『ベルガマスク組曲』から第3曲「月の光」 | 挿入曲を全曲紹介Filmmusik
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映画コラム

『ベルガマスク組曲』から第3曲「月の光」

曲名:Suite bergamasque, L.75: III. Clair de lune
作曲者:Claude Debussy

【構成】
第1曲 「前奏曲」 (Prélude)
第2曲 「メヌエット」 (Menuet)
第3曲 「月の光」 (Clair de Lune)
第4曲 「パスピエ」 (Passepied)

『ベルガマスク組曲』とは

『ベルガマスク組曲』は、フランスの作曲家クロード・ドビュッシーが作曲したピアノのための組曲です。1890年頃に書かれはじめ、1905年に出版されました。ドビュッシーの初期における最高のピアノ曲とみなされています。

第3曲『月の光』について

「月の光」は『ベルガマスク組曲』の第3曲です。

この曲は、象徴派を代表するフランスの詩人、ポール・ヴェルレーヌの詩集『艶なる宴』(原題:Fêtes galantes)の中の「月の光」という詩からインスピレーションを受け、作曲されました。また、組曲の題名に使われている「ベルガマスク」という言葉も、この詩から取られています。

ドビュッシーは、この詩集で歌曲も作曲しています。月の光は3曲目に収録されています。メロディーは全く異なります。

映画内で使われたバージョン&流れたシーン

月の光 – ピアノ版(原曲)

『オーシャンズ11』(2001)
ルーベン邸の庭でメンバーが食事や会話をするシーン
ベネディクトがテスに別れを告げられるシーン

月の光 – オーケストラ版

Lucien Caillietが編曲したオーケストラバージョン

『オーシャンズ11』(2001)
オーシャンズのメンバーがベラージオの噴水ショーを眺め、別れるシーン

月の光 – シンセサイザーバージョン

富田勲によるシンセサイザーバージョン

『オーシャンズ13』(2007)
ダニーとラスティがルーベンとの昔話を語り合うシーン

月の光 – ジャズバージョン

ジャズ・トロンボーン奏者、トミー・ドーシーによるジャズバージョン

『生きる LIVING』(2022)
ウィリアムズと不眠症の作家が出会う海辺のカフェレストランのBGM

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