2024年に制作された映画『ウォレスとグルミット 仕返しなんてコワくない!』(原題:Wallace & Gromit: Vengeance Most Fowl)は、発明家のウォレスと忠犬グルミットが繰り広げる騒動を描いた長編アニメ映画です。第66回アカデミー賞で短編アニメーション賞を受賞した『ウォレスとグルミット ペンギンに気をつけろ!」の続編になります。
第97回アカデミー賞では、長編アニメーション賞にノミネートされました。
『ウォレスとグルミット 仕返しなんてコワくない!』の挿入曲
『ウォレスとグルミット 仕返しなんてコワくない!』の挿入曲を流れた順番に紹介していきます。(ネタバレにご注意ください)
仕事をするノーボットが歌う曲(ノーボットのテーマソング)
ノーム・ワーキング・ソング
Artist | リース・シェアスミス(Reece Shearsmith) ノーボットの声を担当するイギリスの俳優/コメディアン/作家/マジシャン、1969年生まれ。 |
リリース | 2024年:Soundtrack『ウォレスとグルミット 仕返しなんてコワくない』 |
作曲者 | マーク・バートン(Mark Burton) イギリスのテレビ作家/脚本家/テレビ・映画プロデューサー/映画監督、1960年生まれ。 |
ジュリアン・ノット(Julian Nott) イギリスの作曲家/指揮者、1960年生まれ。 | |
ローン・バルフ(Lorne Balfe) スコットランドの作曲家、1976年インヴァネス生まれ。ハンス・ジマーの映画音楽会社「リモート・コントロール・プロダクション」に所属し、映画・テレビドラマのほか、ビデオゲームの音楽も多数手がける。 代表作『ザ・クラウン』『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』 |
グルミットがベッドで “自分だけの部屋” というタイトルの本を読む(ベッドサイドのラジオから流れる曲)
部屋に入って来たノーボットがラジオのコンセントを抜いて、代わりに自分の充電を始めるシーン
邦題『静かな潟』
作曲者 | エリック・コーツ(Eric Coates, 1886-1957) イギリスの軽音楽作曲家/ヴィオラ奏者。 |
作曲年 | 1930年 |
Artist | スロヴァキア放送交響楽団(The Slovak Radio Symphony Orchestra) スロヴァキアの首都ブラチスラヴァを本拠地とするオーケストラ。1929年設立。 |
アンドルー・ペニー(Andrew Penny) イギリスの指揮者、1952年生まれ。 |
『By The Sleepy Lagoon』は、イギリスの作曲家エリック・コーツが1930年に作ったオーケストラのための曲です。
10年後、アメリカのソングライター、ジャック・ローレンス(Jack Lawrence)によって歌詞が追加されました。それは声楽とピアノのための曲として再リリースされ、より広く親しまれるようになりアメリカで大ヒットしました。
イギリスでは、1942年スタートのBBCラジオ番組『デザート・アイランド・ディスクス』のテーマ曲として知られています。
ノーボットがウォレスを眠らせようとマッサージをする(ノーボットがハープを演奏する)
5つのリート Op.49 – 第4曲「子守歌」
作曲者 | ヨハネス・ブラームス(Johannes Brahms, 1833-1897) ドイツの作曲家/ピアニスト/指揮者。 |
作曲年 | 1868年 |
Artist | ブダペスト・スコアリング・オーケストラ(Budapest Scoring Orchestra) |
この曲は、ブラームスの作品の中で最も知られているものの一つです。「ブラームスの子守歌」(Brahm’s Lullaby)のタイトルで親しまれています。
ノーボット達が潜水艦で博物館の地下にむかう(フェザーズ・マッグロウがパイプオルガンで演奏する曲)
トッカータとフーガ ニ短調 BWV 565
作曲者 | ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(Johann Sebastian Bach, 1685-1750) バロック時代を代表するドイツの作曲家/オルガニスト。 宗教音楽や器楽曲など幅広いジャンルで多くの傑作を残し、西洋音楽の歴史の中で最も偉大な作曲家の一人と評される。 |
『トッカータとフーガ ニ短調 BWV 565』は、バッハがオルガンの為に作った作品です。
フェザーズ・マッグロウがブルーダイヤモンドを手に入れ車で逃走する(カーラジオから流れる曲)
邦題『野性のエルザ』
Artist | マット・モンロー(Matt Monro, 1930-1985) イギリスの歌手。 映画『007/危機一発』(1963) の主題歌『ロシアより愛をこめて』を歌い「黄金の声を持つ男」と呼ばれ人気を博した。 |
リリース | 1966年 |
作曲者 | ジョン・バリー(John Barry, 1933-2011) イギリスの作曲家/指揮者。 「007/ジェームズ・ボンド」シリーズの曲など多くの映画音楽の作曲を手がけたイギリスを代表する作曲家。『野生のエルザ』『冬のライオン』『愛と哀しみの果て』『ダンス・ウィズ・ウルブズ』の4作品でアカデミー賞を受賞した。 |
ドン・ブラック(Don Black) イギリスのソングライター/作詞家、1938年生まれ。 ジョン・バリーとのコラボレーションで知られ、『野生のエルザ』のテーマ曲を作詞しアカデミー歌曲賞を受賞した。 |
『Born Free 』は、1966年のイギリス映画『野生のエルザ』(Born Free)の主題歌です。
『野生のエルザ』は、世界的ベストセラーとなったジョイ・アダムソンの同名ノンフィクション小説を映画化したものです。アフリカの広大な自然を舞台にライオンと人間の心温まる交流が描かれています。
『ウォレスとグルミット 仕返しなんてコワくない!』のサントラ
『ウォレスとグルミット 仕返しなんてコワくない!』はローン・バルフ(Lorne Balfe)が音楽を担当しました。
ローン・バルフは、ハンス・ジマーのリモート・コントロール・プロダクションに所属しており、『ミッション:インポッシブルフォールアウト』や『トップガン マーヴェリック』の音楽を手掛けています。

『ウォレスとグルミット 仕返しなんてコワくない!』キャスト・スタッフ
監督 | ニック・パーク(Nick Park) |
マーリン・クロシンガム(Merlin Crossingham) | |
脚本 | マーク・バートン(Mark Burton) |
製作 | リチャード・ビーク(Richard Beek) |
音楽 | ローン・バルフ(Lorne Balfe) |
配給 | Netflix |
公開 | 2024年12月25日 |
2025年1月3日 | |
上映時間 | 79分 |
ウォレス:ベン・ホワイトヘッド(Ben Whitehead)
マッキントッシュ警部:ピーター・ケイ(Peter Kay)
ノーボット:リース・シェアスミス(Reece Shearsmith)
ムカジェー:ローレン・パテル(Lauren Patel)
オーニャ:ダイアン・モーガン(Diane Morgan)
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