながら森でダンスをするシーン
デヴィッドと「近視の女」がサインを使って気持ちを伝え合う
『弦楽四重奏曲第1番 ヘ長調 Op.18, No.1』より第2楽章
作曲者 | ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(Ludwig van Beethoven, 1770-1827) ウィーン古典派を代表するドイツの作曲家。日本では「楽聖」と呼ばれる。 |
作曲年 | 1798–1800 |
Artist | ジュリアード弦楽四重奏団(Juilliard String Quartet) |
この曲は「デヴィッドがホテルに収容される」をはじめとして、様々なシーンで使われていました。
リーダーの両親がギターで演奏する曲 1曲目
邦題『愛のロマンス』
Original ver. | 1953年:ナルシソ・イエペス(Narciso Yepes, 1927-1997) |
『Jeux Interdit』は、1952年のフランス映画『禁じられた遊び』の主題曲として知られている曲です。
この曲を編曲し演奏したスペイン出身のギタリスト、ナルシソ・イエペスはこの映画で世界的ギタリストとなりました。
演奏中デヴィッドと近視の女がキスをし、リーダーに注意されるシーン
「近視の女」が騙されて視力を失う手術を受ける
『弦楽四重奏のための3つの小品』より第3曲
作曲者 | イーゴリ・ストラヴィンスキー(Igor Stravinsky, 1882-1971) ロシア出身の作曲家。フランスとアメリカの国籍を取得し国際的に活躍した。 |
作曲年 | 1914年 |
Artist | ゴールドナー弦楽四重奏団(Goldner String Quartet) 1995年に結成されたオーストラリアの弦楽四重奏団。ムジカ・ヴィヴァ・オーストラリアを創設したリチャード・ゴールドナーに敬意を表して結成された。 |
「プールで泳ぐ “鼻血が出る女” に “足の悪い男” が話しかける」でもこの曲が使われていました。
「視力を失った女」が付き添いの女をナイフで殺害する
『弦楽四重奏曲第8番 ハ短調 作品110』より第4楽章
作曲者 | ドミートリイ・ショスタコーヴィチ(Dmitri Shostakovich, 1906-1975) 旧ソビエト連邦の作曲家。 |
作曲年 | 1960年 |
Artist | エマーソン弦楽四重奏団(Emerson String Quartet) |
この曲は「デヴィッドが受付を終え私物を預ける」をはじめとして、様々なシーンで使われています。
デヴィットが「視力を失った女」と森を脱出する
『弦楽四重奏曲第1番 ヘ長調 Op.18, No.1』より第2楽章
作曲者 | ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(Ludwig van Beethoven, 1770-1827) ウィーン古典派を代表するドイツの作曲家。日本では「楽聖」と呼ばれる。 |
作曲年 | 1798–1800 |
Artist | ジュリアード弦楽四重奏団(Juilliard String Quartet) |
この曲は「デヴィッドがホテルに収容される」をはじめとして、様々なシーンで使われていました。
エンドクレジット
Artist Cover ver. | トニス・マロウダス(Tonis Maroudas, 1920-1988) パトラス生まれのギリシャ人歌手/俳優/ソングライター。 ソフィア・ローレン(Sophia Loren) 1934年ローマ生まれのイタリアの女優。ヨーロッパを代表する映画女優の一人。 |
リリース | 1955年 |
作曲者 | タキス・モラキス(Takis Morakis, 1916-1991) ヤニス・フェルマノグロウ(Giannis Fermanoglou) |
Original ver. | 1955年:Katie Dennis |
『Ti ein’ afto pouto lene agapi』は、1957年のアメリカ映画『島の女』で主演のソフィア・ローレンとギリシャ人歌手トニス・マロウダスが歌い世界中でヒットした曲です。
映画『島の女』はギリシャで撮影された初めてのハリウッド映画です。
『ロブスター』キャスト・スタッフ
監督 | ヨルゴス・ランティモス(Yorgos Lanthimos) |
脚本 | ヨルゴス・ランティモス(Yorgos Lanthimos) |
エフティミス・フィリップ(Efthimis Filippou) | |
製作 | ヨルゴス・ランティモス(Yorgos Lanthimos) |
セシー・デンプシー(Ceci Dempsey) | |
エド・ギニー(Ed Guiney) | |
リー・マギデイ(Lee Magiday) | |
配給 | ファインフィルムズ |
公開 | 2015年5月15日(カンヌ国際映画祭) |
2016年3月5日 | |
上映時間 | 118分 |
デヴィッド:コリン・ファレル(Colin Farrell)
近視の女:レイチェル・ワイズ(Rachel Weisz)
独身者たちのリーダー:レア・セドゥ(Léa Seydoux)
メイド:アリアーヌ・ラベド(Ariane Labed)
滑舌の悪い男(ロバート):ジョン・C・ライリー(John C. Reilly)
足の悪い男(ジョン):ベン・ウィショー(Ben Whishaw)
鼻血を出す女:ジェシカ・バーデン(Jessica Barden)
ホテルのマネージャー:オリヴィア・コールマン(Olivia Colman)
薄情な女:アンゲリキ・パプリア(Angeliki Papoulia)
独身者:マイケル・スマイリー(Michael Smiley)
医者:ロジャー・アシュトン=グリフィス(Roger Ashton-Griffiths)
ホテルの警備員:イーウェン・マッキントッシュ(Ewen MacIntosh)
ヨルゴス・ランティモスが監督した映画
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