2002年にアメリカで制作された『リロ・アンド・スティッチ』(原題:Lilo & Stitch)は、ハワイのカウアイ島に暮らす少女リロと宇宙から来た生物スティッチとの絆を描いたディズニー・アニメーション映画です。
第75回アカデミー賞では長編アニメ映画賞にノミネートされました
- 『リロ・アンド・スティッチ』の挿入曲
- オープニング・クレジット(リロの登場シーン)
- リロが一人で家に閉じこもりレコードを聴く(ナニがリロを探し自宅に走って戻って来るシーン)
- リロがシェルターから引き取ったスティッチと初めて一緒に過ごし、手を焼かされる
- リロがスティッチを連れてナニが働くリゾートレストランで食事をする(レストランで流れる曲)
- リロがナニを起こし、スティッチがレコードを再生できることを見せる(スティッチの口を開くと聴こえる曲)
- ナニが仕事探しを始め、リロはスティッチを “立派な犬” になるようしつける(スティッチがギターを演奏する曲)
- デイヴィッドに誘われナニ、リロ、スティッチが一緒にサーフィンをする
- リロと別れることが決まった日の夜、ナニがリロに歌って聞かせる
- リロとスティッチがスクランプの中に爆弾を仕込みジャンバに投げつける(レコードで流れる曲)
- ガントゥが無線で議長に任務完了の報告をしているところにスティッチを乗せた博士の宇宙船が現れる(宇宙船から流れる曲)
- エンディング&エンドクレジット 1曲目
- エンドクレジット 2曲目
- 『リロ・アンド・スティッチ』のサントラ
- 『リロ・アンド・スティッチ』キャスト・スタッフ
『リロ・アンド・スティッチ』の挿入曲
『リロ・アンド・スティッチ』の挿入曲を流れた順番に紹介していきます。(ネタバレにご注意ください)
オープニング・クレジット(リロの登場シーン)
邦題『リロの歌』
Artist | マーク・ケアリー・ホオマル(Mark Keali’i Ho’omalu) ハワイのミュージシャン/ソングライター、1959年生まれ。 |
カメハメハスクール児童合唱団(Kamehameha School Children’s Chorus) | |
リリース | 2002年:Soundtrack『リロ・アンド・スティッチ』 |
作曲者 | マーク・ケアリー・ホオマル |
アラン・シルヴェストリ(Alan Silvestri) アメリカの指揮者/作曲家、1950年生まれ。 |
リロが一人で家に閉じこもりレコードを聴く(ナニがリロを探し自宅に走って戻って来るシーン)
ハートブレイク・ホテル
Artist | エルヴィス・プレスリー(Elvis Presley, 1935-1977) アメリカのシンガーソングライター/俳優。 全世界で10億枚以上のレコード・セールスを記録。最も成功したソロアーティストとしてギネス世界記録に認定される。ロックンロールをアメリカ全土に広めたことから「キング・オブ・ロックンロール」と呼ばれる。 |
リリース | 1956年 |
作曲者 | エルヴィス・プレスリー |
メイ・ボーレン・アクストン(Mae Boren Axton, 1914-1997) アメリカの女性シンガーソングライター。 エルヴィス・プレスリーのヒット曲『ハートブレイク・ホテル』を共同執筆した事で知られ、音楽業界では「Queen Mother of Nashville」と称された。19歳のエルヴィス・プレスリーをトム・パーカーに紹介した人物としても知られる(自伝による)。 | |
トミー・ダーデン(Tommy Durden. 1919-1999) アメリカのスチールギタリスト/ソングライター。 エルヴィス・プレスリーのヒット曲『ハートブレイク・ホテル』を共同執筆した事で知られる。 |
『ハートブレイク・ホテル』は、エルヴィス・プレスリーがサン・レコードからRCAレコードへ移籍後初めてリリースされたシングルです。
ホテルの窓から飛び降りて自ら命を絶った男性の新聞記事にインスピレーションを受けて作られました。その男性は、身分を証明するものを全て破棄し「I walk a lonely street」という一行の遺書だけを残したと伝えられています。
リロがシェルターから引き取ったスティッチと初めて一緒に過ごし、手を焼かされる
邦題『本命はお前だ』
Artist | エルヴィス・プレスリー(Elvis Presley, 1935-1977) アメリカのシンガーソングライター/俳優。 |
リリース | 1960年 |
作曲者 | エルヴィス・プレスリー |
アーロン・シュローダー(Aaron Schröder, 1926-2009) アメリカのソングライター/レコードレーベル・オーナー。 | |
J.レスリー マクファーランド(J. Leslie McFarland, 1926-1971) アメリカのジャズピアニスト/アレンジャー/作曲家。 |
リロがスティッチを連れてナニが働くリゾートレストランで食事をする(レストランで流れる曲)
ナニがデイヴィッドからのデートの誘いを断るシーン
ブルー・ハワイ
Artist cover ver. | エルヴィス・プレスリー(Elvis Presley, 1935-1977) アメリカのシンガーソングライター/俳優。 |
リリース | 1961年 |
作曲者 | レオ・ロビン(Leo Robin, 1900-1984) ペンシルベニア州ピッツバーグ出身のアメリカの作曲家/作詞家/ソングライター。 |
ラルフ・レインガー(Ralph Rainger, 1901-1942) アメリカの映画音楽作曲家。 | |
Original ver. | 1937年:ジャック・ダニー(Jack Denny, 1895-1950) アメリカのダンスバンド・リーダー。 |
『Blue Hawaii』は、1937年のミュージカル映画『ワイキキの結婚』(Waikiki Wedding)で主演のビング・クロスビーによって披露された曲です。
1961年のエルヴィス・プレスリー主演映画『ブルー・ハワイ』(Blue Hawaii)では主題歌として使われ、曲が収録されたサウンドトラックアルバムはアルバムチャート20週連続1位を記録し成功を収めました。
リロがナニを起こし、スティッチがレコードを再生できることを見せる(スティッチの口を開くと聴こえる曲)
サスピシャス・マインド
Artist cover ver. | エルヴィス・プレスリー(Elvis Presley, 1935-1977) アメリカのシンガーソングライター/俳優。 |
リリース | 1969年 |
作曲者 | マーク・ジェームス(Mark James, 1940-2024) アメリカのソングライター。 |
Original ver. | 1968年:マーク・ジェームス |
『サスピシャス・マインド』は、アメリカのソングライター、マーク・ジェイムス(Mark James)が書いた曲です。ジェイムス本人が歌い1968年にシングルリリースされました。
その翌年にリリースされたエルヴィス・プレスリーのバージョンは大ヒットし、不調が続いたプレスリーが復活したと話題になりましたが、この曲がプレスリーにとって18枚目で最後の全米1位シングル曲となりました。
ナニが仕事探しを始め、リロはスティッチを “立派な犬” になるようしつける(スティッチがギターを演奏する曲)
リロがスティッチにエルヴィスを真似るようにと言って “ダンス・ギター・女性を誘惑する” のレッスンをするシーン
邦題『悲しき悪魔』
Artist | エルヴィス・プレスリー(Elvis Presley, 1935-1977) アメリカのシンガーソングライター/俳優。 |
リリース | 1963年 |
作曲者 | バーニー・バーム(Bernie Baum, 1929-1993) アメリカのソングライター。エルヴィス・プレスリーの主演映画で曲を書いたことで知られる。 |
ビル・ジャイアント(Bill Giant, 1930-1987) アメリカのソングライター。エルヴィス・プレスリーのために40曲以上の楽曲を提供した。 | |
フローレンス・ケイ(Florence Kaye, 1919-2006) アメリカの女性ソングライター。 |
デイヴィッドに誘われナニ、リロ、スティッチが一緒にサーフィンをする
ハワイアン・ローラーコースター・ライド
Artist | マーク・ケアリー・ホオマル(Mark Keali’i Ho’omalu) ハワイのミュージシャン/ソングライター、1959年生まれ。 |
カメハメハスクール児童合唱団(Kamehameha School Children’s Chorus) | |
リリース | 2002年:Soundtrack『リロ・アンド・スティッチ』 |
作曲者 | マーク・ケアリー・ホオマル |
アラン・シルヴェストリ(Alan Silvestri) アメリカの指揮者/作曲家、1950年生まれ。 |
リロと別れることが決まった日の夜、ナニがリロに歌って聞かせる
アロハ・オエ
作曲者 | リリウオカラニ(Lili‘uokalani, 1838-1917) ハワイ王国第8代の国王。 ハワイ王国の最後の君主/唯一の女王として知られる。 |
『アロハ・オエ』は、世界中で親しまれているハワイアン・ミュージックです。
リロとスティッチがスクランプの中に爆弾を仕込みジャンバに投げつける(レコードで流れる曲)
ハウンド・ドッグ
Artist cover ver. | エルヴィス・プレスリー(Elvis Presley, 1935-1977) アメリカのシンガーソングライター/俳優。 |
リリース | 1956年 |
作曲者 | リーバー&ストーラー(Leiber and Stoller) ジェリー・リーバー(Jerry Leiber, 1933-2011)とマイク・ストーラー(Mike Stoller)の二人によるアメリカのソングライター/プロデューサー・デュオ。 代表作『スタンド・バイ・ミー』『ハウンド・ドッグ』『監獄ロック』 |
Original ver. | 1953年:ビッグ・ママ・ソーントン(Big Mama Thornton, 1926-1984) アメリカのR&B歌手/ソングライター。 深みのある強い歌声と印象的な外見、情熱的なライブパフォーマンスで「ビッグママ」のニックネームを持つ。エルヴィス・プレスリーの代表曲『ハウンド・ドッグ』を最初に録音した事でも知られ、50万枚以上を売り上げ彼女にとっても最大のヒット曲となった。 |
ガントゥが無線で議長に任務完了の報告をしているところにスティッチを乗せた博士の宇宙船が現れる(宇宙船から流れる曲)
ラ・クカラーチャ
『ラ・クカラーチャ』(スペイン語で「ゴキブリ」を意味する)は、古くから歌われているメキシコの民謡です。
日本では『車にゆられて』というタイトルでも知られています。
エンディング&エンドクレジット 1曲目
バーニング・ラヴ
Artist cover ver. | ワイノナ(Wynonna) アメリカのカントリー歌手、1964年生まれ。 女優アシュレイ・ジャッド(Ashley Judd)の姉。 |
リリース | 2002年:Soundtrack『リロ・アンド・スティッチ』 |
作曲者 | デニス・リンデ(Dennis Linde, 1943-2006) アメリカのシンガーソングライター/ミュージシャン。 |
Original ver. | 1971年:アーサー・アレキサンダー(Arthur Alexander) アメリカのサザンソウル/カントリーソウルのシンガーソングライター。 |
『Burning Love』は、エルヴィス・プレスリーのヒット曲として知られています。
(エルヴィスは1972年にこの曲をカバーし全米チャート2位を獲得しました。)
エンドクレジット 2曲目
邦題『好きにならずにいられない』
Artist cover ver. | A*Teens(エー・ティーンズ) 1998年にストックホルムで結成されたスウェーデンのポップミュージックグループ。 ABBA(アバ)のトリビュートグループ「ABBA-Teens」として結成され1年後に改名。デビューアルバム『The ABBA Generation』(1999) が世界中で200万枚以上を売り上げ一躍スターダムにのし上がった。 |
リリース | 2002年 |
作曲者 | ヒューゴ&ルイージ(Hugo & Luigi) ヒューゴ・ペレッティ(Hugo Peretti, 1916-1986)とルイジ・クレオトーレ(Luigi Creatore, 1921-2015)、いとこ同士の二人によるアメリカのソングライター/プロデューサー・デュオ。 代表曲『ツイストで踊りあかそう』『ライオンは寝ている』『好きにならずにいられない』 |
ジョージ・デイヴィッド・ウェイス(George David Weiss, 1921-2010) アメリカのソングライター/アレンジャー。 代表曲『バードランドの子守唄』『好きにならずにいられない』『この素晴らしき世界』 | |
Original ver. | 1961年:エルヴィス・プレスリー(Elvis Presley, 1935-1977) |
『Can’t Help Falling in Love』は、1961年のエルヴィス・プレスリー主演映画『ブルー・ハワイ』(Blue Hawaii)のために作られたラブソングです。
ドイツ出身の作曲家ジャン・ポール・マルティーニ(Jean Paul Martini, 1741-1816)が1784年に作った歌曲『愛の喜びは』(原題:Plaisir d’Amour)の旋律を用いて作られています。
『リロ・アンド・スティッチ』のサントラ
『リロ・アンド・スティッチ』はアラン・シルヴェストリ(Alan Silvestri)が音楽を担当しました。
アラン・シルヴェストリは、アメリカ・ニューヨーク生まれの作曲家です。『バック・トゥ・ザ・フューチャー』や『フォレスト・ガンプ/一期一会』、『アベンジャーズ』などの音楽を担当しています。

『リロ・アンド・スティッチ』キャスト・スタッフ
監督 | クリス・サンダース(Chris Sanders) |
ディーン・デュボア(Dean DeBlois) | |
脚本 | クリス・サンダース(Chris Sanders) |
ディーン・デュボア(Dean DeBlois) | |
製作 | クラーク・スペンサー(Clark Spencer) |
音楽 | アラン・シルヴェストリ(Alan Silvestri) |
配給 | ブエナ・ビスタ・ピクチャーズ |
公開 | 2002年6月21日 |
2003年3月8日 | |
上映時間 | 85分 |
リロ・ペレカイ(声):デイヴィ・チェイス(Daveigh Chase)
スティッチ(声):クリス・サンダース(Chris Sander)
ナニ・ペレカイ(声):ティア・カレル(Tia Carrere)
ジャンバ・ジュキーバ博士(声):デイヴィッド・オグデン・ステアーズ(David Ogden Stiers)
ウエンディ・プリークリー(声):ケヴィン・マクドナルド(Kevin McDonald)
コブラ・バブルス(声):ヴィング・レイムズ(Ving Rhames)
デイヴィッド(声):ジェイソン・スコット・リー(Jason Scott Lee)
議長(声):ゾイ・カルドウェル(Zoe Caldwell)
マートル・エドモンズ(声):ミランダ・ペイジ・ウォールズ(Miranda Paige Walls)
クム(声):クネワ・ムック(Kunewa Mook)
ハセガワ・リン(声):エミー・ヒル(Amy Hill)
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