2019年にアメリカで制作された『アベンジャーズ/エンドゲーム』(原題:Avengers: Endgame)は、サノスによるデシメーションから5年後、残されたヒーローたちが大逆転を賭けて新たな戦いに挑むSFアクション映画です。
第92回アカデミー賞では、視覚効果賞にノミネートされました。
- 『アベンジャーズ/エンドゲーム』の挿入曲
- マーベル・スタジオのオープニング (トニーとネビュラがペーパーフットボールで遊ぶ船内で流れる曲)
- (5年後)トランクルームの茶色いバンから飛び出したスコットが困惑した表情で辺りを見回す
- トニーがクラッピングをしてテントの中にいるモーガンにランチを知らせる
- ブルースとロケットがソーに会いに新アスガルドに向かう
- アベンジャーズ本部でソーとトニーが歩きながら会話をし、ロケットが作業に取り組む
- 2012年NY、ブルースがサンクタム・サンクトラムの屋上に降り立つ
- 2014年モラグ、ピーターが廃墟を探索しながら歌い踊る様子をローディとネビュラが岩陰に隠れて見る
- 1970年ニュージャージー州、トニーとスティーブが陸軍施設にタイムトラベルする(施設の前をヒッピーの車が通り過ぎる)
- 戦いの最中にアントマンがリモコンを押し、遠くからメキシコ民謡が鳴り響く(タイムマシンが搭載された茶色のバンから流れる曲)
- キャプテン・マーベルが現れてサノスの戦艦を撃墜させる
- エンデイング&エンドクレジット 1曲目
- 最後のエンドクレジット
- 『アベンジャーズ/エンドゲーム』のサントラ
- 『アベンジャーズ/エンドゲーム』キャスト・スタッフ
『アベンジャーズ/エンドゲーム』の挿入曲
『アベンジャーズ/エンドゲーム』の挿入曲を流れた順番に紹介していきます。(ネタバレにご注意ください)
マーベル・スタジオのオープニング (トニーとネビュラがペーパーフットボールで遊ぶ船内で流れる曲)
ディア・ミスター・ファンタジー
Artist | トラフィック(Traffic) 1967年にバーミンガムで結成されたイギリスのロックバンド。 |
リリース | 1967年 |
作曲者 | Traffic スティーヴ・ウィンウッド(Steve Winwood) ジム・キャパルディ(Jim Capaldi, 1944-2005) クリス・ウッド(Chris Wood, 1944-1983) |
(5年後)トランクルームの茶色いバンから飛び出したスコットが困惑した表情で辺りを見回す
アントマンのテーマ
リリース | 2015年:Soundtrack『アントマン』 |
作曲者 | クリストフ・ベック(Christophe Beck) カナダの出身のテレビ/映画音楽作曲家、1972年生まれ。 代表作『バーレスク』『アントマン』『アナと雪の女王2』 |
『Theme From Ant-Man』は、2015年のスーパーヒーロー映画『アントマン』(Ant-Man)のテーマ曲です。
トニーがクラッピングをしてテントの中にいるモーガンにランチを知らせる
レッツ・ゴー
Artist | ルーターズ(The Routers) 1961年にカリフォルニア州ロサンゼルスで結成されたアメリカのインストゥルメンタル・グループ。 |
リリース | 1962年 |
作曲者 | ラニー・ダンカン(Lanny Duncan) アメリカのソングライター。 |
ロバート・ダンカン(Robert Duncan) アメリカのソングライター/パフォーマー。 |
『Let’s Go』のクラッピングによる印象的なリズム・パターンは、チアリーディングやサッカーの応援歌(チャント)として世界中で人気を博しました
ブルースとロケットがソーに会いに新アスガルドに向かう
スーパーソニック・ロケット・シップ
Artist | キンクス (The Kinks) 1963年に結成されたイギリスのロックバンド。 ビートルズ、ローリング・ストーンズと並んでブリティッシュロックの三大グループのひとつといわれる。 |
リリース | 1972年 |
作曲者 | レイ・デイヴィス(Ray Davies) イギリスのシンガーソングライター/ミュージシャン、1944年ロンドン生まれ。ロックバンド「キンクス」(The Kinks) のフロントマンとして知られる。 |
アベンジャーズ本部でソーとトニーが歩きながら会話をし、ロケットが作業に取り組む
ドゥーム・アンド・グルーム
Artist | ローリング・ストーンズ(The Rolling Stones) 1962年にロンドンで結成されたイギリスのロックバンド。 バンド名はシカゴブルースの父、マディー・ウォーターズの名曲『Rollin’ Stone』に由来。結成以降一度も解散することなく第一線で精力的に活動し続け、ロック界の最高峰に君臨する。 |
リリース | 2012年 |
作曲者 | ジャガー/リチャーズ(Jagger–Richards) ミック・ジャガー(Mick Jagger) キース・リチャーズ(Keith Richards) |
2012年NY、ブルースがサンクタム・サンクトラムの屋上に降り立つ
リリース | 2016年:Soundtrack『ドクター・ストレンジ』 |
作曲者 | マイケル・ジアッチーノ(Michael Giacchino) イタリア系アメリカ人作曲家、1967年ニュージャージー州ヴァーサイド生まれ。 1990年代後半に『メダル・オブ・オナー』等のゲーム音楽を手掛け注目を集め、J・J・エイブラムス製作によるテレビ番組の音楽を続けて担当。その後ハリウッド映画の音楽も担当するようになり、アニメ映画『カールじいさんの空飛ぶ家』(2009) でアカデミー作曲賞を受賞した。 |
『Theme from Doctor Strange』は、マイケル・ジアッチーノ(Michael Giacchino)が映画『ドクター・ストレンジ』のために作った「ドクター・ストレンジのテーマ」です。
2014年モラグ、ピーターが廃墟を探索しながら歌い踊る様子をローディとネビュラが岩陰に隠れて見る
カム・アンド・ゲット・ユア・ラヴ
Artist | レッドボーン(Redbone) 1969年にカリフォルニア州ロサンゼルスでヴェガス兄弟によって結成されたアメリカのロックバンド。 メキシコ系アメリカ人とネイティブ・アメリカンのメンバーで構成される。 |
リリース | 1973年 |
作曲者 | ローリー・ヴェガス(Lolly Vegas, 1939-2010) ネイティブ・アメリカンのルーツを持つ歌手/ギタリスト/ソングライター。兄のパット・ヴェガスと共にロックバンド「レッドボーン」(Redbone) を結成して活躍した。 |
2014年のスーパーヒーロー映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』でも以下のシーンでこの曲か使われていました。
「オープニング・タイトル(2014年、ピーターが惑星モラグの廃墟を探索しながらウォークマンを聴く)」
1970年ニュージャージー州、トニーとスティーブが陸軍施設にタイムトラベルする(施設の前をヒッピーの車が通り過ぎる)
ヘイ、ロウディー・ママ
Artist | ステッペンウルフ(Steppenwolf) 1967年に結成されたカナダ系アメリカ人のロックバンド。 |
リリース | 1970年 |
作曲者 | Steppenwolf ジョン・ケイ(John Kay) ラリー・バイロン(Larry Byrom) ジェリー・エドモントン(Jerry Edmonton, 1946-1993) |
戦いの最中にアントマンがリモコンを押し、遠くからメキシコ民謡が鳴り響く(タイムマシンが搭載された茶色のバンから流れる曲)
ラ・クカラーチャ
『ラ・クカラーチャ』(スペイン語で「ゴキブリ」を意味する)は、古くから歌われているメキシコの民謡です。
日本では『車にゆられて』というタイトルでも知られています。
『アントマン』(2015)、『アントマン&ワスプ』(2018) でもこの曲が使われていました。
キャプテン・マーベルが現れてサノスの戦艦を撃墜させる
キャプテン・マーベル
リリース | 2019年:Soundtrack『キャプテン・マーベル』 |
作曲者 | パイナー・トプラク(Pinar Toprak) トルコ系アメリカ人の作曲家/指揮者/ミュージシャン、1980年イスタンブール生まれ。 |
『Captain Marvel』は、2019年のスーパーヒーロー映画『キャプテン・マーベル』のオリジナル・サウンドトラックです。
エンデイング&エンドクレジット 1曲目
(スティーブがペギー・カーターとダンスを踊る曲)
イッツ・ビーン・ア・ロング・ロング・タイム
Artist | Harry James and His Orchestra |
ハリー・ジェイムス(Harry James, 1916-1983) アメリカのジャズ・ミュージシャン/トランペット奏者/ビッグバンド・リーダー。 | |
Feat. キティ・カレン(Kitty Kallen, 1921-2016) ペンシルベニア州フィラデルフィア出身のアメリカの歌手 数多くのダンスバンドやスウィングバンドの女性ボーカリストとして活躍し、1940年代から1960年代初期にかけて人気を博した。 | |
リリース | 1945年 |
作曲者 | サミー・カーン(Sammy Cahn, 1913-1993) ニューヨーク出身のアメリカの作詞家。映画『愛の泉』(1954)、『抱擁』(1957)、『波も涙も暖かい』(1959)、『パパは王様』(1963) の曲を書き、アカデミー作曲賞を4度受賞した。 |
ジューリー・スタイン(Jule Styne, 1905-1994) イギリス生まれのアメリカのソングライター。映画『愛の泉』(1954) のタイトル曲を書き、アカデミー作曲賞を受賞した。 | |
Original ver. | 1945年:ビング・クロスビー(Bing Crosby, 1903-1977) アメリカの歌手/俳優/テレビプロデューサー/ラジオ&テレビパーソナリティ/実業家。 |
『It’s Been A Long, Long Time』は、ビッグ・バンド全盛期の第二次世界大戦末期に作られたラブソングです。
長い間待ちわびていた愛する人の帰還に胸を躍らせる溢れんばかりの想いが歌われています。
2014年のスーパーヒーロー映画『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』では以下のシーンでこの曲が使われていました。
「スティーブがアパートの廊下で隣室のナースと話をした後、窓から部屋の中に入る(負傷したフューリー長官がスティーブの帰りを待ちレコードで流している曲)」
最後のエンドクレジット
リリース | 2010年:Soundtrack『アイアンマン2』 |
作曲者 | リチャード・シャーマン(Richard Sherman, 1928-2024) アメリカの作曲家。兄のロバートと共にシャーマン兄弟(The Sherman Brothers)として多数のミュージカル映画作品を手掛け、映画『メリー・ポピンズ』(1964) でアカデミー作曲賞/歌曲賞をダブルで受賞した。 代表作『メリー・ポピンズ』『ジャングル・ブック 』『チキ・チキ・バン・バン』 |
『Make Way for Tomorrow Today』は、映画『アイアンマン2』(Iron Man 2)のオリジナル・サウンドトラックです。
ここでは、インストゥルメンタル版が使われていました。
『アイアンマン2』では以下のシーンでこの曲が使われていました。
「スターク・エキスポのスクリーンにトニーの父ハワードのメッセージ動画が流れる(動画のBGM)」
「トニーがファンに囲まれサインに応じながらエキスポ会場を出て行く」
「エンドクレジット 2曲目」
『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』では以下のシーンでこの曲が使われていました。
「1943年、スティーブが博覧会の会場に貼られた米軍募集ポスターを見つける」
『アベンジャーズ/エンドゲーム』のサントラ
『アベンジャーズ/エンドゲーム』は前作に引き続きアラン・シルヴェストリ(Alan Silvestri)が音楽を担当しました。
アラン・シルヴェストリは、アメリカ・ニューヨーク生まれの作曲家です。『バック・トゥ・ザ・フューチャー』や『フォレスト・ガンプ/一期一会』、『アベンジャーズ』などの音楽を担当しています。

『アベンジャーズ/エンドゲーム』キャスト・スタッフ
監督 | アンソニー・ルッソ(Anthony Russo) |
ジョー・ルッソ(Joe Russo) | |
脚本 | クリストファー・マルクス(Christopher Markus) |
スティーヴン・マクフィーリー(Stephen McFeely) | |
原作 | スタン・リー(Stan Lee) |
ジャック・カービー(Jack Kirby) | |
製作 | ケヴィン・ファイギ(Kevin Feige) |
音楽 | アラン・シルヴェストリ(Alan Silvestri) |
配給 | ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズ |
公開 | 2019年4月26日 |
2019年4月26日 | |
上映時間 | 181分 |
トニー・スターク/アイアンマン:ロバート・ダウニー・Jr(Robert Downey Jr.)
スティーブ・ロジャース/キャプテン・アメリカ:クリス・エヴァンス(Chris Evans)
ブルース・バナー/ハルク:マーク・ラファロ(Mark Ruffalo)
ソー:クリス・ヘムズワース(Chris Hemsworth)
ナターシャ・ロマノフ/ブラック・ウィドウ:スカーレット・ヨハンソン(Scarlett Johansson)
クリント・バートン/ホークアイ/ローニン:ジェレミー・レナー(Jeremy Renner)
ジェームズ・“ローディ”・ローズ/ウォーマシン:ドン・チードル(Don Cheadle)
スコット・ラング/アントマン:ポール・ラッド(Paul Rudd)
キャロル・ダンヴァース/キャプテン・マーベル:ブリー・ラーソン(Brie Larson)
ロケット:ブラッドリー・クーパー(Bradley Cooper)
ネビュラ:カレン・ギラン(Karen Gillan)
ペッパー・ポッツ / レスキュー:グウィネス・パルトロー(Gwyneth Paltrow)
ヴァルキリー(ブリュンヒルデ):テッサ・トンプソン(Tessa Thompson)
オコエ:ダナイ・グリラ(Danai Gurira)
エムバク:ウィンストン・デューク(Winston Duke)
コーグ:タイカ・ワイティティ(Taika Waititi)
キャシー・ラング:エマ・ファーマン(Emma Fuhrmann)
嘆く男:ジョー・ルッソ(Joe Russo)
グループセラピーの男:ジム・スターリン(Jim Starlin)
倉庫の警備員:ケン・チョン(Ken Jeong)
スティーヴン・ストレンジ/ドクター・ストレンジ:ベネディクト・カンバーバッチ(Benedict Cumberbatch)
ピーター・パーカー/スパイダーマン/アイアン・スパイダー:トム・ホランド(Tom Holland)
ティ・チャラ/ブラックパンサー:チャドウィック・ボーズマン(Chadwick Boseman)
ピーター・ジェイソン・クイル/スター・ロード:クリス・プラット(Chris Pratt)
ドラックス:デイヴ・バウティスタ(Dave Bautista)
グルート:ヴィン・ディーゼル(Vin Diesel)
マンティス:ポム・クレメンティエフ(Pom Klementieff)
ワンダ・マキシモフ/スカーレット・ウィッチ:エリザベス・オルセン(Elizabeth Olsen)
ホープ・ヴァン・ダイン/ワスプ:エヴァンジェリン・リリー(Evangeline Lilly)
ジャネット・ヴァン・ダイン:ミシェル・ファイファー(Michelle Pfeiffer)
ハンク・ピム:マイケル・ダグラス(Michael Douglas)
サム・ウィルソン/ファルコン:アンソニー・マッキー(Anthony Mackie)
ジェームズ・ブキャナン・“バッキー”・バーンズ/ウィンター・ソルジャー/ホワイトウルフ:セバスチャン・スタン(Sebastian Stan)
シュリ:レティーシャ・ライト(Letitia Wright)
メイ・パーカー:マリサ・トメイ(Marisa Tomei)
ネッド・リーズ:ジェイコブ・バタロン(Jacob Batalon)
ジェーン・フォスター:ナタリー・ポートマン(Natalie Portman)
サディアス・“サンダーボルト”・ロス:ウィリアム・ハート(William Hurt)
マリア・ヒル:コビー・スマルダーズ(Cobie Smulders)
ニック・フューリー:サミュエル・L・ジャクソン(Samuel L. Jackson)
ハッピー・ホーガン:ジョン・ファヴロー(Jon Favreau)
ハーレー・キーナー:タイ・シンプキンス(Ty Simpkins)
ヨハン・シュミット/レッドスカル/ストーンキーパー:ロス・マーカンド(Ross Marquand)
ウォン:ベネディクト・ウォン(Benedict Wong)
ラモンダ:アンジェラ・バセット(Angela Bassett)
ジャック・ロリンズ:カラン・マルヴェイ(Callan Mulvey)
ヒッピー:スタン・リー(Stan Lee)
ガモーラ:ゾーイ・サルダナ(Zoë Saldaña)
サノス:ジョシュ・ブローリン(Josh Brolin)
エボニー・マウ:トム・ヴォーン=ローラー(Tom Vaughan-Lawlor)
カル・オブシディアン:テリー・ノタリー(Terry Notary)
プロキシマ・ミッドナイト:モニーク・ガンダートン(Monique Ganderton)
コーヴァス・グレイヴ:マイケル・ジェームズ・ショウ(Michael James Shaw)
アキヒコ:真田広之(Hiroyuki Sanada)
ロキ:トム・ヒドルストン(Tom Hiddleston)
ブロック・ラムロウ:フランク・グリロ(Frank Grillo)
ジャスパー・シットウェル:マキシミリアーノ・ヘルナンデス(Maximiliano Hernández)
アレクサンダー・ピアース:ロバート・レッドフォード(Robert Redford)
エンシェント・ワン:ティルダ・スウィントン(Tilda Swinton)
フリッガ:レネ・ルッソ(Rene Russo)
ハワード・スターク:ジョン・スラッテリー(John Slattery)
エドウィン・ジャーヴィス:ジェームズ・ダーシー(James D’arcy)
マーガレット・エリザベス・“ペギー”・カーター:ヘイリー・アトウェル(Hayley Atwell)
フィリス・ジェンキンス:イベット・ニコール・ブラウン(Yvette Nicole Brown)
モーガン・H・スターク:レクシー・レイブ(Lexi Rabe)
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