2025年にアメリカで制作された映画『ザ・コンサルタント2』(原題:The Accountant 2)は、会計士クリスチャン・ウルフが暗躍する『ザ・コンサルタント』の続編です。
ウルフが疎遠だった弟ブラクストンと再会し陰謀を解明していく展開となっています。
- 2016年
- 2025年『ザ・コンサルタント2』(現在のページ)
- 『ザ・コンサルタント2』の挿入曲
- オープニング(キングが殺害される)
- クリスが婚活パーティーに参加する(会場で流れる曲)
- 婚活パーティーでクリスが女性達と会話をする
- バークがシーフード市場で口笛を吹きながらマグロを見極め、値段交渉をする
- クリスがベルリンにいるブラクストンに電話をかけてきてロサンゼルスに来て欲しいと頼む(ブラクストン登場シーン)
- クリスとブラクストンが “カウボーイ酒場” で酒を飲む(酒場でバンドが演奏する 1曲目)
- 酒場の女性店員にリクエスト曲を聞かれ、クリスが1番好きな曲を答える
- 酒場の女性店員にリクエスト曲を聞かれ、クリスが2番目に好きな曲を答える
- クリスがダンスフロアに行きカントリーラインダンスに加わる(酒場でバンドが演奏する 2曲目)
- クリスが男性客に絡まれ、ブラクストンが助けに行く(酒場でバンドが演奏する 3曲目)
- メディナ副局長が、5年前にエディスを治療した医師から話を聞き記録映像を見せてもらう(家族の話を聞かれたエディスが口笛を吹く曲)
- エディスの回想シーン | 一列に並ばされた女性達をバークが口笛を吹きながら選別する
- バスの中で、少年を盾にするコッブにクリスが銃を向けて近づいて行く(クリスが口ずさむ曲)
- バークがコスタリカの潜伏先でシャワーを浴び、口笛を吹きながらバスタブから出る
- エンディング
- 『ザ・コンサルタント2』のサントラ
- 『ザ・コンサルタント2』キャスト・スタッフ
『ザ・コンサルタント2』の挿入曲
『ザ・コンサルタント2』の挿入曲を流れた順番に紹介していきます。(ネタバレにご注意ください)
オープニング(キングが殺害される)
シー・ライン・ウーマン
Artist cover ver. | ダニエル・ポンダー(Danielle Ponder) アメリカのシンガーソングライター/プロデューサー/弁護士、1982年生まれ。 2011年に法学博士号を取得し公選弁護人として働き、2022年アルバムデビュー。現在は弁護士職を離れ、音楽のキャリアを追求している。 |
ブライス・デスナー(Bryce Dessner) パリを拠点とするアメリカの作曲家、1976年生まれ。 インディーロックバンド「ザ・ナショナル」(The National) のギタリスト。 | |
リリース | 2025年:Soundtrack『ザ・コンサルタント2』 |
『See-Line Woman』は、ニーナ・シモン(Nina Simone, 1933-2003)の代表曲として広く知られるようになったアフリカン・アメリカンミュージックです。
クリスが婚活パーティーに参加する(会場で流れる曲)
邦題『ささやく瞳』
Artist cover ver. | トム・ジョーンズ(Tom Jones) ロサンゼルス在住のイギリスの歌手、1940年ウェールズ生まれ。 ダイナミックでソウルフルな歌唱で「ザ・ヴォイス」「タイガー」と呼ばれ、1960年代半ばから1970年代前半にかけてヒット曲を多数出す。 1967年からアメリカのラスベガスで定期的にショーを開催するようになり、自身の冠番組「This Is Tom Jones」(1969-1971) が英米両国で放送されるなど国際的な成功を収めた。 また、シャツの胸元のボタンを大胆に外しセクシーな歌を悩ましげな物腰で歌うスタイルで、セックス・シンボル的人気を集めた歌手としても知られる。 |
リリース | 1968年 |
作曲者 | カルロ・ラバティ(Carlo Labati, 1920-1998) イタリアのミュージシャン/作曲家。 |
ジュリオ・モゴル(Giulio Mogol) イタリアの作詞家/プロデューサー、1936年生まれ。 | |
ジャック・フィッシュマン(Jack Fishman, 1920-1997) イギリスのソングライター/ジャーナリスト/作家。 | |
Original ver. | 『Gli occhi miei』 1968年:ウィルマ・ゴイク(Wilma Goich) イタリアのポップス歌手、1945年生まれ。 |
『Help Yourself』は、1968年のサンレモ音楽祭(イタリアで年に1回開催されるポピュラー音楽のフェスティバル)でウィルマ・ゴイク(Wilma Goich)によって披露された『Gli occhi miei』がオリジナルです。
同年、英語に翻訳されトム・ジョーンズのシングル曲としてリリースされました。
婚活パーティーでクリスが女性達と会話をする
邦題『私を夢見て』/『私の小さな夢』
Artist cover ver. | ママス&パパス(The Mamas & the Papas) 1965年に結成されたアメリカのフォークロック・ボーカルグループ。 |
リリース | 1968年 |
作曲者 | ファビアン・アンドレ(Fabian Andre, 1910-1960) アメリカの作曲家/オーケストラリーダー。 |
ガス・カーン(Gus Kahn, 1886-1941) ドイツ生まれのアメリカの作詞家。 代表作『Ain’t We Got Fun』『もしあなただったら』 | |
ウィルバー・シュワント(Wilbur Schwandt, 1909-1998) アメリカのミュージシャン/編曲家。 | |
Original ver. | 1931年:Ozzie Nelson and His Orchestra オジー・ネルソン(Ozzie Nelson, 1906-1975) アメリカの俳優/映画製作者/ミュージシャン/バンドリーダー。1952年〜1966年にかけて、ファミリーコメディードラマ『陽気なネルソン』(The Adventures of Ozzie and Harriet)に一家で主演し、 “1950年代アメリカの理想の家庭像” の代名詞的存在となり成功を収めた。 |
『Dream a Little Dream of Me』は、ジャズのスタンダードナンバーです。
1968年にアメリカのフォークグループ、ママス&パパス(The Mamas & the Papas)のカバーバージョンが大ヒットしたことで、広く知られるようになりました。
バークがシーフード市場で口笛を吹きながらマグロを見極め、値段交渉をする
邦題『イタチが跳んだ』
Pop! goes the weasel』は、19世紀半ば頃から歌われているマザー・グースの歌です。
この後、以下のシーンでもこの曲が使われています。
「メディナ副局長が、5年前にエディスを治療した医師から話を聞き記録映像を見せてもらう(家族の話を聞かれたエディスが口笛を吹く曲)」
「エディスの回想シーン | 一列に並ばされた女性達をバークが口笛を吹きながら選別する」
「バークがコスタリカの潜伏先でシャワーを浴び、口笛を吹きながらバスタブから出る」
クリスがベルリンにいるブラクストンに電話をかけてきてロサンゼルスに来て欲しいと頼む(ブラクストン登場シーン)
Artist | デヴォン・ギルフィリアン(Devon Gilfillian) アメリカのシンガーソングライター/バンドリーダー。ナッシュビルを拠点とする。 |
リリース | 2016年 |
作曲者 | デヴォン・ギルフィリアン |
クリスとブラクストンが “カウボーイ酒場” で酒を飲む(酒場でバンドが演奏する 1曲目)
邦題『栄光への試練』
Artist original ver. | ウェイロン・ジェニングス(Waylon Jennings, 1937-2002) アメリカの歌手/ソングライター。 アウトローカントリーの代表的存在として知られる。 |
リリース | 1975年 |
作曲者 | ウェイロン・ジェニングス |
酒場の女性店員にリクエスト曲を聞かれ、クリスが1番好きな曲を答える
(クリスが1番好きな曲)
バレエ音楽《アパラチアの春》(マーサのためのバレエ)
作曲者 | アーロン・コープランド(Aaron Copland, 1900-1990) アメリカの作曲家/評論家/作家/ピアニスト/指揮者。 メキシコ民謡を素材とした管弦楽曲『エル・サロン・メヒコ』(1937) で名声を獲得。 その後はアメリカの風景や開拓者精神を呼び起こす作風で、バレエ音楽やオーケストラ作品、映画音楽など幅広いジャンルの音楽を制作した。 1949年の映画『女相続人』でアカデミー作曲賞(劇・喜劇映画音楽賞)を受賞。 |
初演 | 1944年、アメリカ議会図書館(ワシントンD.C.) |
『アパラチアの春』は、アメリカ開拓時代の西部を舞台にしたバレエ音楽です。
『ビリー・ザ・キッド』『ロデオ』と並ぶ「コープランドの三大バレエ」の一つに数えられ、コープランドはこの作品でピューリッツァー賞を受賞しました。
酒場の女性店員にリクエスト曲を聞かれ、クリスが2番目に好きな曲を答える
(クリスが2番目に好きな曲)
エンター・サンドマン
Artist | メタリカ(Metallica) 1981年にロサンゼルスで結成されたアメリカのヘヴィメタル・バンド。 スラッシュメタル四天王(BIG4)の一つに数えられ、世界で最も成功を収めたメタルバンドとして知られる。 |
リリース | 1991年 |
作曲者 | Metallica ジェイムズ・ヘットフィールド(James Hetfield) ラーズ・ウルリッヒ(Lars Ulrich) カーク・ハメット(Kirk Hammett) |
クリスがダンスフロアに行きカントリーラインダンスに加わる(酒場でバンドが演奏する 2曲目)
コッパーヘッド・ロード
Artist original ver. | スティーヴ・アール(Steve Earle) アメリカのカントリー/ロック/フォーク・シンガーソングライター、1955年生まれ。 |
リリース | 1988年 |
作曲者 | スティーヴ・アール |
クリスが男性客に絡まれ、ブラクストンが助けに行く(酒場でバンドが演奏する 3曲目)
フィール・ザ・ラッシュ
Artist | ブラッド・ジョンソン&ザ・キリン・タイム・バンド(Brad Johnson & The Killin’ Time Band) カウボーイ酒場のバンドとして映画に出演したアメリカのカントリー/ブルース/サザンロックバンド。 米海兵隊に所属していたブラッド・ジョンソンが中心となり、強襲揚陸艦「タラワ」乗艦中に結成された。 |
リリース | 2025年 |
作曲者 | ベニー・ウェイン・ギャグリー(Benny Wayne Geagley) |
メディナ副局長が、5年前にエディスを治療した医師から話を聞き記録映像を見せてもらう(家族の話を聞かれたエディスが口笛を吹く曲)
邦題『イタチが跳んだ』
「バークがシーフード市場で口笛を吹きながらマグロを見極め、値段交渉をする」でもこの曲が使われていました。
エディスの回想シーン | 一列に並ばされた女性達をバークが口笛を吹きながら選別する
邦題『イタチが跳んだ』
「バークがシーフード市場で口笛を吹きながらマグロを見極め、値段交渉をする」でもこの曲が使われていました。
バスの中で、少年を盾にするコッブにクリスが銃を向けて近づいて行く(クリスが口ずさむ曲)
ソロモン・グランディ
『Solomon Grundy』は、人間の一生を七つの曜日で表したマザー・グースの歌です。1842年に出版されました。
2016年の映画『ザ・コンサルタント』(原題:The Accountant)でも以下のシーンでこの曲が使われていました。
「1989年ハーバー神経科 – 少年が歌詞を唱えながらジグソーパズルをする」
バークがコスタリカの潜伏先でシャワーを浴び、口笛を吹きながらバスタブから出る
邦題『イタチが跳んだ』
「バークがシーフード市場で口笛を吹きながらマグロを見極め、値段交渉をする」でもこの曲が使われていました。
エンディング
セーフ・ハウス
Artist | ザ・ボクサー・リベリオン(The Boxer Rebellion) 2001年にロンドンで結成されたインディーロックバンド。 |
リリース | 2013年 |
作曲者 | The Boxer Rebellion アダム・ハリソン(Adam Harrison) ネイサン・ニコルソン(Nathan Nicholson) ピアース・ヒューイット(Piers Hewitt) トッド・ハウ(Todd Howe) |
『ザ・コンサルタント2』のサントラ
『コンサルタント2』は、ブライス・デスナーは、アメリカ・オハイオ州シンシナティ出身の作曲家/ギタリストです。ロックバンド、ザ・ナショナルのメンバーとしても知られています。
クラシック音楽の作曲家や映画音楽作曲家としても精力的に活動し、『2人のローマ教皇』や『シラノ』の音楽を手掛けました。

『ザ・コンサルタント2』キャスト・スタッフ
監督 | ギャヴィン・オコナー(Gavin O’Connor) |
脚本 | ビル・ドゥビューク(Bill Dubuque) |
製作 | ベン・アフレック(Ben Affleck) |
リネット・ハウエル・テイラー(Lynette Howell Taylor) | |
マーク・ウィリアムズ(Mark Williams) | |
音楽 | ブライス・デスナー(Bryce Dessner) |
配信 | Amazon Prime Video |
公開 | 2025年4月25日 |
2025年6月5日 | |
上映時間 | 134分 |
クリスチャン・ウルフ:ベン・アフレック(Ben Affleck)
ブラクストン:ジョン・バーンサル(Jon Bernthal)
メアリーベス・メディナ:シンシア・アダイ=ロビンソン(Cynthia Addai-Robinson)
アナイス:ダニエラ・ピネダ(Daniella Pineda)
ジャスティーン:アリソン ロバートソン(Allison Robertson)
レイモンド・キング:J・K・シモンズ(J. K. Simmons)
バーク:ロバート・モーガン(Robert Morgan)
コッブ:グラント・ハーヴェイ(Grant Harvey)
バトゥ:アンドリュー・ハワード(Andrew Howard)
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