1983年にアメリカで制作された『スーパーマンIII/電子の要塞』(原題:Superman III)は、クリストファー・リーヴ主演の「スーパーマン」シリーズ3作目、邪悪なスーパーマンが登場したりコメディアンのリチャード・プライヤーがガス役で出演したりとコメディ色の強い作品です。
監督は前作から引き続きリチャード・レスターが務めました。
『スーパーマンIII/電子の要塞』の挿入曲
『スーパーマンIII/電子の要塞』の挿入曲を流れた順番に紹介していきます。(ネタバレにご注意ください)
高校の同窓会でクラークがラナと再会する(出席者達がダンスをする曲)
ロール・オーバー・ベートーヴェン
Artist cover ver. | ビートルズ(The Beatles) イギリス・リヴァプール出身の伝説のロックバンド。 1962年にレコードデビューし約7年半の活動期間中ヒット曲を発表し続け、世界中でビートルズ・ブームを巻き起こした。 |
リリース | 1963年 |
作曲者 | チャック・ベリー(Chuck Berry, 1926-2017) アメリカのシンガーソングライター/ギタリスト。ロックンロールのパイオニアとしてその後の音楽の発展やライフスタイルなどにも大きな影響を与えた。「ロックンロールの父」と称される。 |
Original ver. | 1956年:チャック・ベリー |
高校の同窓会でクラークとラナがダンスをする
(同窓会の後片付けを手伝いながらラナと話をするシーンで、クラークがピアノで弾く曲)
アース・エンジェル
Artist original ver. | ペンギンズ(The Penguins) 1953年にカリフォルニア州ロサンゼルスのフリーモント高校で結成されたドゥーワップ・グループ。 |
リリース | 1954年 |
作曲者 | カーティス・ウィリアムズ(Curtis Williams, 1934-1979) アメリカのボーカリスト。ドゥーワップ・グループ「ペンギンズ」の創設メンバー。 |
ジェシー・ベルヴィン(Jesse Belvin, 1932-1960) アメリカの歌手/ピアニスト/ソングライター。 | |
ゲイネル・ホッジ(Gaynel Hodge, 1937-2020) アメリカのレコーディングアーティスト/ソングライター/ピアニスト。コーラスグループ「プラターズ」の音楽監督。 |
ガスが赤いスポーツカーで出勤する(車から大音量で流れる曲)
ノー・シー・ノー・クライ
Artist | チャカ・カーン(Chaka Khan) アメリカの女性R&B歌手、1953年イリノイ州シカゴ生まれ。 1973年にファンクバンド「ルーファス」(Rufus) のリードシンガーとしてデビューし、バンド解散に伴いソロに専念。ソウルフルな歌声で精力的に活動し多くの女性歌手に影響を与えた。「ファンクの女王」(Queen of Funk)として知られている。 |
リリース | 1983年:Soundtrack『スーパーマンIII/電子の要塞』 |
作曲者 | ジョルジオ・モロダー(Giorgio Moroder) イタリアの音楽プロデューサー/作曲家/シンセサイザー奏者/歌手、1940年生まれ。 ディスコ音楽の発達に貢献し「ディスコの父」と呼ばれる。映画『フラッシュダンス』(1983) 、『トップガン』(1986) の主題歌を作曲し、アカデミー歌曲賞を2度受賞した。 |
キース・フォーシー(Keith Forsey) イギリスのポップミュージシャン/音楽プロデューサー、1948年ロンドン生まれ。映画『フラッシュダンス』(1983) の主題歌の作詞をしたことでアカデミー歌曲賞を受賞した。 |
ガスが高速バスでスモールビルを訪れる
邦題『愛はつれなくて』
Artist | ロジャー・ミラー(Roger Miller, 1936-1992) アメリカのカントリー歌手/ソングライター/俳優。 |
リリース | 1983年:Soundtrack『スーパーマンIII/電子の要塞』 |
作曲者 | ジョルジオ・モロダー(Giorgio Moroder) イタリアの音楽プロデューサー/作曲家/シンセサイザー奏者/歌手、1940年生まれ。 ディスコ音楽の発達に貢献し「ディスコの父」と呼ばれる。映画『フラッシュダンス』(1983) 、『トップガン』(1986) の主題歌を作曲し、アカデミー歌曲賞を2度受賞した。 |
キース・フォーシー(Keith Forsey) イギリスのポップミュージシャン/音楽プロデューサー、1948年ロンドン生まれ。映画『フラッシュダンス』(1983) の主題歌の作詞をしたことでアカデミー歌曲賞を受賞した。 | |
ラリー・バトラー(Larry Butler, 1942-2012) アメリカのカントリーミュージック・プロデューサー/ソングライター。 | |
レスリー・ブリッカス(Leslie Bricusse, 1931-2021) イギリスの作曲家/作詞家/劇作家。映画『ドリトル先生不思議な旅』(1967) の曲を書き、アカデミー歌曲賞を受賞した。 |
スモールビルでスーパーマンを歓迎する式典が行われる(バンド演奏)
キング・コットン
作曲者 | ジョン・フィリップ・スーザ(John Philip Sousa, 1854-1932) アメリカの作曲家/指揮者/海兵隊楽団長。 100曲を超える行進曲を作曲し「マーチ王」と称される。 代表作『雷神』『ワシントン・ポスト』『星条旗よ永遠なれ』 |
作曲年 | 1895年 |
『King Cotton』は、1895年にジョージア州アトランタで開催された万国博覧会を記念して作曲された軍隊行進曲です。
ガソリンを入れる順番を巡って男二人が喧嘩になる
ロック・オン
Artist | マーシャル・クレンショウ(Marshall Crenshaw) アメリカのミュージシャン/歌手/ソングライター/ギタリスト、1953年生まれ。 |
リリース | 1983年:Soundtrack『スーパーマンIII/電子の要塞』 |
作曲者 | ジョルジオ・モロダー(Giorgio Moroder) イタリアの音楽プロデューサー/作曲家/シンセサイザー奏者/歌手、1940年生まれ。 ディスコ音楽の発達に貢献し「ディスコの父」と呼ばれる。 映画『フラッシュダンス』(1983) 、『トップガン』(1986) の主題歌を作曲し、アカデミー歌曲賞を2度受賞した。 |
キース・フォーシー(Keith Forsey) イギリスのポップミュージシャン/音楽プロデューサー、1948年ロンドン生まれ。 映画『フラッシュダンス』(1983) の主題歌の作詞をしたことでアカデミー歌曲賞を受賞した。 |
『スーパーマンIII/電子の要塞』のサントラ
『スーパーマンIII/電子の要塞』はケン・ソーン(Ken Thorne)が音楽を担当しました。
ケン・ソーンは、イギリスの作曲家です。ミュージカルコメディ映画『ローマで起った奇妙な出来事』の音楽でアカデミー賞を受賞しました。
『スーパーマンIII/電子の要塞』キャスト・スタッフ
監督 | リチャード・レスター(Richard Lester) |
脚本 | デイヴィッド・ニューマン(David Newman) |
レスリー・ニューマン(Leslie Newman) | |
原作 | ジェリー・シーゲル(Jerry Siegel) |
ジョー・シャスター(Joe Shuster) | |
製作 | ピエール・スペングラー(Pierre Spengler) |
音楽 | ケン・ソーン(Ken Thorne) |
配給 | ワーナー・ブラザース |
公開 | 1983年6月17日 |
1983年7月9日 | |
上映時間 | 123分 |
スーパーマン/クラーク・ケント:クリストファー・リーヴ(Christopher Reeve)
ガス(オーガスト)・ゴーマン:リチャード・プライヤー(Richard Pryor)
ラナ・ラング:アネット・オトゥール(Annette O’Toole)
ロイス・レーン:マーゴット・キダー(Margot Kidder)
ペリー・ホワイト:ジャッキー・クーパー(Jackie Cooper)
ジミー・オルセン:マーク・マクルーア(Marc McClure)
ロス・ウェブスター:ロバート・ヴォーン(Robert Vaughn)
ヴェラ・ウェブスター:アニー・ロス(Annie Ross)
ローレライ:パメラ・スティーヴンソン(Pamela Stephenson)
ブラッド:ギャヴァン・オハーリー(Gavan O’Herlihy)
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