2005年にニュージーランド/アメリカ合作で制作された映画『キング・コング』(原題:King Kong)は、1933年のニューヨークを舞台としたアクションアドベンチャー映画です。
1933年の映画『キング・コング』2度目のリメイク版となり、第78回アカデミー賞では視覚効果賞、音響編集賞、録音賞の3部門を受賞しました。
『キング・コング』の挿入曲
『キング・コング』の挿入曲を流れた順番に紹介していきます。(ネタバレにご注意ください)
オープニング(1933年、ニューヨークの人々の姿)
| Artist cover ver. | アル・ジョルソン(Al Jolson, 1886-1950) リトアニア生まれのアメリカ人歌手/俳優。 ミンストレルショーを彷彿とさせる黒塗りの顔でアフリカ系アメリカ人を演じジャズやブルースなどの伝統的音楽をアメリカに広めることで成功を収めた。「ブラックフェイス・パフォーマーの王様」と称される。 |
| リリース | 1926年 |
| 作曲者 | レイ・ヘンダーソン(Ray Henderson, 1896-1970) アメリカの作曲家。作詞家ルー・ブラウン(Lew Brown)とコンビを組み活躍した。 代表作『Bye Bye Blackbird』 |
| ジョウ・ヤング(Joe Young, 1889-1939) アメリカの作詞家。 | |
| サム・M・ルイス(Sam M. Lewis, 1885-1959) アメリカの歌手/作詞家。 | |
| Original ver. | 1925年:Sam Lanin’s Dance Orchestra サム・ラニン(Sam Lanin, 1891- 1977) ロシア生まれのユダヤ系アメリカ人ミュージシャン/バンドリーダー。 |
ステージに出てきたアンに扮した女性を見てコングが雄叫びを上げる(楽団が演奏する曲)
| リリース | 1933年:Soundtrack『キング・コング』 |
| 作曲者 | マックス・スタイナー(Max Steiner, 1888-1971) ウィーン生まれのユダヤ系アメリカ人作曲家。 第一次世界大戦をきっかけにアメリカに亡命し『カサブランカ』『風と共に去りぬ』など数多くの映画音楽を手掛け沢山の名曲を残した。映画『男の敵』(1935)、『情熱の航路』(1942)、『君去りし後』(1944) でアカデミー作曲賞を3度受賞。「映画音楽の父」と呼ばれる。 |
ピーター・ジャクソン版『キング・コング』は、オリジナル版『キング・コング』(1933)の製作陣に捧げられています。このシーン以外でも多くのオリジナル版サウンドトラックが使われていました。
アンがショーガール劇場のバックダンサーとしてステージで踊る
バイ・バイ・ブラックバード
| Artist cover ver. | ペギー・リー(Peggy Lee, 1920-2002) アメリカの歌手/ソングライター/女優。 1940年代にベニー・グッドマン楽団の専属歌手として脚光を浴び、独立後も歌手/女優/ソングライターとして第一線で活躍。およそ70年にわたるキャリアで音楽界と映画界に大きな足跡を残した。 |
| リリース | 1955年 |
| 作曲者 | レイ・ヘンダーソン(Ray Henderson, 1896-1970) アメリカの作曲家。作詞家ルー・ブラウン(Lew Brown)とコンビを組み活躍した。 |
| モート・ディクソン(Mort Dixon, 1892-1956) ニューヨーク出身のアメリカの作詞家。 | |
| Original ver. | 1926年:アーサー・ホール(Arthur Hall, 1889-1960) アメリカのヴォードヴィルパフォーマー/レコーディングアーティスト。 |
『キング・コング』のサントラ
『キング・コング』はジェームズ・ニュートン・ハワード(James Newton Howard)が音楽を担当しました。
ジェームズ・ニュートン・ハワードは、アメリカ・カリフォルニア州出身の作曲家です。『ナイトクローラー』や『ハンガーゲーム』シリーズの音楽を手掛けたことで知られています。また、M・ナイト・シャマラン監督とは『シックス・センス』以降、多くの作品でタッグを組んでいます
※サントラ収録曲
1. キング・コング(King Kong)
2. 運命の出会い(A Fateful Meeting)
3. 一瞬の敗北(Defeat Is Always Momentary)
4. 言外の意味(It’s In The Subtext)
5. 2000ドル(Two Grand)
6. ヴェンチャー号出航(The Venture Departs)
7. 地球最後の秘境(Last Blank Space On The Map)
8. スカル・アイランド(It’s Deserted)
9. 獣でも人でもない怪物(Something Monstrous… Neither Beast Nor Man)
10. 恐竜とコング(Head Towards The Animals)
11. ビューティフル(Beautiful)
12. 死闘(Tooth And Claw)
13. それだけのもの(That’s All There Is…)
14. コング捕獲(Captured)
15. セントラル・パーク(Central Park)
16. エンパイア・ステート・ビル(The Empire State Building)
17. 美女が野獣を殺したのだ I(Beauty Killed The Beast I)
18. 美女が野獣を殺したのだ II(Beauty Killed The Beast II)
19. 美女が野獣を殺したのだ III(Beauty Killed The Beast III)
20. 美女が野獣を殺したのだ IV(Beauty Killed The Beast IV)
21. 美女が野獣を殺したのだ V(Beauty Killed The Beast V)
『キング・コング』キャスト・スタッフ
| 監督 | ピーター・ジャクソン(Peter Jackson) |
| 脚本 | ピーター・ジャクソン(Peter Jackson) |
| フラン・ウォルシュ(Fran Walsh) | |
| フィリッパ・ボウエン(Philippa Boyens) | |
| 原作 | メリアン・C・クーパー(Merian C. Cooper) |
| エドガー・ウォーレス(Edgar Wallace) | |
| 製作 | ジャン・ブレンキン(Jan Blenkin) |
| キャロリン・カニンガム(Carolynne Cunningham) | |
| ピーター・ジャクソン(Peter Jackson) | |
| フラン・ウォルシュ(Fran Walsh) | |
| 音楽 | ジェームズ・ニュートン・ハワード(James Newton Howard) |
| 配給 | UIP |
| 公開 | 2005年12月14日 |
| 2005年12月17日 | |
| 上映時間 | 187分(劇場版) |
| 195分(エクステンデット版) |
アン・ダロウ:ナオミ・ワッツ(Naomi Watts)
カール・デナム:ジャック・ブラック(Jack Black)
ジャック・ドリスコル:エイドリアン・ブロディ(Adrien Brody)
プレストン:コリン・ハンクス(Colin Hanks)
エングルホーン船長:トーマス・クレッチマン(Thomas Kretschmann)
ジミー:ジェイミー・ベル(Jamie Bell)
ベン・ヘイズ:エヴァン・パーク(Evan Parke)
ブルース・バクスター:カイル・チャンドラー(Kyle Chandler)
ランピー:アンディ・サーキス(Andy Serkis)
チョイ:ロボ・チャン(Lobo Chan)
ハーブ:ジョン・サマー(John Sumner)
マイク:クレイグ・ハル(Craig Hall)
マーニー:ジェイムズ・ホイットモア(James Whitmore)
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